2018/05/11 - 2018/05/11
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Tagucyanさん
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この冬、行こう行こうと思っていて行けなかったところがあります。
青森県の津軽地方。
みなさんの旅行記を読んでいて、弘南鉄道とか津軽鉄道とか、久々乗りに行きたいななどと思っていたのですが、ドタバタしているうちに、もうすっかり雪は溶けました。
ですが、ふと思いました。
「考えてみたら、津軽地方って冬ばっかり行ってたな」
津軽には、記憶にあるところでは雪のある時期ばかり行っていたような気がします。
そこで、GW明けの新緑の時期に、出かけてみることにしました。
今回は、現地で「津軽フリーパス」というフリー切符を調達しての、久々に純粋な乗り鉄旅です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝、大宮駅。
何度か書いていますが、東京の西にある我が家からだと、武蔵野線という飛び技を使えば、東京駅より大宮駅から乗車した方が所要時間が短くなる。 -
ここから、朝イチの「はやぶさ1号」に乗る。
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「はやぶさ号」の前に併結している「こまち号」を先頭に、列車が到着。
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最後部車両に乗る。
鼻が長くて写真に収まらない(笑) -
「新函館北斗」の文字を見ると北海道に行きたくなる… が、今回の行き先は津軽。
この列車で新青森まで行く。 -
では、さっそく朝の新幹線の儀式を。
朝食に、駅で買ったチキン弁当を食べます。 -
個人的には、もはやこれを食べないと、新幹線で出かけるという気分になれない。
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1号車は長ーい運転台がある関係で、客室が広くなく、逆に落ち着ける。
この列車はほぼ満席だった。 -
4月の初旬に仙台に行って以来、この約1ヶ月間で東北地方に向かうのは3回目。
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ということで、この短期間で3回目の仙台。
ただし、今回は通り過ぎるだけ。
車内は混雑していたが、どうせ仙台までだろうとタカをくくっていた。
ところが、仙台からさらに混雑した。
座席の指定を受けない、立席特急券を持った人たちがデッキにもあふれてきた。 -
仙台から先の区間に乗るのは、3年前の家族旅行以来。
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久しぶりの盛岡駅。
まだ車内は混雑。 -
岩手県最後の駅、二戸駅。
この列車は、この先終点まで各駅停車となる。
私の隣の席の人がここで降りた。 -
八戸駅。
この駅では降りる客が結構多かった。 -
八戸駅を出発。
見えているのは機関区かな。 -
七戸十和田駅。
開業したすぐあとに来て、路線バスで元南部縦貫鉄道の七戸駅まで行ったなあ。 -
なんだか、北海道の大地を思わせるような景色。
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長いトンネルを越えて、青森の市街地を遠巻きにして走る。
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新青森駅に到着。
名残惜しいが、ここで降りる。
そういえば、いまだ東京から新函館北斗まで通しで乗ったことがないんですけど。 -
新幹線改札口を一旦出る。
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で、ここで今回使用する「津軽フリーパス」を購入。
今回乗車する路線がJR・私鉄含めほとんど網羅できる。
基本的にエリア内のみでの発売となるため、新青森駅の改札外にある指定席券売機で購入した。 -
駅を横断する自由通路。
この先に、在来線の改札口がある。 -
こちらがこじんまりとした在来線の改札口。
まあ、新幹線からの乗り継ぎ客はここではなくて乗換改札を使うので。 -
ということで、さっそく出発。
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新青森駅の在来線ホーム。
青森駅始発の、弘前行きの電車がやってきた。
東北地方に広く分布している、701系電車。
特にこのあたりではこれしか走っていない。新青森駅 駅
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701系の、栄光のトップナンバーだった。
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新青森駅を出発。
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しばらくは単線区間である。
JR奥羽本線 乗り物
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津軽新城駅。
青森市の市街地はこのあたりまでで、この駅で折り返す電車もある。津軽新城駅 駅
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駅員さんも常駐。
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さりげなくラッセル車も停車。
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この電車は、見習い運転士が運転していた。
横に立っていた指導運転士から、マニュアルには載ってなさそうな活きた知識をいろいろ教えてもらっていた。 -
新緑が目に映える。
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山の中の信号場かと思いきや、
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鶴ヶ坂駅。
日本縦断ルートでもあるこの路線、長大な貨物列車に対応してか、駅の有効長がやたらと長い。 -
鶴ヶ坂駅。
左端に簡素な駅舎がある。鶴ケ坂駅 駅
