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ローマ4日目、前回のフォロロマーノに続いてパランティーノの丘、さらにコロッセオを再訪します。

七十路夫婦のイタリア旅行4 ローマ後編

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2018/03/06 - 2018/03/21

880位(同エリア6987件中)

旅行記グループ イタリア2018年

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12

しにあの旅人

しにあの旅人さん

ローマ4日目、前回のフォロロマーノに続いてパランティーノの丘、さらにコロッセオを再訪します。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • パランティーノの丘、最上階のテラスにやってきました。ローマ編の表紙を飾ってくれたカモメさんはここにいました。

    パランティーノの丘、最上階のテラスにやってきました。ローマ編の表紙を飾ってくれたカモメさんはここにいました。

  • カモメはローマ市の公務鳥で、観光客に愛嬌をふりまいています。給料は毎日フナ十匹とか。

    カモメはローマ市の公務鳥で、観光客に愛嬌をふりまいています。給料は毎日フナ十匹とか。

  • 全く人を怖がりません。

    全く人を怖がりません。

  • ここからはローマ市の北西が見渡せます。フォロロマーノに面しているのは、

    ここからはローマ市の北西が見渡せます。フォロロマーノに面しているのは、

  • 普通の住宅のようです。毎日遺跡を見て暮らすのですね。

    普通の住宅のようです。毎日遺跡を見て暮らすのですね。

  • パランティーノの丘には、アウグスティーナ皇帝の私邸など、広大な宮殿跡が残っています。古代ローマの最高級住宅地だったそうです。高級貴族たちはここに住んで、麓のフォロロマーノに通っていたわけです。<br /><br />私たちはこの遺跡群を通り抜けて、コロッセオに向かいます。丘の東の端で、コロッセオが見えてきました。木が邪魔です。もっといいカメラスポットはないかと探すと、

    パランティーノの丘には、アウグスティーナ皇帝の私邸など、広大な宮殿跡が残っています。古代ローマの最高級住宅地だったそうです。高級貴族たちはここに住んで、麓のフォロロマーノに通っていたわけです。

    私たちはこの遺跡群を通り抜けて、コロッセオに向かいます。丘の東の端で、コロッセオが見えてきました。木が邪魔です。もっといいカメラスポットはないかと探すと、

  • ありました。最高のカメラアングルです。<br /><br />パランティーノの丘の北東の隅です。だれもいませんでした。コロッセオを独占しました。コロッセオから直接上がってくる道がないのです。<br /><br />ということは、これからコロッセオにむかう私たちも、回り道をします。少し戻ります。すると、

    ありました。最高のカメラアングルです。

    パランティーノの丘の北東の隅です。だれもいませんでした。コロッセオを独占しました。コロッセオから直接上がってくる道がないのです。

    ということは、これからコロッセオにむかう私たちも、回り道をします。少し戻ります。すると、

  • 古げな建物、城跡か、教会のようです。

    古げな建物、城跡か、教会のようです。

  • なにか、旗のようなものが、<br />なんだろう。

    なにか、旗のようなものが、
    なんだろう。

  • 洗濯物でした。<br /><br />Saint Bonaventura at Palatine(パランティーノ・サン・ボナヴェンツラ教会)の裏手です。公開されていないようですが、誰かが住んでメンテナしているのです。ローマの遺跡で初めて見た現代人の生活の跡でした。教会のかた、どうぞ遠慮せずに洗濯物を干してくださいね。<br />このあたりは芝生の広場でした。私たちはベンチで、もってきた水とチョコレートでおやつです。フォロロマーノ、パランティーノの丘には、カフェや売店はありません。<br /><br />絶好のコロッセオのカメラスポットなのに、このあたりには観光客はほとんどいません。私たちだけの観光スポットを見つけた気分です。<br /><br />コロッセオ再訪です。すごい人混み。大混雑です。<br />ローマパスで入場無料、しかも列に並ばずにパス専用の入り口から入りました。2日目にガイドのHさんに連れてきてもらっているので、勝手が分かっています。

