北海道旅行　札幌ラーメンと小樽の寿司　小樽編

2019/01/15 - 2019/01/17

小樽では寿司を食べようと考えていたのですが、家内が歩き回るのは嫌だというので、JR小樽駅近くで、海鮮丼をいただくことにしました。

しかし、小樽は、かつて「北のウォール街」と称され、商都として栄えたところです。歴史的建造物も多く、「小樽運河」やガラスやオルゴールを扱うショップが軒を連ねる「堺町通り」はそぞろ歩きしたくなります。

ところで、小樽を訪問した理由は、他に「石川啄木の足跡を訪ねたい」ということもありました。調べてみると、小樽文学館に小樽日報の記者でもあった石川啄木関連の展示物があるとのこと。

ついては、昼食を食べた後、家内を文学館まで連れて行き、そこで時間を潰してもらうことにしました。その間、私一人で小樽を歩いて散策する。散策が終われば、文学館で合流し、私もその展示物を見させてもらう。

計画はざくっと上記のようなものでしたが、計画通りにいったのでしょうか？

なお、石川啄木は、日本語の素晴らしさを教えてくれた、好きな歌人の一人です。下記の歌は、小樽を詠んだ歌です。

　かなしきは小樽の町よ　
　歌ふことなき人人の　
　声の荒さよ

では、札幌からスタートします。

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR札幌駅

快速エアポート11：43発小樽行きに乗ろうと改札口を通りました。

札幌駅 駅

JR札幌駅

車両に雪がまとわり付いています。自動車だったら、動かないでしょう。雪国での電車は、過酷な状況でも動けるよう設計されているのには驚きました。

JR小樽駅

小一時間でJR小樽駅に到着。

JR小樽駅 駅

三角市場

小樽駅の隣にある市場です。ローカル色ぷんぷんなので、家内が何か言うか心配だったのですが、何も言わず市場の中に入ってくれました。

三角市場 お土産屋・直売所・特産品

三角市場

市場の中は、観光客で溢れていました。

三角市場

元々「味処たけだ」に入ろうと思っていたのですが、待ち人が凄い列を作っていたので、比較的列の少なそうな店を選びました。

北のどんぶり屋「滝波食堂」です。

三角市場　北のどんぶり屋「滝波食堂」

派手なメニューですが、どれにしようか、目移りします。

三角市場　北のどんぶり屋「滝波食堂」

「こちらで順番を待って」と言われ、店の横に誘導されましたが、「あれー？」、人が順番待ちをしているではないですか。こちらの順番待ちは、通路から見えないようになっています。

「やられた。でも、これも何かの縁です」大人しく待つことにしました。

三角市場　北のどんぶり屋「滝波食堂」

私が注文した「わがまま丼」。ネタは、イクラ、ウニ、カニの３種盛。金2000円也（税別）。

具も沢山盛られ、味も良し。酢飯もしっかりと入っているので、大満足の一品です。一緒に出されたみそ汁も美味しい！！

北のどんぶり屋 滝波食堂 グルメ・レストラン

三角市場　北のどんぶり屋「滝波食堂」

家内は３種盛では満足せず、４種盛を選択。金2500円です。そして、その食べ方は反則技を連発しました。

具だけを先に食べるのです！！そして、「ご飯を少し取って」と言い、私が了解すると、どんがばちょと私の丼に遠慮なく移す。申し訳ないと思ったのか、まぐろ二切れが後から”ひらひら”と移されました。

