2002年 パリ･ロンドン 1/7:友人夫妻と周遊 (パリ左岸)

2002/10/25 - 2002/11/20

僕が外国に行くのは映画を見るためなので
基本的に一つの都市に滞在し移動することは滅多にない｡
しかし､この時は珍しく友人夫妻と３人での周遊旅行で
パリ中心 (5泊､僕は 10泊) だがマルセイユ､アヴィニヨン (1泊)､
ストラスブール (2泊)､さらにロンドンに渡り 4泊｡
そこで友人と別れ (僕はさらに 6泊)､その後フランスに戻り
シャルルヴィル､ランス各1泊､そしてパリ (5泊) と､
かなりの移動 (6日間のフランス･レイルパス購入)。

今回は約１ヶ月という (今のところ最後の) 長期の
旅行だが､以降は友人との短いツアー参加が多くなる

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

代表写真の手配確認書を見れば分かるように､
今回は航空券とパリのホテル３泊のみが付いたコースで
ホテルはいくつかの選択肢の中から選んだ
勝手知ったるカルチエ･ラタンの５区､
31 Rue des Écoles の Sully Saint Germain だが
ここを選んだ理由は、実は 2つ隣 35番地にある
Hôtel St-Jacques が当時の僕の定宿に近いからで
当然 事前予約なしで､着いた日に寄って直接予約。
(ロンドン４泊は確か別途手配済)
宿を当日探す (と言っても数回だが) 旅行形態は
僕には日常だが彼らには初めての体験だった。
一応､僕は経験も多いしトラブルを処理する
程度には英仏語が話せるから黙って従った (？)

Sully Saint Germain のロビー｡
手配書ではトリプルになっているが
部屋などの記憶は全然ない

写真の右端が 35番地の Hôtel St-Jacques で
2つ向こうが Hôtel Sully Saint Germain
(学生街でもあり安宿も多い地区)
Hôtel St-Jacques も現在は３つ星だが当時は２つ星｡
僕１人の場合は普通１つ星だが今回は
女性がいるのでランクを上げ (？) ２つ星に…

こちらが Hôtel St-Jacques で10月30日に１泊
アヴィニヨンから帰って 11月2日１泊の計２泊。
(さらに僕１人で 11月20日にも１泊)
見ての通り泊まった角部屋８号室の
バルコンからパンテオンが目の前 (横?) に見える。
11月2日は 15号室

Hôtel St-Jacques の領収書。
10月30日と11月2日はトリプル､
114.50 (+朝食3名 19.5) ユーロ。
僕１人の時は一番安い屋根裏部屋で
11月20日の 28号室は
68 (+朝食 6.50) ユーロです｡
ちなみに､このホテルは『シャレード』の
ロケ地とされることが多いが間違いです。
詳しい分析 (？) は "居ながらシネマ" でやってます…

と言うわけで､ホテルを出て
左に曲がると Rue des carmes
突き当たりにパンテオンが見えます

途中から道路名が変わり Rue Valette
にある Collège Sainte Barbe ｡
1460年創立とある

突き当たるとパンテオン横顔？

まずはパンテオンの左隣から
『ミッドナイト･イン･パリ』で
タイムスリップする階段 (左側) のある
Saint-Étienne-du-Mont 教会

Place du Panthéon
正面に到着間近？

パンテオン正面。
上部のレリーフは David d'Angers 作

パンテオン斜め向かいの
パリ第一大学

パンテオン正面から Rue Soufflot 越し､
遙か彼方にエッフェル塔が見える

中に入ってクーポール

同じく丸天井

ヴォルテールです

例の切られた自分の首を拾うサン･ドニ

Jules Elie Delaunay の
Attira et son armee ...
美術館じゃないけど元は教会だし
絵画や壁画､レリーフもたくさんある

有名な La Convention Nationale
Francois-Léon Sicard 作

こちらは École normale supérieure
つまり超名門大学のエコール･ノルマルで
45 rue d'Ulm だが現在のＳＶでは
この入口前に門があり入れそうにない。
当時はなかったのだろうか…

エコール･ノルマル 近く
32 Rue Tournefort のレストラン
Chez Léna et Mimile 感じが良さそうで
評判も良く昔から入りたいと思いつつ
まだ入ったことはない

店の前には こんな像が｡
馬らしきものに乗ってるのは人間？

ホテルのある Rue des Écoles から Rue Saint-Jacques
南方面。青いドームはソルボンヌの元天文台

サン･ミッシェル広場の噴水｡
と言っても噴水らしくない

むしろ狛犬じゃないが両側にいる
ドラゴンのような珍獣のほうが噴水らしい

日本人には人気の高いムフタール街｡
ちなみにロンドンから帰った僕は
この通りにある私営の
Young and Happy というＹＨに
4泊したが､最低とは言わないまでも
二度と泊まる気にはなれない

