2018/11/05 - 2018/11/19
5880位(同エリア9835件中)
Miriaさん
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- 旅行記38冊
- クチコミ3件
- Q&A回答2件
- 18,499アクセス
- フォロワー3人
今回、16日間の休暇をいただけることになったので、前から行きたかったロンドンのラグビー場へ思い切って行くことに。初めてのヨーロッパ、しかも周遊へ。
1日目 福岡→上海→ロンドン(ヒースロー)
2日目 ロンドン(ルートン)→レイキャビク
3日目 ゴールデンサークル
4日目 レイキャビク→ロンドン(ルートン)
5日目 バッキンガム宮殿、大英博物館
6日目 ロンドン(ガトウィック)→フィレンツェ
7日目 花の大聖堂のミサ、ウフィツィ美術館
8日目 ジョットの鐘楼、フィレンツェ→ローマ→ロンドン(ヒースロー)
9日目 ピカデリーサーカス、レ・ミゼラブル
10日目 セントポール大聖堂
11日目 あちこちお買いもの
12日目 グリニッジ→テートブリテン→タワーブリッジ
13日目 バラマーケット→トゥイッケナムスタジアム
14日目 ウェストミンスター大聖堂→アビーロードスタジオ
15日目 ロンドン(ヒースロー)→上海→福岡
詳しくはこちらへ。ただ26編あります。^^;
https://4travel.jp/travelogue/11432178#travelogue_groupArea
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-
福岡空港から上海経由で、初の飛行時間12時間。
いろいろ考えて乗り込んで、なんとかロンドン入り~♪
ヒースロー空港は、がっつり国際的でした。 -
そして、まさかのヒースローの入国審査に2時間以上。
さらに空港脱出に1時間。泣
さすがに疲れはてたので、宿に一泊して、翌日のアイスランド行きに備えました。 -
そしてアイスランド弾丸旅行。
アイスランドに来た最大の目的は、アイスランドの大自然。
大地の割れ目が、この目で見られる地球上唯一の大自然。
天気が悪く、オーロラは見られなかったけど、条件が良ければオーロラも見られるのがアイスランド。
因みに冬なので、朝8時でもまっくら。この写真でも9時前。 -
荒涼とした大地にも、植物は生えている。
人もそうだけど。
最初にこの大地を切り開いた人たちの苦労は
今の時代からは計り知れない。 -
シンクヴェエリトル国立公園。
首都のレイキャビクから車で1時間もなくて来られる。
湖の真ん中端にあるのは、火山の跡。
アイスランドは火と氷の国なのだ。 -
向こう側に見える山並みがヨーロッパ大陸。
私たちがいるのがアメリカ大陸側。
現在は、10kmほど離れている。
湖の端には大陸と大陸が迫ったところがあり、ダイビングも楽しめるそう。
写真中央部の建物は、教会と大統領の別荘とのこと。 -
ここは、ギャウといわれる、アイスランド初期に
議会が開かれたところ。
大陸の境目の岩壁をバックに話をすると、声がよく通ったとのこと。
皆がキャンプして集まり、自由に発言して
国を作り上げていったんだそうな。
今でさえこの荒涼な大地で、暮して行こうと思ったアイスランド人たちは
すごいという言葉しかでない。 -
場所は変わって、グトルフォスの滝。
何段にも重なる滝が大きな滝を作っていく。
水しぶきの大きな風が流れてくる。
周りの岩なみ、雪そして虹。
かつて、歴史上、開発の危機を地主の娘さんが
命がけで守った滝だそうだ。 -
ゲイシールといわれる間欠泉。
数分間に1度、吹き上がる熱湯。
奥に見えるのは火山の跡。
そして、周りの大地は凍っている。
不思議な地形だった。 -
オーロラツアーが中止になってしまったので、宿で聞いたアイスランド料理の店へ。
肉のスモークや、ベーコン。
そして独特のパンに、ハニーやクリームを付けていただく。
一緒に飲むのは、もちろんアイスランドのエールビール。 -
地元の人達でいっぱいのレストランバーだった。
物価の高いアイスランドではなかなか良心的な店だったと思う。
宿から3分だし。笑 -
アイスランドは実質30時間ほどの滞在。
次はもっとゆっくり来たい。
