2002年 パリ･ロンドン 4/7:友人夫妻と周遊 (マルセイユ･アヴィニヨン)

2002/10/28 - 2002/10/30

友人夫妻とフランスとロンドンを回る
10月25日～11月21日まで約１ヶ月の周遊。
６日間のフランス･レイルパスを買っているが
毎日移動するわけではなく
マルセイユ経由アヴィニヨンと
ストラスブールに行ったのみ｡
今回はマルセイユとアヴィニヨン編だが､
列車もホテルも予約はなし。
そして3日後にはパリに戻るので
大きな荷物はパリのホテルに預けたまま。
写真はマルセイユと言えばの
ノートルダム･ド･ラ･ギャルドに行くときに
乗った観光用トラム (プチ・トラン)

エリア アヴィニヨン(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

マルセイユ St-Charles 駅に着きました｡
(ただしマルセイユの写真のほとんどは
パリに帰る日のもの)
実は…
行程を調べたが１日分の宿が足りない。
友人に確認するとパリからマルセイユの移動は
夜行列車だった (帰りはTGV)。
夜行と行っても寝台車とかではなく
多分 今は存在しない普通車の自由席。
当然 彼らには初めての経験だが
まあ一度ぐらい体験するのもいいかと…
ちなみに僕は寝台車は日本で
１度乗っただけで外国では必ず (？)
安い自由席を使ったので席がなくて
通路で寝ることも珍しくなかったが､
幸いこの時は混んでいなかった

St-Charles 駅構内

同じく駅のホーム。
(パリに帰る時に乗ったTGV)

予約なしなので乗ろうとした列車が満席。
そこで１時間後の列車になったが
個人旅行なので別に大した問題ではない

マルセイユに着きメトロで
まずは旧港に向かう。
メトロの階段を上がると
目の前が港なので感動的です

メトロ (RTM) の切符だが裏面の磁気が
２本 (？) もある､あまり見たことがない

港と言っても､すぐ側まで
普通の建物が迫っているので
アングルによっては港らしく見えないかも

港を背にマルセイユのシャンゼリゼとも言われる
駅前大通りの La Canebière ｡
ちなみに Canebière とはラテン語の Canabis (大麻) から
来ていて､かっては世界最大の麻の産地だった。
カナビスと言っても籠やロープの材料としてだが､
まあ当然『ボルサリーノ』のようなギャングの台頭も

La Canebière 1つ目の Rue Beauvau の
突き当たりにはオペラ座の正面が見える

これは珍しいタイプの自動販売機だが
写真では構造が分からないかも。
商品の番号を押すと右端の白いロボット (？) が
上下左右に移動して商品を取り出す。
少なくとも商品の並べ方や前の通路の狭さから
スーパーの陳列棚でないことは分かるだろう

La Canebière が終わる Réformés 広場に
何となく不釣り合いな (？) ネオ･ゴシック教会が。
Église Saint-Vincent-de-Paul
別名 Les Réformés です

教会内部｡
1611年に建てられたが 1868年に取り壊され
紆余曲折を経て 1886年に再建されている

教会のバラ窓

マルセイユの教会と言えば
Basilique Notre-Dame de la Garde だが
丘の上にあるので結構登らなければならない。
旧港からの観光用プチ･トランで行けるので乗った｡
料金は 5ユーロ｡ 多分 途中どこかに寄っただろうが
まったく記憶なし

丘の上から…

真ん中に見える小さな島が
巌窟王のイフ島

写真では よく分からないが
塔の一番上には金色のマリア像があります

当然 祭壇にもマリア像が｡
ノートル･ダムですから…

マルセイユはフランス最大の港湾都市で
Basilique Notre-Dame de la Garde も
船乗りのための (？) 教会なので
壁面には様々な船の絵が飾られている

さて､アヴィニヨンに移動しました｡
まずは今夜のホテルを探さなくてはならない。
駅前大通り Cours Jean Jaurès を
歩きながら適当に…
(当時は不明だが現在は) 3つ星の Hôtel Bristol に。
相変わらずホテルの部屋などの
記憶はゼロで写真もない｡
写真は Rue de la République と
Rue Saint-Agricol (五叉路) の角から
教皇庁のある北方面

Rue de la République を進むと
Musée Lapidaire という博物館がある｡
ここは 17世紀にできたジェズイット派の教会が
1933年に博物館にしたもの。
アヴィニヨンの公立博物館はすべて無料らしい

教会は 160メートルほどの丘の上なので
1892年に funicular (ケーブルカー) が設置されたが
自動車時代になり利用者が減り使われなくなった。
それでも 1967年まで動いていたらしい

こちらは (Église) Collégiale Saint-Agricol d'Avignon
のファサード｡
よく分からないが chapelle が 10個あるようだ

同じ建物だが Passage Agricol Moureau 通り側

美術館か何かに見えるかも知れないが
左に書かれた文字をよく見ると
不動産屋の広告!! 突き当たりには
(V) ogue という洋服屋さんらしきものが｡
つまり､これはパサージュ内で向こうが通り。
場所は 18 Rue Saint-Agricol で
Petit Louvre という劇場も入っている

こちらは rue Joseph Vernet と
Passage de l'Oratoire の角にある
Église de l'Oratoire ｡
元は 1669年に Saint Grégoire le Grand として
建てられたもので 1749年に現在の形になったらしい

とにかく古い街なので小さな通りも多い。
ちなみに Map を調べてみると近辺には
ラシーヌ、モリエール､コルネイユ､
さらにはジェラール･フィリップなど
演劇関係の名前の付いた通りが多い。
ほかにも Maison Jean Vilar もある。
そういえばアヴィニヨンは
演劇祭でも有名な街だった。
機会があれば見に行きたい…

その Maison Jean Vilar の手前にあるのが
Couscousserie de l'Horloge という
レストランだが､写真のように
窓部分 (？) に様々な絵が描かれている

同じく窓 (じゃないけど) の絵

あまり風情はないが
かの有名な "アヴィニヨンの橋"
Pont St. Bénézet

チケットの裏には
歌詞と踊っている娘たちの絵が…

チケット (表) を見ると
ベネゼ橋と法王庁込みの
チケットになっているが
法王庁は見ないで帰ることになる…

橋の途中にあるサン･ニコラ礼拝堂の鐘

橋の上から
ローヌ川の東方向

ローヌ川の対岸､正面に見えるのは
14世紀に造られた要塞 Fort Saint-André です

その少し左に見える塔は
Tour Philippe le Bel ｡
現在のベネゼ橋は手前のローヌ川の
途中までしか残ってないが
昔はこの塔まで続いていて
監視塔だったという

橋の上から教皇庁方面

教皇庁西側 Bd. de l'Oulle のバス停

Pont St. Bénézet を背に
Bd.de la Ligne
Porte de Rocher の入口

ところで､なぜか写真は教皇庁の周辺ばかり。
実は… (書かないが) 例によって
友人が "ちょっとした (大きな？) "
トラブルに遭って内部を見る時間が
なくなってしまったのでした…