2018/03/06 - 2018/03/21
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しにあの旅人さん
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ローマ4日目、私たちのローマのメインテーマ、フォロロマーノです。
続いてパランティーノの丘、さらにコロッセオを再訪します。
フォロロマーノは9時開場です。前日までの混雑に懲りて、一番乗りを目指し8時半にはフォリ・インペリアリ通りの入り口に着きました。先着あり、日本人2組でした。そのあとドイツ人家族、また日本人到着。勤勉な国民だな。理由は同じだそうです。
開場と同時に20人くらいが入場します。しかしこれは大正解で、2時間後パランティーノの丘から見下ろしたら、延々長蛇の列となっておりました。
ここでオーディオガイドを借りようとしたら、パスポート以外の身分証明書をおいていくそうです。日本の運転免許証でもいいらしい。しかし持っていなかったので、あきらめました。ここで借りたら帰りもここに戻ってくる必要があるわけで、そのままコロッセオに抜けたい私たちは、借りなくてよかった。
とにかく広くて撮った写真がなんであったか、記憶が不確かなものもあります。間違えていたらごめんなさい。
フェロロマーノの見学には小森谷慶子・賢二著「ローマ古代散歩」(新潮社)が大変役に立ちました。ときどき引用させていただきます。「古代散歩」とあるのはこの本です。建物の名前はこの本の記述に従いました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まず西の方から回ります。
パランティーノの丘から撮ったものですが、中央やや右、柱列のある建物アントニヌスとファウスティーナの神殿の左から遺跡に入ります。神殿を過ぎて右折(写真では左折)します。すでに周囲は全部遺跡、というか、石がごろごろ。 -
正面に原型をとどめている建物がある。
ローマ元老院(クリア・ユリア)です。2000年前ここでシーザーが雄弁をふるったのか、と思ったら、283年に火災にあい、305年に再建されたとのこと。「古代散歩」によれば、オリジナルは今より多少西にあり、保存状態がいいのは7世紀より教会堂として使われていたからだそうです。 -
しかしこのあたりをシーザーがノッシノッシと歩いたのは間違いない。紀元前44年3月の初めあたり、ブルータスが「今度の15日、ポンペイウス劇場でシーザーをやっちまわねえか」と仲間のひとりカッシウスと相談した、かもしれない。
紀元前47年あたりかな、シーザーが側近のマルクス・アントニウスあたりに「今度さあ、ローマにクレちゃんを呼ぼうと思うんだけどさあ、どうしよう」などと相談した、かもしれない。クレちゃんとはクレオパトラです。
そのクレオパトラは紀元前46年にローマに来ていますが、元老院に来たかどうかは、いろいろググってみましたが、分かりません。でも来たに違いありません。なんとなく、かすかに香水のにおいがしたような、しないような。
などという想像(妄想)をたくましくさせるクリア・エリアでした。 -
カメラをさらに西にふります。正面遠景にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂。その左、中央に塔があるレンガ色の建物がローマ市庁舎の裏側。両方ともフォロロマーノの外です。しかしこの市庁舎はローマ時代の遺跡の上に建てられているそうです。
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なるほどそれっぽい。よく分かります
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1枚前の写真を拡大しました。
手前の柱列は右がコンコルディア神殿、中央がウエシバシアヌスとティトゥスの神殿、左の低い柱の並びがコンセンテスの柱廊。 -
ちょっと中央に戻ります。元老院の左がセブティミウス・セウェルスの凱旋門。手前の3本柱がカストルとボルクスの神殿。その中間、道路を挟んで右が中央広場、左がバシリカ・エリア。これは大きな建物のあとらしく柱の基礎が残っています。
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反対側、ローマ市庁舎の崖下から見るとこうなります。
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遠景にコロッセオの一部が入っています。ほら。
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同じ位置でちょっとカメラを左に。フォロロマーノの西の端は起伏があります。このあたり狭いところに、団地みたいに神殿が密集しています。司祭や巫女さんが歩いていて、ローマの貴族たちがお参りに来たことでしょう。目をこらすと、いや目をつぶると、そういう幻が、通り過ぎていきます。
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最初の写真と同じ位置ですが、すこし東より。