これでも朝八時。
住宅街はすでにクリスマスの装い。
大自然と闘ってきた人たちは、とても交渉上手だ。
鼻にかけない洒落たジョークが効いている。
肩に力は入ってないけどぶれない。
今の私に、すごく大事なことだなと思いながら
アイスランドを後にした。 -
移動の合間のロンドン。
セントジェームズパークで朝の散歩。
タイムスケジュールもあり、写真も撮りたかったりもして
朝の散歩になったんだけど。
こんな贅沢な空間があったら、散歩をする回数も増えるだろうな。
ちなみに警備のお巡りさん、馬で回ってきて、
エクスキューズミーと通り過ぎてった。。。 -
ふかふかの芝と落ち葉。
鳥たちが気持ちよさそうに転がってた。 -
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撮りたかったのはここ。
ブルーブリッジから湖越しのホースガーズとロンドンアイ。 -
ホースガーズは今は衛兵の宿舎らしいんだけど、
どう見ても湖畔のお城だ。 -
そしてバッキンガム宮殿の近衛兵の交替式へ。
楽隊は、絶品なんてもんじゃなかった。
整列もすごい。
そして、さすがに冬服。
地味だって話もあるけど、これはこれで格好いい。 -
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続いてはフィレンツェへ弾丸旅行。
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町中にメリーゴーランドがあった!
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ポンテ・ベッキオ。
実はイタリア語で古い橋という意味らしい。 -
夜のドゥオーモ広場。
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目当てのカフェがお休みだったので、仕方なくあちこち歩き回って
帰りにフラッと寄ったカフェ?みたいなとこ。
ラザニアとスイーツをお持ち帰り。
マスターと居合わせたお客さんと、盛り上がった。
明るいイタリア人?どこかからの移民かもしれない。
でももっとゆっくりしたかった~ -
あちこちから、世界遺産が見える。
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町の風景にあるのが当たり前というのがすごい。
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大聖堂横のジョットの鐘楼。
階段が全部で414段。
周辺のみなさんと励ましあいながら登った。笑
途中とちゅう、休めるので、そんなにしんどくはない。
大聖堂のクーポラもいいけど、その眺めを楽しむならこっちの方がお薦めかな。 -
これが、鐘楼屋上からの景色。
フィレンツェの赤い町並み。 -
イタリア出国直前のイタリアンスイーツ♪
念願の本物のズッパイングレーゼ。 -
夕暮れのフライト。。。の予定が。。。
-
ロンドンに辿り着いたのは、こんな時間。
フィレンツェ→ローマはすんなりだったんだけど
ローマ発がなんと1時間半遅れ。
しかも、ほとんど説明なし。
突然、搭乗口が変更となって、全員がローマ空港を大移動。
周辺騒然。笑
安全上の問題らしいんだけど、
搭乗チェックの後にもう一度、空港職員によるパスポートチェックがあった。
ただ、この間、結構みんなじーっと待っている。
ヨーロッパはこんなものなんだろうか?
でも、ヒースローの入国は今日はあっさり。助かった。 -
さて、ここからは、ロンドン一週間。
街をのんびり散歩。 -
こういうポストカードのお店がたくさんある。
-
協会公認で出される直前のディスカウントチケットで、半額で行ってきた!
本場のクイーンズシアターでのレ・ミゼラブル。
よく知っている話で、聞いたことがある曲の上、
皆さん発声がいいからよく聞こえる。
充分に楽しめた。 -
劇場の雰囲気も、こじんまりとしたサイズもすごい。
臨場感が半端ない。
でも、ドリンクは高くてあきらめた。笑
。 -
紅茶搬送船、ティークリッパー。
うちにあったウィスキーのラベルで見てきたかてぃーサークだ!
