フィレンツェ 3『クーポラ』は日本から予約が必須 詳しい予約方法・映画インフェルノの舞台『ベッキオ宮殿の秘密の通路ツアー』も紹介

2018/08/05 - 2018/08/07

3日目、観光のメインはクーポラ登楼。

フィレンツ観光でやりたい事、一番は、『クーポラ』に登ること。
馬鹿と煙と私、高いところが大～好き。

フィレンツに来たら『クーポラ』に絶対に登りたいッ、て思っているなら日本から予約が必須。
予約の際には、注意することが幾つかあるよ。それを書くね。

次は、ベッキオ宮殿の『秘密の通路ツアー』
映画インフェルノの舞台になったことで有名になったベッキオ宮殿、秘密の通路。
私は、今回が初参加。
夕方、6時ベッキオ宮殿に集合してノリの良いガイドさんに秘密の部屋を案内してもらいました。

こちらを巡りました。
1.カフェ　ラ　メナジェレ（La Menagere)
2.ジョットの鐘楼
3.リナシャンテの屋上テラス（Rinasente　Terrazza)
4.ドゥオモ・クーポラ
5.京都大酒楼
6.ベッキオ宮殿『秘密の通路ツアー』
7.ガルガーニ（Gargani)

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツ観光で一番したいこと、私は『クーポラ』に登ること！

馬鹿と煙と私、高い所大～好き。

クーポラはここ。ドゥオモのてっぺん。ここに登る。ヤッホー！

なのでフィレンツェに行く時は、日本から必ず、『ドウォモのクーポラ』を予約していきます。


クーポラは予約に空きがあれば、当日でも登ることはできます。
が、まずあり得ません。

初めてフィレンツェを訪問した時、チケットオフィスに行きクーポラのチケットを買おうとしたら「登れるのは3日後」といわれ

えぇー！ マジか！と(@_@)ビックリ！

私達は滞在が長かった為、チケットを取って3日後に登りましたが、諦めて帰る人が多くいました。


もし、『クーポラに絶対に登りたい』と思っている方は、事前にネットで予約を入れる事をお薦めします。

一か月前から予約を受付けています。

ただ、予約の際には『クーポラ・ジョットの鐘楼・大聖堂の共通入場券』の購入が必須。
フィレンツェパスではネット予約が出来ません。

先ずは、『クーポラ・ジョットの鐘楼・大聖堂の共通入場券』を購入してから予約を入れることになります。


ただ・・まだ有ります。ここから注意が必要です。

ここからが、ややこしいのですが、クーポラ・鐘楼・大聖堂の共通入場券（有効48時間）でクーポラの予約をした人は要注意。

例えば、クーポラの予約を８月20日13時、と設定した場合、８月20日からしかこの共通券は使えません。
（８月19日、20日の48時間ではない）

18日から21日の間フィレンツェを観光する場合、そうなると20日・21日しか鐘楼・大聖堂などに入場できなくなります。

加えてフィレンツェパスとは違い、ただの入場券ですので、行列に並ばねばなりません。

その上、曜日にも注意が必要です。フィレンツェの主要な観光場所である大聖堂などは日曜日はお休み、または午前か午後のみしかやっていないということもあります。

大聖堂などの入り口に看板が有りますので、時間を確認してから見学の計画を立ててくださいね。

あー面倒臭い、クーポラは、どっちでもいいよ。フィレンツェ着いて予約が空いていたら登るわ。

そういう事なら、着いたら先ずは、チケットオフィスに行ってみて。

これは　建物の案内図。

(クーポラに人がいるの見えますか？)

まとめると
『共通入場券』
クーポラの予約を事前にする為、必要。
クーポラの予約した日が初日、次の日の2日間使える。
(クーポラの予約時間が８月20日13時からなら20日0時から48時間です。)
（どれかの建物を初めて訪れてから48時間ではないよ）
大聖堂などへ入場できるが、超並ぶことを覚悟。(炎天下、一時間半くらいとか。)



『フィレンツェパス』
優先入場できる。つまり並ばず『スィー』と入れる。これはうれしい。
ウフィツィ美術館も『スィー』と入れる。
クーポラの予約には使えない。
お値段が高い