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中央の丸いのがウエスタ神殿。国家の繁栄を守る聖火が安置されていたそうです。その右の芝生に二つのプールがあるのがウエスタ巫女の家。
地上を歩いていると、こういう低い遺跡は何だか分かりません。パランティーノの丘のありがたいところです。 -
さらに東。パランティーノの丘のほぼ真下です。手前の壁だけが残っているのが巫女の家らしい。
「聖火を守る六人の巫女はほぼ10才未満の貴族の娘から選ばれ、髪を肩で切りそろえ、(中略)三十年間にわたり国家祭事に携わった。多大な権威をもっていたが、純潔を宗とし、掟に背けばクィリナー丘の地下牢で生き埋めの刑に処される定めであった。」(古代散歩)
正面の丸いのがロムルス神殿。右の4本柱のある遺跡が大神祇官公邸。シーザーも住んでいたそうです。(古代散歩)
「掟に背けば」とは、どういう意味かな。5才で巫女になったとして、35で定年。それから結婚することもできたようですが、色恋沙汰のひとつくらいあったでしょうね。あったにちがいない。
今のイタリアの男なら、壁に穴をあけてでも巫女の家に侵入したでしょう。現代イタリア人とローマ人とは別物らしいが、どうなのかな。
「不謹慎な!」隣の幻のローマ人が怒っています。 -
さらに東です。左端の半分しか残っていないドームがアクセンティウスおよびコンスタンティヌスのバシリカ。4世紀の巨大な建物ですが、847年の地震で崩壊したとか。コロッセオの前に見えるのがティトウスの凱旋門。
これがフォロロマーノの概略です。まるっきり概略です。 -
遺跡全体にこういうようなものがごろごろしているのです。ひとつひとつが貴重な遺跡です。まず遺跡全体をしっかり歩いて、そのあとパランティーノの丘から全体を俯瞰するといいと思います。
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パランティーノの丘を見上げています。ふと疑問に思ったのですが、ローマ人はどうしてこの低地に大事な施設を作ったのかな。南はこの丘、西は市庁舎があるカンピドリオの丘、北はクリナーレの丘やテルミニ駅からのだらだら下りです。元老院は市庁舎あたりの高台にでーんと建てた方が、偉容があっていいと思うのですが。神殿も丘の上の方が見栄えがいい。パランティーノの丘の上には立派な宮殿跡があるので、石を運ぶのが面倒だったというわけでもなし。
ここは言ってみれば官庁街、霞ヶ関です。霞ヶ関をわざわざ水はけの悪い低地に作る必要があるのかな。
そのへんを歩いている幻のローマ人に聞いてみました。
「元老院は、文字通り年寄りの集まりなので、高いところに上るのがいやだったのさ」
うそだい!
長くなったのでひとまずローマ中編とします。前編、後編というのあるけれど、中編というかな。まあ、とにかくパランティーノの丘とコロッセオ再訪は次回に回します。
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この旅行記へのコメント (4)
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- しにあの旅人さん 2019/10/03 09:02:49
- おはようございます
- 1回目のイタリアはもう1年半まえのことですが、まだ新鮮におぼえています。こうしてブログに残しているからですね。17年のイギリスから4TRAのブログを始めたのですが、このときから本当の旅行をしたと思っています。それ以前は、いつどこに行ったか、ごちゃごちゃ、めちゃくちゃ。写真も撮ってパソコンに入れたはずですが、なにがなんだかわかりません。もったいないことをした。
訪問先のその場の記録はどうなさっていますか。私は一時期ICレコーダーを使って、「えー、今ほにゃら教会にきています・・・」などとやったのですが、いつの間にか全然使いません。「これから〇●の旅に出ます」と最初の一言だけだったりする。
幸い必ずby妻がいますので、ポイントごとの到着時間と出発時間はメモしてもらっています。これがないと写真がどこだかわらなくなる。
帰国してから写真の判別に苦労することありませんか。なんかうまい方法はないものか。全面的にby妻に頼るか、ICレコーダーを使いこなすか。
先日山口のある神社で宮司さんからとても面白い話しを聞いたとき、レンタカーに戻ってすぐ2人で話しの内容を書き留めました。つい5分前のことなのにもう2人の記憶に食い違いがありました。
- kummingさん からの返信 2019/10/03 17:52:34
- 新米なのでm(_ _)m
- お尋ねの件は、私みたいな新米じゃない、熟練旅の達人さんにお聞きください~。
どこのいつの写真?分からなくなるのもしょっ中ですが、だいたい行った処順?かな~、とかなり大雑把な把握(笑)
私も、娘、旦那、友達などと出かけてた頃は、カメラ持参でしたが、一人旅始めてからは、IPAD、とスマフォ、充電器、WiFi ルーター、など持ち歩く物が多くて、カメラは持参していません。これ以上増えたら、ただでさえ狙われやすいおばちゃん一人旅、絶対どっかに置き忘れそう!
