2018/08/04 - 2018/08/07
257位(同エリア3770件中)
ベリーニさん
フィレンツェ二日目、お目当てはサンタ・マリア・ノベッラ薬局。
ここは、800年も前から続く、世界最古の薬局。
なぬっ、世界最古の薬局??と聞いて仙人が住んでいるような小屋を思い浮かべた私。
写真をご覧あれッ! 「もうどんだけー!」っていうぐらい豪華。仙人の小屋なんかじゃなかった。
サンタ・マリア・ノベッラ薬局の始まりは、修道士達が自然の花や草と澄んだ水などを使って作り上げた超・超自然派コスメ。
そして、驚くなかれ。今も当時のレシピのまま作られている化粧品、香水のお店なんです。これは試してみなくては。
で・・後から知ったけど、同じ物が新宿伊勢丹でも売られていた。ただものではないこのコスメ。
こちらにはカフェも併設されていて、当時の貴婦人が飲んでいた『ココア』『チョコレート』『薬酒』などもいただけるんです。
ではでは、二日目。
こちらを巡りました。
1.ポンテベッキオ橋宝飾店 (前回の回想)
2.ウフィツィ美術館
3.アルフォルノの塔
4.アイスクリーム店
5.サンタ・マリア・ノベッラ薬局
6.トラットリア アルマンド
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
昨日、買い出しに行ってた中央市場。
ショーケースの中に子豚ちゃんが‥鎮座。うぅっ、目が合う・・・ -
ここで 食べることも出来るし、ピザの切り売りとかもしてくれる。
楽しいけど、地元密着型ではなく、観光客向け。 -
さて、今日は朝一番、8時15分からウフィツィ美術館を予約してる。
忙しいので、朝ごはんは買い込んだものを並べて部屋食。 -
早朝のアルノ川をぶらぶら散歩しながら ウフィツィ美術館へと向かう。
遠くにベッキオ橋が見えます。 -
-
ベッキオ橋
早朝は静か、宝石店は、まだお休み中。もう少しすると大混雑になるよ。 -
はい、昼間は一転、こんなに混んでる。写真を撮るのも難しいッ。
宝石店はウィンドショッピングして、目ぼしい物を見つけたら、ドアの所の呼び鈴を鳴らす。
『カチッ』と、ドアの鍵が開いて中のお姉さんがお出迎えしてくれる。
気に入ったものをアレコレ見せて貰い、値段を聞いて購入するか考えればオッケー。
思っていたよりは、お手頃の値段のものが多いし、(3万、5万、10万くらいの価格帯)定員さんは無理な押しはして来ない。
『フィレンツェ 彫り』の指輪はやはり素敵。
買うと、空港での免税手続きまで店でしてくれるとこも有った。
でも、問題は指輪のサイズ
「サイズを一日で直してくれる」というけれど、指輪に『継ぎ目』ができる。繊細な『フィレンツェ 彫り』が気に入っているのに大きな継ぎ目とは‥これはかなりがっかり。
悩んだけど購入には至らず。 -
美術館の入り口に到着。
私達は日本から朝一番の時間帯を予約してバウチャーを持参してる。
バウチャー自体では入場できず、窓口でバウチャーを見せてチケットと交換して貰います。
もし、フィレンツェパスで入場するならば、パスを見せればそのまま入場できる。
何故、バウチャーにしたかは、『鐘楼・ドゥオモ・大聖堂の共通入場券を買っていた為』
日本からドゥオモのクーポラを予約するのに 共通入場券の購入が必須だから…
これを説明すると、ちょっと長くなるので…詳しい内容はフィレンツェ3で。 -
ウフィツィ美術館に到着。
オーディオガイドを借りる時はお約束、パスポートを忘れずに。 -
この美術館の 有名な絵
ボッティチェリの『春』 -
続いて『ビィーナスの誕生』
教科書はもとより、色んなところでお目にかかる。
今日はウフィツィ美術館展が空いてる。
実は明日は無料開放日、皆さんは明日来るのかなぁ。
こんなに空いていたのは初めて。1番前でゆっくり見学できました。
写真撮影もオッケーになって、絵の周りはスマホを掲げて写真を撮る人が囲んでる。 -
『メデューサの盾』
見たものを石にしてしまうという恐ろしい怪物メデューサと闘う事になったペルセウス。
もし、メデューサを見れば石になってしまう。何とかしなくては。
そこで奇策を思いつきます。
鏡に敵の姿を映して闘うのです。
見事に作戦は成功。ペルセウスはメデューサの首を切り落とし勝利した。
ペルセウスは切り落としたメデューサの首を自分の盾に付けた。
これで、ペルセウスは無敵の盾を得たという神話。
これが その盾。
説明はオーディオガイド・・オーディオガイド って素晴らしい! -
見学に疲れたら、美術館のカフェで休憩。
このカフェ『美味しくない』と聞いたけど(実際ビミョー…)
でも、テラスからの景色はとても素敵。
(コーヒーは飲みかけではないです・・初めからこの量でした。) -
こんなに大きくベッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)アルフォルノの塔が見える。ド迫力。
行ってみると、ベッキオ宮殿では、秘密の通路ツアーを開催中。(映画インフェルノの舞台になったところ)
明日なら予約が取れると聞いたので、内部の見学は明日することにして、今は塔だけ登って来ます。 -
ベッキオ宮殿に入ります。
-
アルフォルの塔に登る…階段、200段くらい。
最上階から見えるのは、この景色、フィレンツェの街が見渡せる。 -
スマホで見たら、こんなに歩いていた!
