2018初夏07　ウクライナ（Kamyanets-Podilsky）

2018/05/27 - 2018/06/21

キエフから夜行寝台列車で朝に到着。
下段寝台は快適で、ぐっすり眠れた。

アパートホテルはすこぶる居心地が良く、旧市街には古くて美しい建物がいっぱい、人々は親切でフレンドリー。

今回の旅行で最も気に入った街。

【旅程】
□05/27　出国　機内泊　
□05/28　リヴィウ泊
□05/29　リヴィウ泊
□05/30　リヴィウ泊
□05/31　リヴィウ泊
□06/01　ドゥブノ泊
□06/02　ドゥブノ泊
□06/03　ドゥブノ泊
□06/04　ドゥブノ泊
□06/05　夜行寝台列車
□06/06　キエフ泊
□06/07　キエフ泊
□06/08　キエフ泊
□06/09　キエフ泊
□06/10　キエフ泊
□06/11　夜行寝台列車
■06/12　カーミャネツ・ボディリスキー泊
■06/13　カーミャネツ・ボディリスキー泊
□06/14　チェルニフツィ泊
□06/15　チェルニフツィ泊
□06/16　夜行寝台列車
□06/17　コーベリ泊
□06/18　夜行バス
□06/19　ワルシャワ泊
□06/20　機内泊
□06/21　帰国
□06/22～　床に臥す

為替レート：1グリブナ≒4円

エリア その他の都市(ウクライナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空

列車の窓から。

乗客の多くが頼む『朝の紅茶』が気になるが、水質が不安で頼めない。
女性の車掌さんが「飲まないのぉ？」みたいに言ってくるが、もうずっと下痢が続いてまして…

定刻を少し遅れて、9時過ぎにカーミャネツ・ボディリスキー到着。

鉄道駅からバスで旧市街へ（運賃5グリブナ）

駅前のバス停で、予約したアパートメントの地図を示してバスを探す。
最初のバスの運転手さんは「ちょっと分からんなぁ」みたいな感じだったので断念。
次にやってきた『7番バス』の運転手さんは、一瞬「行かんなぁ」みたいなジェスチャーの後、すぐにハッとして親指を立ててくれたので乗り込む。
人が親切な国ならではの傍迷惑な方法ですみません。

