レバノンの世界遺産・遺跡を訪ねる旅　その④ サイダ編

2018/09/07 - 2018/09/07

中東の3大遺跡と呼ばれるうち、IS（イスラミックステート）に破壊されてしまったシリアのパルミラ遺跡とヨルダンのペトラ遺跡は昔、訪れたが、レバノンのバールベック遺跡は未だ行ってなかったので、今回ツアーに参加してきた。
中東地域の多くは、最近の情勢から外務省が危険情報が出ている事もあって、行く機会も減ったが、久しぶりに訪れてみると、あのアザーンの音も懐かしく感じた。
レバノンは、地政学的に言って周辺諸国から紛争に巻き込まれたり、内戦も続いたが、私が旅行した地域は、国連の平和維持活動の武装車両も見かけたものの、街は賑やかで、物資も豊富、旅行者から見ると平和を取り戻した感じがした。全行程は8日間で、現地では、６日間滞在した。
世界遺産に登録された遺跡も多く見学してきたので、レバノンという国がどんな国なのか、ご覧になって下さる方の参考になれば幸いと思う。
今回はサイダ編。

エリア その他の都市(レバノン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今回ベイルートでお世話になった海岸に近いホテル。

早朝、海岸を散歩。
ジョギングする市民が大勢いた。

鳩の岩。
ベイルートのラウシェ地区。この岩に集まる鳩を伝書鳩に使ったことが言われらしい。近くのカフェはいつも満員。

この後、南西４０ｋｍに位置するシドン（現在名はサイダ）に向かう。

レバノン第3の都市であるシドン（現在名サイダ）の町に到着。

町の大モスク。

生のピスタチオ。
量り売り。

シドンの町で一番人気のあるファーストフード店。

「ファラーフェル」を試食。
ひよこ豆を主体に挙げたコロッケのようなもので野菜にピクルスをパンに挟んで食す。

そのお店の前が、十字軍の海の城。
１３世紀に建てられた。

旧市街を臨む。

遊覧ボートで離れ小島へのツアーがある。

ハーン・エル・フランジュ
17世紀に建てられた隊商宿。
フランス領事館に使われたこともあり、今でのフランス政府の所有物。

キャラバンサライ。

倉庫もかなり広い。

旧市内のシーク。

香辛料専門店。

水たばこで一服中。

雑多な感じが異文化を感じさせる。

貴金属店。

未だ早熟なザクロ。

シナモンなど。

石鹸博物館。
アウディ家が造ったオリーブ石鹸で財を成し、その後銀行業にも進出。

当時は苛性ソーダが無かったので、オリーブオイルにハーブを灰にしたものを混ぜて造った。

窯。

乾燥させるのに２か月かかり、当時はこうやってカットしていた。

石鹸を作る為の道具。

一つ一つ」積んだらこうなった。

お得意さんには、家紋を入れたりしたらしい。

今では、単なるオリーブ石鹸だけでなく香料のハーブ入り、美肌効果のハチミツ入りなど付加価値を付けている。

街路樹として収穫間もないナツメヤシ。

エシュムーン神殿跡。
医学の神、特に小児科医師の神で、紀元前７世紀に建てられた。
この町シドン（現在名サイダ）の守護神。

最古の紀元前６世紀の基壇。

修復中のモザイク。

エシュムーンに求愛したアシュタルテの玉座。

子供とラクダの壁画。

ビザンチン時代のモザイク。

全景。

この後、更に４０ｋｍ南下し、スールの町へ向かった。