心行くまでバル巡り

2019/01/13 - 2019/01/19

6泊7日、存分にバル巡りを楽しみました。7日のうち完全に晴れたのは1日だけ。小雨が降ったり止んだり。幸いホテルを旧市街に近いHotel Parmaにしたので、バル巡りには支障なし。沢山のバルを回りましたので、それを日記風にするのではなく、店毎に記述して、恐れながら自己採点をしてみました。
　５：非常に良い
　４：良い
　３：普通
　２：うーん
　１：最悪
なお、チーズケーキで有名なLa Vinaは、工事中でずっと閉店。残念でした。

エリア サンセバスチャン(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

１．Casa Urola（5点）

ここにはレストランとバールがあります。レストランは最近NHKや民放で放送されたため、日本人が急増。民放で登場したコック見習いで１か月前に入った日本の青年は、急遽、フロアー係に駆り出されていると、出会った日本の方が話されていました。
私達は原点であるバールに入店。
レストラン並みの料理がバールで提供される感じです。

アンティチョーク(ALCACHOFA)：3.5ユーロ

注文すると奥で調理して持ってきてくれます。レストランの料理並みに美味しい

帆立(VIEIRA)：3.9ユーロ

同じく注文後奥で調理。これも美味しかったなぁ。

イカ(TXIPIRON)：4.9ユーロ

少し食べてしまった。

ツナ(DUO ANTXOAS)：2.2ユーロ

これは冷たいピンチョスです。

たこ(PULPO)：3.9ユーロ

奥で調理したものは冷たいものより美味しい気がします。

2.GAMBARA（4点）

キノコ料理で有名。いつ通っても激混み。そこで、昼一番に入店。激混み店は開店一番に入店するのがコツです。開店一番は、古いものを出される恐れがありますが、激混み店ではそのような心配は少ないでしょう。開店前に店の前を通ったら、カウンター前で女性陣が一心不乱にピンチョスを作成していました。
ただ、この店の女性陣は事務的で、他の店で感じる陽気が感じられません。珍しい。しかし、お勧めの店です。

この店のメニューには日本語があるので、温かいピンチョス等は注文が楽。

カウンターにあったクロワッサン・ピンチョスから
タラ(BACALAO):2.5ユーロ
サーモン(SALMON):2.5ユーロ
アンチョビ:2.5ユーロ
私達の回った店で、クロワッサンを使ったピンチョスはここだけでした。好みです。

アスパラガスのフリット(Esparrago Rebozado)
無粋ですが美味しかったですよ。2.5ユーロ。

蟹のミニタルト (TARTALETA TXANGURRO)
皆さんの評価が高い1品です。2.7ユーロ。

イカフライ(BARRA CALAMARES)：7.9ユーロ。帰ってから写真とレシートを見て気付いたのですが、何故か、全てメニューより安い。
写真は半分以上食べた後です。実に柔らかく揚がっています。うまい。

3. BERGARA（5点）

この店は旧市街のピンチョス・バー密集地ではなく川を渡って10分位歩いた所にあります。店の写真を撮り忘れました。
ここで、昨日オンダリビアのGranSol(5点)で横に座られた日本人ご夫妻が、また、横に来られた。お互いびっくりの挨拶。
カウンターの上に冷ピンチョス。綺麗！！(カウンターの写真を撮り忘れた)
その中から気に入ったものを４種ピックアップ。
この２つと

この２つ。各3ユーロ。

味はいずれも文句なし。

温かいピンチョスはこのメニューで注文

前のメニューのCROQUETTE。食べかけて慌てて撮影。

メニューの別の部分

前のメニューにある、アンチョビとスペイン特産唐辛子・ピキーリョの温かいピンチョス。3ユーロ。

アンチョビのオムレツ。3ユーロ。

最後にカウンターから。これは温めてくれた。レシートにはGRATINADOとの名前が。3ユーロ．

4．ATARI（5点）

サンタマリア教会前広場に面した店。
サンセバスチャン到着後ホテルに荷物を置いて昼食に訪れた2軒目。カメラをホテルに置いてきたので料理の写真なし（この写真は後日撮影）。
この写真の左端テーブルで、日本に5年いたという日本語ペラペラの元気のいい老人が、しょっちゅう、誰かと歓談しています。ひょんなことから話し合うことがあり、それからは会うたびに声をかけてくれました。サンセバスチャンで買った帽子をかぶった時は「帽子を買ったね」と。覚えているんだ。