優秀なレコーダー兼ナビゲーター兼話し相手の奥様ご同伴で、羨ましい限りです^ ^
我が家は、旦那は一応まだ現役なので、長い休み取れるのはお盆正月連休と、お高い時期のみ、な事もあり、いまのところ、一人旅を楽しませてもらってます。夫婦とはいえ、せめてもの仁義を守って、費用は自分で稼いでいます(笑)
脳内記憶保存もだんだん怪しくなってきてます!なので、移動中や、帰りの飛行機で、思いつくままメモしたり。
答えにならない返事ですみませんm(._.)m
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- kummingさん 2019/10/02 15:43:54
- 妄想癖♪
- 絶好調な時程、脳内妄想暴走状態になって、心ここにあらず、見ていても目にはいらず、聴こえていても耳いらず…私も旅行中、よくなります。で、それが移動中に起きるもので、失敗ばかり(ーー;)
私のばやい、旅の準備:旅:ブログ制作:後のお楽しみ、でみると、1:3:1:5、の割合で、旅行後の歴史探訪の時間が、1番長く、充実しています。ほんとのトラベラーではない(笑)
シニアの旅人さんのように、旅立つまえの予習、学習が充実していると、現実にその場を訪れた時の感慨もひとしおでしょうね。私は行く前は、実際の移動や予約などの下準備、How toだけで手一杯!ブログの為の調査研究もせず、勢いだけで作ってます。ぜ~んぶ終わった後、自分の興味の赴くままに、読み漁るのが1番の楽しみかな~
それも、記憶に残らないのが難点ですが~_~;
それにしても、シニアの旅人さんの妄想はウケる~(爆)
- しにあの旅人さん からの返信 2019/10/03 09:04:54
- Re: 妄想癖♪ また間違えて新しいコメントを起こしちゃった
- 1回目のイタリアはもう1年半まえのことですが、まだ新鮮におぼえています。こうしてブログに残しているからですね。17年のイギリスから4TRAのブログを始めたのですが、このときから本当の旅行をしたと思っています。それ以前は、いつどこに行ったか、ごちゃごちゃ、めちゃくちゃ。写真も撮ってパソコンに入れたはずですが、なにがなんだかわかりません。もったいないことをした。
訪問先のその場の記録はどうなさっていますか。私は一時期ICレコーダーを使って、「えー、今ほにゃら教会にきています・・・」などとやったのですが、いつの間にか全然使いません。「これから〇●の旅に出ます」と最初の一言だけだったりする。
幸い必ずby妻がいますので、ポイントごとの到着時間と出発時間はメモしてもらっています。これがないと写真がどこだかわらなくなる。
帰国してから写真の判別に苦労することありませんか。なんかうまい方法はないものか。全面的にby妻に頼るか、ICレコーダーを使いこなすか。
先日山口のある神社で宮司さんからとても面白い話しを聞いたとき、レンタカーに戻ってすぐ2人で話しの内容を書き留めました。つい5分前のことなのにもう2人の記憶に食い違いがありました。
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