さて、次は教会を観光するときはお約束の～　

教会ファッション・・・教会は肩や膝が、露出している服では入れない！！

タンクトップ、短パン禁止。これには炎天下は泣かされる～ッ。

サンタ　マリア　デルフィーオーレ大聖堂では入場待ちの長～い行列ができる。
私は、2時間待ちもあった。

そして、行列に並んでいる最中、スカーフを売る『物売り』が何度も声掛けしてくる。

「肩、膝が露出している服装をしていると教会には入れないよー。」と。
続いて、
「教会に入りたかったら、スカーフを買え！」

教会の入り口に近づくと足元をみて値段も少し上がります。

露出の程度にもよりますが、見ている限り短パン、キャミソールは入り口で止められていました。

無料で貸し出してくれると書いてあるサイトも有りますが、止められたら最後、買わないと入場できません。

短パンだった私達も物売りからスカーフを一枚買いました。

後ろに並んでいた女性は短パン、キャミソールの装いで一枚は自分でスカーフを持っていましたが、
教会係員に「それでは隠しきれない、もう一枚買え。」と言われていました。

それどころか、強い調子で「なぜ、物売りからスカーフを買わないんだ！」と叱責されていました。

嫌な思いをする前に、教会ファッションで出かけるか、露出を隠せる物（スカーフ）を準備するようにしましょう。

じゃあ、観光の前に朝ごはん。
泊まっている宿の方から教えて頂いた、地元で人気のカフェ。

ラ　メナジェレ（La Menagere)