美味しかった。皆さんが推奨されるだけあります。食べた料理は
リゾット(ちゃんと米を使っています)：4.5ユーロ
イワシのマリネ：7.5ユーロ
牛頬肉の煮込み：4.5ユーロ
混んでいたが、室内入口横の席が空いたので座って食べました。英語メニューがあります。

5．SIRIMIRI (5点)

ATARIの支店。ATARIの裏にあります。ここだけ2回入りました。英語メニューがあります。

米のリゾット(RAC.Arroz)：この写真は13ユーロのもの。
ピンチョスとして頼むときは4.5ユーロ。
これは特におすすめ。

リゾットにわざわざ「米の」とつけるのは、プンタレッタという米粒パスタのリゾットが、ここではほとんどで、後で出てきますが、これが不味い。

イカ墨コロッケ(TXIPIS)：2個2.5ユーロ
特におすすめの一品。これは4個頼んだ時の写真。

エビ(GAMBON)：5ユーロ

全部美味しく戴きました

タコ(PULPO)：5ユーロ

同じタコでも店により調理法が異なり飽きません。

6．Borda Berri (4点)

この店も混みます。一番に入りカウンターに陣取ったが直ぐに満員。目の前の壁にあるメニュー（スペイン語）を見て注文するスタイル。中で調理して出てくる。同じ注文はまとめて出てくるが、間違いなくデリバリーされる。よく覚えているね。メニューはあまりありませんが、ハードルが高い。自分で作成した食べ物に関するスペイン語のメモ帳を見ながら注文。この店は、ある程度バルに慣れてから入ることをお勧めします。

牛頬肉の煮つけ(Carrilleras)：3.7ユーロ
安くておいしい。

ラビオリ：4.2ユーロ
中が何かわかりません。しかし、美味しかった。

ケバブ：4.2ユーロ
肉を食べたいときはここかな。

プンタレッタを使ったチーズ・リゾット：3.2ユーロ
美味しいと評価している人が多かったので注文したが、私達には不味かった。

７．ZERUKO（4点）

いつ来ても閉まっています。

ところが、直ぐ近くにZERUKOが開いている。ちょうど入口にいた人に聞くとZERUKOだと言う。

店内はモダンで素敵。話を聞くと、ここはNewZERUKO。OldZERUKOが開くときを説明してくれたが、語学力不足でわからなかった。雰囲気が予想と違い不安。

メニュー

前のメニューの一番上にある
Razor Clam in its own Citrus and Chicken Broth：5.9ユーロ

私達の能力では理解不能な料理。先行き真っ暗な気分。

ところが次に出てきた
Fish & Chips：5ユーロ
良く揚がっており、油濃さもなくさっぱりしている。実があった。
俄然、この店の評価が上昇。

メニュー肉料理部分

次に出てきたのは、前のメニューの
Veal Fillet Steak：4.8ユーロ

ハンバーガー・スタイルですが、これまた美味しく実がありました。

貝料理で度肝を抜かれたが、料理は確かな店です。お勧めです。

8．BAR SPORT（3点）

この店は朝から深夜まで開いており、日本語のメニューもあり、利用しやすい。いつ見ても混んでいます。着いた日に利用したので、残念ながら、料理の写真はありません。注文すると中で調理して持ってきてくれます。食べた料理は

タラ(Bacalao):3.3ユーロ
シシトウ(PIMIENTOS):5.5ユーロ
ジャガイモ(Patatas Bravas):3ユーロ
ホタルイカ(Chipirones):3.2ユーロ
クレープ(crep):3.1ユーロ

9．GOIZ-ARGI（3点）

Bar Sportのすぐそばにある店。それほど混んでいません。店内にある電光メニューは、店の人の操作で日本語になります。カウンターにあるピンチョスを温めたりして出してくれます。ここも料理の写真がありません。食べた料理は

