東地中海の真珠？！❾キプロス (南ニコシア)

2018/09/24 - 2018/09/29

キプロス最後のブログ。

実はタイムリーで嬉しい出来事がありました。
なんと、今週11月12日、8年振りに??キプロスに新しい国境検問所が２ヶ所オープンしたようです！
44年の間に、国連支援で何度も交わされてきた平和交渉は、去年もまた決裂してしまったようですが、平和へと近づいているのでしょうか？
国境検問所２つのうち１つは、私が北キプロスで最後に紹介したファマグスタとか？！

実は私達の旅行の数週間前に、南キプロスのスパイが、トルコ兵士や軍事基地の写真を大量に撮影して北キプロスで拘束され刑務所に送られたと聞いたので(それもファマグスタ港で！)こんなの想像も出来なかった｡。｡。

エリア ニコシア(キプロス)

翌日、朝食前に散歩した朝のニコシア
ヴェネチアン城壁沿いの道路が、ちょうど朝日に照らされて、ヤシの木も並んで爽やか～♪

低い丸いドーム型の屋根が見えたので、
もしや……と思ったら………

やっぱり！！　ハマムでした
【Hamam Omerye (オメリィエ)】

北キプロスにも、モスクの前身が教会だったキリスト教の痕跡があるように、
南にも、イスラム文化が残されています。

このハマムの向かいにはモスクがありました
【Omerye mosque 】

街並みも、ギルネと似てるし

そこかしこにある、やはりブーゲンビリアの花がとても綺麗！

まだ早朝で人気がないけど、街歩きだけでも発見がたくさんあって楽しい♪

中央アメリカや東南アジア等と同じく、ガスボンベがカラフルと思うのは私だけ？(笑)

↑【Leventis municipal museum 】
ここはホテルから徒歩１分の所にあったので、是非とも入ってみたかったのですが、時間がなくて散歩で通り過ぎただけでした。

私達のホテルの隣は、ネットカフェっぽかったけど、グリークカラーで可愛い♪

北キプロスが、トルコとの国旗がペアだったのに対し、
南は「ギリシヤとキプロス共和国」の国旗が常にペアでした。

ホテルの前の駐車場にあったペイント壁画↑

軍機に旗を振っているのは、ギリシャ正教会の司祭？

いわゆる「国境」のグリーンライン沿いは、ドラム缶と有刺鉄線で塞がれています。

ギリシャの国旗カラーは白青だから、こういった場所に使われている訳だけど、
色のイメージが爽やか過ぎて(?！)
一瞬、何だか解らないかも？！

周辺は意外と荒れたままが結構多く、廃墟は南北あまり雰囲気は変わらない所が多い印象

今回の旅行は北キプロスがメインになったこともあり政治色が強いですが
世界の長い歴史を思うと、過去から残っているものの多くは、宗教と戦争に絡んだものが多く、それは現在も変わらず。。。

数百年後は、逆に遠い国からの旅行者にしてみれば、その交錯の跡がとても魅力的に見えたりもしてしまいます。

私達も含め、いつの時代も大国の権力に振り回されているのは、変わらないんだなぁと思いました。

もう帰国して１ヶ月以上になりますが、キプロスに行ったのが、もう遥か前のことのように感じてしまってます。。。

当初は、アフロディーテに纏わる場所や
世界遺産のキッコー修道院や
パフォスのモザイクを一番の楽しみにしていたのに、
北キプロスへの欲もでてきて、滞在日数も少なく、キプロスのメインランドは、殆ど見ていないのでとても残念。

神話のアフロディーテの島に来たので、最後に空港で置物買いました。

そして北キプロスでは、大好きなザクロのモチーフや、ナザールボンジュ…ほぼトルコ土産(笑)を買ってきました。みんな割れずに無事で何より

トルコリラが暴落中だったので、もっともっと買い物してくれば良かった……

あとオリーブオイルや、キャロブシロップ、キャロブチョコ、キプロスデライト(ロクム)等買って
そして歴史の古いキプロスワインも二本だけ……なので帰国後すぐに飲み干してしまいました。

ワイナリーにも行きたかったし、
コレスの化粧品等シャンプーマニキュア化粧品、
買おうと思っていたものは、時間がなくて全然買えず、心残りだらけ

北キプロスのブログで、色々と書きましたが

日本から、一番近い地中海
手軽に東西異文化も感じられるし
もっとメディアで取り上げて欲しいとも思うけれど、あの素朴なままも貴重。。。

果たして10年はどうなっているんだろう？！
これからの国(島)の動向も楽しみに、遠く極東から見守りたいと思います