2018/11/05 - 2018/11/07
731位(同エリア2887件中)
tangentさん
- tangentさんTOP
- 旅行記28冊
- クチコミ3件
- Q&A回答1件
- 30,973アクセス
- フォロワー10人
2018年秋にオーストリア、ドイツとイタリアを旅行してきました。ドイツについてはミュンヘンで1泊しただけなのですが、ビールが大好きな私としてはぜひとも入国して訪問したいと思い、旅程に組み入れることにしました。加えて、ミュンヘンからヴェネツィアへの移動に利用した夜行列車の旅についても併せて書こうと思います。
【全体の旅程】
日本→ウィーン→インスブルック→【ミュンヘン→】ヴェネツィア→フィレンツェ→チンクエテッレ→ミラノ→日本
※【】内が今回扱う箇所です。
ミュンヘンはとても活気のある都市で、短い滞在でしたがとても元気づけられるような感じがしました。素晴らしいビールや料理を味わい、バイエルンの歴史に触れることができて、とても印象に残っています。
また、日本ではもうできなくなってしまった定期夜行客車に揺られての旅ができたのも、鉄道旅行が好きな私としては嬉しかったですね。ブルートレインに乗ってみたいという方、今でもヨーロッパでならその希望を実現できちゃいますよ!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
インスブルックからのEuroCity(国際特急列車)でミュンヘンへ。夕方頃にミュンヘン中央駅に着き、宿にスーツケースを置いてから夕食がてら出掛けます。
仕掛け時計が動くことでも有名なミュンヘンの市庁舎は、ライトアップされると威容がいっそう感じられて格好いい!
左後ろのタマネギ屋根のツインタワーはフラウエン教会です。 -
夕食の前にちょっと行ってみたかったお店が。
知る人ぞ知るって感じなんでしょうか、ミュンヘンのHetzeneckerというカバン店(3店舗ほどあり、写真はそのうちのひとつ)は、RIMOWAのスーツケースを安価で買えることで有名です。
私は、海外旅行用の大型のスーツケースはいつもレンタルなのですが(年に数えるほどしか使わず、毎回カラーを気分によって変えられるのも魅力的なので。ちなみにsamsoniteのコスモライトを借りることが多いかなあって感じです)、普段使いに小さめのトロリーを持っていても便利かなと思い、ミュンヘン土産という記念の意味も含めて検討することにしました。 -
結局、購入したのはサルサハイブリッドデラックスというモデルの32Lです。タックスリファンド等を含めて実質315ユーロくらいでゲットしました。
なお、この頃RIMOWAは丁度モデルチェンジがあり、購入したのは旧モデル(個人的には旧モデルのほうがロゴのデザインとか好みでしたし、ブルーで外ポケット付きのモデルは確か新モデルにはなかったので、これで大満足です)。さらに、二輪タイプが生産終了となったこともあり、二輪の旧モデルを入手できたというのは絶妙なタイミングでした。特にブルーはラストということでショーウィンドウに展示されているものを売っていただき、とてもラッキーな買い物ができました!
1、2泊の小旅行とかの機会に、今回の旅を思い出しながら大切に使っていきたいです。 -
話がそれましたが、ミュンヘンで初めての食事はアウグスティーナーブロイのレストランで。中央駅からマリエン広場に行くときに通るノイハウザー通りにあります。
アウグスティーナーは14世紀くらいからやっているという伝統的な醸造所です。アウグスティナー シュタムハウス 地元の料理
-
店内はこんな感じ。活気があって、ミュンヘンのビールを味わうには良い雰囲気です。
-
ソーセージとポテトにビールという、典型的な組み合わせですが、やっぱり最高に美味しいです!ジャンボサイズのソーセージは食べ応えもばっちり(^o^)b
-
翌日、ホテルの朝食では、名物のプレッツェルを。大きくてひとつ食べると結構ボリュームがあります。
ミュンヘンでの料理は全体的に大振り感があり、私はとても嬉しかったです。 -
お昼にはツム・フランツィカーナーへ。レジデンス博物館の近くの、マリエン広場等のメインエリアから少しばかりそれた立地です。わりと落ち着いた雰囲気で、ワイワイ系よりもゆったりじっくり食事を楽しみたい気分のときに良さそうです。
こちらも1363年創業という、日本だと南北朝時代の頃ですか-----やはり、ビールの都ミュンヘンの歴史には圧倒されます。ツム フランツィスカーナー 地元の料理
-
本日のおすすめ的な豚肉料理をいただきました。ナイフがかなりサバイバルな感じのもので、ちょっとたじろぎましたが、塊を切り進めながら食べていくので、大きめのナイフがちょうど良いのですね。
味が染み込んでおり、ビールにもよく合います!付け合わせのじゃがいもも可愛いです。 -
レジデンツ(かつての王宮)博物館は、豪華絢爛で見応えたっぷり。見学ルートを歩きながらバイエルンの王様ってやっぱりすごいお金持ちだったんだなーと思いを馳せます。
言葉で表現するのは少し難しいのですが、豪華さが一生懸命に表現されていて、一つ一つの部屋が濃くつくられてるように感じました。 -
博物館の宝物の中には東洋の品物もあって、興味深い発見です。他にも色んな品物があって見ていて飽きません。
-
ちょうど夕日に照らされて良い雰囲気だったので一枚。
-
マリエン広場はやはりおしゃれで、活気がありますね。歩いていてとても素敵です。
-
そして、ミュンヘンのビアレストランといえば忘れてはいけないのがホフブロイハウス!ミュンヘンで一番楽しみにしていたスポットのひとつです。
ホフブロイハウス 地元の料理
-
店内は壁画が天井いっぱいに広がって、壮大な空間が広がります。音楽の演奏などもあり、とても賑やかで楽しいです!
