紅葉の新玉川・玉川・後生掛け・蒸けの湯温泉4泊5日の旅 2018/10/2～10/6

2018/10/02 - 2018/10/06

田沢湖から八幡平山頂に向かう途中には特色ある有名な温泉が連なっています。
立ち寄り湯や見学はしたことがあったのですが、今回一筆書きで順に泊まって4湯を堪能。
最終日は紅葉真っ盛りの八幡平山頂から盛岡に下って冷麺を食べて締めくくりました。
新幹線とバスで巡った4泊5日の女一人旅です。

エリア 湯瀬温泉・八幡平(秋田側)(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

初日　2018/10/2(火）
秋田新幹線で田沢湖駅着9：21。
八幡平山頂行きバス9：30発。
運転手さんは女性でした。

途中、玉川ダムを望む展望所でトイレ休憩でしばし停車。

新玉川温泉10：43着。
山小屋風の外観ですが中は近代的。

チェックインは15：00～なので、お部屋は使えないけれど外来入浴者扱いで温泉には入らせてもらえます。
荷物はフロントで預かってくれます。

お昼は食堂で山菜そば700円を食べました。
ご飯と漬物は食べ放題です。

お風呂は強酸性で種類も沢山あります。
13：00～看護師さんの個別指導で温泉の入り方を教わりました。
ナイロンタオルで洗ってから入ったりしては絶対にいけないそうです。
かけ湯程度で入らないと肌の弱くない私でもピリピリしました。
写真は朝食後誰も居ない時に急いで撮りました。

今年の3月にできたばかりの露天風呂です。
この他に、時間予約制の屋内岩盤浴の施設がありますが、撮影禁止でした。
岩盤浴は熱くて持ち時間の50分も入って居られませんでした。
汗をかくので内湯に入る前がいいかもしれません。

部屋はツインの洋室で洗浄式トイレと洗面所、TV・冷蔵庫があります。

食堂は広くて綺麗です

夕朝食ともバイキングスタイルですが地元の食材も盛り込まれて種類も多く全制覇は出来ませんでした。
これは朝食第1弾です。

二日目　2018/10/3（水）
2泊目の玉川温泉までは平坦な遊歩道を歩きで10分で行けますが、系列店なので10：50に送りの車を出してもらえます。
連泊のようなものなので特別に11：00～お部屋も使えます。

玉川温泉の外観の一部です。
この旅館には遊山目的ではなく真剣にガンなどを治そうという思いで湯治をされている方も沢山居ます。

自炊部と旅館部があります・
泊まった旅館部の部屋は畳の部屋にベッドが2台置かれていました。
洗浄式トイレも洗面所も冷蔵庫もＴＶもありました。
供用の洗濯機は誰でも無料で使えます。

新玉川温泉と玉川温泉を結ぶ遊歩道の途中にあるビジターセンターです。
昨日行かなかったし未だ早い時間だったので行ってみました。

玉川温泉自然研究路は地球の息吹が感じられる遊歩道です。

屋外の「大噴」の脇で岩盤浴で病と闘う人です。

テントのような屋外岩盤浴の施設もあります。
近辺の地面を触れてみると低温火傷をしそうなほど暖かい。

内湯は新玉川温泉と同じ泉質で造りも大体同じ。
真夜中の誰も居ない時に撮りました。
ここでも時間指定の屋内岩盤浴も体験しましたが、露天風呂はありません。

夕朝食ともバイキング形式。
夕飯時メインの主菜だけは肉か魚かを選択します。

食堂です

3日目　2018/10/4(木）
広い足湯もありました。

宿の遠景ですが紅葉はそんなに進んでいません

10：50に宿の前のバス停から後生掛け温泉に向かいます

11：20後生掛け温泉着。

旅館部もありますが湯治部に泊まりました。

チェックインには早かったのでフロントで荷物を預かって貰い、食堂でお昼です。
一番人気だという「八幡平ポークの焼き肉膳」です。

「後生掛自然研究路」の散策は1時間もあれば行って来られます。
紅葉も丁度綺麗です。

泥がボコボコと噴き出していて地球の息吹を感じます。
何だかハート型に見えませんか？
インスタ映えする景色だと思うのですが・・・

大湯沼は神秘的な水たまりです

部屋は4畳半で洗面所やトイレは供用。
テレビも冷蔵庫もありません。
布団も自分で敷きます。
一番驚いたのは最近出来たばかりの「鈴らん」棟なのにトイレが洗浄式でなかったこと。
旅館部のロビーの供用トイレも昔ながらの和式だったりして今時こんな所もあるんですね。
洗濯機は無料で使用できましたが。