現在はグリニッジ桟橋近くに保存されている。 -
旧海軍軍事学校。今は、二つの大学として使われている。
一方は音楽大学ということで、あちこちから音がしていた。
この中の一つのホールの天井画が修復中で、近くで見られるって話しだったけど
なんとそれはひと月前に終わっていて、見ることさえできなかった。。。泣
残念。。。
そのかわりあまり期待していなかった
奥に小さく見えるクイーンズハウスの展示がなかなかすごかった。
グリニッジに行くついでに寄るには、ちょうどいい位置だし
ぜひおすすめしたい。 -
グリニッジへの道。
イギリス人学生が絵になる。
が、結構彼らはやんちゃ坊主だった。笑
日本でいう社会科見学みたいなかんじだったのかな。 -
クイーンズハウスからのグリニッジ。
赤いタイムボールも見えている。 -
旧グリニッジ天文台入口にある24時間。
-
天文台の中にはいるともっときれいに整備されてるらしいんだけど
時間も限られていたので、天文台脇の線で記念撮影。
何の線って、もちろん、本初子午線。経度0度。(今はちょっとずれてるけど)
長年仕事で話してきた本初子午線だ~
この後一日に一度だけ動くタイムボールもみて、グリニッジを後にする。 -
クイーンズハウスからの
旧王立海軍学校とテムズ河向こうのカナリーワーフの金融街。 -
*
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リバティロンドンへも。ロンドンの百貨店というとハロッズとかが有名なんだと思うんだけど。手工芸好きの私にはやっぱりリバティ。しかも今の時期ならクリスマスショップもやっていた。もう楽しい可愛いものがあふれてて、幸せ♪
いつからオープンしてるのかって聞いたら、なんと8月からやってるらしい。笑 -
街はすっかりクリスマス。
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買い物にでたら、たまたまリージェントストリートのイルミネーション点灯式に出会った。しばらく待っていたら、通りの向こうではライブも始まったみたいだけどうまくは聞こえなかった。また、どうやらトラファルガー広場が中心だったらしっくて向こうでは花火が上がってたみたいだ。通行止めにあちこちであっているバスがどんどん攻めながら帰ってくるのが怖かった。笑
小さなお子さん連れの駐在員の奥様に、スリに気を付けてとおっしゃっていただき、別れた。 -
ロンドンでも、有名な市場。バラマーケット。
最初は薔薇を売ってるのかと思った。笑
いろいろな飲食店や食材屋さんがある。
ネットで調べてたベイクドポテト屋さんを探してたら、やっぱり日本人の学生が探してた。笑
どうやらちょっと古いのと、情報が狭い。。。
ネットは便利だし、実際、今回もネットがないと何もできなかったけど。
情報はやっぱり、現地で生で入れるのが最後の最善の手段だな。
ちなみに、マーケットではカードは使えないって話だったけど、
実際には私が行った店は全部使えた。
よくある道端のお野菜山積み、みたいなお店でさえ! -
イギリス名物のミートパイ。
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シリアル屋さん。
めっちゃ明るくて楽しい人だった。
一緒に写真撮ろうといったら、店内に呼んでくれて
その場にいたお客さんに撮って♪と頼んでた。笑
しかも何も言わないのに、私が日本人だとばれていた。 -
イタリアチーズのお店。
ご夫婦とも知識も商売も上手。
私がもうすぐにロンドンを出るから、たくさんは変えないっていうのに
いろいろ味見させてくれて、ちょっとずつ買わせてくれた。
足を途中で痛めて、自転車をあきらめたせいで来るのが遅くなったけど
バスでも相当近かった。
市場はやっぱり、最初にくるべきだったわ。。。 -
ウォータールー駅。ここからラグビーの聖地に向かう。
来てみて初めて分かったんだけど、
私の大好きな絵の描かれていたワーテルローというのが
この場所の古い地名だったらしい。
なんだか縁を感じる。 -
私は、試合時間より2時間以上前につく予定で出ていた。
にも関わらず、駅で降りるとこれだけの人。。。
駅から会場までは歩いて15分。
途中で日本人にも何人か会った。
どうやら協会関係者も中にはいたようだ。
来年に向けて、やっぱりいろいろ大変みたい。
そしてそこで聞いたのは、今日の試合は完売だ!ということ。
え?トゥイッケナムが?日本戦で?
