2018初夏10　ポーランド（ワルシャワ）

2018/05/27 - 2018/06/21

22時過ぎにコーヴェリを出発したバスは、翌10時頃にワルシャワ・ザホドニバスターミナルに到着した。
「ウクライナからポーランドへのバスでの国境越えは、かなり時間がかかって大変だ」という情報を得ていたので、当初はキエフからビリニュスへの空路を考えていたのだが、いろいろとあって結局バスでポーランドにむかうことになった。
国境付近の行列についてからバスは一向に進まなくなったが、車内で寝ていられたので全く平気だった（隣が空席だったこともラッキーだった）。
ウクライナの出国は車内で完結し、ポーランド入国は荷物を持って一人ずつ並ばなくてはならなかった。
が、深夜なので速やかに通過することができ、その後すぐにバスに戻ってまた爆睡した。

昨年の『ジョージア→トルコ』の国境越えを思えば、まったくもって楽勝だった。


【旅程】
□05/27　出国　機内泊　
□05/28　リヴィウ泊
□05/29　リヴィウ泊
□05/30　リヴィウ泊
□05/31　リヴィウ泊
□06/01　ドゥブノ泊
□06/02　ドゥブノ泊
□06/03　ドゥブノ泊
□06/04　ドゥブノ泊
□06/05　夜行寝台列車
□06/06　キエフ泊
□06/07　キエフ泊
□06/08　キエフ泊
□06/09　キエフ泊
□06/10　キエフ泊
□06/11　夜行寝台列車
□06/12　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/13　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/14　チェルニフツィ泊
□06/15　チェルニフツィ泊
□06/16　夜行寝台列車
□06/17　コーベリ泊
□06/18　夜行バス
■06/19　ワルシャワ泊
■06/20　機内泊
■06/21　帰国
□06/22～　床に臥す


為替レート：1PLN≒35円

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスターミナルからバスとトラムを乗り継いで旧市街へと向かう。

トラム駅へと向かう途中の高架下のアート。

ワルシャワの近代的な様子にちょっとカルチャーショック

旧王宮広場。

なんだかんだで結構苦戦したが、どうにかたどり着けた。

こちらも夏休みなのか、学生さんが多い。

ワルシャワの人々は親切で非常に印象が良かった。
英語が通じる確率もかなりUP。

宿泊したのは広場からすぐの『ドリームホステルワルシャワ』。
女性用６ベッドドミトリー、1泊56PLN。
各ベッドにカーテンがあるので、プライバシーが保たれ居心地が良かった。

料金は少し高めだが、何より立地がすばらしい。

ホステルで荷物を預かってもらい、旧市街散策へ。

旧市街

洗礼者ヨハネ大聖堂（奥）

その隣『Shrine of Our Lady of Grace』の、まるで美術館のような入口

閉まっているのかと思ったが、ちょうど中から人が出てきたので入ることができた。
扉はとりあえず押したり引いたりしてみるべきだと学んだ。

教会内部もなんとなくアーティスティック。

教会内部

教会内部

…どういうシチュエーションの…？

旧市街街並み

時々とても古そうな建物と出会う。

これらは戦禍を免れたものなのだろうか？

人魚像。チラ見。

素敵なアンティークショップ

これらの建物が第二次大戦後に再建されたものだとは、にわかには信じがたい。

『バルバカン』

天気が良くなってきた！

すぐそばにある『Bar Pod Barbakan』。

メニューはポーランド語表記のみ。

パスタ入りトマトスープ　4.5PLN。

屋外テーブルでこれを食べている人がいて美味しそうだったので、お願いして料理名を紙に書いてもらった。
とても親切な方で、近くの人が食べている『ピエロギ』なんかも併せて書いてくれる。
たどたどしく「ジェンクイエン」と言うと、「パーフェクト！」と褒めてくれた。てへ。

人だかりのアイスクリーム店。

でもさっき別の店（不人気）でピスタチオのアイスクリームを食べてしまった…くやしい。

一旦ホステルに戻ってチェックイン。
ベッドで少し仮眠をとる。

ホステルのスタッフさんに『お勧めの食堂』を尋ねると、
「この周辺は高いので、地下鉄駅あたりまで行くといいわよ」
とのこと。
どのみち文化科学宮殿を見に行くつもりだったので、Krakowskie通りを南下する。