    洗濯物でした。

    Saint Bonaventura at Palatine(パランティーノ・サン・ボナヴェンツラ教会)の裏手です。公開されていないようですが、誰かが住んでメンテナしているのです。ローマの遺跡で初めて見た現代人の生活の跡でした。教会のかた、どうぞ遠慮せずに洗濯物を干してくださいね。
    このあたりは芝生の広場でした。私たちはベンチで、もってきた水とチョコレートでおやつです。フォロロマーノ、パランティーノの丘には、カフェや売店はありません。

    絶好のコロッセオのカメラスポットなのに、このあたりには観光客はほとんどいません。私たちだけの観光スポットを見つけた気分です。

    コロッセオ再訪です。すごい人混み。大混雑です。
    ローマパスで入場無料、しかも列に並ばずにパス専用の入り口から入りました。2日目にガイドのHさんに連れてきてもらっているので、勝手が分かっています。

  • この部分だけ座席が復元されています。こういうものが五万席以上あったということです。ローマ帝国滅亡後コロッセオが使われなくなり、地震で上部の半分が崩壊した後、ローマの格好の石切場になり、石材は建築資材として使われたそうですが、座席の石も同じでした。<br /><br />座席は地面から3メートルくらいの高さがあります。剣闘士と猛獣の戦いの時、猛獣が飛び込んでこないためだそうです。ライオンなど必死になれば3メートルくらいジャンプするのではないかな。最前列の客は、前足ですがりつき、懸垂したライオンの頭と対面、などということがあったかも。

    この部分だけ座席が復元されています。こういうものが五万席以上あったということです。ローマ帝国滅亡後コロッセオが使われなくなり、地震で上部の半分が崩壊した後、ローマの格好の石切場になり、石材は建築資材として使われたそうですが、座席の石も同じでした。

    座席は地面から3メートルくらいの高さがあります。剣闘士と猛獣の戦いの時、猛獣が飛び込んでこないためだそうです。ライオンなど必死になれば3メートルくらいジャンプするのではないかな。最前列の客は、前足ですがりつき、懸垂したライオンの頭と対面、などということがあったかも。

  • 舞台地下の構造が見えます。エレベーターが何台もあって、ここから剣闘士や猛獣がせり上がってくるのです。<br />剣闘士の戦いというのは、公開の場所での殺し合いです。それを観客が観て楽しみます。武器をもって、相手を殺すまで戦うプロレスと思えばいい。<br /><br />コロッセオは楕円形ですが、その一番短いところに貴賓席がありました。殺される剣闘士や猛獣が近くよく見えるようにということです。<br />皇帝の人気取りのために開催するのですから、入場料はただでした。内部にはレストランがあり、売春宿まであった。殺された動物の肉は調理されて、帰る客に出口で振る舞われたそうです。<br />皇帝がどんどん残虐なショーにしただけではなく、それを見るローマ市民がもっと残虐な、刺激の強いものを要求したのです。<br />ほかにもいろいろとHさんから聞いたのですが、書いているうちに気持ち悪くなってきました。<br />要するにとんでもないもので、これにうつつをぬかしたローマ人とローマ帝国が滅びたのは当然です。<br /><br />この場所で、それほど遙かな昔ではない時代、おそらく何千人という人、それ以上の動物が、ただ観客の娯楽のためだけに命を落としたのでした。<br />コロッセオは薄曇りでした。穏やかな春の午後でした。この世には、怨霊というものは存在しないのだと、思いました。<br /><br />ただ、夜はどうかな。キリスト教は怨霊の存在など認めません。でも昼からは追い払われた怨霊は、もしかするとコロッセオの夜の暗闇に、今も充ち満ちているのではないでしょうか。満ちているべきだと思います。<br /><br />私はこれからもイタリアを旅することになるでしょう。でも二度とコロッセオには来ないと思います。<br /><br />ローマ5日目<br />この日は疲労困憊。スペイン広場とローマ国立博物館マッシモ宮で終わりました。<br /><br />スペイン広場は観光客でいっぱい。とくに感慨はありません。<br /><br />ローマ国立博物館マッシモ宮は、今回訪れた美術館、博物館のなかで、最高だと思います。ただ残念ながら写真が1枚もありません。次回のローマ訪問の楽しみにとっておきます。<br /><br />あちこちの美術館で、ルネッサンス以前の、たくさんの中世宗教画を見てきました。描かれている人物が、無表情、同じ顔です。正直言って、うんざりです。<br />それに比べて、この博物館で見たローマ時代の彫刻の豊かな表現には驚きました。石に彫るという、絵画より自由のきかない表現手段でありながら、はるかに豊富な表情を浮かべていました。文化というものは、進化はしない、変化するだけというようなことを言ったのは誰だか忘れました。<br /><br />コロッセオで剣闘士のショーを楽しんだ醜悪なローマ人は、それを禁止した中世キリスト教徒より、この面ではより率直で、優れた美意識をもっていたようです。五木寛之の「海を見ていたジョニー」というところでしょうか。<br />もう一度勉強し直してローマに戻ってきます。<br /><br />明日、フィレンツェにむかってローマを発ちます。

