鎌倉・亀ヶ谷坂切通－2019年元旦

2019/01/01 - 2019/01/01

　亀ヶ谷坂切通は先月（12/1）に扇ガ谷山中（https://4travel.jp/travelogue/11428660）から下りた落石防止用の鉄ネットの下にある。それにしても、この冬に（春までには）天神さま跡がある谷側の谷戸から上って亀ヶ谷坂切通まで辿り着きたいものだ。
(表紙写真は亀ヶ谷坂切通）

エリア 鎌倉(神奈川)

亀ヶ谷坂切通の峠。

左側のフェンスの中が亀ヶ谷坂切通。峠からしっかりと切通だった場所の跡が残っている。国史跡になっており、石垣で土留めされている。切通は親子連れがいる辺りから左に折れている。

車止め。ここからは一般道路だ。左側にある石垣の上に切通が通る。

一般道路脇に国史跡看板が立つ。

「国指定史跡　亀ケ谷坂
　この道は、扇ガ谷と山ノ内とを結ぶ、亀ケ谷坂と呼ばれる切通で、切通とは、山を削って造られた道のことで、交通を容易にするとともに、防御の拠点ともなっていました。
　亀ケ谷坂が造られた正確な時期はわかりませんが、鎌倉時代の13世紀の中頃には切通として整備されていたようです。『吾妻鏡』によれば、鎌倉幕府が鎌倉市中の7箇所の商業区域の一つとして「亀谷辻」を指定しており、建長寺や円覚寺などの大寺院が建立された山ノ内と、鎌倉市中を結ぶ亀ケ谷坂は、経済的にも、軍事的にも、重要な場所だったことがわかります。
　江戸時代には「鎌倉七口」の1つに数えられるようになり、現在も生活道路として利用されています。

　　　　注意
　この史跡に対して、みだりに現状変更（掘削、工作物の設置等）や保存に影響を及ぼす行為を行うことは、文化財保護法により禁止されています。
　　　　　　　平成24年３月
　　　　　　　　　鎌倉市教育委員会」