三角市場　北のどんぶり屋「滝波食堂」

「焼きカキ」と「鮭のカマ」。

「焼きカキ」は家内に、「鮭のカマ」は私にと注文をしたのですが、海鮮丼の具を先に食べた家内は二つともむしゃむしゃと食べておられた。

美味しいものを食べると、子供の顔に戻る家内ですが、そういう顔になっていました。

小樽文学館への途中

食事が終わったので、小樽文学館を目指しました。

小樽文学館への途中

案内板がありました。

小樽文学館への途中

小樽文学館までは、あと200Mです。とりあえず、先に家内に小樽文学館に入ってもらい、私は小一時間小樽を散策することにしました。

北のウォール街　日本銀行　旧小樽支店

明治後期から昭和初期にかけ、小樽は積出港として栄え、中心部は商都として栄えたとのこと。

日本銀行　旧小樽支店は、現在では金融資料館として、「北のウォール街」の歴史と、日本銀行の仕事の内容を展示している。見学は無料。

日本銀行旧小樽支店金融資料館 名所・史跡

北のウォール街　旧百十三銀行小樽支店

内部は雑貨店になっている。

小樽浪漫館 (旧百十三銀行小樽支店) 名所・史跡

北のウォール街　旧第一銀行

旧第一銀行 小樽支店 名所・史跡

小樽運河

大正末期に完成し、北海道の玄関口として多くの物資が運ばれた小樽運河。運河沿いに建つ倉庫は木骨石造りの構造をもつ、小樽独特のものとのこと。

小樽運河 名所・史跡

小樽運河食堂

運河沿いの倉庫を利用したレストラン街。ラーメン店や海鮮処、回転寿司店が入っている。館内は昭和20～30年代の小樽の街並みを再現している。

小樽運河

小樽運河

小樽運河

小樽運河

小樽運河

この辺りで何人かの観光客がすってんころりと転んでいました。

君子危うきに近寄らずです。「堺町通り」の方に折れました。

堺町通り

750Mほどの通りで、明治時代に小樽の中心部として栄えた場所。当時のレトロな建物はお土産屋の店舗として再利用されている。

堺町通り

雪道なので、観光客はかなり少ないようです。

堺町通り

堺町通り

堺町通り

堺町通りから見た風景

小樽文学館

小一時間ほど散策し、小樽文学館に戻ってきました。

市立小樽文学館 美術館・博物館

小樽文学館

何か変です？！

小樽文学館

あちゃ！！！「本日は休館日です」

えらいこっちゃ！！！

慌てて、携帯電話（ガラケイ）を確認したところ、家内からの着信電話がはいっているではないですか！！！

メールも入っており、「小樽バイン」にいるとのこと。とにかく、直ぐに小樽バインに行く旨を電話で伝えたが、怒っているだろうと少し気が重くなった。

北のウォール街　旧北海道銀行本店　小樽バイン

その建物を再度見て、センスのいいところに避難したな、と思いました。

小樽バインと小樽文学館は、すぐ近くです。

小樽バイン グルメ・レストラン

小樽バイン

どんな顔をしているのかな、と様子を窺うと、パンダが椅子に腰掛けているように見えました。但し、このパンダの目の周りは赤く染まっております。

白ワインとチーズをいただき、えらくご機嫌です。

小樽バイン

私はいつも通りコーヒーをいただきました。

北海道に来て、夫婦喧嘩をするなんてぞっとします。

何杯でもワインを飲んでもいいですよ。でも、約束です。自分の力で歩いて下さい。お姫様抱っこは体重オーバーのためできません！！！

この旅行記へのコメント （4）

• ohanaさん 2019/02/03 00:03:46

  微笑ましい旅ですね

  k.s様
  Aloha
  小生のクチコミに沢山のイイネありがとうございます。
  
  旅行記拝読し奥様を気遣うお気持ち微笑ましく感じました。
  
  実は我が家と似ております。
  妻は歩くのが嫌いです。
  けっこう妻の気に入るようなところに置いて、私一人で行動したりします。
  
  美味しいもの食べさせれば無邪気。
  昨年のHawaiiでも食は女性を優先しました(笑)
  とてもおとなしく満足していました。
  
  ワインやスパークリングワインも気が済むだけ～
  機内でも好きなだけ～
  私はお酒が飲めないのでいつでも運転OKです。
  
  似ていてもきっとk.sご夫妻の方がお優しい関係と存じます。
  