この運転手さんとは後の散策中にすれ違って手を振り合った。

旧市街を囲む川。
楽しそうな吊橋が見える。

頑張りが感じられるフォトスポット

橋のたもとの公園。
フレンドリーな人が多く、ニコニコと挨拶を返してくれる。

今日の最高気温は30℃だとか。
例年よりもずいぶん暑い模様。

池には白鳥の親子

新市街と旧市街を結ぶノボプラニフスキー橋

290ｸﾞﾘﾌﾞﾅでバンジージャンプができるようだ（絶対無理）。
安ければ安いだけ度胸が要るよね…

右下のアクティビティはちょっと気になるが、受付に人はいなかった。

墓地にはとりあえず立ち寄る。

くぐり抜けてもいいのかな。

素敵な道を発見したので進んでみたが、ウ◯チ踏んだだけだった。

橋を渡って旧市街へ

橋からの眺め。

とても素敵な古い塔が見え、心が躍る。

素敵な街だなぁ。

旧市街入口の聖三位一体教会

教会敷地内

先ずは荷物を預けに宿へ。
チェックインは13時とのこと。

近くの路地が素敵！

火事！？

屋根は！？

レストランのメニューは全く読めない。

かわいい街並み

美術館だったかな？

サイケなペイントの壁

小さな噴水広場

ゴミ箱もしゃれている

『聖ペテロ・聖パウロ大聖堂』

近くに観光案内所があり、英語もOK。
頂いた地図も英語表記！

『聖ペテロ・聖パウロ大聖堂』

聖堂内

敷地内の石碑。

骸骨が刻まれているので、古い墓碑を繋ぎ合わせたもののようだ。

併設の墓地

墓地が好きすぎて困る。

謎の像。若干破損している？

学生さんがスケッチをしていた。

歴史が感じられる石塀

1700年代に建てられた『ドミニカン教会』
素敵！

ものすごく嬉しそうな顔をした男性が出てきた。
古いものマニアかな？

私も同じような表情をしていたかもしれない。

屋根部分と内部を修復中

夜になっても点かない街灯。ただのオブジェ？
それとも、ここぞという日は灯るのか？

乗用車も味がある。もちろん現役。

看板。
1372年は城が造られた年かな。

庁舎のある広場

広場。

向こうの舞台にある表彰台が気になる。
何やら「ヒャッハー！」なイベントがあるのか、既にあったのか。

壁の絵が立体的でかわいい。

『ステファン・バートリの塔』

アパートメントのすぐ近く。

『ステファン・バートリの塔』

一瞬で心を奪われた。

塔から延びる石畳の道。

なんて素敵な！

トルコ要塞

小さな教会があったので覗いてみると、ニコニコと迎え入れてくれた。

小さな教会

美しい薔薇が咲いていた

これは何だろう？　銃眼？

『パノラマ・アパートホテル』にチェックイン。
宿泊料金は2泊で756グリブナ。
端数の6グリブナは笑顔で返してくれた。

ベッドルームが二つに、バスタブ付バスルーム。一人では勿体ない。
（もっと安い部屋もあるが、ギリギリに予約したので取れなかった）

エアコンも完備。自由に使えるキッチンは共用。

更に、サンセットが眺められるプライベートバルコニー付き。

眼下には廃墟、というご褒美ビュー。

キエフのロシェンで買ったお菓子。
喉が痛いので飴が手放せない。

橋を渡って新市街側へ。
途中にあった記念碑。

記念碑というより墓碑か。
若くして亡くなられている。

聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

よく手入れされた美しい花壇


大聖堂のすぐ近くにスーパーマーケットがある。

スーパーマーケットでは、とても親切な、青い髪の女の子が買物を助けてくれた。
流暢な英語で「他には大丈夫？」と何度も気にかけてくれ、「良い日を！」とにこやかに去って行った。めっちゃ良い人！

更には、レジで49.5と言われて5グリブナ札を出すという凶行に出たが、殴られるどころかまぁまぁウケた。

ウクライナ、好きになる要素しか無い。

再び『ステファン・バートリの塔』

1500年代建築の要塞の塔。

さっきは途中で引き返した道を進む。

シャムネコに出会う

地図を頼りに『ポーランド門（Lower Polish Gate）』へ。

かつての城壁だろうか。

もう、この町素敵すぎ！

川のそばに建つ『ポーランド門』

このタイムスリップ感！

廃墟好きにはたまらない佇まい

『ポーランド門』を通り抜け。

少しだけ修復されていることが見て取れる。

この街を訪れて良かった！　とつくづく思う。

『ポーランド門』から旧市街へと戻る階段。

本当に戻れるのか不安だったので、上からやって来た人に尋ねる。
「上り切ったら教会の塔が見えるから　そちらに向かって」
と、親切に英語で教えてくれた。しかもめっちゃ男前だった。

廃墟をガン見。

教会の塀沿いの道

城が見える展望所に出た。

ゆっくりバスタブに浸かった後、スーパーマーケットで買ってきた総菜とビールで夕食。
カツレツ+ジャガイモと豚肉の煮込+キュウリのマリネで約110円。
ビールは40円弱（ペプシと同じくらい）。
惣菜は美味しく、ビールはめっちゃ酔う。