写真は、通り沿いのカトリック教会。

教会内部

寝ている間に空はまた曇っていた。

『Roman Catholic Church of the Visitants』

素敵なビル

柱を支える人たち

歯を食いしばりすぎて欠けている。

コペルニクスの像

ショパンの曲が流れるベンチ

全種探せるほどの時間が欲しい。

更に南下。

たまに路地に入ってみたりするが、なぜか迷えない。
腹が減っているからなのか？

素敵なビルの看板

文化科学宮殿までやってきた

かっこええビル

リアルな鳩と、対照的にコミカルなお婆さんと孫（？）

めっちゃ流行っているケバブ屋があったのでテイクアウト。

「Enjoy！」と手渡されたケバブの袋を手にホステルへと戻る。

なんかいろいろオシャレ。

路地に入ってみてもやっぱり迷えないのは、ケバブを早く食べたいからだろう。
食い気最強。

ホステルの食堂でケバブを頂く。
お値段は13PLN。

食べかけで失礼。

肉がたっぷりですごいボリューム。美味しい！
半分で満腹になったので、残りは翌日の朝食に回す。

…頼むから　年寄用にハーフサイズを作って欲しい（全世界で）。

旧王宮前広場のサンセット。

夕方（時刻的には夜）の散策

バルバカンと城壁

思わず吸い込まれてしまった長い階段

さっきの階段を下りた先に、また長い階段。

『細い路地』には抗えず、いそいそと下りる。

美術館？　の庭？

下りた分だけ渋々上って旧市街の広場へ戻る。

きれいに整えられた街並みは「ここどこ！？ヤバいんぢゃね！？」みたいなことは起きなくて、ちょっぴり寂しい。

ピンクの教会に立ち寄る。

『静』のストリートパフォーマー

旧王宮前広場

カトリック教会

ホステル前。

ワルシャワには1泊しかできないので、この立地はありがたかった。
（元々は２～３泊するつもりだったが、ウクライナが楽しすぎてギリギリまで戻って来れなかった）

翌朝。私にしては早起き。
快晴の旧王宮前広場からスタート。

トラムの走る橋を渡ってプラガ地区へ。

トラムに乗ろうと思ったが、道を尋ねたおねえさんが
「そんなに距離もないし、景色がきれいだから歩くのもいいわよ」
と仰るので、歩いてみる。

なるほど、なかなか美しいビスワ川の景観

『Cathedral of St. Michael the Archangel and St. Florian the Martyr』

聖堂内部

道を挟んだ向こうにも素敵な教会が見えるが、あまり時間がないので断念。

プラガ地区には古い建物が多いとのことで、ぜひ訪れたかった。

プラガ地区

ペイントアートが数多く存在するらしいが、情報がないのでなかなか見つからず。

かわいらしい天使の像

頭、カチ割られて…

素敵な絵

ちょっと荒んだ雰囲気にワクワクする。

こんな古いアパートが点在している。

うぅ。素敵！

ここは人が住んでないのか？

この後の展開が非常に気になるゾクゾク感。

私に絵心があれば、上の女性の手にハリセンを持たせて怖さを半減させられるのに。
ピコピコハンマーでも可。

古いアパートの中庭へ。

犬を連れたおじいさんが家に誘ってくれた。
でも、本当に残念ながら私には時間がないので、お礼を言うにとどめる。

しかし、未だに後悔している。
この中に入れるのなら飛行機の一本や二本…（無謀）

ほかにも古い建物が見える。

更に別のアパートへ。

中庭にはマリア像。

『PRG（プラガ）』をRPG（ロールプレイングゲーム）と読んでしまうのは、ゲームのやりすぎだろう。
セカオワ世代とは二世代ほど離れているし、あくまでもドラクエ（初期）だ。

中庭で四方を古い建物に囲まれていると、タイムスリップしたような気持になった。

いいなぁ、プラガ。

もっともっと彷徨いたかった。

でも…ここでヤバそうな若者に遭遇。

そういえば、プラガは治安に難ありだとか…

や、薬ちゅ〇がなんぼのもんじゃい！（ビブラート気味）

スーパーマーケットを発見したので、いくつかの土産と『ミルクエスプレッソ』なる飲み物を購入。
ウクライナに比べて物価が高い、と思っていたが、スーパーの食品なんかの値段はそんなに変わらず安かった（菓子パン30円とか）。

