2018/05/08 - 2018/05/15
4169位(同エリア17002件中)
ニッキさん
フリータイム初日の5月13日は日曜日です。
明日はオルセー美術館が休館日の為、今日中にオルセー美術館とオランジュリー美術館を見学して、明日、ルーブル美術館を見学する事にしました。
全てパリ・ミュージアム・パスを使用。
チケットを購入する為に並ぶ事はなく入れます。
明日は帰国日ですがJALを利用しているので夜便になり、再集合はホテルに15:00。
パリでのフリータイムが結構取れます。
これが決め手でこのツアーを選んだ方もいるそうです。
3つの美術館は2009年3月に訪れているので少々割愛させていただきます。
「ニッキとあんちゃんのラッキー開運旅行」に目を通して頂ければ幸いです。
ドイツ・スイス・フランスと訪問しています。
パリ編では美術館も熱くお伝えしている?つもりです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
オルセー美術館です。
19世紀末に建てられた駅舎を改装しました。
印象派の名画がそろっているワクワク感満載の美術館です。 -
駅舎の面影が残る巨大な吹き抜け。
地上階の両端にも絵画を飾る部屋があります。 -
中階のテラスには1900年前後に制作された彫刻が展示されています。
-
大時計は駅舎建設当時そのまま。
オルセー美術館のシンボルです。 -
「オランピア」マネ作
まずは印象派の兄貴分マネの作品から。
女性の裸体は女神のみの時代に「草上の昼食」に引き続き現代の女性の裸体を、ましてや娼婦を描いた事で大スキャンダルになりました。
批評家から酷評されるも当時の若い画家に多大な影響を与えました。 -
「落穂拾い」ミレー作
ミレーの世界的に有名な作品で、教科書にも載っているでしょう。
ミレー自身が小さな村の農家に生まれ、幼少から過酷な農作業を体験してきた事が画風に影響していると思われます。 -
「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」ルノワール作
モンマルトルの丘で最も華やかなダンスホールに集った若者達。
当時の最新のファッションに身を包み青春を謳歌している姿がいきいきと描かれています。
木漏れ日の表現など、印象派を代表する一枚です。 -
「ローヌ河の星月夜」ゴッホ作
35歳のゴッホが南仏アルルのローヌ河畔を描いた作品で、北斗七星が輝く空の下で男女が腕を組んでいるロマンチックな光景を描いています。 -
「日傘の女」モネ作
青い空と鮮やかなグリーンの日傘が印象的。
強烈な陽射しが白のドレスに射しこんでいます。
光の画家ならではの代表作です。 -
オルセー美術館沿いにセーヌ川が流れています。
気持ち良いですね。
対岸に見えるのはルーブル美術館です。 -
さぁ、オランジュリー美術館に向かいましょう。
チュイルリー公園の一角に建っています。 -
オランジュリー美術館には楕円形の展示室が2つあり、モネの睡蓮の絵8枚が飾られています。
睡蓮の絵は「自分の死後に展示」を条件にフランスに寄付しました。 -
睡蓮の間は真っ白な壁と自然光が差し込む空間がとても心地よい部屋です。
部屋の真ん中にソファーが置いてあって、ゆっくりと絵を観る事ができます。 -
私はここでダウン。疲れ切って足が動きません!
鋭気を養うため、しばらくこの部屋でお休みしてます。 -
と言う訳で、近代美術の部屋はあんちゃんだけで鑑賞です。
「道化姿のクロード・ルノワール」ルノワール作
ルノワール60歳の時に誕生した3男です。
モデルとしてたくさんの作品に登場しています。 -
「ジェニエ親父の二輪馬車」ルソー作
強烈な個性といえば聞こえはいいですが、遠近法や明暗法はまるで無視。
人物は顔と上半身を真正面から平面的に描く変な日曜画家ルソーの代表作です。
クセになる面白さです。 -
「ココ・シャネルの肖像」ローランサン作
淡い色調と柔らかい曲線はローランサンの真骨頂。
シャネルから「私に似ていない!」と送り返された曰く付きの作品です。 -
オランジュリー美術館を出て、コンコルド駅から1号線に乗りジョルジュ・サンク駅で降ります。
青いひさしが目印のムール貝で有名な「シェ・レオン」シャンゼリゼ大通り店があります。 -
本店はベルギーのブリュッセルに構え、パリの街にもいくつか支店があります。
ファミレスみたいな気軽な店です。 -
前回のパリもここで夕食をいただきました。
だからムール貝を食べるのは9年ぶり。
特に私は2年前にベルギーのブリュッセルに行ったのですが、同行した妹は貝がダメで「レオン」は諦めただけに楽しみにしていました。 -
これこれ!