すげー! -
そして、トゥイッケナムだ!本物のトゥイッケナム!
ラグビーの聖地だ!
とばかり喜んでいられない。
実は今回ロンドン往復のチケットの次に取ったこの試合のチケットが
いろいろ行き違いで、まだ手元に届いていないのだ。
なかなかうまく連絡が取れずに、当日になってしまった。
だから試合開始の2時間前に来たのに、
イギリス人?来るのめっちゃ早い。
来て、早速ビールを飲んでる。笑
さて、チケットオフィスにいって、チケットを予約していることを伝え
ここで受け取れるか?と聞いてみた。
言われる前にパスポートを出すと
JAPANと大きく書かれた封筒に入ったチケットがあっさり出てきた。
よかった~泣
ありがとうとさんざん言って、ようやく買い物する気になれて
パンフレットとホットドッグを買って、席へ。
ちょうど会場が解放された瞬間だったので、スムーズに入れた♪ -
そして会場の中。
さすが、82000人収容のスタジアムは大きい。
ちなみに来てるTシャツは、数年前のジャパンとアトムのコラボの奴。
勿論この後、すぐにダウンを着ました。笑 -
上の写真を撮ってくれたボランティアのお兄さん。
学校の先生をしていて、今日はボランティアだそう。
普段は子供たちにラグビーを教えているとのこと。
来年W杯が日本であることとか、ボランティアのことを話したりした。
会場の事はもちろん、そのホスピタリティに感心した。
もちろん、彼らの母国語が英語であることが大きな強みではあるだろうけど。
会場の運営とか外国人客をどう受け入れるのか。
スポーツの大会の運営って本当に大変だなとつくづく思った。
ちなみに帰りにも彼は気付いて声をかけてくれて、
スタジアム内のビジョンに私が映ってたね~と言ってくれた。
そうだったらしい。きっとアトム効果だな。笑 -
そして、ビール好きのイギリス人。
一気に6個持てるビールを2つとか持って帰ってくる。
で、またあっという間に買いに行く。
日本のスタジアム、こんなのないけどなあ。
だいじょうぶかなあ。
てか寒くないのかなあ。。
と言ってたら、となりにいた駐在員の奥様が
彼らは2月の寒い時期に寒いと言いながらパブの外で飲んでますからと
笑ってた。www
でも、日本みたいに泥酔している人は見かけないので、
やっぱり体質が違うんだろうな。 -
試合が始まった。
正直に言ってしまうと、初めて、君が代をまじめに歌った。
それくらい、この地にたつジャパンは誇らしかった。
イギリス人観客のマナーはとてもよく、騒ぐところは騒ぐ。マナーを守るところは守る。できていない人には注意する。
キッカーがキックに入る時は会場全体が「シーっ」といっている。
そして試合は現地時間15時に始まった。
すでに薄暗く、少々寒い。
そんな中、ジャパンは実によく動いた。
諦めず闘った。
前半、なんとリードして終わってしまった! -
ただ、後半には、イングランドの必死の攻撃で、徐々に離されていった。
寒くもなってくる。
きっとここ数日でさえ、寒かったはずだ。
疲れもあるだろう。
そして、8万人もの観衆のプレッシャー。
イングランドのファンの生の「Swing low, Swing chariot」の大合唱。
確かに、ミスはあった。改善点もある。
だけど、ジャパンは最後まで戦った。
諦めずにぶつかった。
あの寒い中、最後まで、だ。
試合途中。
日本がリードしたり、得点したり、いいプレーがあると
ハイタッチをしてくれたり、サムズアップしてくれたり。
向こうのファンは暖かかった。
それはすべてジャパンがしっかり戦ったからだと思う。
問題はある。
でも、ワールドカップが始まった時代には考えられなかった事実だ。
ジャパンは、ちゃんと世界の第一線に立っていた。
それがただただ、嬉しかった。
ベルギーから急遽来たという日本人ご夫婦と帰りの電車で一緒になった。
来週からヨーロッパはまた寒くなるとのこと。
お互いの無事を祈って別れた。 -
最終日に突然向かったアビーロードスタジオ。
いまだに現役だ。
