2018初夏06　ウクライナ（キエフ3）

2018/05/27 - 2018/06/21

キエフ5日目～最終日

空路でビリニュスに飛ぶかギリギリまで迷ったが、ウクライナ滞在がとても楽しく、『カーミャネツ・ボディリスキー』へ向かうことにした。
キエフからカーミャネツ・ボディリスキーへの夜行寝台は各日の運行だったため、キエフでの滞在を一日延ばすことになった（これが後に悲劇を生む）。


【旅程】
□05/27　出国　機内泊　
□05/28　リヴィウ泊
□05/29　リヴィウ泊
□05/30　リヴィウ泊
□05/31　リヴィウ泊
□06/01　ドゥブノ泊
□06/02　ドゥブノ泊
□06/03　ドゥブノ泊
□06/04　ドゥブノ泊
□06/05　夜行寝台列車
□06/06　キエフ泊
□06/07　キエフ泊
□06/08　キエフ泊
□06/09　キエフ泊
■06/10　キエフ泊
■06/11　夜行寝台列車
□06/12　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/13　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/14　チェルニフツィ泊
□06/15　チェルニフツィ泊
□06/16　夜行寝台列車
□06/17　コーベリ泊
□06/18　夜行バス
□06/19　ワルシャワ泊
□06/20　機内泊
□06/21　帰国
□06/22～　床に臥す

為替レート：1グリブナ≒4円

エリア キーウ (キエフ)(ウクライナ)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: 中国国際航空

よく寝たはずなのに体調が良くなく、『ツーリスト』をする気力が湧かず。
昼近くになってやっと出発。
まずは地下鉄に乗って、

一目散に『Gulliver Shopping Mall』へ向かう。

目的はやっぱり『the Varenik』
お気に入りの店ができると通い詰めてしまう。

ここで同年代の日本人女性（旅の達人）に出会う。

ずっと咳が治まらず、なかなかヨレヨレな私を見て、
「次はもう少しハードルの低い国を旅行しなさいね」とのアドバイス。

…さすが達人！
そうなのだ！わたしは自分の経験値に見合った旅行先をちゃんと選べないのだ（熱弁）
だから「終わったな（呆然）」みたいな事態にちょいちょい見舞われるのだ。（そもそも、私が行きたいと思う場所は、私にとって難易度が高いことが多い）

そして毎度のように頭を打っているにもかかわらず、正常性バイアスだか防御本能だか健忘症だか知らないが、「楽しかった思い出」以外はきれいさっぱり忘れ、またやらかす。

…いや、でもウクライナは間違いなく「旅行しやすい国」で、この体調不良（風邪+下痢）は単純に私の虚弱さのせいだ。
よく「一人旅は初めて？」と訊かれるから、彼女にもそう思われたのだろう。
初めて、ではないですよ。

ウクライナは、体調をととのえて必ずまた訪れたい！（これは絶対！）


彼女のアドバイスと「旅の武勇伝」を2時間ほど拝聴したのちにお別れ。
しかし、わたしのマヌケっぷりは筋金入りなので、彼女のアドバイスはほぼ無駄骨に終わること請け合い。すみません。