小イカ：3.5ユーロ
芝エビ：2.7ユーロ
タラ：3.5ユーロ
イイダコ：2.7ユーロ
ジャガイモのオムレツ：2.7ユーロ


オーソドックスな盛り付けですが、日本人に合う味付けでした

10. La Cepa (3点)

この写真でもわかるように、生ハムで有名。

今日はガッツリ系で行きます。

マッシュルーム Champinones en Salsa　10ユーロ

おまけで出てきた豆料理。

料理の味付けが濃いので、中休みとして良かったです。

アサリのリゾット(米使用) Arroz Meloso con Almejas　22ユーロ

肉団子 SalsaAlbondigas en　12ユーロ

11. Bar Txepetxa (2点)

イワシ料理で有名。背中合わせに座った日本のご婦人は、好きで今年も来てしまった、との事。

カウンターから。冷ピンチョス3点。ほとんど食べてしまいました。

今度はばっちり撮影。

レシートには以上5点で12ユーロ

フライ。2点で4ユーロ。

私達には、「うーん？」かな。

12. Gandariass (2点)

有名店。サンセバスチャンに着いて1番に入店。混んでいました。
頼み方もわからず、目についたものを頼むスタイル。

最初は日本語メニューの有る所で、場慣らしをするべきでした。

ウニのピンチョス　4.1ユーロ
この他にマッシュルームタワー 1.9ユーロなどを頼みましたが、期待が大きかった分だけ失望は大きかったです。

味がもう一つだったので、入りなおす事はしませんでした。

13. La Cuchara de San Telmo (2点)

この店は通りから少し入ったどん詰まりにあります。周りは暗い。
一番に入りましたが、あっという間にすし詰め状態。中国の方が多い気がします。写真を撮るのも大変。料理の写真がありません。注文すると調理して出してくれます。この混んでいる中、間違わないのはすごい。

皆さんのお勧めに従い、注文したのは

フォアグラ(Media de Rac. Foie)　9ユーロ
たこ(Pulpo Pxo)　6.5ユーロ
たら(Bacalao Pxo) 4ユーロ
プンタレッタのリゾット(Media Rac. Risotto) 7ユーロ

皆さんの評価は高いのですが、私達には「？」でした。

14. A Fuego Negro (1点)

夜。もう少し食べたいが、それほどは要らない時に、評判の、この店のミニチュアバーガを思い出し来店。夜のピークなのに混んでいません。この写真は別の日に撮影。日よけの名前は違いますが、壁に　Fuego Negroとある。

がっかりの味です。3.9ユーロ。
Zerukoのバーガーと較べると、月とスッポン。量を考えればZerukoのほうがずっとお得。今回のバル巡りで、皆様の評価と私たちの好みが最も食い違ったのは、このバーガーと、プンタレッタのリゾットでした。

最後に、朝食・間食・夜食について。

Hotel Parmaは二つ星なので、宿泊に関しては毎日の掃除を含め満足のいくものでしたが(広さ20m2)、飲食に関しては、冷蔵庫もティーセットも何にもありません(お湯はフロントに断ればコーヒ自販機の所でもらえます。スプーンなども借りれます)。ビアリッツとバルセロナではアパート生活なので、一通りの用意はあります。ラッキーな事に、窓の外、フラワーポットの後ろに、スペース発見。海からの風で温度は冷蔵庫並み。日本式2階なので誰からも見えないし、排気ガスの心配もない。

早速、この店でチーズ購入。

バスクのお勧めのチーズを聞いたら、このチーズを勧められた。
帰ってから調べたら、EKIOLAと言う商標を持つ農家のOssau Iraty(D.O.P)の山羊のチーズ。

ホテルで食べるパンはここで購入。

水・ヨーグルト・フルーツ・野菜は、ブレチャ市場前平屋建て建物地階の商店やスーパーで購入。ホテルで朝食を済ませた後、ここに買い物に。その後この建物1階にあるCoffee Breakでミルクコーヒ(1.35ユーロ)とクロワッサン(1.4ユーロ)。但し、外のテーブルに座ると、ミルクコーヒは1.75ユーロになります。モーニングコーヒ位量が多く、ミルクの割合も好みで、意外とお勧めの店です。勤め人風地元民がひっきりなしに入ってきました。

石原さとみの番組に出ていた老舗帽子店CasaPonsolでベレー帽等を購入したり、天気の具合を見て散歩もしましたが、次回、季節のいい時に来た時の旅行記にまとめたいと思います。