周辺には観光客が山ほどいた。 -
もちろん、例の横断歩道も通った。
私がビートルズというより、私の好きなアルフィーの皆さんがビートルズが好きで。
大体有名な歌が多いし、伝説的なグループであることは間違いない。
あの横断歩道の前に立って、
そうか。彼らもこの景色を見たのか、とおもうとちょっと感慨深かった。
歴史的な建造物とか場所にいって、
そういう感覚に浸るのは、好きだなあ。 -
今回の旅で、よく行ったのは、教会だ。
私にはあまり信仰心というものがない。
人の信仰とか、法事とかを否定するものではないけれど。
でも、現地で、その文化や風習、暮らしに触れるということは
海外旅行の醍醐味の一つだ。 -
今回、週末にわざわざフィレンツェに行ったのは、花の大聖堂で行われるミサに出るためだった。
中には入場料をけちるために潜り込む観光客もいるようだし、実際そういう雰囲気の人もいた。私も本物のグレゴリオ聖歌を聴けてその雰囲気を感じられたらいいくらいの気持ちであったことは確かだ。
入れてほしいと一生懸命英語で考えて来てたんだけど、
結局、Messa(メッツァ)と一言で、スルーパスだった。笑
おとなしく座って、式次第みたいなものを見る。
どうやら、英語とラテン語が混じっているようだ。
建物は息をのむほど美しく大きい。
周辺には観光客風の人もいる。
そして直に式が始まった。
いろんな人が出て来て、何かしら儀式が行われている。
聖歌隊とパイプオルガンが、聖堂内に美しく響き渡る。
荘厳。
私の心にでさえ、響く。
目の前で行われることで気付いたのは
おそらく偉い立場の人も、そうではない人と道具のやりとりなどをするときに
相手に、とても敬意を払っていることが見ていて伝わる。
「ありがとう」ではなく「ありがとうございます」といった感じか。
もう一つ、キリスト教のミサでは行われることで驚いたことがある。
周りの人にも幸せをということで、
お互いにハグをするタイミングがあるのだ。
実際には握手であることが私の周りでは多かったんだけど
どんな人ともにっこり笑って握手をする。
何とも言えない幸せな時間だった。
人に敬意を持つこと。
周りの人に友愛の精神を持つこと。
改めて人を幸せにするのだなと実感して
大聖堂を後にした。 -
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大聖堂を出たところにはジプシーと言われる人たちがいた。
なぜ、彼らがこういう暮らしをするのか、
ほんの数日しかいなかった私にはそこまではわからなかったけど
なんとも悲しかった。 -
その後行ったのは、ロンドン最後の宿から5分ほどのセントポール大聖堂。
ダイアナ妃の結婚が行われたイギリス国教会の建物だ。
イギリスの有名な建築家が精魂込めて建て、今でも地下には、イギリスの偉人たちの墓がある。
聖堂内も大きく広く、華麗な作りとなっている。
こんな所で国をあげて祝福された彼女は、
さぞプレッシャーだったに違いないと思う。 -
聖堂入口にはアン女王の彫刻。強いイギリス女性を表している気がする。
予約して、結構高い入場料を払って入ったら、まずはガイドのタブレットが配られた。なんと日本語もあった。
上階のギャラリーや地下の墓地などもすべてなので、案外安いかもしれない。
とおもって、ゆっくり上に上がっていたら、なんと火災報知器が鳴り出した。
仕方がないので、痛い足をひきずりつつ降りたら、そのまま外に追い出された。。。えー。まだ地下も行ってないのに。。。 -
と思って、入口には人だかり。
ただ、10分くらいで確認されたらしくて、入場再開。
私たちは、もちろんそのまま再入場できた。
そして、そこでちょうどお昼のちょっとしたミサに出会った。
だれでも参加していいということなので、隅っこに座ってみた。
ちゃんとパイプオルガンも合唱もあって
少人数で、聖職者の方のお話をゆっくり聴けた。
クリスマスをなぜこのように飾るのか。
そんな話をドームの綺麗な絵の下で聞きながら、
