旅4日目。<br /><br />この日は、コッツウォルズから湖水地方の玄関口ウインダミアまで、電車乗り継いで５時間の大移動。<br /><br />湖水地方での宿泊は、グラスミア。イギリスの詩人ワーズワースが愛して、暮らした小さな町です。<br /><br />到着後、さっそくワーズワースの小径と言われるフットパスを歩いたのですが、道を間違えてしまい、すごく遠回りすることになってしまいました。<br /><br />歩いても、歩いてもに目的地にたどり着かず、結局、全然違う場所にたどり着いちゃったけど、湖水地方の美しい自然の風景と愛らしいひつじ達に、目と心はじゅうぶんに満たされました！

【7】湖水地方、ふたたび！コッツウォルズからグラスミアへ。ワーズワースの小径ハイキング。

24いいね！

2018/08/14 - 2018/08/14

86位(同エリア556件中)

エリア

湖水地方(イギリス)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 鉄道高速・路線バスタクシー徒歩

航空会社: JAL

旅行の手配内容: 個別手配

旅4日目。
朝起きたら、いいお天気(^^♪

タクシーは呼んでもスグ来ないので、昨日、フロントで予約してもらいました。

昨日も今日もやって来たタクシーの車体にはクッキー（cookie)と書かれてた。
車窓：ストラッドフォード・アポン・エイボンの街。シェイクスピアの故郷です。

景色がはちみつ色から、赤いレンガの街並みに変わりました。
ストラドフォード・アポン・エイボンの駅。
主要な駅のわりには小ぢんまりしています。

約20分で到着。
モートン・イン・マッシュからも移動できるけど、今回は所要時間が短いコチラの駅から向かうことに。

ホテルからもこっちの駅の方が近いし。
ガス塔かな。お花と並ぶと可愛い^^

切符は日本で、イギリス国鉄のホームページから予約済。面倒なことに駅で発券が必要。
私たちは初日、パディントン駅で発券しました。
バーミンガム・ムーア・ストリート駅まで向かいます。

終点ではないので乗り過ごしに注意せねば！
8:26発　
始発でガラガラだったけど途中から混んできました。

通勤電車として使われてる模様。
9:17着　バーミンガム・ムーア・ストリート駅。

バーミンガムにはムーア・ストリート駅とニュー・ストリート駅があります。
湖水地方に行く電車はニュー・ストリート駅。

ふたつの駅は徒歩数分、離れてます。
赤い電話ボックスが双子みたいで可愛い^^
カフェや売店があり。
こちらがムーア・ストリート駅の外観。
この地下道みたいな暗い道を歩かねばならず。

朝からホームレスとか、酔っ払いの人がいてちょっと怖かった。
夜歩くのはいやだ～＞＜
メイン駅のニューストリート駅。

めちゃくちゃ大きな駅！
バーミンガムってイギリス第２の都市なんですね。どおりで大きい。
電車もホームも数が多い！
２階がショッピングセンター。

前に母と旅行した時、この駅でホームを移動するのに、近くには階段しかなくて。しかも〝嘘でしょ？！〝って言うぐらい深～い階段。

そこを母のスーツケースをさりげなく運んでくれたジェントルマンがいたのを思い出しました。

母もまだ覚えていて、イギリス人男性は優しかったわぁ(*´ω｀*)と目がハートになってました笑
お寿司屋さんもあった。

他にもテイクアウェイや食べるとこ、たくさんあります。
キャスキッドソンも。
広いので、キャスが好きな方は楽しいかも。
足早に行き交う人々。
あー、都会のテンポ、都会のリズムだ！
10:15発　ヴァージン・トレインでランカスターまで移動。

エジンバラ行なので、こちらも乗り過ごしに注意でした！
長距離電車は、居眠りして寝すごしたらどうしよう、、、っていつも緊張してしまう。
２等車に乗車。
席の間隔狭い、古い！乗り心地イマイチでした。
それと、大きな荷物入れがイギリス国鉄に比べて少なすぎ！
スーツケース置く場所がすでにいっぱいで、仕方ないので通路に置かせてもらいました。

前に母と乗った１等は、座席も広いし朝食も出たし、かなり差があり。
車窓：この辺も晴れている。
湖水地方も晴れていてほしいなぁ…
電車でランチ。
きのうブロードウェイ・デリで購入したキッシュとクロワッサン。

これ大きくて、美味しかったな～～(´▽｀*)
クロワッサンも◎
12:07ランカスター(Lancaster)着。

電車下りたら、すごく寒い…天気わるい…ショック(/_;)
12:37発　最後乗り換え、終点ウィンダミアへ。

約45分の距離だけど、ウインダミア着いたら晴れてたらいいなぁー、と思いつつウトウト、そのうち爆睡(( _ _ ))..zzzZZ

終点なので安心してしまったか。
13:24ウインダミア(Windermere)着。
やっと着いたー。けど天気悪い、寒い(TT)

しかも湖水地方の天気予報見てみたら、一ヶ月ずっと雨やら曇りマーク。夏なのにいったいどゆこと？？
599番のバスで宿泊地のグラスミアへ。
切符はバス乗り場にいた車掌さんから買いました。