午前中に出るマルシェ

ムフタール街の端にある
奇蹟 (超常現象？)で有名な
Paroisse Saint-Médard 教会

Saint-Médard 教会の前にある
シャモジのような標識 (panneau) Histoire de Paris
つまりパリの歴史 (物語) だが建物だけでなく
通りや一画が対象だったりさまざま｡
1992年から設置され 700個所以上､
一番多いのが我が (？) 5区で 62！ (可哀想に8区だけゼロ)。
デザインしたのが Philippe Starck なので
俗に Pelles Starck (スタルクのスコップ､シャベル) とも言われる。
(何と Les Pelles Starck というアプリまである)

教会の向かいにはチーズで有名な Andlouet ､
134 Rue Mouffetard がある｡
この壁をよく見ると…

こんな細かい模様の絵が描かれている。
1909年オープンの老舗

ムフタールの
Place de la Contrescarpe 広場にある
Cafe Delmas
何本かの映画に出てきたが思い出せない

コンシェルジュリー。
大昔に入ったことがある

27日夜に Sainte Chapel のコンサートに行ったのだが…
夏時間が終わった翌日だったことを忘れ 1時間も遅刻で入れず。
(反対意見が強く近いうちに夏時間廃止になるかも)

従って､こんな写真しかありません

オデオン座右側の回廊 (北向き)
ＳＶを見ると現在は柵があり
通れない模様

別に名所じゃないけど
オデオン座に近い
11 rue des Quatre-Ventsにある
Aux Quatre-Vents

古い地区なので石畳の道も多いが
投石防止のため五月革命以後は減りつつある

落書きだらけの
ゲンズブールの家です

何回か来ているが来るたびに
落書きは変わっている (当然だろうな)

"パリに住んだ有名人シリーズ"
ゲンズブールは 1968年から死ぬまで
ここに住んでいた。
ちなみに一番上の大きな落書きには
"神は喫煙者" と書いてある｡
ゲンズブールはヘビー･スモーカーとして
有名だったが…

面白いことに､
入口の扉には "No Smoking" の標示が…
室内は喫煙可で､屋外は禁煙
つまり非喫煙者お断り､は考えすぎ？
というのも､１度だけ日本で
ゲンズブール･ナイトという催しに参加したが､
チラシには (実際はともかく) "非喫煙者お断り"
と書かれ､各テーブルには専売公社 (？) 提供の
タバコが置いてありタダで吸えた。
[写真は 2000年に行ったときのもの]

何十年も昔から毎週末の深夜に
『ロッキー･ホラー･ショー』を上映する
Studio Galande
26日夜に来たが (悪趣味な映画なので奥さんはパス)。
料金は 7ユーロ､僕はここで少なくとも 4回以上は参加。
映画館自体は普通の名画座 (？) だが
RHPS のときは満席になるので
事前にチケットを買うことを薦める

20年近くも前だから､
相変わらず文字が消え読みにくいが
左が RHPS のチケット｡
買ったのは当日の 20:44分だが上映は
22:10の回なので 1時間半前に買っている。
右は映画のチケットだと思い込んでいたが
よく見たらパンテオンの入場券だった｡
(大きな字で Pantéon とあるのに間違えたのは
パンテオンという名の映画館もあるからだが､
一番下に monuments とあることに気づいた)

RHPS の注意書き (？) で参加に持参するもの。
初心者:水 250cc (大昔は1リットルだった)
米 125g (ご飯を炊くわけではありません)
上級者:+鳴子 (僕も欲しいけど見つからない)
ゴム手袋 (手術用です)
トイレット･ペーパー
禁止物:ケチャップ､小麦粉､卵
(と言うことは､かって撒く悪い奴がいたのかも)
日本では掃除が大変なので許可はクラッカーぐらい。
京都のルネッサンス･ホールでやったときは
閉館取り壊すので汚してもいいと言うことで…)
でもねぇ…
今では "楽しむ" というより
強制みたいで､やや興ざめの部分も…

特別ハロウィーン･パーティもやるようです。ちなみに
RHPS上映時のみ壁にビニールシートが掛けられる､
つまり雷雨のシーンで水掛け祭りがあるから｡
ちなみに友人たちと一緒だったパリでは
ほかには別行動をした 11月2日に
｢Enfin pris?｣ と『息子のまなざし』の２本を見ている

Tour Montparnasse が見えている

その Tour Montparnasse
一度登りたいと思いつつ まだ…

モンパルナス墓地｡
数え切れないほど有名人の墓があるが…

これはジーン･セバーグの墓｡
セバーグと言えば
『勝手にしやがれ』のパトリシア

その『勝手にしやがれ』のラストシーン。
ミシェルが撃たれて倒れる
Campagne Première 街
密告するカフェ前あたりから｡
この通りも撮影時はまだ石畳でした

暗すぎて、よく見ないと (見ても？) 分からないが
映画では写真スタジオだった 11番地の家