  今後とも宜しくお願い致します。
  　　　　Mahalo

  k.sさん からの返信 2019/02/03 10:07:53

  RE: 微笑ましい旅ですね

  ohanaさんへ
  
  今日は。
  
  こちらこそ沢山の「いいね」をいただき有難うございます。また、メールまでいただき恐縮しています。
  
  歳とともに夫婦関係も少しずつ変わっていきますね。時たま刺激を与える意味で一緒に旅行をするのもいいものです。新しい発見もあります。
  
  台湾・高雄と北海道を一緒に旅行をしたので、当分の間は、一人旅か友人と旅行をしようかと考えています。
  
  夫婦関係が似ているとは、お気の毒と感じましたが、乗りかかった船です。奥さんを大切にしてあげて下さい。
  
  これからもいい旅行を続けて下さい。また、遊びにゆかせていただきます。
  
  k.sより
  
  
  
  
  > k.s様
  > Aloha
  > 小生のクチコミに沢山のイイネありがとうございます。
  >
  > 旅行記拝読し奥様を気遣うお気持ち微笑ましく感じました。
  >
  > 実は我が家と似ております。
  > 妻は歩くのが嫌いです。
  > けっこう妻の気に入るようなところに置いて、私一人で行動したりします。
  >
  > 美味しいもの食べさせれば無邪気。
  > 昨年のHawaiiでも食は女性を優先しました(笑)
  > とてもおとなしく満足していました。
  >
  > ワインやスパークリングワインも気が済むだけ?
  > 機内でも好きなだけ?
  > 私はお酒が飲めないのでいつでも運転OKです。
  >
  > 似ていてもきっとk.sご夫妻の方がお優しい関係と存じます。
  >
  > 今後とも宜しくお願い致します。
  > 　　　　Mahalo

• ふわっくまさん 2019/01/31 12:10:14

  あふれんばかりの・・・

  k.sさん、こんにちは。
  小樽編もたくさん歩かれて、充実していましたねー☆
  北のウォール街から小樽運河まで、雪の中・・結構な距離を歩かれたのでは・・
  
  そして三角市場 滝沢食堂さんのあふれんばかりの海鮮丼、見るからに美味しそうでしたねー♪
  以前小樽に訪れた際 食事時間と合わなかったので断念しましたが、いつの日か再訪できるなら行ってみたいです。
  
  小樽バインでの奥様との駆け引き？も、ラストまで楽しく拝見させていただきました。
  　　　　　　　　　　　　　　ふわっくま

  k.sさん からの返信 2019/02/01 17:21:48

  RE: あふれんばかりの・・・

  ふわっくまさんへ
  
  今日は。メール有難うございます。
  
  小樽では、小一時間、「そろ〜り、そろ〜り」と注意して歩いたので、そんなに歩いたという実感はありません。コンパクトな街なので、回り易いと思います。でも、夏に来れば、遊覧船に乗ったり、もっと散策もできるでしょうし、夕日の小樽も味わえると思います。季節を間違えました。
  
  三角市場の海鮮丼は、お薦めです。私が食べたのが３種盛ですが、正解は家内の４種盛です。見た目も楽しいですし、食べても納得の一品です。待っても食べる値打ちがあると思います。
  
  家内との駆け引き？駆け引きはありません。我が家では家内のいいなりです。
  
  ところで、ふわっくまさんの2019年の最初の海外旅行は「ドバイ」でしたね。若いな〜、と呆れるやら、感心するやら...。
  
  続編を楽しみにしていますので、頑張って旅行記を書いてください。
  
  k.sより
  
  > k.sさん、こんにちは。
  > 小樽編もたくさん歩かれて、充実していましたねー☆
  > 北のウォール街から小樽運河まで、雪の中・・結構な距離を歩かれたのでは・・
  >
  > そして三角市場 滝沢食堂さんのあふれんばかりの海鮮丼、見るからに美味しそうでしたねー♪
  > 以前小樽に訪れた際 食事時間と合わなかったので断念しましたが、いつの日か再訪できるなら行ってみたいです。
  >
  > 小樽バインでの奥様との駆け引き？も、ラストまで楽しく拝見させていただきました。
  > 　　　　　　　　　　　　　　ふわっくま