2018/09/24 - 2018/09/29
34位(同エリア48件中)
ricaさん
英語 : FAMAGUSTA(ファマグスタ)
ギリシヤ: Αμμόχωστος(アモホストス)
トルコ語: GAZIMAGUSA (ガジマウサ)
国民は略して、マゴサ(MAGOSA )と呼んでいるようで、乗り合いバスも「LEFKOSA⇔ MAGOSA 」と書いてありました。
往路は 12TL(≒ ¥250)
乗り降りする所は同じだったけど、何故か往復で運賃が違って
復路は2018.9月現在14TL (≒¥300)……年々上昇中?
紀元前285年、アレクサンドロス大王没後のヘレニズム時代、
エジプトに誕生したプトレマイオス朝がキプロスをも領土とし、
ファマグスタの前身のサラミス(ファマグスタ近くの遺跡)に新たな都市を築き、
ローマ時代には、ギルネと並び、ローマにワイン、銅、オリーブ等を輸出する貿易港として、多いに繁栄。
植民した人々はこの町をアモコストス(砂に埋もれた町)と呼び、それが西洋では、なまってファマグスタになったと言われているとか。。。
コンスタンティヌス帝が、ビサンティウムを都とし、コンスタンチノープルと名付けた330年、キプロスもビサンティウム帝国の領土となった。
アナトリアからも、パレスチナからも、目と鼻の先のキプロスは、常時外敵の侵略に脅かされ、
また様々な国からの貿易商、、
エルサレムからはユダヤ人が移住
12世紀には、アルメニア人達が亡命し、大挙してキプロスに逃げ込んできたこともあり、都市の人口は増大。
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南ニコシアから行くと、クロスポイントから北上しニコシア旧市街を抜け
↑ギルネ門を左手に通り過ぎ、(「地球の歩き方 イスタンブール、トルコ」の北キプロスを参照下さい)
大通りに当たったら、右の歩道沿いに、ドルムシュ(バス)が並んでます
バス停といっても、行き先の書いてあるバスを見付け、運転手に声をかけて乗せてもらいます。 -
乗り合いバスはいわゆるマイクロバスで
イメージしていたものよりずっとよく、エアコンも効いて快適で、出入口には日本語で「降車時、頭上注意」と貼ってありました
「日本バス協会」のステッカーも(笑)↑ -
↑バス停の前の景色
「地球の歩き方」に載っているバス乗り場なら確実ですが(私達も前日に場所の確認で行きました)、そこまで行かなくても、ここでもバスが数台停まっているので、聞いてみた方が楽かな?(笑) -
バスを待つ間、バス停の前でお茶して、トイレを聞いたら「男性用しかない」というので、
城壁沿いのサッカー場の向かい側にあった、ガソリンスタンドに行き、借りました。
(もし行く方は、ティッシュをお忘れなく。
使用後は紙を便器に流してはいけません)
そして、私がトイレに行っている間に、乗ろうと思っていたバスを乗り損ねてしまいましたが、
道を歩いていた時、別の走っていたバスに、手を上げたら止まってくれ、すぐに乗せてもらえました。 -
ちょっとここで、ファマグスタに行く前に話が逸れますが…
バス停の先、北ニコシアを囲む城壁沿いを歩くと、サッカーのピッチがあり、暑いなか一人選手が自主トレ中でした。
ベネチア時代に造られた城壁に沿ったピッチなんて、贅沢~!
実は北キプロスが観光客誘致に力を入れているのがスポーツツーリズムなんだそう。
宿泊施設、天然芝のグランド等インフラは整っているようです。
何度も言うように、北キプロス・トルコ共和国は、トルコ以外からは独立を未承認とされているので、ワールドカップにはどんなに頑張っても行けませんが
ConIFA(Confederation of Independent Football Associations 独立サッカー連盟)に参加していて、
今年の夏に第三回大会がイギリスで開催されたのですが、その抽選会は北キプロスで行われました。
因みにこの時の北キプロスと同じグループは……
・アブハジア共和国
・北キプロス・トルコ共和国
・フェルヴィディク(ハンガリー北部地域)
・チベット(多くの選手は欧州在住の移民)
だそう。
話を、バスに戻します! -
郊外はひたすら一直線の道で、適当な所で乗る人がいて、その度停まり、
私達も最初にお金を払ってなかったので、車中で集金された時にチケットを買いました(↑左)
あと乗客は若者が多く、ギルネでは殆ど見なかった、アフリカ系の若者がたくさんいました。
帰国後調べてみると、ファマグスタには
Eastern Mediterranean University (東地中海大学)
という大学があり、世界70ヵ国から留学生を受け付けているんだそう。
彼らは毎日バス使っているのか、学割っぽい(憶測?)別のチケットで払ってました。 -
郊外は、荒野が多い印象で、たまに集合住宅や、立派なモスクがあったり
-
↑大きなスーパーがあったり(移動サーカスも?)
-
そしてバスに乗って一時間、終点のファマグスタに着きました。
降りると目の前に、【Zafer aniti】戦勝記念碑↑
そして道路の向こうにヴェネチア塀が見えます! -
分厚い塀を伝うと、入口らしき道があり
この道路の長さが、多分、お掘? -
多分、ヤシの木が生えている場所は昔、お堀?
1489年に出来た、旧市街を取り囲む城塞は、どこに入口があるのかわからない程強固!
高さ15mで、城壁の幅が一部は7、5m! -
比較対象がないので分かりにくいけど
-
…私の写真では、迫力が伝わらない…
-
城壁内の旧市街は、生活を営んでいました。
入ってすぐ左にツーリストインフォメーションがあり、そこで地図を貰いました。 -
すっぽり城壁に囲まれた中世の街で、思っていた以上に広く、とても暑くて、全部はまわりきれなかったです。。。
多分、首都ニコシアの南北の旧市街を合わせたより広い? -
城壁に囲まれたローマ時代の世界遺産は欧州に多いですが、それらが中世の営みが上手く保存や継承運営された所が殆どに比べ
ファマグスタは、既に廃墟になってしまったものが多い印象。
それでも、世界遺産になってもおかしくないと個人的には思いました。
もしここが南キプロスだったら、もう世界遺産になっていたかも?! -
キプロス王朝時代、ヴェネチア領時代、オスマン朝時代…と、沢山の文化の面影を色濃く残した場所なのに、
長い間廃墟に近いだったようで、この遺跡は最近になって、ヨーロッパが文化財保護を進めているみたいです。
…独立国としては認めていないけれど、文化財保護は力を入れてくれているよう。 -
私たちが何となく歩きながらたどり着いた最初の遺跡
-
【St.Peter & St. Paul Cathedral 】
(Sinan Pasa Camii )
聖ペドロ&パウロ大聖堂として使われた教会も、オスマン時代にスィナン・パシャ・ジャーミィへ -
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棺?
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次は、ファマグスタの顔と言える、ララムスターファジャミイへ
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