博物館と間違ってTATOOショップに乱入したり、多少やらかしつつ、橋を渡って王宮広場へと戻る。
座る暇もなくホステルをチェックアウトし、空港へ向かうバスに乗り込む。

空港まで一本で行けるのはとても便利。

空港での食事。ビールはハイネケン。

おかわり。

北京空港へは早朝に到着。

トランジットの荷物検査は1か所しか稼働してなく、大行列。
1時間以上かかって疲労困憊。
気が緩んだのか、笑えるほど体調が悪化してくる。

乗り継ぎ時間がまた長い。

昼食はうどん！　うどん！

ウクライナで買ったROSHENのオレンジリキュールチョコレート。
溶けそうでヒヤヒヤした。150円くらい。

30箱くらい買ってくればよかった…

ウクライナで買った紅茶。それぞれ100円弱。

ポーランドで買ったハーブティー（約60円）とオレンジチョコレートドリンク（約170円）。


…よほどオレンジが好きらしい。

この旅行記へのコメント （4）

• 鯨の味噌汁さん 2021/05/25 18:14:11

  あーヒマだ…

  本来ならチケットの安い今の時期、ヨーロッパのどこかをぶらぶらしてるのに。
  
  行くとこなくて近所のスパ銭でナニをぶらぶらさせとるわ。(退場)
  
  …は置いといて。
  
  いいねぇ、ウクライナ。
  ワシもリヴィウ行っとけばよかった。(⇒読みながら後悔)
  
  ほんとに楽しそうだ。
  次の一人旅はここだな。(⇒今決めた)
  墓にはいかんけど。
  
  航空券調べてみたよ。
  来年の5月、ポーランド航空のキエフ往復で10万円やった。
  
  キエフに降りて、ぐるっと一周かなぁ…
  
  鉄道とバス、両方現地で買ってるね。
  しかも英語通じなくて買えてる。
  筆談で何とかなったのかしらん?
  

  小心者さん からの返信 2021/05/26 00:39:11

  確かにヒマですなぁ

  
  『スパ銭』のくだりは敢えてスルーするーとして。
  
  姿煮さんは、ルブリンまで行かれたけどそのままポーランド国内をぶらぶらされたんですよね。
  国境超えは若干面倒でしたが、キエフ往復ならわしもぜひ再訪したいです！
  トルコに負けんくらい楽しかったです（墓含む）。
  
  つらつら思い返すに、バスチケットの購入はなかなか苦戦しましたが、筆談と『叫び』の併せ技で乗り切ったような…英語が話せる学生さんに丸投げしたような…
  
  行き先表示も読めないので、一度バスを乗り違えてどえらいところまで飛ばされました。
  しかし、それすらも良い思い出にしてくれるウクライナ、万歳。
  
  
  来年は海外行けますかね。
  もうわしらにはそんなに時間が残されてないような気がするので、たいがいにしてもらわんと怒るでしかし。
  
  とりあえず、国内の旅行記また書いてください。
  
  小心者

• 鯨の味噌汁さん 2019/06/02 11:27:27

  天狗胃炎

  こんにちは、初めまして。
  
  >たどたどしく「ジェンクイエン」と言うと、「パーフェクト！」と褒めてくれた。てへ。
  
  似たような(失礼)フラフラ旅をされてるので楽しくなってしまいました。
  ワシもポーランドから先週戻ってきたばかりです、同じ北京周りで…(笑)
  
  覚えにくいですよね、ポーランド語…
  
  ジェンクイエンは天狗胃炎、
  ディエンドブリは田園どんぶり、でようやく覚えました。
  (通じました…)
  
  これからもときどき寄らせてくださいませ。
  

  小心者さん からの返信 2019/06/03 09:48:56

  Re: 天狗胃炎

  はじめまして。
  コメントをありがとうございます。
  
  ポーランド旅行記を拝見しましたが、とても楽しそうなフラフラ旅ですね！
  以前、トルコ旅行記も大いに参考にさせて頂きました。
  
  天狗胃炎と田園どんぶり…
  言うたびに吹きそうです…。
  
  これからも楽しいご旅行記をニヤニヤと楽しませて頂きます。
  どうぞよろしくお願い致します。