家族揃ってイタリア巡りマス⑫　―帰国の日―

2019/01/03 - 2019/01/03

ふと貯めているANAのマイルをチェックしたのが昨年の6月。
なんと今年の2月から失効が始まります。せっかくのマイルを無駄にはできない…
と、家族会議した結果、私は約30年ぶり、娘は1年半ぶり、息子と主人は初めてのイタリアへ行くことになりました。
プラス、娘が留学中過ごしたスイス・チューリッヒを見てみたいと主人が言うので、最後の1泊はチューリッヒです。
今年9月には私たち夫婦は銀婚式を迎えるのでその祝いと、娘も春から社会人なので、家族揃っては最後の海外かな…と。


チューリッヒでのショートステイを終え、とうとう日本に帰国する日がやって来ました。
ホテル前を6:05発のトラムで出発し、約30分でチューリッヒ空港に到着。



12/23＊10:40 関空発 → 18:30 ミラノ着
〈 ミラノ泊〉

12/24＊ミラノ市内観光 〈リナーテ泊〉

12/25＊ミラノ.リナーテ空港 → バーリ空港
バーリ観光・アルベロベッロ観光 〈バーリ泊〉

12/26＊バーリ → ローマ 着 (FLIXBUS) 〈ローマ泊〉
12/27＊ローマ観光 〈ローマ泊〉

12/28＊ローマ→ボローニャ→リミニ
リミニ→サンマリノ(バス)〈サンマリノ泊〉

12/29＊サンマリノ→ミラノ 〈ミラノ泊〉
12/30＊ミラノからツェルマット観光
〈ミラノ泊〉

12/31＊ミラノ→ピサ→フィレンツェ→ヴェネチア〈ヴェネチア泊〉
1/1＊ヴェネチア観光 〈ヴェネチア泊〉

1/2＊ヴェネチア→ミラノ→チューリッヒ
〈チューリッヒ泊〉

★1/3＊8:05 チューリッヒ発→フランクフルト→
1/4＊8:40 関空着

エリア チューリッヒ(スイス)

あーーー、とうとう帰国の日が来てしまいました。

今回はたくさん宿題を残してしまい、いつになるかわかりませんが次回、宿題がクリアできることを願いつつ…

チューリッヒのフライトが8:05なので、6時過ぎにホテル前からトラムに乗って空港へ向かいました。

チューリッヒは娘の「another sky」だそうなので（笑）きっと私も、また来ることがあるでしょう。その際には、こちらのホテルにまたお世話になりたいと思います。

トラムには他の乗客はおらず。

約30分でチューリッヒ空港に到着です。

フランクフルト便の窓から…


おおおおっと、飛び立つ前に、最後の最後に夫がやってくれました。

チューリッヒ空港に到着し、空港でリンツのチョコレートを2★購入しました。★とは、クリスマス用のキラキラ星型缶のことです。星型缶の中には美味しいリンドールが入っているのですが、クリスマス用の缶なので12月25日を過ぎると半額になるんです。前日、自分のお土産用にひとつ街のCoopで買っていたのですが、夫も会社のお土産用にひとつ買うというので、ついでに私も半額だし余分に買っておこうということで。

話はそれますが、クリスマス後にスイスを訪れる方、このシーズン用のパッケージはお買い得ですよ。とってもお安くなります。中身は通常のチョコなので、何ら問題ありません。リンツショップ、Coop、空港と見ましたがどこも半額でした。が、レギュラー価格が一番安いCoopが更に安く購入できるみたいですね。


話は本題に…

リンツの星型缶をふたつ購入し、一眼レフカメラと私のストールと一緒にエコバッグに入れました。
ふと皆を見ると、娘も息子も自分の手荷物以外に大きな袋を持っています。私も自分の手荷物以外に先ほどのエコバッグと、更にもうひとつ手提げを持っていたので、夫に「ひとつバッグ持ってくれない？」と先ほど買ったチョコ入りのエコバッグを渡しました。「モチロン！いいよーーー」って受け取ってくれました。（これは当たり前）

搭乗時間には少し早いけど、お腹も空いてるし搭乗口近くで何か食べようと言うことになり、早々に手荷物検査を受け、一番遠い搭乗口へとみんなで向かいました。
ホントに一番遠い搭乗口で、手荷物検査から歩くこと約15分。（実際に時間は計っていませんが、このくらい、ホントに遠かった）