-
噂の1リットルジョッキのビール、持ち上げるとさすがにずっしり来ます。ホフブロイはピルスナーの非常に整った味わいで、これぞビール!という感じがします。
-
座席は大きなテーブルに相席という形式になりますが、エリアごとにこのような看板が立っていて、自分の席がどこだったかの目印になります。
私の通されたテーブルでも、代わるがわる色んな方と一緒になり、思い切ってドイツ語であいさつなど話しかけてはみたものの、その後の会話はほとんど英語になってしまいました笑 -
ビールの肴には、ミュンヘン名物の白ソーセージを。茹で湯につかって出てくるのが特徴的ですね。
-
ビールがおいしくて、ついついミートプレートも注文してしまいました。少し食べすぎだったかも。でも、陽気な雰囲気のなかで楽しむビールや料理は、本当に楽しかったです!
-
ホフブロイハウスでの素敵なディナーを楽しんで、ミュンヘン中央駅へ。今晩の宿は夜行列車です。
日本では数少なくなってしまった定期夜行列車の旅も、ヨーロッパではまだまだ楽しめます。
今回乗車するのはミュンヘン発ヴェネツィア行きのnightjet、OeBB(オーストリア国鉄)の運行する列車です。この列車、ミュンヘン出発時にはハンガリーのブタペスト行き・クロアチアのリエカ行きを併結したまさかの3併結!途中(多分ザルツブルクHbfとフィラッハHbfではないかな)で切り離しながらそれぞれの目的地に向かいます。ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅
-
Oebbの寝台列車はまさに「ブルートレイン」。
車体側面にはschlafwagen(寝台車:schlafen(眠る)+Wagen(車))と書かれています。
駅で夜汽車を待つのって、最高に旅情をかきたてるんです(^^)私は、日本のブルートレインでは今は無き北斗星と急行銀河に乗ったことがありますが、遠いヨーロッパの駅で当時のことを思い出したりして、懐かしさをかみしめていました。 -
せっかくの機会だからと1人用個室を奮発してしまいました。
広々としていて快適で、写ってないですがベッドの反対側には専用シャワールームまでついています。(ただし、発車直後は搭載している水が温まってないらしく、お湯が出なかったです。私は就寝前に利用しようと思ったら冷水シャワーになってしまいおいおいという感じに。翌朝はちゃんとあったかいシャワーを浴びることができました^_^)
もっとも、値段については悩ましい問題も。1人で乗る場合であっても、基本的に1人部屋を買うよりも2人部屋の方が、2人部屋よりも3人部屋の方が安くなりますが、相部屋の可能性があります。(逆に、運が良ければ(?)3人部屋を安い料金で独り占めということも起こりうる)
初めての1人海外旅行でセキュリティ管理の感覚が分からなかったこともあって、リスク回避的に今回は1人部屋にしてしまいました。一人旅で夜間に寝て過ごす空間という性質上、やはり誰が同室になるかわからないというのは気になりますね。。。 -
ドアの上に収納スペースがあるので、スーツケース等持ち込んでも置き場には困りません。
ただし、落下には注意!私はベッドで寝ていたら上部に置いた紙袋が突然落っこちてきて、危うく額に直撃するところでした笑 -
朝食込みなので、夜の検札の際に車掌さんに備え付けのチェックリストを渡します。列挙されているメニューのうち欲しいものを6品選んでチェックするという形式。ドイツ語、英語、イタリア語の三連になっていて、国際列車らしさが感じられます。
-
紙袋に入ったアメニティグッズと新聞(オーストリア国鉄運行の列車なので、ウィーンのドイツ語の新聞です)、ミネラルウォーターにワインのミニボトルがもらえます。
-
ヨーロッパの夜の鉄路を、全速前進です!