28階‥凄い -
(色とりどりのお菓子、お店は下の話とは無関係のお店)
真夏の『アルフォルノの塔』の階段を登り降り、ふっ~ッもう、汗だく。
塔を降りてくる観光客を待っているかのようにあったジェラート屋。
出て来る人は飲み込まれるようにその店に入っちゃう。
有名な高級店ではなく、気軽に入れるジェラート屋さん。
コーンを選んで ダブルのジェラートを選んで、ここでふっと値段表を見たら、びっくり!
えっ!(@_@)
ダブルで一個8ユーロ。(約千円)
びっくり!
驚いて注文は一個で止めてレジに並びます。
レジを待ちながら、心の中では 自問自答。
『値段表は、間違ってる?』『そだよー。この立ち食いで、なんの変哲も無いただのジェラート‥そんな値段の訳ないよ』
ところが、ところが、レジはチーン。
「8ユーロ。」と。
「‥」やっぱり
大人しくお金を払って、私達の次に並んでるお客を見る。
次は、短パンのアメリカ人の4人家族、手に手にジェラートを持っている。色々トッピングしてるし。(ここのジェラート高いって気がついている?)
「チーン、45ユーロ」約5,800円
支払いのアメリカ人 パパは 値段を言われてびっくり仰天した様子(やっぱり気がついてなかったんだ・・)
レジをかかえ込むほど身を乗り出して、これに文句を言い始めた。
「マジかー、1500円だろ? いくらなんでも変だろ。そんな値段か?ジェラートは返す!!」
早口の訛りの強い英語だったけど、なんて言ったか ハートでビンビン伝わってくる。
「ジェラートを返す」って言ってるけど、奥さんも子供たちも みんなもう舐めちゃっている。『あーぁ。』
奥様、ジェラートを舐めながら、チラッと伏し目がちに私達を見てきた。
目で『やられた、参った!』って言ってくる。
私達も『同じく!やられたわッ!』って小さく頷いて返す。
パパはブツブツ文句を言いながら仕方なく代金を支払った。
日米観光客同士、目で相手をいたわりあいながら店から退散。
スリの次は高額ジェラート屋 まったくもう!
この一件で旅行中 もうジェラートを買わないっ!って決めた。((;^ω^)笑) -
高価なジェラートを食べながら、更に甘いもの物色中。
ディスプレイが素敵 -
-
お目当ての、『世界最古の薬局』サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
800年も前、日本だと鎌倉時代から続く薬局と聞いて、
『な、なぬっ、世界最古の薬局?』髭を生やした仙人が住んでいる様な小屋を思い浮かべてしまった私‥
同じ様なイメージをされた方もいたのでは‥
でも、それは大きな勘違いですわよ~!
写真をご覧アレ。「もうどんだけ~」って程に豪華です
(≧▽≦)
仙人の小屋なんかじゃなかった… -
自由の女神じゃない、コスメの女神。
サンタ マリア ノベッラ薬局は、800年も前、修道士達が自然の花や水から香水や化粧品を作り出して 始まったお店。
そして、驚く事にいまでも当時のレシピのまま作られている超・超自然派コスメのお店。
自然派コスメの殿堂です。
なんと、これらは新宿伊勢丹でも売られていた。勿論、フィレンツェのこちらで買った方が安い。 -
薬局なんて言葉ではしっくりこない、ここを入ると。
-
こちらのコーナーは石鹸、ポプリ等が並んでいます。
-
自然の花が材料ということで
店内は花、花。 -
抽出に使われていた道具が飾られている。道具もお洒落。
-
花の飾り方も美しい。
ふぅ~ッ、ため息が出ます。 -
王妃の水と呼ばれる香水が人気の高い商品。
お店の方の説明だと、この香水を使っていたメディチ家の○○さんが、王妃になったから、と言ってました。(○○さんの名前が思い出せません)
この香水はナポレオンも気に入っていたと。 -
他にも香水『Angels of Florennce』があります。
これは、フィレンツェの歴史的洪水被害のとき各地から助けに来てくれた人々、『泥の中の天使』と呼ばれたこの人達に作られた香水。 -
私は、香水が苦手なのでローズウォーターを購入。
これ軽いつけ心地で、しっかり保湿してくれる。お気に入りの品。
私は、今でもこれを使ってる。 -
こちらには、カフェも併設。
-
(写真は薬酒)
テーブル3っほどの小さなカフェ。
とても素敵なのですが、なぜか?いつも空いています。
ていうか人がいるのを見たことない。
高いと思われているのかも?