自炊部に泊まりましたが夕朝食とも付けて貰いました。
食堂で頂きます。

4日目　2018/10/5(金）
朝食です。

足湯です。
内湯は湯気で上手く写真が撮れませんでした。
名物の「箱蒸風呂」や露天風呂もありますが、温泉の泥を掬って全身に塗り込む「泥湯」が一番面白かった。
浴場にはシャワーは無く掛湯だったのでシャンプーはパスしました。

今夜泊の「ふけの湯」のチェックインまでは未だ時間があるので、昨日バスで道すがら見た紅葉の綺麗だった「大沼」に行くことにしました。
宿で荷物を預かって貰い、さほど起伏のない舗装路を歩くこと15分。

午前中の方が日の当たり加減はいいみたい。

「大沼」でこの旅でやっと「紅葉」っていう景色に出会えた感じ。
色の修正はしていませんよ。

トリカブトが咲いていたのです。

11：20後生掛け温泉バス停発⇒11：26ふけの湯着。
チェックインは未だ出来ないので荷物は預かって貰い、お天気も良いので「長沼」に行くことにしました。

途中「谷地湿原」を通って苔むす山道を30分。

静寂の「長沼」はお天気は良いものの紅葉は若干盛りを過ぎたっていう感じでした。
ＮＨＫの「小さな旅」のロケが行われていて11/18に放映されるそうです。

私、昨年番組に出演したこともあり、そのことを覚えていてくれるスタッフも居ました。
私のこの拙い腕で撮った景色がプロの方の力量でどのように放映されるか楽しみです。

混浴の露天風呂です。
周りの紅葉が本当に綺麗です。
脱衣所は男女別。
日帰り入浴時間帯は流石に入り辛かったけれど、宿泊者専用時間になれば比較的抵抗はありません。
丸桶の湯船は温度が様々。
翌日入ったら日によっても全く湯温が異なりました。

女性専用露天風呂。
景観はイマイチ

良いお天気です。

男性専用露天風呂は景色が開けています。
悔しいから、翌朝夜明けと共に根性でザブンと入って来ました。
奥の赤い屋根が宿泊棟です。

女性専用内湯です。
シャワーは無くて湯桶に溜めた湯を手桶で掬って体に掛けます。
角に在って露天風呂にもそのまま行けます。

内湯に併設された露天風呂。
混浴の露天風呂も眼下に見渡せます。
紅葉も綺麗。

部屋は紅葉の山並みが見渡せる２階の10畳間。
トイレや洗面所は供用です。
冷蔵庫はありません。

夕食は食事処で頂きます。
薬膳料理との事です。
今日はＮＨＫの取材があって「ふけの湯」も放映されると女将の口上がありました。

五日目最終日　2018/10/6(土）
朝食です

チェックアウトする前に時間もあったので徒歩15分ほどの「ふけの湯展望台」まで行くことにしました。
雲海が綺麗です。

ふけの湯を俯瞰できます。
露天風呂も丸見えですが、どんなに目がいい人でも裸の姿は見えなさそうです。

バス停は宿の裏にあります。
預かって貰ったリュックを受け取り11：26発のバスで八幡平山頂に向かいます。

このルートは、9：30田沢湖駅発→11：44八幡平山頂着の、同じ時間帯の路線バス1本を各バス停で乗り降りして乗り継いで廻れる一筆書きのコースです。

次のバスまでの乗り継ぎ時間は1時間あります

レストハウスで「源太カレーうどん」でランチ。
稲庭うどんを使ったカレーうどんは美味しかった。
ゆで卵が付いています。

12：50八幡平発のバスで盛岡まで向かいます。

雲海も綺麗

八幡平の紅葉は丁度見頃で絶景でしたが、バスだと見所で留まって貰う訳にもいかずとても残念でした。
以前、レンタカーで来た時は好きな所で停まれたのでこういう点はバス旅の悲しさですね。

松尾鉱山資料館前バス停に13：30着。
13：40発の路線バスに乗り換えて15：05盛岡着。
乗り継ぎ割引の証明書が貰えます。

盛岡駅前の「ぴょんぴょん舎」に行きました。

冷麺と焼き肉と生マッコリをいただきました。
本店でなく「駅前店」でしたが、雰囲気も良く新幹線待ちの観光客には使い勝手の良いお店だと思います。

16：50盛岡発の新幹線でこの旅も終わりです。
今回の旅は田沢湖駅から八幡平越えで特色ある温泉と紅葉を巡るものでした。
新玉川温泉と玉川温泉は療養目的で投宿される方も多いですね。
後生掛け温泉は湯治棟に泊まりましたが、旅館部とは全然違った待遇だったと思います。
ふけの湯は紅葉も見頃でこの旅唯一の混浴露天風呂のあったお宿です。
個人旅行で行くと制約もある反面、自由に旅行の行程を組み立てることができます。
紅葉は標高差があるので一律にベストは望めませんが、温泉とのコラボで良い旅であったと思います。