中は広くてアーチ型の大きい窓がとても素敵な雰囲気。

お花屋さんとレストランが一緒に経営しているそうで、店内は花が多く、癒しの空間です。

観光客より地元の方で賑わっていました。

籠や硝子の花瓶を使って、ディスプレイ。

わかりにくいけど奥の部屋は、天井からプランターをつるして中庭の雰囲気作り。

店内の奥にはピアノもあって、自由に弾いている。

夜はピアノの演奏を聴きながら、アぺリティーボが楽しめるんだそう。

フロントの方は、「私はここのアぺリティーボが一番好き。」と大絶賛。

電気のペンダントも　この通り。

朝食は7時から、写真はパンケーキとレモンジュース。

私は、甘い物が苦手なのでクロワッサンとアイスコーヒー。

確かクロワッサンは1ユーロだったと思いました。コスパよし！

ドウォモから、歩いて5分くらい、観光に疲れたらちょっと休憩にお薦めの使えるお店です。

朝の空気の中、ジョットの鐘楼・ドウォモへと向かいます。

私たちのクーポラの予約は　今日、日曜日の一時から。
いよいよ…待っていたんだよー！！

『リンゴーン』フィレンツェの鐘の音が響いています。
足どり軽くスキップ～。

ジョットの鐘楼が見えてきた。

朝一番、『ジョットの鐘楼』前にスタンバイ。

混み合う前に、登って行きます。

登りながら下を見ると

こんな景色。

ジョットの鐘楼からクーポラを見る。

今日は日曜日、クーポラは一時からなので、いまは誰もいない。

人のいないクーポラの写真が撮れます。

ジョットの鐘楼の観光を終えて、一息。

ここは『リナシャンテの屋上テラス』素晴らしい景色が見れる。
是非一度は訪ねてみて。

でも、昼頃には人でいっぱい。朝早い時間帯に尋ねてみたら‥

空いていましたー！

パンは小さくてペロリと食べちゃった。

そろそろ予約の時間。いよいよー！

クーポラに向かいます。

一時ピッタリに入場。

登って行きます。

上から大聖堂の中を見ると・・・

そして、上を見ると・・・

クーポラの頂上。

鐘楼を見ることができます。

ジョットの鐘楼とクーポラで　どのくらい歩いたんだろう？

な、なんと５１階。

遅い昼は、中華ー！

フィレンツェ駅から直ぐの『京都大酒楼』
ここ、安くて美味しい。

ネットで見たことある『フィレンツェの地元ガイドさん』も観光客をここへと案内してきた。
地元ガイドさんも、フィレンツェの中華ならここがお薦めなんだね。

イタリアでは、変な中華料理もあるけど、ここは大丈夫。

お店は駅の近くで、トランクも置いてゆっくり食べられるし、コスパが良いので、何度も通っています。

小籠包。

ふう～、満腹（　＾ω＾）・・・大満足の昼食、終わり。


夕方の『ベッキオ宮殿の秘密の通路ツアー』に備えてホテルに帰って休憩。

今日、たくさん観光したけど・・最後に楽しみなイベントが有る！

夕方6時からの、ベッキオ宮殿の『秘密の通路ツアー』に参加。

ベッキオ宮殿はこちら～。

写真左の 高い塔（アルフォルノの塔）がある目立つ建物。

このツアー、思ったより人気で予約いっぱいだった。
私達はすぐに入れず、次の日の最終回にまわされたんでした。

この男性が、ガイドさん。

『秘密の通路ツアー』に出発！

豪華な絵画でびっしりと囲まれた部屋。

この絵の一つが、秘密の部屋につながる隠し扉だそう．．．

おぉー！秘密の話が盛り上がるぅー。
どれだと思います？

隠し扉は、この絵。

隠し扉がギィと開くと…

小さな密室にでます。

コジモは政治にはまるっきり興味がなく、蓄財に励んだ。そして、秘密の部屋は集めた財宝を隠すために作られたとガイドさん。

床の石の色が違うに気がついてくれた？
色が違うのは石の産地が違うから。

シエナの石、○○の石、色々な地域の石を集めて床に敷き自分の支配力を示したとのこと。

ドアに囲まれている小部屋。

映画『インフェルノ』の舞台、500人広間を上からみてる。

こんなに馬鹿でかい部屋に、驚くなかれ柱はない。

ガイドさんに、言われるまで気が付かなかった。

（人がいるので、広間の大きさがわかるよね。）

500人広場の天井の絵。

一枚がかなりの重さがある絵が、天井にびっしり美しく飾られている。絵と絵に継ぎ目や隙間もない。

これもまた言われて気が付いた…うーん、凄い！

（500人広場の天井裏）
『柱がない広間』『重さのある絵の天井』を支えているのは、これ。

この天井裏の木の組み合わせが、広場の屋根を、絵を、吊っている。技術的な事をジョークを交えて面白おかしく説明してくれた。

この天井裏、映画の中で追いかけっこをしていた有名な場面に使われたんだけど‥

ガイドさんは、
「追いかけっこは無理だよ。あれは演出だからね.」とジョークを飛ばしてツアー客は大喜び。皆、『映画インフェルノ』が大好きな方とお見受けした。（私もー！）

出口に近づく、地球儀の周りの絵は黄金の地図。世界各地のもの。

この地図の間にも隠し扉があって別の通路ツアーもあるようですが、私達は案内されませんでした。

ベッキオ宮殿は隠し扉、秘密の通路が多数あるみたいですね。

『Japanの地図』も有った。（残念ッ、反射してよく見えない）

工夫を凝らした窓は、『ジョットの鐘楼』と『ドゥオモ』が、それぞれ一枚の絵に見える様に作られている。

ツアーの最後は、『ダンテのデスマスク』

ツアーは英語のみ、内容は構造の技術的な説明もあって半分くらいしかわからなかった。

日本人は私達だけだったけど、ツアーは少人数で、和気あいあいとした雰囲気で進むから、英語がわからなくても楽しめると思う。

ガイドさんは親切、ジョークを連発で、
「僕の写真も、ツアーも撮って宣伝してー！」と写真撮り放題だった。

では、夕飯に出かけます。

誰ですか～？「部屋はキッチン付きでしょう」と言ってる方。

ちゃんと使ってますよう・・・

ツアーを終えて遅い夕飯はここへ。

ガルガーニ（Gargani)　

ド派手な内装。

イタリア人の店長は、奥様が日本人だそうで日本語が話せます。

サッパリとしたサラダ。

オリーブオイルと塩のシンプルな味付けだけど、美味しい。

お店の一押し。

カラスミのパスタ。

フィレンツ3日目は、ハードな観光日だった。

明日は、日帰りでボローニャに行きます。