2018初夏09　ウクライナ（コーヴェリ）

2018/05/27 - 2018/06/21

チェルニフツィ（20：20）から夜行寝台でコーヴェリ（翌10：00）へ。

列車はリヴィウを通るので、リヴィウを再訪しようかギリギリまで悩みに悩んだ。
しかし、リヴィウへの到着時刻が深夜3時頃と微妙なので、けっきょく終点のコーヴェリまで行くことにした。
チェルニフツィからコーヴェリまでの所要時間は14時間ほど。
車掌さんが快く毛布を貸してくれたので、とても助かった。
途中のリヴィウでは多くの乗客が降り、更に残りのほとんどの人はコーヴェリの手前のルーツクで下車した。

到着寸前に車掌さんが切符を持ってきてくれ、毛布のお礼を言うと
「宿はあるの？」みたいなジェスチャーで心配してくれる。
列車を降りる時も、階段で女性を補助していた。
彼女はもう70歳近いと思われるが、なんだかとてもカッコ良かった。
私も手を貸してもらい、去る時にもう一度お礼を言うと、とっても素敵な笑顔と温かい声をかけてくれた。
前回の女性車掌さんも親切だったが、今回の人は本当に温かかった。


【旅程】
□05/27　出国　機内泊　
□05/28　リヴィウ泊
□05/29　リヴィウ泊
□05/30　リヴィウ泊
□05/31　リヴィウ泊
□06/01　ドゥブノ泊
□06/02　ドゥブノ泊
□06/03　ドゥブノ泊
□06/04　ドゥブノ泊
□06/05　夜行寝台列車
□06/06　キエフ泊
□06/07　キエフ泊
□06/08　キエフ泊
□06/09　キエフ泊
□06/10　キエフ泊
□06/11　夜行寝台列車
□06/12　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/13　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/14　チェルニフツィ泊
□06/15　チェルニフツィ泊
□06/16　夜行寝台列車
■06/17　コーベリ泊
■06/18　夜行バス
□06/19　ワルシャワ泊
□06/20　機内泊
□06/21　帰国
□06/22～　床に臥す

為替レート：1グリブナ≒4円

エリア その他の都市(ウクライナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空

駅前に展示されている蒸気機関車

鉄道駅でワルシャワ行きの列車はないか尋ねたが、あっさり「ニエット」と言われる。

駅前広場のウィークエンドマーケット。

バスターミナルは駅のすぐ近くにあり、便利。
ワルシャワ行きのチケット購入はもちろん苦戦したが、非常に親切な人が相手してくれたので、どうにか翌日の夜行のチケットを入手できた。
窓口で「ザーフトラ！ザーフトラ！」と叫んでいたら、後ろに並んでいた子供に笑われた。
チケット：346グリブナ