バケツ一杯のムール貝です。
白ワイン蒸しをチョイス。
美味しかったでーす。
ビールとムール貝(フライドポテト付き)で一人40ユーロでした。 -
シャンゼリゼ大通りを歩いて凱旋門に向かいます。
-
ルイ・ヴィトン本店です。
もともとブランド品に興味がないのでスルーします。 -
やはり凱旋門は気分が盛り上がるわねぇ。
パリを代表する観光スポットです。 -
真正面の凱旋門を撮るには道路の真ん中でシャッターを切ります。
どこの国の方も考える事は同じで、中央分離帯は大混雑です。 -
パリでストライキがあった時(2018年12月)暴徒化した市民が、凱旋門に置いてあるこの展示物を破壊してしまいました。
テレビで見て悲しかったわ。 -
パリ・ミュージアム・パスを使って展望台に上ります。
(通常は12ユーロみたいです)
さっき行ったモンマルトルの丘のサクレ・クール寺院が良く見えます。 -
上から見たシャンゼリゼ大通り。
正面の観覧車グランド・ルーはコンコルド広場に設置されてましたが、歴史的景観の保護のため2018年5月18日をもって撤去、解体されました。
他の国から来た者としては「景観損ねてないよー。」って言いたいけれど、パリの議員さんが決めた事なので残念としか言えません。 -
エッフェル塔が堂々と立ってます。
エッフェル塔だってパリ万博の時は景観を損ねているって不評だったのにね。 -
凱旋門の真下には無名戦士の墓があります。
毎日18時30分に追悼の炎が灯されます。 -
5月14日(月曜日)
今日は帰国日ですが飛行機が夜便なのでホテルに15時集合です。
ルーブル美術館に入る前にとなりの教会にいってみたのですが、残念ながら開いてませんでした。
ルーブル美術館を見学した後は、お土産の買い物をしてホテルに戻る予定です。 -
「マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸」ルーベンス作
ルーブル美術館リシュリュー翼3階にはルーベンスの部屋があります。
約3年の歳月をかけて描いた21点の連作「マリー・ド・メディシスの生涯」を展示する為です。
イタリアからアンリ4世のもとに嫁いだマリー本人が画家に依頼しました。
マリーの自己顕示欲を満足させる一枚です。 -
この絵の迫力、躍動感も凄いのですが、筆さばきと言いましょうか、この太ももの水滴がなんと緻密。実際目の前で見ると凄いですよ。
「王たちの画家にして画家たちの王」と語り継がれるバロックの巨匠を堪能できます。 -
「レースを編む女」フェルメール作
9年前この作品は東京に来ていたので写真を撮ることが出来ませんでした。
24×21㎝のとても小さな作品です。 -
「天文学者」フェルメール作
日本のどてらを着た男性はフェルメールの親友であるアマチュア博物学者と言われています。
当時のオランダは直接東洋貿易などに乗り出し日本ブームだったとか。
数少ない男性がモデルの作品です。 -
フェルメールの作品もこんな感じで展示されています。
日本でのフェルメールの人気は凄いけれど、海外ではさほど・・が実感ですね。
パリ、ウィーン、アムステルダム、ドレスデン、デン・ハーグなど、作品の前はガラガラ。いるのはほぼ日本人です。 -
「ジプシー女」ハルス作
私の大好きなフランス・ハルスの作品です。
レンブラント、フェルメールと同じ時代に生きたハルスは人気の肖像画家で、いきいきとした画風で注文も殺到したそうです。 -
9年前は部屋も違っていたし、もっと上に展示されていたので、こんなに近くで観られるのって嬉しいわ。見つめ合っちゃった。
-
シュリー翼3階に展示されているはずのフランス絵画がありません。
美術館をぐるぐる回って最後は職員さんに聞きました。
「ジョルジュ・ラ・トゥールのいかさま師はどこに展示してますか?」
なんと、展示室が現在修理中との事。
9年前に観られなかった「いかさま師」をとても楽しみにしていました。
あぁ~、ガッカリ! 残念!
「本当に縁がないね。」とあんちゃん。慰めの言葉にもならない。 -
気を取り直してドゥノン翼2階へ。
ルーブル美術館の至宝の名画がこれでもかと展示されています。
ここは絵画にさほど興味がなくてもどこかで観た事がある絵が飾ってあるので、各国から人が押し寄せています。 -
私達の大好きなカラヴァッジオの「いかさま師」をみつけました。
ラ・トゥールの「いかさま師」を観る事は出来なかったけれど諦めが肝心。しょうがないよね。
3度目のパリはあるかな? -
いつか行きたいと思っていた北フランスコースは感慨深いものがありました。
歴史を感じたフランスの旅でした。
5月の良い季節に訪れたつもりでしたが、フランスはまだまだ寒いです。
ライト・ダウン・ジャケットはトランクに入れたほうが良いですよ。
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