夏の北欧４か国　１０日間のツアー旅行　６　５日目　ベルゲン鉄道とフロム鉄道～ソグネフィヨルド～スタルハイム

2011/07/15 - 2011/07/15

５日目（２０１１年７月１５日）

スタルハイム→ツヴィンゲンの滝（写真停車）→ヴォス散策→ベルゲン鉄道でミュールダールへ→フロム鉄道でフロムへ（途中ショースの滝で一時下車）→フロム（昼食と小散策）→ソグネフィヨルドクルーズ（フロム～グドヴァンゲン間）→スタルハイムに戻りホテルと野外博物館の散策

　今日はベルゲン鉄道、フロム鉄道とノルウェーの２大人気鉄道を乗り継ぎソグネフィヨルドの基地フロムに行った。フロムからグドヴァンゲンに至るソグネフィヨルドは昨日のゲイランゲルフィヨルドとは違い穏やかで明るい風景だった。その後早めにスタルハイムのホテルに戻りゆっくり周囲のノルウェーの森を散策した。

エリア ソグネフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　朝、朝食前に裏庭に出た。

スタルハイム ホーム ホテル

　裏庭は広いテラスになっており、テーブルやベンチがあった。

　このテラスから見た氷河で削り取られたタルハイム渓谷はまさに絶景だった。

　ルピナスが美しい。

　朝食を終えバスでベルゲン鉄道の駅があるヴォスの街に向かう。

　ヴォスに向かう途中ツヴィンゲンの滝で写真下車。

　ヴォスに到着。湖畔の美しいリゾートの街も第２次世界大戦ではドイツ軍によって徹底的に破壊された。

　その中で１２７７年建設の頑丈な石造りのヴォス教会は破壊を免れたという。

ヴォス教会 寺院・教会

　ヴォス駅でベルゲン鉄道の列車を待つ。

ヴォス駅 駅

　列車が入ってきた。

　ソグネフィヨルド観光の起点となる街なので乗客も多い。ほぼ満席だった。

　列車はこのような風景の中を走った。標高１０００ｍ程度だが雪が残っている。

　約４０分でミュールダール駅に到着しここで下車。ベルゲン鉄道の絶景区間はこの先の山越えらしいが仕方ない。フロム鉄道に乗り換える。

ミュルダール駅 駅

　ここからハイキングしてフロムまで下りる人もいるようだ。

　列車でしばらく走るとショースフォッセン滝。鉄道はここで数分間止まるため皆下車して写真撮影に行く。物凄い水量だった。

ショース滝 滝・河川・湖

　と、滝の中ほどの崖の上に妖精が現れ踊りを始めた。

　本当に妖精が現れそうな自然の神秘を感じる場所だった。

　列車に戻り再びフロムに向けて発車。

　フロム鉄道は急勾配の山間部を曲がりくねりながら約1時間かけて標高差８６４ｍを下る。この間のフィヨルドや滝といったダイナミックな自然を楽しめる。

　距離はわずか20km程度だが年間50万人以上が利用するノルウェー屈指の観光スポット。

フロム鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

　約４５分で終点のフロム駅に到着した。

フロム駅 駅

　ガラス張りが清々しいフレトハイムホテルで魚料理の昼食を食べた。

フレトハイム ホテル ホテル

　フロム駅

フロム駅 駅

　駅の周囲には数件のホテルと土産物がある程度だが大型クルーズ船も寄港するという。

　クルーズ船に乗り込む。

フロム港 その他の交通機関

　出航。

　クルーズ船は途中で小さな村々に立ち寄る。観光船でありフィヨルドの集落に住む人の生活の足でもあるようだ。

　ソグネフィヨルドは北海の港町ベルゲンから内陸に203kmも伸びており世界第２位の長さを誇る。フィヨルドの幅は平均5kmで両岸は1000mを越える崖に囲まれている。

　船は世界遺産ネーロイフィヨルドに入っていく。ネーロイは「狭い」という意味。

　両岸に崖が迫り最も狭いところは２５０ｍほどらしい。

　約２時間のクルーズを終えグドヴァンゲンで下船。バスでスタルハイムのホテルに戻った。

　スタルハイムホテルの横に、この地方の古い民家を移築した野外博物館があった。

　この地方特有のグリーンルーフの民家。
　屋根にシラカバなどの樹皮を敷いてその上に土を入れ草を植える事で冬は寒さを和らげる断熱材に、夏は草の蒸散作用で家の中を涼しくしてくれるという。

　家の入口に飾られたトナカイの頭骨

　石を積み上げた高床式になっていた。

　村の小さな小学校の校舎を移築している。

　大きな建物も移築されていた。

　更に坂を上ると・・・

　ホテルを一望できる展望台に出た。

　ズームアップ

　ホテルの周辺に民家が点在。

　ズームアップ。赤、黄、白の塗料で塗られた木造家屋が多い。

　これぞまさに「ノルウェーの森」

　展望台を下りる。

　ホテルに戻ってきた。

スタルハイム ホーム ホテル

　半野生のルピナス

　裏庭に行く。

　テラスから眺めるスタルハイム渓谷の美しさは格別。また同じような写真を撮った。

　ホテル内はレトロ感に満ちている。

スタルハイム ホーム ホテル

　古い調度品のほかに武器や甲冑まで並んでいて博物館の趣。

　広間の壁には古い絵や写真。更に年代物の陶器の時計台。

豪華なバイキング料理を終え広間で寛ぐ。２１：４５なのにこの明るさ。大きな窓が解放感にあふれている。

　ピアニストの演奏が始まり白夜が暮れる深夜まで続いていた。