やっぱり丁寧な所作に感激しつつ、
周りの人たちと「Peace be with you」と言いながら握手をして
(ちょっと進歩してる。笑)
地下へ向かった。
地下には、いろんな人たちの墓碑があった。
直前のPOPPY DAY(第1次世界大戦の戦死者の追悼式)の花輪も
飾ってあった。
売店とかもあって、信者の人にはセントポールで買うクリスマスオーナメントとか
とても価値あるものなんだろうなと思った。 -
三つ目は、帰国日、途中の駅の近くにある
ウェストミンスター大聖堂。
国会近くにあるウェストミンスター寺院とはまた別で、カトリックの教会。
ここは信者の組織もしっかりしているよう。
場所柄、観光客?外国からの来訪者も多いようで、
教会の説明の紙が置いてあった。日本語もあって助かった。
中に入ろうとすると、信者のおばさま方が
聖書と式次第みたいなのを渡して下さる。
ここは聖歌隊が有名だときいていて、元々頭には入っていた。
が、2週間もいて、あちこちでいろんな思いをしていると
そんなことが重要でもなかったので朝一番で行った。
一つ目の朝のミサが終わって、聖歌隊中心のミサまでしばらくあるので
売店を見てみたら、いろいろなカードが置いてあった。
クリスマスカードと、何のカードかわからないけど綺麗なカードを買ってみた。
後で調べたら、どうやら大切な方を亡くした方への慰めのカードだった。
間違って送ったら大変なところだった。。。笑
さて、直に次のミサが始まった。
聖歌隊は、確かに美しい。
ここは寄付の箱などを信者の方が持って回る。
そして聖職者の方は暖かいし、周りのみなさんとの関係も柔らかい。
大きな教会で、脇にも小さな祭壇がいくつもある。
ミサの最後には、退場される聖職者の方を見送って
パイプオルガンの壮大なライブになった。
最後はホルストの「木星」を弾き上げて、拍手喝采だった。
バッキンガムの楽隊もそうだったんだけど、
ロンドン、なかなかユーモアというか洒落てる。 -
そして出たところでは何人かの聖職者(緑の人)の方が、出てきた人と談笑していらっしゃった。
私が出て行くと、一人の方が近寄っていらっしゃった。
多分、明らかに違う雰囲気のアジア人のおばちゃんがいると思われたのだろう。
旅の途中に初めてきたこと、とても荘厳で美しい教会とミサに感激したことなどを
お話した。
何処から?とおっしゃるので、日本だというと、ちょっと驚いておられた。
やはり、日本から見てもロンドンが遠いように、ロンドンにとっても日本とは遠い国なのだ。
今日これから帰るのだと言っていたら、道中の安全をお祈りしますと言っていただいた。とても素敵な別れだった。 -
今回、行ったのは、有名観光地、教会、そして美術館だ。
特にロンドンには、大英博物館をはじめとして、様々な美術館、博物館がある。
そのほとんどが無料で、撮影も可能。
日本では全く考えられない。
で、まずは、もちろん大英博物館。
そしてもちろん、ロゼッタストーン。
これを初めてみた学者はどう感じたんだろう。 -
フロアで360度見られるようになっていた
うずくまるアフロディーテ。
どの位置がいいかなあと一周回ってみたけど。
なんか、四方八方から見られて、落ち着かないよな、と思った。 -
そんなに猫好きではないけど、凛とした姿が気になった。
-
ハリーポッターと賢者の石の最終局面で出てくる
チェスの駒のヒントにもなったと言われているチェス駒。
なんかこうしてみると、何かの会談みたい。 -
ナウシカを思い出した。
こういう貴重な壁画は、本当に沢山あった。 -
最近話題になってるモアイ像。
行ってみてわかることだけど。
ありとあらゆる時代と地域のものが揃っている。
それは、イギリスがそれだけ、ここに運んできたってことだ。
それがどういうことを意味するか。
それを考えるだけでちょっとぞっとした。
だけど、ここは最高の環境で、無料で展示してある。
私たちは、イースター島のモアイに会うことができる。
