オランダ滞在も残す所あと2日！<br /><br />みっちは目的のanne frank hauseに行けたので、あとはどーでも良いと言う。私はオランダに夏に来たからには、チーズマーケットに行きたい、と思ってた。<br /><br />Gouda（ゴーダ）やEdam（エダム）でも開催してるが、ここは世界最大級だと言われてるAlkmaar（アルクマール）に行きたい。Alkmaarのチーズマーケットは4月から10月まで。火曜日にナイトマーケット、金曜日10～12時に開催される。https://www.kaasmarkt.nl/en/visit-the-cheese-market/cheesemarket-when-and-where/<br />因みにGoudaでは木曜日の午前中。<br />https://welcometogouda.com/discover-gouda/highlights/gouda-kaasmarkt<br /><br />Alkmaarのチーズ市の始まりは1365年で、当時は重さを計る天秤が1セットしかなかった為、全てのチーズの取り引きをワーフ広場で行う必要があった。チーズは早朝に納品され、チーズ市の親方や商人はチーズが広場に並べられてるのを確認して、チーズ市が開催されます。広場には、最大で30,000キロ、ないし2,200個のホールチーズが並べられるとの事。すごい楽しみ。https://www.kaasmarkt.nl/en/cheesemuseum-and-history-cheesemarket/ins-and-outs-of-the-cheesemarket/<br /><br />★日程はこちら★<br />＊Brüssel　 2泊　8/7～ 8/8<br />【1】三大ガッカリを制覇！<br />https://4travel.jp/travelogue/11404205<br />【2】緑色の秘密<br />https://4travel.jp/travelogue/11410728<br />【3】煌びやかな夜のGrand-Place<br />https://4travel.jp/travelogue/11411497<br />＊Brügge　 2泊 8/9～ 8/10<br />◇【4】Brüggeは今日も雨だった<br />https://4travel.jp/travelogue/11413582<br />◇【5】366段の螺旋階段にヘロヘロになる<br />https://4travel.jp/travelogue/11419152<br />＊Rotterdam　2泊　8/11～ 8/12<br />◇【7】オモロ建築てんこ盛りRotterdam<br />https://4travel.jp/travelogue/11421550<br />◇【8】自転車で行くKinderdijk<br />https://4travel.jp/travelogue/11421652<br />＊Amsterdam　5泊 8/13～ 8/17<br />◇【9】Rijksmuseumで夜警に会う<br />https://4travel.jp/travelogue/11421755<br />◇【10】anne frank hause<br />https://4travel.jp/travelogue/11421763<br />◇【11】自転車で行く風車村Zaanse Schans<br />https://4travel.jp/travelogue/11421769<br />◇【12】オランダのお城・Kasteel De Haar<br />https://4travel.jp/travelogue/11421773<br />

【13】チーズマーケット@Alkmaar★キミと行くベルギー＆オランダの旅12日2018.8◆11日目

27いいね！

2018/08/07 - 2018/08/18

16位(同エリア41件中)

エリア

アルクマール(オランダ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

同行者: 家族旅行

交通手段: 鉄道船徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

2018年8月15日(水) 11日目

おはようございます。いよいよこの旅行の後2日！

チーズマーケットは10時～だけど、早めに行かないと人の頭しか見えない羽目になるとの事で、目指すは30分前の到着！

朝ご飯は宿泊してるアパートで簡単に済ませ、最寄駅のSloterdijk駅からAlkmaarへ電車移動。電車の検索はhttps://9292.nl/が便利。そうそう、Alkmaar往復とも電車の検札がありましたよ～。オランダ鉄道は検札が無いな～って思ってたので。なので、ちゃんと正しいチケットを買いましょう。

宿泊した最寄り駅のSloterdijkは、どこに行くにもバンバン電車が来て、とても便利な場所でした～。宿泊代を抑えたい方、お奨めのホテルです。
otel2Stay
https://hotel2stay.nl/
Alkmaarの駅は、意外に大きくて立派。
駅を出てから、チーズマーケットがある旧市街地まで分かるかな、って心配だったけど、ちゃんと「チーズ市は→」の看板が出てた。（帰りは看板は無かった）
旧市街までの道はざっくり言うと、駅前通をまっすぐ行き、大きな通りを左に曲がり、川を渡るとそこはもう旧市街。ブラブラ歩いて10分ぐらい。
なかなか怪しい物があったお店も見つつ。
通りにはこんな素敵な景色がはめ込まれてて。

