ムデハル様式とライトアップが素敵な街サラゴサ

2019/01/19 - 2019/01/21

サンセバスチャンからバルセロナまでのALVIAは、朝早く出発する列車か、バルセロナに夜遅く着く列車のみ。シニア―にはきついなぁ、と思っていたら、途中にサラゴサと言う世界遺産の町がある。よし、ここに寄ろう。結果は大正解。ナポレオンとの戦いで大きく被害を受け、今の街並みはその後再建されたものとはいえ、イスラムの匂いを感じるいい町でした。

1月19日(土)
16時10分 San Sebastian 発 ALVIA00537 1等16.3ユーロ/人
19時50分 Zaragoza 着
駅構内にある Hotel Eurostars Zaragoza 宿泊　朝食付 52.7ユーロ(広くて綺麗な部屋)。夕食は駅構内にあるCafe & Teで、サンドイッチとベーグルを食べましたが、結構まともでした(駅周辺に店らしきものは何もないんです)。

1月20日(日)
朝食後荷物は部屋に置き往復バス利用(片道1.35ユーロ/人)でアルハフェリア宮殿見学。日曜日は無料。
12時にホテルチェックアウト後、バスを利用して次のホテル(Catalonia El Pilar 70ユーロ。朝食 10ユーロ/人)に。荷物を預け散策に。一旦ホテルで休憩後ライトアップを見に街歩き。

1月21日(月)
朝食後周辺散策。バスで駅へ。
12時36分Zaragoza発 AVE03993 1等30.4ユーロ/人(サンドイッチ＋コーヒ付)。ALVIAはこれが１等？と言う位平凡な車両でしたが、このAVEは豪華な１等車でした。
14時25分Barcelona着。地下鉄でホテルへ向かいました。

エリア サラゴサ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

アルハフェリア(Aljaferia)宮殿開門は10時。日曜は無料。
34番バス(10分間隔)で、Diputado/Aljaferia下車。

公園を挟んで宮殿が見える。

10時までまだ少し時間があるが、右手の橋の前で、地元の人らしき人十人位が待っている。

10時少したってから入場開始

入場門から入った所。

中庭のある階の図面が掲示されていた

１．壁
２．入口扉
５．水槽
７．Santa Isabelの中庭
８．サロン
９．オラトリオ
１０．北ポーチ
１１．北プール跡
１２．南ポーチ
１３．南サロン
１５．寝室

11番から見た7番中庭。オレンジの木が植えられている。ムデハル様式の壁模様が素敵だ。

中庭をサイドから

10番・11番。ムデハル様式の内装に圧倒される。

11から9方向を見た写真

どのような発想からこのモチーフになったのか興味津々

ついつい写真を撮ってしまいます

イスラムを感じますね

多分8から10の部屋に入る壁面模様

各部屋には色々な展示物。

２階に上がる階段

天井も凝っています

２階の平面図

１．階段
３．ギャラリー
２．４．５．６．７．部屋
９．ギャラリーの窓の跡
１１．扉跡

４番　Salon del Trono

何の紋章かわかりませんでした

部屋により天井の模様が違います

違う部屋の天井

公園とお城の間も降りられるようになっています。

素敵なお城でした

ここで余韻に浸っていると、係の人から「駅にバスで行くなら、公園から道に出て右に曲がり、直ぐの交差点を左にわたるとバス停があるので51番に乗る様に」とアドバイス。
今回の旅行で感じたのは、親切な人が多く、随所で助けられました。単純ですがスペインに好印象。

このバス停です。51番は5分できます。後で調べたら、来るときに乗った34番の駅行は、少し離れた道を通っていました。このバス停の名前は、Av.Madrid-Aljaferiaです。

ホテルで少し休んでからチェックアウト。
再び34番バスに乗り、Avda.Cesar Augusto(Mercado Center)で下車。

直ぐの所にあるこのコロッケ屋に。

店内でも食べられますが、部屋に入れるのではないかという淡い期待からテイクアウト。

ゆっくり歩いて10分以内にホテル到着。
この建物はそこそこ由来のある建物らしいです(部屋に置いてあったパンフレット)。

部屋には入れなかったので、ホテル前の Samaritana噴水広場でコロッケを食べます。

広場に面して Santa Isabel de Portugal 教会

サン・パブロ教会までブラブラ街歩きに出発。
この教会もムデハル様式世界遺産となっているのですが、日曜は休み・月曜は10時からなので中に入ることは断念。ただ、塔と回廊は火曜土曜各1日２回のみ。モスクのミナレットを思わせる鐘楼は外からも見えるので、まあ良しとしよう。

南側から見た八角形の鐘楼

南側の門

誰の像かわかりません

門の上に鎮座されるのだから有名な人なのでしょう

南側の塀

北側の門と鐘楼

キリストなどの像が彫られている

日曜なのでいろいろな所で催し物。冷やかしもまた楽し。
ここローマ遺跡でもパネルが何枚も立っていましたがスペイン語のみ。
カエサル・アウグストの像もあります。スペイン語ではカエサルはセサルなのですね。従ってこの前の通りの名前はセサル・アウグスト。下車したバス停まで続く道です。どうもこの中がいわゆる旧市街かも。

この遺跡の端にあるZudaの塔に観光案内所があり、塔に無料で登れます。

スーダの塔の前の広場に面する教会。この塔も趣がある。

教会の横のサルドゥバ通り。この通りを渡ると

サラゴサ観光の中心地ピラール広場に入ります。何故か地球儀。

ピラール聖母教会。
美術館は日曜休館ですが、教会の内部には入れました。

奥に見えるのはラ・セオ。そこまで広場は続きます。教会と反対側には店がづらり。広場は至る所工事中で残念でした。

市庁舎

ラ・セオ。塔の設計者は、イタリア人Juan Bautista Contini(1686-1704)

内部は豪華でため息が出ます。美術館のタペストリーも見ごたえがあり、記録として残したいのですが、撮影禁止。入場料はシニア―割引で3ユーロ/人。

せめても記録として戴いたパンフレットを。
この一つ一つの祭壇が趣が違い豪華で素晴らしい。

その中でもすごかったのが、22番High Altarpiece。やっぱり、パンフレットに写真がありました。パンフレットによれば、大司教Dalmau de Murの要請で1434年に建立された。

パンフレットのこの部分を記録として残しておきます。

次に目を引いたのはキリスト像。これもやはり、パンフレットにありました。

9番です。

パンフレットにはもう1枚　Saint Valero の整骨箱
6番ですが、なぜかここには展示物がなく、何か書いてありましたが、わかりません。

ホテルで休息後（ウェルカムドリンクを戴いたり......）
楽しみの一つライトアップ鑑賞に出発。
アルフォンソ通りをピラール広場から。
写真からはわかりませんが、結構な人出でした。周りのレストランも千客万来です。

ピラール教会。ライトアップのほうが断然綺麗。

ピエドラ橋からのピラール教会

綺麗でいつまでも見ていたいのですが、風がすこぶる強い。お別れに１枚。

帰り際にピラール教会をもう一度

ホテルまで帰ってきたらホテル前の広場もライトアップ。

この教会も昼とは別物です。

翌日は周辺散策後チェックアウト。
セサル・アウグスト通りに出てバス停まで。判りやすく歩きやすい道でした。この写真はバスを待っている時に撮影。

列車は定刻発車。快適な１等車。今日の午後からバルセロナです。