天園－貝吹地蔵間にある富士見所（天園ハイキングコース）

2018/10/21 - 2018/10/21

　瑞泉寺から天園に向かって天園ハイキングコースを進むと、獅子舞谷の尾根道に向かうバイパス路があり、それを過ぎると楠の大木が並ぶ並木道になる。今日はそこを男の子が走って行く。その後を父親が付いて行く。この楠の並木道を過ぎると天園峠までは杉林となる。その境に富士山が望める富士見所が設けられたが、木のベンチは朽ちかけており、今では腰を掛けることができない。天園の周辺を整備して獅子舞谷の熊笹を刈ったり、峠の茶屋跡にたくさんの看板を設置したりしている老人のグループがあるというが、こうした朽ちた木のベンチを座れるように再整備して頂けるのであれば、地元の人からもハイカーからも疎まれることはなくなるかも知れない。
　ここの場所は天園から少しばかり離れており、天園で油を売っていると、この場所から見える富士山は雲を纏ってしまう。瑞泉寺からは結構時間が掛かる。これまでは富士山がスッキリと見えることはなかった。今日はここからスッキリと晴れ渡った富士山を見たいと思って天園ハイキングコースに入ったのだ。
　なるほど、今日の天気ではお昼になってもこの場所から富士山がくっきりと見える。しかし、これまでは気が付かなかったのだが、山を下った場所にあり、山頂に建つ鉄塔から次の下にある鉄塔へと電線が通っているが、その電線が富士山を横切っている。残念な富士山のビュースポットである。やはり、瑞泉寺裏山（https://4travel.jp/travelogue/11415208）のような山頂にある富士山のビュースポットが一番である。
　この場所を気にすることもなく多くのハイカーが通り過ぎて行く。ここで富士山を見ないと天園ハイキングコースでは富士山を見なかった（https://4travel.jp/travelogue/11415296）ことにもなりかねない。ここに頑固な爺さんのグループを案内して不快な思いをした。棺桶に入るまで狭い自分の経験のみで生きている人が何と多いことか。天園ハイキングコースでは富士山を見ないハイカーが本当に多いのだが、こうした富士山のビュースポットを知っていれば、今日のような天気の日にはコースの途中でほっこりとできるものなのだが…。「馬鹿は死ななきゃ治らない」とは昔からそれを伝える的確な言葉である。
（表紙写真は天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山）

エリア 鎌倉(神奈川)

天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山。

天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山。

天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山。

天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山。

天園ハイキングコースの富士見所から見る富士山。