チーズマーケットは昔はチーズの倉庫だった建物、今はチーズ博物館のKaas Museumの前の広場、Waagpleinで行われます。
https://www.kaasmuseum.nl/en/plan-your-visit/opening-hours-and-prices/
9時30分ぐらいに行ったのに、もう会場の広場には人垣が出来ていて、げっ！
でも何とか,小さな女の子とお母さんの後ろの二列目の場所をゲット！この時は良い場所、取れたって喜んでたけど、後々この親子と色々あった。。。それは後ほどゆっくりと。みっちは私より20センチ以上背が高いので私の後ろでスタンバイ。今日は良い天気だ～。

10時きっかりに教会の鐘が鳴り、になり、司会がチーズ市の始まりを告げ、会長さん？の挨拶、ゲストの紹介？などが進み・・右側の大きな画面にライブ中継されてる。（司会のお姉さんがマイクで説明してくれる）
そしてミス・チーズ？娘が紹介され、挨拶に回ってきてくれる。

オランダのチーズの歴史は、チーズ製造の道具が発掘された紀元前200年頃に遡り、中世になると、チーズの取引はオランダ産業の重要な1つとなりました。チーズマーケットが賑わい「デ･ワーフ」と呼ばれる計量所が作られたのもこの時代。軽量所は今はチーズ博物館になってて、見学も可能。
ミス・チーズ？が大量のチーズとニッコリ。

オランダで生産される年間6億5千万kgほどのオランダ産チーズのうち約3分の1が国内消費用になり、オランダ人は1人当たり年間平均14.3キロのチーズを食べていると言われてる。有名なゴーダ（オランダ産の約60%を占めます）とエダムの他にも様々な味の異なるチーズがあるとの事。

ちなみにスイス国民が2016年に食べたチーズの量は、一人当たり22.05キロで総計１８万６７５６トンになるとの事！さすがスイス！オランダを上回ってるね！

スイスで人気のチーズは、グリュイエール、アッペンツェラー、ティルジット、ラクレットチーズ、ヴァシュラン・フリブルジョワ。比較的値段の高い羊やヤギのチーズの人気も高まっているという。（スイスの農業団体発表）

以外にもアメリカでスイスチーズと称して売られてるエメンタールは、スイス国内では人気がない。（私も買いません・笑）
とても愛想の良いチーズ娘さん達。

チーズ取引は、数々の役割分担の上に成り立ってて、赤・青・黄・緑などに色分けされたVeem（フェーム）」と呼ばれるチーズ組合（ギルド）には、

①kaasvader: 黒ステッキを持った"チーズの父親"と呼ばれる組合責任者
②ｋaasdrager: チーズを運ぶ人
③ingooier: 取引されたチーズを運搬の為に投げる人
④zetter: 積み込む人
と役割分担がきっちりと分かれています。

マーケットに搬入された大量のチーズ（アルクマールでは総量3万kg、約2,200個のチーズ！）が、チーズ・キャリアーたちによって運ばれ、整然と広場に広げられれ、マーケットが開始されます。

大きな掛け声とともに仲買人たちが売買をはじめ、取引の成立したチーズは再びチーズ・キャリアーたちが運び出し、すべてのチーズが売りさばかれます。
Waag（軽量所）にもきっちりした役割分担があり、

①Tasman（タフマン）袋の人、というチーズの重さを測る人、
②waagmeester（ウェットミスター）が、正確にチーズの重さを監督します。このwaagmeester は公正さの為か、公務員だったそう。

黒ステッキから白衣に着替えて、"チーズの父親"と呼ばれる組合責任者kaasvader（たぶん）が搭乗。ちゃんと組合ごとに4人いる。
ふむふむ・・・あのチーズに差し込む棒？でチーズを味見して、出来を確かめてる？
どれも一緒に見えるけど、きっと上に張ってある紙？で製造者がわかるんでしょうね。
組合責任者kaasvader？は、観客の前に来てくれて、、チーズの味見をさせてくれました！私達ももちろんゲット！雰囲気のせいか、とっても美味しいチーズだった！早めに来て、前のほうにいて良かった！
ｋaasdrager（チーズの運搬人）搭乗！
ngooier（チーズを積む人）zetter（積み込み人）ingooier（チーズを投げる人)、waagmeester（検量人）によって、仲買人に買われたチーズをキャリーに積み込む。
ngooier（チーズを投げる人）と話す検査の人達
仲買人が取引なので、チーズがあっちに行ったり、こっちに移動したりするって事。
でも、端からどんどん売りさばかれていくのでだんだん減っていく。
軽々と運んでいるように見えてるけど、実はかなり重く、チーズは1つ10～15キロもあるので、彼ら2人が運んでるソリの重要は重い時でなんと120キロ！