ちょうど搭乗口前にスタバがあったので、それぞれドリンクやマフィンなどをチョイスし購入、朝食を終えました。
夫はその後喫煙ルームにも入っていました。

搭乗時間まであと15分くらいで、列を作って並び始める乗客たちが少しずつ出始め、なんだか回りがざわざわし出したタイミングで…
娘が、「バッグがひとつないやん！」と。
よく見ると手荷物検査前に夫に預けた、リンドール入りの星型缶と一眼レフと私のストールが入ったエコバッグがどこにもない！
夫に「あれどうしたん？」と聞いても、「どこにも置いてない！」の一点張り。
「どこにも置いてないって言っても、どこにもないやん！」って、4人の顔から血の気が引いたのは言うまでもありません。

搭乗時間も近づいてるし、でもバッグはないし、自分が預かったバッグやし、夫、かなり焦りまくり、あてもなく「探しに行ってくるわ！」とひとこと。
「どこ探しに行くねーーーーーん」と私が言った瞬間、みんなわかりました。
手荷物検査でピックするのを忘れて、そのまま置いて来たと…
「探しに行ってくる！」と言って、一歩足を踏み出した夫は、ドイツ語話せないことを瞬時に思い出し、娘に「ついて来て！」と…

さあ、そこからが大変だったようです。
15分かけてきた道を夫と娘は猛ダッシュで手荷物検査まで戻りました。

そしてその間、刻々と搭乗時間が近づいているわけで、もし搭乗が始まって最後の人が乗るまでに、2人が戻って来なかったら事情を説明して（私もドイツ語は話せませんが、英語なら大丈夫なので）待ってもらう。待ってくれるのか？くれないのか？他の乗客から白い目で見られるやろうな…
そんなん嫌やな…

と頭の中で色んなシチュエーションを考えていたところ、娘から「荷物あったから、これから戻る」とLINEが入りました。
幸い、搭乗時間が遅れていてその時点ではまだ大丈夫だったので、娘にはその旨LINEし、でも急いで戻って来てな！とひと言添えました。

その後無事、夫と娘は戻って来て、搭乗もその数分後に始まり、他の方に迷惑かけることなく、フランクフルト便に搭乗しました。

さて、置き去りにされた荷物ですが、既に事務所の方へ回収され、「バッグのカラーは?」「何が入ってるか？」「どんなカラーの物が入っているか？」など色々と聞かれ、「飛行機が行ってしまうーーー！急いでーーーー！」と娘は半叫びで返してもらったとか。

もうすぐフランクフルトです。


さて無事フランクフルト便に搭乗した私たちですが、
実はこの便のみ、2人ずつ前後に4人の席が取れず、通路を挟んで2人ずつになっていたんです。しかも、私と息子が隣席、夫と娘が隣席でした。

先ほどの一件で、娘は夫に対してめちゃめちゃ怒っています。
荷物預かったのに無責任や！しかも食べてすぐに猛ダッシュさせられたから気分も悪くなった！とほほほ…
それなのに隣席ってーーーー。
私も息子も、変わってあげた方がいいと思いつつ、雰囲気悪くて言い出せませんでした（泣）

席に着いた娘は、早々にイヤホンをつけ怒りMAXで夫のことはガン無視。
私も夫に対し、無責任やなーーー！とは思いましたが、いつまでも怒っててもね…
せっかく楽しい思い出もできたんだし、と娘をなだめた次第です。


夫もひとりで初ヨーロッパ+フランクフルト乗り継ぎの上、日本語しか話せない。いいお年ですがよく頑張って合流できたと思います（笑）
緊張の糸が切れたんでしょうね…

さあ、フランクフルト上空までやって来ました。


最後に大騒ぎになりましたが、これも旅の思い出ですね。
今では楽しい笑い話です。

フランクフルト空港で出国審査後、タックスリターンの手続きをしました。

写真を撮り忘れたのですが、Duty Free Shopの横に「税関」と「返金窓口」があります。
まず「税関」で、買い物したお店で発行してもらった書類にハンコをもらい、「返金窓口」で書類を出して返金してもらいます。キャッシュはユーロのみだったので、クレジットカードに返金してもらうようにしたのですが、EUR299のリファウンドに対しカードに返金された額は￥33,993。めちゃめちゃレートが悪いのでグローバルブルーに問い合わせると、「５％の手数料をいただきます」との返事。いやっ、それにしてもこのレート悪すぎやろ…


今となってはユーロキャッシュで返金してもらったら、と後悔してます。
おそらく来年、友人とドイツへ行く予定をしているので…

後悔先に立たず、ですね(-"-)


フランクフルトでは乗り継ぎ時間が4時間弱あったので、ドイツビールで最後の乾杯をしました。

機内食、夕食は牛焼肉をチョイス

朝食はオムレツとなぜか細かく刻んだパイナップル（笑）

もちろんドイツビールもいただきました。

あっという間のイタリア旅行。
次回の旅への課題もたくさん残りましたが、思い出もたくさんでき家族みんな大満足で関空に戻って参りました。

長々と綴った拙い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。