研究施設も相当すごいものを用意しているようだ。
博物館や美術館がどうあるべきか、
深く考えさせられる場所だった。 -
こちらは、フィレンツェのウフィツィ美術館。
イタリアにも美術館は多い。なんせ歴史が違う。
ただ、私は今回ここにある一枚の絵に会いに来たので、
全部絞って、予約までしてきた。
ちなみに、予約をしなければ、日曜日の午後はこんな感じで並ぶことになる。
絶対、予約をした方がいい。 -
建物そのものが美術品。
すべての回廊の天井画は一つずつ違う。
並んでいる彫刻も肖像も。 -
何とも躍動感のある展示。
-
そして、有名なものは世界共通。
-
沢山の人だかり。
-
ボッティチェルリの春。
-
同じくビーナス誕生。
-
そして、会いに来たのは、この天使。
小さな小さな絵だった。
敬愛するTHE ALFEEの高見沢さんが、この絵をみてエンジェルギターを作ろうと思ったそう。
彼はここルネサンスの中心で自分がエンターテイナーとして
どうしていこうかを考えたらしい。
ルネサンス。文芸復興。
リインカネーション。再生。
私がこの町に来て感じる事はなんだろう。
それを今、確かめたくてここまで来たんだと思う。
この天使のやさしい音色が、私の頭には響いていた。 -
グリニッジのクイーンズハウスでもいろんな肖像画や港、船の絵を見たが
印象深かったのは、有田焼だった。
さすが世界のアリタだ。 -
そしてロンドン目的の一つ、テートブリテンで、ターナーを見に。
1987年に京都で出会ったのが、実はテート美術館展だったらしい。笑
その本物を現地で見に来た。
ここもテート財団がつくって、すべて無料。
この絵は、ワーテルローの戦場。
彼の描く絵には必ず光がある。
ただ平和、だけではなく、闘いの苦しみの中の光。 -
この絵のポストカードを買って帰ったら、
家にも同じものがあった。笑
残念だったのはミレーのオフィーリアがなかったこと。
もちろんターナー以外にもいろんな事態のものがある。
学芸員の人にオフィーリアはどこにいる?と聞いたら
今、ニュージーランドに行っているのよ。と言われた。
彼女以外にも美人はいるわよといくつか紹介してもらった。
みんなユーモアが効いていておもしろい。 -
テートブリテンを出てみると外は真っ暗。
工事中のビッグベンと国会がきれいだった。 -
そのままリバーボートでタワーブリッジまでもどった。
やっぱり夜がきれいだと思う。
近くのパブではやっぱりロンドンっ子たちが外でビールを飲んでいた。笑 -
ブラックフライヤー桟橋を降りて、ミレニアムブリッジから見た
セントポール大聖堂のドーム。 -
*
-
ブラックフライヤーブリッジ。
まさに霧のロンドン。 -
小雨降る通勤風景。
誰も傘なんて持ってない。。。(^_^;) -
そして今回お世話になったドミトリー。
なんせ、今までのアジアの旅と違って、物価も違うし、期間も違う。
とにかく安く。と思ったらドミトリーにチャレンジするしかなかった。
行ってみてわかったことは、まずヨーロッパのドミトリーは結構清潔だった。
セキュリティも割としっかりしてたし、電源もばっちり。
ただ自前の錠前、みたいなものは持って行った方がいい。
私はカメラの充電とかもあるので延長コードを持って行った。
上の写真は、ロンドンで最初に2回お世話になった、YHAセントラル。
エレベーターもあって、移動も楽ちん。
交通の便もよくて大人気らしい。 -
近くは閑静な住宅街。
もろにヨーロッパって感じで感激した。 -
すぐ近くに自転車のレンタルステーションもあった。
足を痛める前に一度チャレンジした! -
こちらは、レイキャビクのロフトHIホステル。
とても便利な場所だけど、とても静か。
受付の人も泊まってる人たちもみんな感じよかった。
安いし、長居するなら次もここだな。
ツアーの手配とかも全部やってもらった。 -
ホステルを出てすぐのところから、ハットルグリムス教会が見えている。
-
レイキャビク最初の晩だけとまったホステル。
古い修道院かな?