ペットボトルのお水は確か1ユーロだった。うる覚えですけどチョコレート4ユーロだったと。
結構、リーズナブルです。
私は、大抵は、チョコレートとお水を頂いて休憩。 -
中世のままのレシピで作られた薬としてのチョコレート菓子とココア。
頂きました!
チョコレートは生クリームが入ってない感じで少しボソッとしてる。味は美味しい。
ココアは…苦くて飲み難い…。砂糖が入っていないし、嫌、まるで薬。飲めずに残してしまいました。
中世の貴婦人、「今日は気分がすぐれないわ。」なんて言うと、執事が「奥様、ココアをお持ちいたしました。」なーんて言ってたのかもぉ。
妄想しながら一度は体験してみて。 -
薬酒のアルキメデス。これもまた薬として飲まれていた。
これが甘くて素敵な香、飲みやすくて一番美味しかった!
詳しくはホームページにも書いてあります。
https://www.smnovella.com/product/7010214 -
テーブルにはセンス良くお花を飾ってる。
葉っぱを上手に使ってる。
ここで、美に酔いしれていましたが、お腹がすいてきた。
美も食欲には勝てず、コスメの殿堂を出て夕飯へ。 -
夕食、トラットリア・アルマンド(Trattoria Armando)
初めてフィレンツェに行った時に、お薦めされて来ていらい何度か来ています。 -
オペラ座に近いこのお店は、俳優さん達が通ったそうで、壁には写真がいっぱい飾られています。
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知っている顔を探すのは楽しみ。『奥様は魔女』のサマンサ役の『エリザベス モンゴメリー』の写真も有った。
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かわいいアミューズ。
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写真ではわかりにくいですが、黒い粒粒はキャビア スープも甘さにキャビアの塩加減がアクセントになってます。
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盛合せ生ハム。
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ここのお店の看板メニュー。スパゲッティ・アッラ・カルティエッラ
美味しかったです。
このパスタが食べたくてこちらへ来ます。パスタは絶品!
ですが・・店内は一組の方を除いて全員が日本人。
こんなに日本で人気があるのでしょうか、ちょっと驚きでした。
明日はジョットの鐘楼、クーポラに登ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- rinnmamaさん 2019/03/10 16:46:57
- どちらのジェラート屋さん?^^;
- ベリー二さん、こんにちは
いつも楽しく拝見させて頂いております。ご訪問も有難うございます。
文面が面白くて・・引き込まれていくのが分かるので、共通点があるのかも^^
サンタマリアノヴェッラ薬局は、残念ながら雰囲気は現代的になってしまいましたね。
2005年時には雰囲気があって、いかにも昔の薬局屋さんで素敵でした。
それに品のあるおばあ様がいらして・・その頃はまだ日本でも販売されていなくて(東京店が出来たかも)日本人の販売員さんも素敵でした^^
さて、ジェラートですが、大聖堂前ですか?
8ユーロは暴利ですね!
私はミラノから入ってきたのですがシングル2、3ユーロ、フィレンツェは確かに高かった^^;
私は値段を確認して食べていたので被害には、あいませんでしたが・・
今年もフィレンツェに行きますので気を付けますね!
トラットリア・アルマンド・・日本人は有名店巡りするからかな~
でも、行ってみようかしら?
2か月前になりまして色々なチケット手配に奔走中^^
それでは、また。
rinnmama
- ベリーニさん からの返信 2019/03/10 22:20:26
- Re: どちらのジェラート屋さん?^^;
- Rinnmama さん、チャオチャオ!
お孫さんと京都、素敵な旅行でしたね。
またお雛様はとても見事なもので目の保養になりました。
アイスクリーム屋さんですが、Ber Ponte Vecciho です。暑かったので、ふっと入ってしまいました。気をつけて下さい。
Rinnmama さん、またまたフィレンツェ に行かれるのですね、良いなぁ。楽しんで来て下さい!
私的にはフィレンツェ で良く行ったおすすめレストランは中華の京都大酒楼です。コスパ最高で美味しいです。
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