2013夏バイエルンからモーゼル川の旅03：ドナウヴェルト

2013/08/30 - 2013/08/30

　昨年夏に女房を海外旅行に連れ出したのがきっかけで、今年もということになりました。旅行前半はミュンヘンを宿にバイエルンを観光。今日はネルトリンゲンを観た後、ドナウヴェルトの街歩きです。

　旅行の日程は以下の通り：★印がこの旅行記です。
　8月28日(水)　10:45関空～15:00ヘルシンキ経由16:15～17:50ミュンヘン着（ミュンヘン泊）
　8月29日(木)　ミュンヘン（ミュンヘン泊）
　8月30日(金)　ネルトリンゲン、
★　　　　　　　ドナウヴェルト、
　　　　　　　　アウクスブルク（ミュンヘン泊）
　8月31日(土)　プリーン（ミュンヘン泊）
　9月01日(日)　コブレンツ（コブレンツ泊）
　9月02日(月)　コッヘム、トリーア（コブレンツ泊）
　9月03日(火)　リンブルク、ダルムシュタット（フランクフルト泊）
　9月04日(水)　ヴォルムス、バッハラッハ、マインツ（フランクフルト泊)
　9月05日(木)　11:45フランクフルト～15:10ヘルシンキ17:20～（機内泊）
　9月06日(金)　8:55関空着

エリア ロマンチック街道周辺(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空

ネルトリンゲン12:21発の列車でドナウヴェルトに12:48到着。
駅を出た所にある噴水です。駅前のバーンホーフ通りBahnhofstr.を進んですぐに右折します。

通りを東に進み、ヴェルニッツ川に掛かる橋を渡ります。

ヴェルニッツ川の中州（リート島 Insel Ried）を通過します。
カラフルなミニバイクを発見、自転車王国ドイツでは珍しいのでは。

再び川を渡ります、今度の橋は短いです。

橋の向こうはリーダー門Rieder Tor。市壁にあった4つの門のうち、現存する唯一の門（1811年建造、1945年空爆で破壊、1946年再建）。

橋から北側の眺めです。かなり市壁が残っています。これは川というよりも小川、私でも飛び越せそうな幅です（いや、無理かな？）。

門をくぐるとシュピタル通りSpitalstr.です。突き当りの建物は旧市税関Stadtzoll。

その右側にあるのが市庁舎Rathaus (1236年建築、1853年改築)。

税関前を左折するとライヒス通りReichsstr.、街のメインストリート。
右端の緑の家は街で最古とされる家Konditorei-Cafe Engelのはずですが。。。

こんなに綺麗に塗られていては古さを感じません。しかも、どうもカフェらしくないです。今は何屋さんなんでしょうか。

入り口にこんなプレート見つけました。「文献では1297年にEngelshofとして登場するドナウヴェルト最古の旅館」らしいです。

ライヒス通りは北西に延びる緩やかな上り坂になっています。1945年4月に2度の空襲でライヒス通りはほぼ完全に破壊されましたが、翌年には原型通りの再建が開始されています。とにかく両側にカラフルな家がずらりと並んだ美しい通りです。

右端のオレンジ色の建物はタンツ・ハウス（舞踏館）Tanzhaus（1400年頃建築、1945年の空爆で完全破壊、1975年再建）。現在はレストランと考古学博物館に。
1500年、神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン１世がこの町で孫（お世継ぎ）の誕生を知らされ、宴を催したのがこの場所。

レストランの看板を撮っていたら、肝心の建物を撮るの忘れてました。

目の前に見えるのは聖母教会（教区教会）Liebfrauenmünster（1444-67年建築）。たまには構図を意識して撮ってみました。

尖塔は「シュヴァーベン地方の見張りの塔」と呼ばれていたそうです。

聖母教会の身廊。

主祭壇。後ろのステンドグラスの青が綺麗です。

パイプオルガン。

教会のすぐ先はフッガーハウスFuggerhaus（1539年建築）。現在はドナウ・リース郡庁舎Landratsamt Donau-Ries。ここまでがライヒス通りです。

ルネサンス様式の切妻屋根が特徴的ですね。
先程登場した皇帝マクシミリアン１世の孫カール5世の治世を財政面で支えたのがアウクスブルクの豪商フッガーで、ここもフッガー家によって建てられました。

向こうに見える聖十字架教会を目指して、ハイリッヒ・クロイツ通りHeilig-Kreuz通りを進みます。

聖十字架教会Heilig-Kreuz Kircheです。

教会の身廊。天井画が立派です。

主祭壇。

内陣の天井もなかなか綺麗です。

説教壇。

パイプオルガン。

教会横の墓地です。

墓地の綺麗さに驚きました。

さて、聖十字架教会を後にして駅に戻ります。

今度はライヒス通りを南東に、緩やかな下り坂です。
左の黄色い建物は何か謂れのある建物のように見えますが、下着専門店と子供服店が入っていました。

聖母教会の前を通ります。

本当に綺麗な通りです。列車乗り換えのついで程度で寄ってみた街でしたが、期待以上に素晴らしい街です。

タンツハウスの前を通り、突き当りには市庁舎です。

市庁舎前にあるマリアの泉Marienbrunnen（1854年建造）を左（南東）に曲がり、少しだけカペル通りKapellstr.を歩いてみました。

少し歩くとドイツ騎士団館Deutscordenhaus（1774-78年建築）があります。現在は警察署のようです。
このままずっと進めばドナウ川まで行けたのですが、時間の関係で引き返しました。

シュピタル通りに戻り、リーダー門をくぐります。

川を渡って中州を通り、駅へ向かいます。

ドナウヴェルト駅です。１時間だけの滞在でしたが、とてもきれいな街並みを見ることができました。
13:58ドナウヴェルト発のREでアウクスブルクに向かいました。

（アウクスブルク）https://4travel.jp/travelogue/11457529