レバノンの世界遺産・遺跡を訪ねる旅　その③ ビブロス編

2018/09/07 - 2018/09/07

今はISに破壊されてしまったシリアのパルミラ遺跡とヨルダンのペトラ遺跡は昔、訪れたことがあったが、中東の3大遺跡と呼ばれるレバノンのバールベック遺跡には行ったことが無かったので、是非行きたく今回ツアーに参加してきた。中東地域の多くは、外務省から危険情報が出ている事もあって、久しぶりび訪ねたが、あのアザーンも久しぶりに耳にした。レバノンは、地政学的に言って周辺諸国から安全保障上、紛争に巻き込まれたり、長らく内戦が続いたが、私が旅行した地域は、国連の平和維持活動の武装車両も見かけたが、街は平和で、物資も豊富で、旅行者から見ると平穏を取り戻した感じがした。全行程は8日間だが、現地では、６日間滞在した。
世界遺産に登録された遺跡も多く見学してきたので、レバノンという国がどんな国なのか、参考になれば幸いと思う。今回はそのビブロス編。

エリア ビブロス(レバノン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

暫く走ると地中海の眩しい海が迫ってきた。

山あいのブシャーレから地中海沿岸の町ビブロス（現在はジュベイル）に到着。
ベイルートを起点にすると北に３６ｋｍの位置。
パレスチナのジェリコと共に世界最古の町の一つ。
聖書のバイブルの語源とも云われている。

マロン派の聖ヨハネ教会。

十字軍の砦跡。

十字軍の城であるビブロス遺跡。
フランス、エジプトの協力で発掘された。

各時代の遺跡がある為、その配置図。

ご存知、世界遺産のマーク。

階段を上がると十字軍の城塞。

昔は吊り橋があって、周囲が濠だったそうだ。

今は博物館になっていて各部屋に多数の展示品が並んでいたが、本物はベイルートの国立博物館にある。

敷地内の配列図。

城の上層部から見渡すと・・・

太古の防壁。

ビブロス（現在はジュベイル）の町。

ペルシア時代の砦。

手前がバーラット・ジャベル神殿跡。
奥が石器時代の大公邸。

突然、武装警官が現れたと思ったら中国の要人の視察だった。

フェニキア文字からアルファベットへの変換表。

フェニキア文字が刻まれている棺。

ここにあるのは実はレプリカ。
本物はベイルートにある国立博物館に。

人骨が納められていた壺。

青銅でできた兵士の群像。
レバノンを代表する国宝として、本物は国立博物館で展示。

ネックレスなどの装飾品。

古代エジプトとフェニキア人との交易が頻繁だったと認められた。

金細工も発掘で出土。

自然の地形が湾になっている事から港に適した場所で、海外との交易が盛んになった。

古代の石を再利用しているので、その時代によって石の切り方が違っている。

ヒクソク時代の城壁。

井戸跡。
ついこの前まで使われていたという。

この井戸にも古代エジプトのイシス神、セト神、オシリス神の伝説が残っている。

復元された石器時代の大公邸。

十字軍の城の全景。

ローマ時代の列柱跡。

紀元前20世紀の王墓。

金細工などが埋蔵されていた。

ネクロポリス。王家の墓。

ローマ時代の劇場。
但し場所を移設した際、三分の二の大きさに縮小された。

この線路は発掘時の土砂を捨てる為に敷設。

住居跡。

お土産屋さんもこじゃれている。

レバノン杉とガレイ船とレバノン国旗のマグネット。2米ドル。

観光を終え、ベイルートに戻る。