駅近くの教会。

教会内部

博物館のある公園

近くのコーヒースタンドでカフェラテを買う。
おねえさんがニコニコと、ストローと砂糖2つ手渡してくれた。

剣のモニュメント

詩人Lesya Ukrainkaの像

道しるべ付き街灯

宿泊したのは『Hotel Comfort』
まだ11時頃だったが、部屋に通してくれた。

1泊3000円くらいのスイートルーム（広いワンルーム）。
行き先をリヴィウと迷ったため出遅れ、この部屋しか取れなかった。

英語はまったく通じないが、建具やインテリアが重厚で、居心地良好。
一人がけソファーがフカフカすぎて感激。

すぐ近くにスーパーマーケットがあるのも便利。

少し休んで鼻をかみまくってからスーパーに偵察に。
惣菜と冷えたビールが売ってたので、今日も部屋飲みしようとほくそ笑む。

レストラン『Classic Club』

ピザ、パスタ、寿司などはもちろん、
デザートや飲み物も充実している。

ありがたいことに、英語が通じるスタッフも！

写真付きメニューから『ムール貝のパスタ』を注文。
49グリブナ

予想外の醤油味で、とっても美味しかった！

スーパーマーケットでシトラス味のビールを買ってきた。

柑橘系の爽やかさが気に入った。
つまみはピスタチオ。

翌日。
チェックアウトの12時までゆっくり過ごす。

ワルシャワ行きの夜行バスは22時すぎ発なので、時間がたっぷり。

川沿いをぶらぶらと散策。

川沿いの公園

暑くなければピクニックによさげ。

巨大な『タラス・シェフチェンコ』像。逆光。

泳いでいる人もちらほら。

ピンク色の外観がかわいい『Holy Resurrection Cathedral』

その隣には『Cathedral of the Annunciation』

ここは入ることができた。

祭壇。

床の一部はガラス張りになっていて、当時の遺構を見ることができる。

おそらくかつての建物の絵

教会内部

公園の碑

裏側にはマリア様

公園内のモニュメント

同じく、公園内の碑

『Memorial of Glory』

こちらも戦没者のようだ。

壁には名前が刻まれ、顔写真パネルがずらりと並んでいた。

その若さに心が痛む。

飲もうと決めていた『クヴァス（炭酸発酵飲料）』。

どこでも500mlからしか売ってなく、なかなか手を出せなかったが、200mlを発見したので、やっと買うことができた。
なんと4グリブナ（約16円）！　安っ！

なんとも言えない味だったが、飲んだ後足元がふらついた。
アルコール分が含まれているっぽい。

「また飲みたいか？」と言われると微妙かな…。
でも、念願が叶ったのでうれしい。

木造教会『Church of St. Anne』

だが入れず。

墓地を散策するのが大好き

罰当たりませんように（小心者）

墓地

墓地

剣と文字が刻まれた大きな石棺

多くの墓碑にはリボンが巻きつけられている。

墓地の近くの教会

第二次世界大戦の慰霊碑

その隣に建つ『聖アンドリュー教会』

赤い首輪がよく似合う。

今日も　レストラン『クラシック』へ。

英語を話せる女性スタッフが満面の笑みでやって来てメニューを広げてくれる。

今日は彼女の一推し『チーズのパスタ』を注文。

濃厚なチーズの風味がすごく美味しかった。

最後に少しだけ醤油（寿司用）を拝借してかけてみる！

ホテルのロビー及び併設のカフェで、ワルシャワ行きバスの出発する夜まで待たせてもらう。

土砂降りの雷雨に見舞われつつ、やっぱりウクライナが大好きだ、と思う。

この旅行記へのコメント （4）

• フィーコさん 2022/07/25 19:39:58

  ウクライナは人も優しい

  小心者さん　こんばんは♪
  
  今日はどっぷりウクライナ、ポーランドに浸からせて頂きました！
  （1日洗濯掃除以外、用事がなかったの久しぶり。新聞朝刊休みやし笑）
  
  寝台車で転げ落ちるかも？と寝られなかったり　
  キエフではオペラを観て
  オペラハウスを見学され
  風邪っぴきに下痢もされ。
  墓の脇道でウ○チふんずけ。
  
  ウクライナの街々かなりロシアに近いですね。キリル文字だし。
  ロシア正教なんですかね。
  中国人多かったの分かります。
  
  人の優しさに触れながら墓を彷徨う小心者さん、コロナ治ったら
  もっとおでかけ出来ればいいですね。
  
  1ヶ月も行かれて凄いわ～
  帰って床に臥す、あるある。
  緊張が一気にほぐれた！
  
  フィーコ
  
  濃厚接触者、隔離3日になっちゃいましたね。
  その後家庭内感染広がっていませんか？
  ウチの夫、今日の昼から発熱はないものの咳が止まらん。
  家庭内隔離や！
  私に近寄るな！と、避けています。

  小心者さん からの返信 2022/07/26 11:25:07

  Re: ウクライナは人も優しい

  フィーコさん、こんにちは。
  
  ダラダラと無駄に長い旅行記をたくさん見ていただいて恐縮です。
  m(_ _)m
  わたしもフィーコさんのロシア旅行記を拝見して「かなり似ているなー」と思っていました。
  体調は崩しましたがとても楽しかったので、いつか再訪できる日を夢見ています。
  
  
  ご心配ありがとうございます。
  家族全員、変わりなく監禁生活を続けています。
  感染者が多すぎるせいか、保健所から隔離期間短縮の知らせもありません。
  正直「死にかけ（疲労で）」ですがもう少し頑張ります。
  
  咳は恐いですね。
  隔離生活、想像以上に大変なので、フィーコさんもくれぐれもお気をつけて。
  
  小心者

• ちゅう。さん 2022/03/12 22:18:13

  ウクライナ

  小心者さん
  
  お礼参りのイイネ、お手数をおかけして恐縮です。
  私のラインナップ、そろそろ尽きる頃かと存じます。どうかお気遣いなく。
  東欧、バルカン好きとしてはまだまだ小心者さんの旅行記に連打予定ですから。
  
  ウクライナ人とても親切で、どの町も美しいのですね。
  私は１時間の滞在歴しかなので、未知の国です。
  猫さんもちょくちょくいるようで、ほんと悲しいです。
  P～チンのバカタレo(｀ω´ )o
  
  にしても、前回は小心者さん説を否定させていただきましたが、
  今回は、ご老人説を真っ向否定させていただこうかと。
  機中泊２、寝台列車３、夜行バス１って、
  どう考えても２０代の若者じゃないですか～
  
  ちゅう。

  小心者さん からの返信 2022/03/13 11:21:44

  ヨボヨボのヘタレです

  
  ちゅう。さん、おはようございます！
  書き込みありがとうございます。
  
  ちゅう。さんの旅行記、いつも楽しく拝見しています。
  猫はもちろんのこと、見知らぬ美しい街、見たこともない美味しそうな料理…
  行ってみたい場所が増えて、今は少し「目に毒」です泣
  
  古い旅行記までご覧いただき、こちらこそ恐縮です。
  ちゅう。さんはとてもスマートな旅をされていて憧れます。
  わたしは「バックパッカーに憧れて」一人旅デビューしたので、どうしても若者寄りの旅程を組んでしまいまして…
  年寄りには過酷すぎて、旅先で何度床に伏したことか！
  今後はぜひちゅう。さんのような旅がしたいです（切実）
  
  ウクライナはとても素敵な国なので、わたしもすごく悲しいです。
  世の中、ホントに何が起こるかわかりませんね…
  
  
  昨年あたりから「行きたい」と思いながらも挫折してしまっていた関宿ですが、ちゅう。さんの旅行記で拝見でき、とても嬉しかったです。
  他の旅行記では得られなかった満足感をありがとうございました！
  
  
  海外はまだしばらく難しそうなので、国内の旅行記を楽しみにお待ちしています！
  
  小心者