オープントップバスだけど、寒くて外はムリな気温！！
ホテルにチェックインして、555番のバスでライダルマウントへ。
写真はバス停にいたワンコ。

ライダル・マウントにはワーズワースが最後に過ごした邸宅とお庭があります。
ライダルマウント・チャーチ下車。

まずは美味しいクリームティ（紅茶＆スコーン）を食べられるティールームへ。

しかし時間が遅かったからか！？終了してました。
かなり楽しみにしていたので大ショック＞＜
気を取り直して次は、ワーズワースが37年暮らした邸宅とお庭を見学。

たぶんこの絵の人物がワーズワースだったような。違う人だったらスミマセン…

正直、ワーズワースのことはあんまりよく知らないし、詩もひとつふたつ目にしたことがあるだけです。でも詩人という響きについつい惹かれてしまいました。
こちらはリビングルーム。
大きな窓から美しいお庭が見えます。
ライブラリー。

詩人だけにかなりの読書家。
ワーズワースの書斎。
作品を書いた机が、大きな窓に面して置かれてました。

窓いっぱいに湖水地方の美しい景色が広がっていて、この景色が作品を生み出す原動力になっていたんだなぁ、などと思いながら眺めてみました。
ゆかりの書物なども展示。

私は住宅好きで、神戸や横浜の異人館が好きなのでとても楽しめました^^
でも個人的にいちばんの見どころは、ワーズワース自身が設計した庭園！
あちらが邸宅。

めちゃくちゃ広い。お庭というより、山です。
コッツウォルズより北にあるせいか、お花も綺麗。
お花。
あじさいが、あっちこっちに。
お花。
その後、雨が降ってないので、ひとまずワーズワースの小径（ライダルマウント→ダヴ・コテージ）をハイキングすることに決定！

ここがフットパス（歩くのを楽しむための道）の入り口。
すごく綺麗な水。

素敵な詩をよむ詩人の名前がついてるからには、とっても綺麗な景色が見られそうだったし、初心者向けのハイキングコースらしいので、歩いてみたい！！と思いました。
ライダル湖が見えてきました。

はじめは湖に沿って歩いて行きます。
ワンコ連れが多くて、たくさんすれ違ったなぁ。
こちらの人はたくさん連れてました。
カモがいる！と言ったら、夫が案の定「カメラ貸して！」と言って撮影。

動物大好きなんで(^^;)
水際にワンコがいるの、わかるでしょうか？
泳いでるのもいました。寒くないのかな？？？
ライダル湖がとても美しい。
山も綺麗。
緑に癒される^^
石の上をトントン歩きました。
いたっー(≧▽≦)！！！
遠方に、さっそく見つけて、大興奮。
何かというと、、、こちら湖水地方独特のひつじ。
『ハードウイック・シープ』という顔が白くて、体が灰色の毛のひつじさん。

ハーディーくんという名のキャラクターグッズにもなっています。
この前来たときは、出会えなかったので今回こそは！と思ってたんです。
草を食んでおります。
もう可愛すぎて悶絶(≧▽≦)

こっち向いて～～と日本語で言ったら、
この通り！ただの偶然ですが(^^;)
可愛い～～。
おりこうさん。
途中まで一緒だったけど、丘の上を登っていきました。

この女性と離れてから、しばらく誰もいない道を歩くことに。
みんなどこに行っちゃったんだろう。。
自転車のファミリー。
「ハロー」と言いながら追い抜いて行った。
ところどころ、別れ道があります。
標識があるけど、どっちも目的地グラスミア。
遠い道と近い道があるようで、どっちがどうかわからない、、、
もういいや、適当に歩いちゃえ！
鳥さん発見。
前にファミリーがいた！人がいると安心。
緑の道をてくてく。

でもそのうち、姿が見えなくなり、また二人きりになる。。
ココも水が透き通っていて綺麗だったー。

小川を越えるあたりがわかりにくく、おそらくこの辺で選んだ道が遠回りでした。

迷っていると思われるおじさんが、この辺をすごいスピードで行ったり来たりしてて何度もすれ違いました。

不思議なことに、ある時は前からやって来て、またある時は後ろから追い抜いて行き、突然視界に現れるんです！！
グラスミア湖が見えてきた。
もの音がしなくて、静寂そのもの。

湖の東側に出ないといけないのに、西側に出てしまいました。
人もいないし、歩いても歩いてもたどり着かず。。。
もうおじさんにも出会わなくなりました。
それでも羊を見ると和みます。
さざ波も綺麗。。。
やっと湖から離れてアスファルトの道に！
予定では１時間半のハイキングでしたが、２時間以上かかってしまった。

しかもダヴ・コテージっていうワーズワースが若い時住んでいた家に出るはずが、「ここはどこ？」どこかわからない場所に出てしまいました。
オズワルド教会。
かなり歩いたら、見覚えのある教会が見えて、ひと安心。

ホテルまであと少し、がんばろう。
長距離移動して、たくさん歩いた一日だったけど、綺麗な景色と可愛いひつじに大満足！

ただひとつ、行ったり来たりしていたおじさんが、グラスミアにちゃんとたどり着けたのか気がかりです。