東地中海の真珠？！❽キプロス(ニコシア)

2018/09/24 - 2018/09/29

最後にやっとユーロ加盟国、キプロス共和国の首都ニコシアへ

ギリシャ語　:Lefkosia　
トルコ語　:　Lefkosa
ローマ字だとトルコ語との区別が解りにくいので、英語のNicosia （ニコシア）で表記します。

昔はこの集落はLedra (レドラ)と呼ばれ
ニコシアは、ビザンティン時代から島の首都でした。
レフコシアという名は、紀元前300年頃プレトマイオス一世の息子のレフコスがここに都市を築いたことに由来。
ニコシアと改名されたのは13世紀、リュージニャン時代、フランス人達には、ギリシヤ語のレフコシアという名が発音しにくかったと言われ、トルコ人達はそれをトルコ語でレフコシャにしたらしいです。

残念ながら、南側は殆ど観光していません……
朝晩のほんの数時間散歩しただけです

エリア ニコシア(キプロス)

ここは、南側ニコシアから、北キプロスへの「国境」のクロスポイント
右の小屋が南側のニコシアの…国境でいう税関？

…誤解を恐れずに言えば、テーマパークの発券売り場みたいな感じの規模
(ちょっと見にくいけど)の旗が掲げられています↗️
ここから、北キプロスの国境までの数メートルは撮影禁止だけど、みんなパシャパシャ撮っていました。

ここレドラ通りなどは、道幅も広く、お土産屋よりも、コーヒーカフェやコスメショップ、スタバ、マック、H&M、KFC 等があり、北キプロスから来ると、急に西側文化というか、雰囲気が明るくなった気がする？！

お金を払って中に入ったのは、
【Shacolas tower】(シャコラスタワー)だけ

タワーと言っても、11階建てビルの最上階が展望台になっている高さ。

「歩き方」には、「1階はウールワース(懐かしい！英連邦だから？！)」とありましたが、今（2018.9）はＨ＆Mでした

入口も、ごく普通のオフィスビルと変わらないので、知らなければ気付きません。

でも旧市街は高い建物が無いので、素晴らしい夕焼けも綺麗に見えました♪

新市街

北キプロスの旧市街のセリミエモスクもよく見えます！

ヴェネチアの塔のイギリス時代の絵
Victria square とあります。

古い写真も

キプロスの年表がパネルで展示されていました。

撮ってきたパネルを時系列順に表記してみると
本当に色んな文明の交錯の跡が伺えます。(撮り損ねた年代もあるので、時代が抜けているのもあります)

◼️BC 3900
First inhabitants

◼️BC 672
The area is now known as the city-kingdom of Ledra

◼️400
the city is called "Lefkousia" and obtains its first Christian bishop Tryfyllios

◼️965　(ビサンチン時代)
The city becomes the island's capital and seating of the Byzantine governed of Cyprus

◼️1191　(英国リチャード王支配)
Richard the Lionheart besieges Nicoaia

◼️1192　(リュージニャン時代)
The city, known as " Nicosie " , becomes the seat of the Lusignan kings

◼️1474 　(カテリーネ女王)
The last Queen of Cyprus Catherine Cornaro rises to power

◼️1489　(ヴェネチア時代)
Nicosia becomes the capital of the colony of Venice

◼️1567　
The Venetian wall is erected

◼️1570　(オスマン帝国時代)
The Ottomans conquer the city. Nicosia is chosen as the administrative center and seat of the Pasha, the Archbishop, the Dragoman and the Cadi

◼️1878　(英国支配支配)
The island's administration is handed to Great Britain

◼️1925
Nicosia is the capital of the British colony

◼️1955　
Liberation struggle -Nicosia becomes the centre of political and military conflicts

◼️1960 (キプロス共和国誕生)
Establishment of the Republic of Cyprus - Nicosia becomes the capital of the newly founded state

◼️1974　(キプロス紛争)
Turkish invasion and occupation of 37% of the island including the northern part of Nicosia

■2003
Opening of the checkpoint at the Ledra Palace Hotel

■2004
Cyprus joins the European Unlon

◼️2008
Opening of Ledra street checkpoint

◼️2012
Cyprus Presidency of the EU council. Nicosia froms the heart of the political processes

これからも、更にこのパネルは増えるんでしょうがお互いがいい方向に向かうことを願います。

首都ニコシアの旧市街は、16世紀のベネチア時代の立派な城壁に丸く囲まれていますが、
ここが見事に真っ二つに別れていて、南側のは、南半分のみの地図

たった数十メートルなのに、北側は無し。。。

夜、旧市街を歩いていたら、大きなイコンが目に入り、開いていたので入りました。

【Sacred Temple Of Virgin Mary Faneromenis】
(ファネロメニス教会⛪)

中は暗くて、人も居なくてちょっと怖かった。。。

このイコン、ガラス越しですが、ちょっと角度を変えたら
なんだか別の表情に見えました…私だけ？！

朝陽が当たっているのが、教会の外観。
翌朝、またこの辺を散歩しました。

先程の「国境」から徒歩５分未満にあるのが
私達が泊まった【ROYIATIKO HOTEL 】
メインストリートから、数メートル入っただけにあり、ホテルから北キプロスまでは、曲がり角は一つというロケーション(笑)　便利でした。

実は、殆ど写真がありません。。。

が、とても綺麗で快適で
部屋はそんなに広くないけれど、清潔で、ライトはLED だし、ブラックアイには明るくてとても目が楽でした(笑)

朝食は、毎朝プールサイドで食べました♪
因みに、これは↑グリークコーヒーではなく、エスプレッソ(笑)

部屋は2階、景色は屋根ばかりだけど、周りに高い建物があまり無かったので、明るくて開放的♪

フロントはみんなちょっと見、怖そうだったけど

セーフティボックスの具合が悪いと言ったら、数分後には係りが部屋に来てくれたし、
チェックアウトの事を話したら
「…じゃあ、タクシーを呼ぶ？何時？」と直ぐにこちらが言ったことに、テキパキと対応してくれて驚きました(笑)

宿泊客はビジネスマンが多いからかな？

私が夕方プールに入った時も、女性スタッフが、１人でビーチベッドを移動してくれたり、マメに飲み物を聞いてきてくれたり。。。

ちょっと余談ですが、私はギリシャ人て元々働き者というイメージ。
シドニーで彼らと働いていた時、ギリシヤ人と働いていると言うと、よく「ギリシヤ人はケチだろ？」と言われたけれど、
部下をこき使うけどお金にシビアで、自営業が多くリアリスト。
…でも私は実際、ギリシャ系移民しか知らないので、移民だから働き者だったのかも？！(笑)

本国ギリシャに残った人達は……ギリシャ危機も起こしているので何とも言えませんが……

シュコラスタワーから見えたロイアティコホテル

南ニコシアのレストランで食べたのは、
私はグリークサラダ
夫はカルボナーラだけ(笑)

毎日、EFES は飲みましたが
キプロスビールのKEO は一度だけ(笑)

そしてキプロスと言えば、世界最古の歴史を持つと言われる、ワインの名産地なのですが、とうとう私は一度も口にしないで終わってしまいました………
…だって暑くてビールばかりになってしまって……

２本だけ買ってきて、帰国後に家で飲みました。