    舞台地下の構造が見えます。エレベーターが何台もあって、ここから剣闘士や猛獣がせり上がってくるのです。
    剣闘士の戦いというのは、公開の場所での殺し合いです。それを観客が観て楽しみます。武器をもって、相手を殺すまで戦うプロレスと思えばいい。

    コロッセオは楕円形ですが、その一番短いところに貴賓席がありました。殺される剣闘士や猛獣が近くよく見えるようにということです。
    皇帝の人気取りのために開催するのですから、入場料はただでした。内部にはレストランがあり、売春宿まであった。殺された動物の肉は調理されて、帰る客に出口で振る舞われたそうです。
    皇帝がどんどん残虐なショーにしただけではなく、それを見るローマ市民がもっと残虐な、刺激の強いものを要求したのです。
    ほかにもいろいろとHさんから聞いたのですが、書いているうちに気持ち悪くなってきました。
    要するにとんでもないもので、これにうつつをぬかしたローマ人とローマ帝国が滅びたのは当然です。

    この場所で、それほど遙かな昔ではない時代、おそらく何千人という人、それ以上の動物が、ただ観客の娯楽のためだけに命を落としたのでした。
    コロッセオは薄曇りでした。穏やかな春の午後でした。この世には、怨霊というものは存在しないのだと、思いました。

    ただ、夜はどうかな。キリスト教は怨霊の存在など認めません。でも昼からは追い払われた怨霊は、もしかするとコロッセオの夜の暗闇に、今も充ち満ちているのではないでしょうか。満ちているべきだと思います。

    私はこれからもイタリアを旅することになるでしょう。でも二度とコロッセオには来ないと思います。

    ローマ5日目
    この日は疲労困憊。スペイン広場とローマ国立博物館マッシモ宮で終わりました。

    スペイン広場は観光客でいっぱい。とくに感慨はありません。

    ローマ国立博物館マッシモ宮は、今回訪れた美術館、博物館のなかで、最高だと思います。ただ残念ながら写真が1枚もありません。次回のローマ訪問の楽しみにとっておきます。

    あちこちの美術館で、ルネッサンス以前の、たくさんの中世宗教画を見てきました。描かれている人物が、無表情、同じ顔です。正直言って、うんざりです。
    それに比べて、この博物館で見たローマ時代の彫刻の豊かな表現には驚きました。石に彫るという、絵画より自由のきかない表現手段でありながら、はるかに豊富な表情を浮かべていました。文化というものは、進化はしない、変化するだけというようなことを言ったのは誰だか忘れました。

    コロッセオで剣闘士のショーを楽しんだ醜悪なローマ人は、それを禁止した中世キリスト教徒より、この面ではより率直で、優れた美意識をもっていたようです。五木寛之の「海を見ていたジョニー」というところでしょうか。
    もう一度勉強し直してローマに戻ってきます。

    明日、フィレンツェにむかってローマを発ちます。

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