でも、その重さを感じさせず、ラクラクと運んでますね～、
【チーズ、いかかですかぁ？】ミスター・チーズがチーズを売りに来た。
チーズ娘もチーズ、いかがですか？
何種類かのチーズセット販売中。
帽子の色の違う4組のｋaasdragerがいるので、どの場所でも見えるのが良いな。
チーズをあっちにこっちに運んでる。因みに私達の前は赤帽子チーム。
ｋaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中
以下、同じ様な写真が続くので、前列の親子との出来事について。

しばらくすると、前列の小さな女の子（4歳ぐらい？）がもぞもぞし出して、ちょっと落ち着かない。そのうち、飽きてきて（基本的にチーズがあちこち行くだけなので、子供は飽きるだろう）場所から離れて後ろに行こうとして。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

え？と思って、女の子の動きに合わせてちょっと移動したら、その子のママが鬼の形相で「ここは私達の場所だから！戻ってくるから、横は要りするな」みたいに言われ。

は～？2列目からでも十分見れるから、横は入りなんかせえへんて。腹が立ったので、「そんな事、分かってますよ！」と言い返す。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

鬼ママに前列に連れ戻された女の子の手には、後ろにいるパパ(ベビーカー押してる・赤ちゃんもいる)からチョコレートお菓子をもらって、少しご機嫌が治った模様。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

しばらく私達の前で大人しくチョコ菓子を食べてた女の子。炎天下で小さな子供が長時間チーズを見てても面白いわけが無く、又もぞもぞし出して。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

私の方へ振り向いた瞬間、手にしていたチョコレート菓子(ベタベタしてた)が私の上着にベッタリ！あちゃ、やられた～。薄い色の上着だったので、チョコが目立つ、目立つ(涙)
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

さすがに鬼ママも慌てて、ゴメンナサイ。と謝罪。
私は、さっきの彼女の態度に気分を害してたから、【謝って済むんやったら、警察いらんで！】と言いたいぐらいやったけど、小さな女の子のした事だし、汚れは洗えば落ちるし、良いですよ、と。

それよりこの炎天下にこんな小さい子供を長時間立たせるってどうなん？親のチーズ祭りを見学したい気持ちは分かるけどねぇ。少し立てば子供も大きくなるし、親がちょっと我慢するのも必要なのでは？など思いつつ。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中