久々の日本語を堪能し（”聴く”一択）、フレシチャーチク通りへと向かう。

『フレシチャーチク通り』

週末は歩行者天国。

もはや夕方といっても過言ではない。

フレシチャーチク通りに建つ百貨店内。
レゴブロック製のバスケットプレイヤー

フレシチャーチク通り

咲き乱れる花が美しい。

ユ〇クロそっくりの看板で、店名がダイソ〇っぽい店。
中はコスメショップ。

風船を使った大道芸に人だかり

独立広場。

独立広場の塔

塔内のパネル

『天国の100人の英雄』通り

ウクライナ騒乱で犠牲となった100人余りの市民を追悼する。

あちこちにウクライナカラー。
日本で真似すると「めでたい感じ」になるので、使い所が難しい。

墓前にはヘルメットと剣。

ウクライナカラーのミサンガ。

ミサンガ売りにからまれる。
少しくらいなら寄付したいが、見るからに怪しい。

『天国の100人の英雄』通りの花時計

石碑には騒乱の様子が描かれている

展示されていたパネル

ウクライナ騒乱のデモの写真

平和な様子の独立広場の階段だが

今でもところどころに焼け跡が残る

ウクライナはもう夏のよう。
子供たちが水遊び。

ハイテンションなドラムのパフォーマー

時々気を抜いているのがかわいい女の子。


着ぐるみの人が親子連れやカップルからお金を巻き上げているのを見ながら休憩。
（親しげに近づいてきて記念撮影を促し、撮影後に金銭を要求）

双方の豹変ぶりが…なんとも世知辛い。

像がやたら勇ましい。

独立広場の噴水

駐車場らしき広場に設えられた舞台でのライブ。
踊っている観客多数。

前の女性が左右に動くので、ちょっと酔う。

プザタハタでボルシチとパンプーシュカ。
いや、パンプーシュカ美味すぎ。

出てきたら日が暮れていたが、人出は更にUP。

噴水ショー開催中

終了。

冷えてきたので、そろそろ帰路に。

昨夜のオペラの際にも後悔したのに、また今日も上着を持ってくるのを忘れた。
もはや頭がどうかしているとしか…

22時近くても空はまだ明るい

ウクライナ中央郵便局

まだまだ人通りは衰えない。

『ツーリストホテル』で「勝手にチェックアウトされる」というトラブル発生。

後から1泊追加したので、チェックイン時にその旨を伝え、「同じ部屋で3泊できるように手配しました」と返事をもらった。
にもかかわらず、「予約は2泊で、現在シングルはFULL。ツインルームの料金を払えば泊まれる」との塩対応。
「チェックイン時、フロントの男性にちゃんと確認したんだけど」と言うも、「私はその男性ではないので」と、清々しいほどの塩っぷり。

30分くらいもめた末に、端末を確認していたスタッフの態度が一変し、「すみませんでした」と謝罪。ツインルームに通された。


気力と体力をごっそり失う。
ついでに、冷蔵庫に入れてあった飲み物と菓子も失う。

この『飲食物喪失案件』については「チャンバーに確認してみる」と言われ、一旦は「そーですか」と、ほぼ諦めた。
が、そのチャンバーが「水やコーラは処分した。菓子（未開封のもの2つ）など無かった」と答えたため「パクりやがったな。このままではこっちが嘘つきってことになるやないか」と、自分の名誉（ちっさ）のために戦った。
どう考えてもこちらに落ち度は無いと思うし。

バトルの結果、水1本と50グリブナを手に入れた。
労力と報酬がまったく釣り合ってないが、一応これを「謝罪」と受け取ることにする。

並外れたヘタレで、この語学力なのに、我ながらよく頑張った。
バトル相手の男性とも最後は笑顔で手を振り合い、戦いは終わった（大げさ）
お互い乙。

翌日。
ホテルをチェックアウトして地下鉄『Arsenalna』駅へ。

のっけから逆方向へ500ｍほど歩き、貴重な体力を無駄遣い。

ペチェールスカ大修道院近くの広場。
すでに疲弊。

たとえマヌケでも「体力あり余りぃ！」なら良いが、もはやわたしはツアーに参加すべきか。

見晴らしが良さげ。
（歩き渋って見晴らさず）

『ホロドモール記念博物館』

こう見えて博物館。

『ペチェールスカ大修道院』に到着。

　入口となっている『三位一体教会』

両側の塀には絵が描かれている。

修正の激しい料金表。
ユニクロの（変な色の）値下げ商品か！

修道院内で最も大きい『ウスペンスキー大聖堂』

敷地内はとても広い。
それでなくても疲弊しているのに。

『ソフィア大聖堂』

薔薇が咲き乱れる墓地。

これを着て記念撮影が出来るのか？

と、思ったが、『法衣の虫干し』だろう。

『近い洞窟』と『遠い洞窟』は両方とも訪れた。
これは『遠い洞窟』の入口。

遠い方は真っ暗で、まさに戒壇巡り（めっちゃ楽しい）。
近い方は係員が見張っているので迷えない（消化不良）。

中も見学できる。

鐘楼。

敷地が広大すぎてマジでクタクタ。

もはや地下鉄駅まで歩く気力がなく、修道院前から24番バスに乗り込む。

独立広場で降りるつもりだったが、そのまま乗り越して『Gulliver Shopping Mall』近くまで。

『Gulliver Shopping Mall』近く

ものすごく「持ちたい」

目的は、最後の『the Varenik』。名残惜しい。

チーズ、チキン、マッシュルーム、デザート系のチェリー。
そして、カリッと揚げた豚の脂。

ドニプロ駅で下車して、ドニエプル川を眺める。

楽しそう

楽しそう

ツーリストホテルそばのプザタハタへ。
こちらも飲み納め　冷製スープ『オクローシュカ』

いろいろやらかしてくれたツーリストホテルを後に、キエフ駅へと向かう。

駅の近くで中国人からめっちゃフレンドリーに話しかけられた。
キョトンとしていたら「Sorry。てっきり中国人かと」と言われた。
確かに、ウクライナでは中国人をよく見かけた。