すごく安いし、雰囲気はわるくなかったんだけど、
ちょっとトラブルがあったから、もうつぎはいかないかな。。
電源も人数分はありませんでした。 -
でもすごく安いし、自然はいっぱい。
ゆっくり旅行ならお薦めかも。 -
この建物の右側が、フィレンツェ二つ目の宿のMy friend。
とてもフレンドリーで、しっかりしていて、それでいて安い。
ドゥオーモ広場までもあるいて10分くらい。
お手製の地図とかで案内してくれたり。
とにかく安いのに、すごく快適で感じよかった。 -
これが最後一週間のロンドンを過ごしたYHAセントポール。
セントポール大聖堂の鐘の音も聞こえるし、
地下鉄も国鉄も船もバス停もと交通の便もめっちゃいい。
元修道院なのか、小さな上がり下がりがあったりするけど、
それさえ気にならなければ、問題なし。
シャワーが部屋の外だったけど、案外それが便利だと思った。 -
私のベッド再度の電源。笑
日本人、電化製品好きだなと思われたかな。 -
何気ないポールがかっこいい。
-
ロンドンの地下鉄は駅も車両もこんな感じなので「tube」と言われる。
Subwayというと、ハンバーガー食べたいの?と思われるらしい。 -
そして地下鉄に犬。
普通に犬。
ちゃーんと座ってた。 -
帰りの空港行きを間違えて降りた田舎の駅。
妙にきれいな景色だった。余裕を持っててよかった。 -
出発間際のロンドン・ヒースロー空港のクリスマスツリー。
実は今回の旅は、トラブルの連続だった。
最終、出発を決断したの、10日前だったし。
本編読んで頂けるとわかるけど、ずーっとトラブル。笑
毎日なんとか乗り切ったという感じ。
乗り切るには、現地も日本も問わず、人様の力あってこそと痛感。
ロンドンで、いろんな人の親切が身に染みた。
またこっちにある基本的に人に対する敬意みたいなものを
強く感じた。
それを持つこと。
どうやったら持てるか。
そんなことがこれからの自分の課題だなと思った。
そのうえで、主張するべきはする。
ただ文句をいうのではなく交渉するということ。
そんなことを改めて考えさせられた2週間だった。
それから2019年はラグビーのW杯がくる。
外国の人達をどうやって受け入れるか。
私は組織の人間ではないけど、
そんな受け入れのあり方をいろいろ考える機会にもなった。
こんな時間をくれた会社と
その間も働いている仲間たちと
勝手な私に怒りながら出してくれた親と
その親の相手をしてくれた私の友人たちと
私のつたない英語に付き合ってくれた人たちと
それだけの歴史をつないできてくれた先人たちと
あらゆる人たちに感謝したい。
さあ、次はどこへ行こうか?笑 -
*
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