チョコ事件の後、急に親切になった鬼ママが「私達はもう行くので、ここどうぞ」、と前列を明け渡してくれた。さすがにネ。女の子が可哀想過ぎる。最初、この親子になんだ？と思ってたし、服も汚されたけど、人ごみの中では仕方ない事。もう忘れてチーズ祭りを楽しもう！
ここから最前列で見学開始！
軽量所の中を見てみると。
Kaasdrager（チーズの運搬人）達が休憩中。確かに疲れるよね～。
途中、チーズ娘が又チーズを売りに来て。私は苦手なチーズがあったら困るので、買わなかったけど。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中
zetter（積み込み人）によってソリに積み込む様子も見える。やっぱり最前列は良いね！
見ての通り、すごい目の前をチーズの橇が通り過ぎる。
Kaasdrager（チーズの運搬人）がチーズ運び中
私はこういうのを見るのが好きなので、すっと見てられるんやけど。
うちの大きな子供のみっちも1時間を過ぎた頃、「もう飽きた」と言い出した。
え～？私は全然飽きないけど。
でも、2人で来てるから、相手の事も考えないとね。
名残惜しいけど、この辺りで見学を終了。
Alkmaarのチーズマーケットの日は、いわばお祭りの日で、屋台やお店もたくさん出てる。
甘いお菓子や
ちょっとトルコ風のお皿のお店や。
この上の絵が気に入って、買いたかった。持ち帰るのが大変だと思い、断念。今から思うと買えば良かったな。
この人形オルゴールがすごい素敵だった。色も綺麗で～。
木靴の屋台も出てて。
アクセサリーとか飾りの屋台。
たくさん求婚が売ってた屋台。見たことのない求婚も売ってて、興味津々。
ちょうど運河クルーズが出る所だったので、乗ってみよう。
乗ると、お姉さんが飲み物は？って聞きに来たので、ぶどうジュースを注文。これが絶品で。船に乗ると、こういう風に飲み物を聞きに来る場合がある場合、注文した方がスマートです。そこまで高くないし、周りはみんな頼んですし、1人注文しないとクルーズ中、ずっと居心地の悪い思いをする羽目になりそう。少しの散財で優雅にクルーズ？ワインと開けてるグループも多し。
船に乗せてるチーズもあって。
ぶどうジュースと一緒に頼んだクッキー。これ、美味しかった。
お天気が良くて、中は暑いぐらい。
街中の運河を船は進んでいく。途中、小さな跳ね橋もあって、なかなか面白い。
少し行くと草原が広がって。
小さな運河と草原と。
もちろん風車も見えて。
いくつか風車が見えて、その辺りはサイクリングロードになっていて、帰りに見つけたけど、駅前に貸し自転車屋さんもあったので、サイクリングも楽しそう。
風車がある風景、ええな～。
風車と青空！これはすごく気に入ってる一枚。
途中で何度か家族ボートとすれ違って。
ボートハウスは、前は家のない貧乏な人が住む場所だったけど、今はかなりのお金持ちが住むリッチな家になったそう。ボートって分かるのもあるし、もう普通の家見たいのもあって。
もちろん運河沿いには高層アパートも。
クルーズが終わったら、そろそろチーズマーケットも終わりの時間。裏側に取引されたチーズがトラックに摘み込まれてて。
12時近くなると広場のチーズはどんどん減ってくるし。
12時を過ぎると屋台もどんどん店じまいするので、チーズマーケットの見学はやっぱり朝一番で1時間ぐらい見て、残りは屋台を見るのが良いかな～。
チーズマーケットが終わると、広場にはどんどんテーブルが並べられて、レストランのテラスに変身してたし。
何故か写真が無いけど、この広場の少し入った場所で、ハンバーガーのランチを食べて。
素敵な写真があったので、パチリ。
運河沿いの景色も素敵だ～。
運河沿いの屋台が出てて、チーズマーケットの日はいわばお祭りなんでしょうね。
運河から測量所を見たところ。
広場から少し離れると、静かなとおりになるけど、1つ入ると小さなお店がたくさん。個性的な感じの個人店があって、私好みな感じでテンションが上がるわ。
とても面白い物を売ってた雑貨屋さん。
この辺りの怪しい？感じのブテックに飾られてたピアスに一目ぼれ！ちょい高かったけど、自分のお土産に購入。とても綺麗で、つけてるとみんなに褒められる。断舎利を心がけてるので、旅先で出来るだけ何も買わないようにしてる。唯一買うのが、気に入ったアクセサリー(もちろん自分用)を買う事にしてる。
ずっと運河沿いをお散歩。Alkmaar、落ち着いた素敵な町だ～。
このダンダンな屋根が雰囲気があって好き。
計測場に戻ってきた。
ここは確か図書館。すごい素敵な建物よね？
たくさんの旗が飾ってある建物。ホテル？それとも公共の建物？
ここが駅に向かう通りで、下にはたくさんのお店が入ってる。

Alkmaarは、人口は約9万4千人（2005年）。
家畜、乳製品、穀物の集散地としての役割を果たすほか、教会オルガンの生産地としても知られる。かつては、帆船の帆布生産も盛んであった。また、寒冷期を除いては、毎週チーズ市が開催されることでも有名。
このシマシマな建物はAlkmaar city hall(市役所)です。
オランダ最大のチーズマーケットが中世の時代から開かれた、と言う事はかなり裕福は都市だったんでしょうね。この市庁舎の優美な姿から想像が着きますよね。
それにしてもすごいオシャレ。
ここが入り口です。
駅からチーズマーケットまでの道順どおりに歩くと、この通りに案内されるので、迷うことはないですね。
St. Laurenskerk
絶賛工事中。中に入りたかったけど、例によってみっちに止められる。と言うのも日差しがきつくて、とても暑かったので、私も含めてバテバテだった。
少し体を冷やす為、アイスクリームで一息。
駅に向かって行く途中、レンタサイクルのお店もあったので、自転車借りれば良かったかな。

Alkmaar。チーズマーケットだけかと思ってたら、とても歴史のある町で、風車もあって思ってたより素敵な街だった。この後、アパートに帰り、夕食は冷蔵庫の残り物を総動員して夕食。明日はいよいよオランダ最終日、丸1日、たっぷり楽しめます！