-
朝、目が覚めるとイタリアに入国していて、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のポルデノーネ駅でした。駅名票のデザインがtrenitaliaのものに変わっています。
ここからドイツ語の頭をググっとイタリア語の頭に切り替えます。(ほとんど英語でやりとりしてるじゃないかって?まあ、そうなんですけどね汗) -
乗車した277号車は、ミュンヘンでは中間車両でしたが、夜のうちに後ろの車が切り離され、朝には最後尾に。
-
昨夜注文した朝食を、7時過ぎに車掌さんが持ってきてくれました。車窓を眺めながらの食事は、やっぱりいいですねー。
-
ヴェネツィアのメストレ駅を過ぎると海を渡ってヴェネツィア本島へ。約9時間の夜汽車の旅も、いよいよ終点へ。
-
終着駅のヴェネツィア・サンタルチア駅に到着。ホームに降り立った途端に磯の香りに包まれて、さすがは水の都。(今でもこの時の印象的な感触を鮮明に覚えています。鉄路でヴェネツィア入りした際には、ぜひこの感覚を味わっていただきたいですっ^^)
先頭の機関車もいつの間にか替わってました。機関車をとっかえひっかえリレーして、国を超えてヴェネツィアまで運んでくれてVielen dank/Grazie mille!
短いながらもミュンヘンでの素敵な思い出を後にして、いよいよこの旅行もイタリア編へ突入します!サンタ ルチア駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2018年オーストリア、ドイツ&イタリア大旅行
-
前の旅行記
2018年ヨーロッパ旅行:山と街並みを楽しむインスブルックの秋
2018/11/04~
インスブルック
-
次の旅行記
2018年ヨーロッパ旅行:初イタリアは水の都!ヴェネツィアの海と空
2018/11/07~
ベネチア
-
2018年ヨーロッパ旅行:歴史の帝都、感動のウィーン
2018/10/31~
ウィーン
-
2018年ヨーロッパ旅行:ウィーンから日帰り遠足ーー幽玄の湖畔、秋めく小さな街へ
2018/11/03~
ハルシュタット
-
2018年ヨーロッパ旅行:山と街並みを楽しむインスブルックの秋
2018/11/04~
インスブルック
-
2018年ヨーロッパ旅行:ミュンヘンからヴェネツィアへ。グルメとリモワと夜行列車と。
2018/11/05~
ミュンヘン
-
2018年ヨーロッパ旅行:初イタリアは水の都!ヴェネツィアの海と空
2018/11/07~
ベネチア
-
2018年ヨーロッパ旅行:美術、工芸品、そして料理ーー職人技の光るフィレンツェ滞在記
2018/11/08~
フィレンツェ
-
2018年ヨーロッパ旅行:チンクエテッレの蒼い海と街歩き
2018/11/12~
チンクエ・テッレ
-
2018年ヨーロッパ旅行:トラブル続き!?のミラノ観光記
2018/11/13~
ミラノ
-
2018年ヨーロッパ旅行:暮らすように楽しむ、夢の空港ラウンジめぐり
2018/11/16~
バンコク
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- mom Kさん 2020/03/25 19:02:46
- よいお買い物
- tangentさん、旅行記共感してくださってありがとうございます。リモワのトランク、色、大きさ、しかも2輪、すべて私好み。いいなあとお写真見つめました。
- tangentさん からの返信 2020/03/26 20:11:16
- Re: よいお買い物
- mom Kazukoさん
旅行記、たいへん楽しく拝見いたしました。
リモワについて暖かいコメントをくださりありがとうございます。
今のところは国内が多いですが、このリモワを連れて楽しく色んな場所を旅行しています。お気に入りのトランクと一緒に旅の思い出を積み重ねていくのは良いもので、末永く大切に使いたいなと思っています。
tangent
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
ミュンヘン(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018年オーストリア、ドイツ&イタリア大旅行
2
31