外は雷雨になり、サンセットは望めず。

翌日。
曇り空の下、散策開始。
昨夜洗濯したズボンが若干湿気っているが、気にすんな。

狩猟用品店の看板

ビアハウス

庁舎の塔

石畳と古い建物。
この街はなんて美しいんだろう。

廃墟！

あんなところに猫！

博物館の通り

博物館の中庭。不気味で素敵！

趣のある道

聖ニコライ教会

ちょっとスペインみたい（イメージ）

『Saint Stepanos教会』の鐘楼

アルメニア教会（St.Nikolas Armenian Church）跡

手持ちの地図がアバウトすぎるので、あれこれ間違っているかも。

整えられた中心部を外れると、素朴な田舎の風情

現役らしき井戸

街はずれ

サクランボをちょっと失敬…（こらこら）

…酸っぱ！

頭上に大きな建物が見えるが、廃墟が現役かの見極めが難しい。

『ルテニア門』

『Fortre's quarters』

城の屯所　みたいな意味だと思う。

アーチの上部に残る紋章

坂の途中の塀に腰掛けて休憩。

その先から眺める『カーミャネツ・ポドリスキー城』

城への橋。
既にヘロヘロ。

虚弱さと暑さもさることながら、とにかく「散策が止められなくなる街」ってことが大きい。

城内へ（入城料40グリブナ）

陶芸教室的なアクティビティ

アーチェリー

めっちゃ寝ている。

昼になると、食堂近くで調理が始まり、すごくいい匂いが。

パンを焼く窯。

超陽気な軍人ヴィクトルさんがナイフで切って分けてくれた。
ホカホカのパンは、ほんのり甘くてとても美味しかった。
但し、底はカチカチで歯が折れそうになった。

これでお腹が膨れたので、いい匂いを振りまく煮込みは断念。

ヴィクトルさんが教えてくれた『木の釘』。
他にもいくつか案内してくれ、「おぉっと！もう行かないと！」と最後まで超ハイテンションで去っていった。
昼休憩だったのかな？

楽しい時間をありがとう！

子供が顔を歪めながら跨っていた。Mなのか？

当時のもの？

ウエディングフォト撮影

塔内に展示されている大砲

塔の天辺への階段。

最後はこれを登らないといけない。
上りはいいが下りる時がものすごく怖くて、下の人に体当たりした。すんません。

塔の天辺からの眺め。
美しい教会が見えて行ってみたいが、ズームして撮っているので結構遠い。

塔と塔とを繋ぐ通路

ドアノッカー

子供を連れた先生が「これはこうして使います」みたいに実演し、死ぬほどノックしていた。
この人のせいで木が削れているのかもしれない、と思った。

通路からの眺め。

城内の展示室

入口そばの塔の地下には水車が

青空が広がってきた

城を出て、裏側へ

城付近。
わたし的には、城内よりもこちらの方が断然楽しい。

厩として使われていたのだろうか。

高台から。さっき通路から眺めた緑の平原が少し見える。

城壁の草を撤去する人。

ひそかに手に汗を握る。

夏休み満喫中

ピンぼけ　ソフトクリーム。15グリブナ。

旧市街をうろうろ。
これは読めんな。

美しい教会があったので撮影。
すると、そばで作業をしていた人が中を案内してくれるという。

廃墟好きだけにもんのすごく嬉しい。

鉄製の扉を開けて中に入る。
そこには頭蓋骨などの遺骨が積み上げられていた。

少し英語を話す男性によると『ソビエト軍に殺された人々の遺骨』とのことだった。

教会の中庭

薄暗い教会の中をあちこち案内してくれる。

ここは、おそらく近々取り壊されるのだろう。
写真も「いくらでもどうぞ」と言ってくれた。

この街の人はどうしてこれほどまでに親切なのか。

ここが射殺現場とのこと。
思わず掌を合わせる。

暗くて、写真のほとんどがボケてしまったのが残念。

外に戻り、合掌しながらお礼を言う私に、合掌しながら「ウェルカム」と返してくれ、仕事に戻って行かれた。

快適な宿に数多くの素敵な遺構、親切な人々。
何度も言うが、この街に来て本当に良かった。

今日もスーパーマーケットへ夕食を調達しに行く。
ヨーロッパの文化『チップ』が苦手（妥当な額がわからない）なので、どうしてもレストランは敬遠してしまう。

宿のバルコニーでブランコに揺られる。

サンセットに合わせて気球が飛んでいた。

宿の近くの井戸。もちろん現役。

その横の建物。

人懐っこい猫

展望所からのサンセット

夕暮れの庁舎広場あたり。

ライトアップを見ようと思ったのだが、いつまでも明るいので待ちきれずに帰還。

今日もゆっくり湯船に浸かり、ビールで晩餐。
チキンと野菜で約80円。デザートはヨーグルト。