2019/01/26 - 2019/01/28
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sundy2017さん
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カサ・ミラは前日夜にネットで予約。シニア―料金16.5ユーロ/人。入場料の55%は、ペドレラ財団の福祉活動に使われているとの事。
この建物を設計した時、ガウディは50代半ば。脂の乗り切った年頃。初期のグエル邸と較べれば外観だけでも魅力たっぷり。居住部分はガウディらしさがなく平凡と評価はもう一つですが、自分の家は持てないが高級賃貸住宅には住める層の生活レベルを知るには面白い展示です。
カサ・ビセンスは、ガウディが30代前半に完成させた処女作。カサ・ミラから地下鉄一駅の距離にありますが、HPで、28日月曜日は特別割引10ユーロ/人(シニア―)で入館できることを知り、28日に別途出なおす事に。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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直線部分を持たない設計。
当時の人は、醜悪な建物と考え「石切り場(ラ・ペドレラ)」のニックネームを。配られるパンフレットの名前もラ・ペドレラ。
今、この建物を見て醜悪だと思う人がいる?それだけガウディの設計は先を行っていたのですね。 -
曲線は波打っているように見え、バルコニーには波に漂う海藻が。
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開口部の縁取りも曲線ですね。
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最初に入るパティオから上を見ると窓がぎっしり並んでいる。円柱と合わさって中世の建物を見ているようだ。
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オーナのミラ家専用の階段
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何故か進むと幌の色がブルーに
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入口ホールに入る鉄とガラスでできた扉も曲線。蝶の羽を思わせるデザインが素敵です。壁も角はなだらかな曲線になっており、絵の色彩も淡くうっとりと見入ってしまいます。
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グラデーションを多用した色彩。
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絵の題材はわかりませんが素晴らしい。庇の曲線も面白い。
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ガラスの模様に惹かれて撮影
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パティオからエレベーターで屋上に。屋上の見取り図。
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屋上への出口。
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緑色はリサイクルされた瓶のかけらです。
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タイルを割って小さな破片にし貼り付ける。気が遠くなるような作業だ。
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これらは防水モルタル製。
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ちなみに、ある人は、左を「白だるま」右を「兜を被ったローマ兵」と表現している
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山の稜線をイメージし床は波打っている。
煙突や換気口のオブジェは峰をイメージしているそうです。 -
壁にある屋根裏部屋の為の小窓がいいアクセントになっている。
左のモニュメントの右側にあるアーチからサグラダ・ファミリアが見えると、持参した地球の歩き方に書いてある。見落としてしまった。 -
アングルを変えて
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山歩きを楽しむように周遊出来ました
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屋根裏部屋へ階段を降ります。
カテナリー・アーチの回廊。ここは住民の共用スペースで、洗濯物を干していたそうです。 -
この様にみると恐竜のあばら骨を連想する。
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煉瓦がびっしり張られている。この煉瓦は蒲鉾板位の薄さだそうです。
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この広いスペースを利用して展示が行われている
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フニクラと呼ばれる逆さづり模型
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このフロアーにはガウディが設計した椅子が展示されています。
左の椅子は、カサ・バトリョの建設の際に設計されたもので、二人分が方向を違えてくっ付いている椅子。 -
背もたれに特徴が
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チューリップの様な花をイメージしたのかな
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直線がない丁寧な仕上げ
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カサ・ミラは今も賃貸住宅。従って見学は1フロアーのみ。
豪華マンションと言っても、自分では家を持てないが小金はある層が入居したとの事。いわゆる中流。ガウディらしさはないが親しみの湧くフロアーでした。
ここ家事室 -
廊下
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昔欲しかったキッチンストーブより格段上。
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炊事室。
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台所横のテーブル。家族だけの時はここで食事?
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水回り。
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書斎
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寝室
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ダイニング
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リビング
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リビングへの入口
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帰りは階段を降りていく。玄関ドア。ここから来客を確認。
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その扉の内側。真中の子扉を開けると来客を確認できる
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取っ手がいいですね。
カサ・ミラの旅行記はここまでです。 -
ここからはカサ・ビセンスの旅行記です。
通りから、建物のコーナー部を撮影。当時流行っていたネオ・ムデハル様式を模しているので、今まで見てきたガウディ作品とは雰囲気が違います。 -
タイルと煉瓦の組み合わせで表現されています
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通りに面している部分
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上の写真の左側は庭になっています。
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シュロの葉をかたどった鉄柵
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庭にはシュロの木が。右側はコーヒーハウス。
多分、この正面壁側に修道院が有、壁が汚かったのだろう。 -
ここから入ります
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何と凝った細工でしょう
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如何にもアラブ風
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エントランスホールへのドア
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エントランスホールに入ってきました
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エントランスホールの天井と照明器具
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ダイニングルームに入ってきました
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壁面には絵画を中心にキャビネット
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側面にも
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反対側の側面
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暖炉とテラスへの出口
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テラスにはベンチも
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この部分を外から見た写真。
ペルシアナと呼ばれる窓の遮光版 -
ダイニングルームの隣には男性の間と呼ばれる小さなスモーキングルーム。この当時から分煙?
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全体としてイスラムを感じますが、特にこの天井はすごい。
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階段で2階に上がります
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寝室。位置は1階ダイニングルームの上。
天井と壁面の植物のデザインが目に飛び込んできます。 -
左右でデザインが異なるのは、今は1室だが当時は夫婦の寝室が別々だったからとの事。
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天井の細かな装飾
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1階と同じ部分にあるベランダ
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花壇のデザインも凝っている
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1階男性の間の上部(2階)には女性の間
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ベンチ
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狭いベランダがついている
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女性の間の反対サイドには浴室
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便所
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便器
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3階屋根裏部屋は今は展示室。
そこを通って屋上へ。後ろ半分だけ見学できます。 -
コーナーにある塔
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そこから入れない部分を撮影
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屋上フェンスのタイルによる装飾
これでカサ・ビセンスの旅行記は終了ですが、
地球の歩き方によれば、ある銀行が2014年に40億円で購入し改装。2017年11月公開される事になったとか。ガウディの初期を知る事が出来て見に来て良かったと思いました。
地球の歩き方には、カサ・ビセンスは1883年~1885年、グエル邸は1886年~1890年とあります。この間のガウディの変化はすごいですね。或いは、グエル邸では完全に任されたのでガウディの本質が遺憾なく発揮されたのかも知れません。バルセロナに来る前はスキップしようと思っていたグエル邸とカサ・ビセンスを見て本当に良かったと思っています。
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