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大釈迦駅。
左側の側線に入る。大釈迦駅 駅
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何かに抜かされるのかと思ったら、すぐに発車。
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浪岡駅。
浪岡駅 駅
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浪岡町の中心駅。
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このあたり、風がかなり強かった。
列車の無線でも、ある区間で運転見合わせだの解除だの、いろいろと交信が飛び交っていた。
その影響らしく、定刻なら1駅手前の大釈迦駅ですれ違うはずの青森行きの電車がここで到着。
向こうは15分くらい遅れていたようだ。そしてこちらにも遅れが出る。 -
5月、田植えのシーズン。
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岩木山がきれいに見える。
岩木山(津軽富士) 自然・景勝地
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北常盤駅。
北常盤駅 駅
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北常盤駅。
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その次が川部駅。
五能線との分岐駅、且つ、かつての旧黒石線との分岐駅。
左側に、旧黒石線の廃線跡が確認できる。 -
川部駅の構内。
ここで電車の無線から「この先強風のため運転見合わせ」の指示を受けた。
あれま。
※実際には「運転抑止」という鉄道用語が使われていた。川部駅 駅
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川部駅停車中。
しばらくしたら、運転指令から「運転抑止解除」の指示を受ける。
指導運転士曰く「すぐ解除か。オレら、悪運強いなあ」。 -
ということで、川部駅を出発。
右の方に五能線が分岐している。
この先の方に、同じく運転見合わせ中のタラコ色のディーゼルカーがいた。 -
弘前から来た、五能線の深浦行き。
この列車も運転抑止解除を受けて動き出していた。
川部駅から先は複線である。 -
岩木川の支流、平川の鉄橋。
この鉄橋に風速計がついていて、これが規定値を超えたり超えなかったりしているようだ。
この時点でもまだ風はかなり強く、指導運転士は「急いでもしょうがない。速度抑え気味に行こう」と見習い運転士に指示していた。 -
りんご畑、その向こうに岩木山。
これだけ見るといい景色だが、実際には風が強くて… -
撫牛子駅。
「ないじょうし」と読みます。 -
撫牛子駅。
撫牛子駅 駅
-
弘前駅の手前。だんだん市街地に入ってきた。
弘前駅の手前が赤信号になっていて、停車。
その停まる位置について、指導運転士が細かく指示していた。
「なんでここだと思う?」
ATSの仕組みとか、いろいろ会話に出てきて、聞いていておもしろかった。 -
そんなことをしているうちに、青森行き特急つがる号とすれ違う。
あちらは定時のようだった。 -
ようやく電車が動き出し、弘前駅構内へ。
-
結局、定刻より8分遅れて終点弘前駅着。
弘前駅 駅
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弘前駅の改札口。
「弘前さ、よぐ来たねし」
津軽に来たなあ、という感じがした。 -
改札口を出たところ。
駅を東西に横断する自由通路になっている。 -
弘前駅の東口。
市役所や弘前城などがある側とは反対側。 -
この一角に、弘南鉄道弘南線の駅舎がある。
ここから、弘南鉄道に乗ります。
【その2】につづく。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Akrさん 2018/08/04 10:19:15
- 701の初号機(笑)
- Tagucyanさま
こんにちは。Akrでございます。
遅ればせながら旅行記をすこしづつ拝見させていただいておりました。
仙台の次は青森へ。
雪の津軽も良いですが新緑の頃もいいですよね。水を張った水田に映える岩木山も綺麗です。
はやぶさ1号は、いつも混んでいます。仙台から北へ行く新幹線は、仙台始発のはやぶさの後がしばらく空くので1号は混雑しているイメージがありますね。
青森からは、私が愛してやまない(笑)701系に。それもトップナンバー!
フォートラでトップナンバーコレクターを自称する私としましてはなんとしても乗りに行かなくてはなりません。でも、トップナンバーが秋田車だったんですね。最初の配置が秋田でしたか・・・
次もどんどん拝見させていただきます!
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2018/08/04 19:53:15
- 乗車の先を越してしまい、恐縮です
Akrさま
なかなかお忙しそうですね。
ホント最近はどうしようもなく暑い日が続いていますが、そんな中この旅行記を見ると、なんと清々しいことか^^; その津軽地方も、今は暑いんでしょうけど。
東京発の朝イチのはやぶさ号に仙台を越えて乗車するのは、たぶん3回目(最初の時は「はやて」だったかも)ですが、以前も仙台でさらに混雑してたなあ、とその時になって思い出しました。
時刻表を見ると、たしかに仙台発の下りはその前が1時間ぐらい空いてますね。これでは混雑するよなあ、納得。
仙台地区ではなかなか(個人的には)当たらない701系ですが、秋田・青森地区はこれしか走っていないので必ず当たります。
たまたま乗った電車がトップナンバーでした。
「これはAkrさん限定でネタになるな」と(笑)
701系ご愛用のAkrさんよりトップナンバー乗車の先を越してしまいまして、恐縮です。
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Tagucyan
-
- BTSさん 2018/06/16 10:31:17
- 北東北の旅
- Tagucyanさまへ
こんにちは~
4月に南東北へ2度出掛けられ、5月は北東北へ…季節的には丁度良いのではないでしょうか?
「チキン弁当」を召し上がりながら旅をしているTagucyanさまは、この時ばかりは童心に返っていることでしょう。(笑)
>1号車は長ーい運転台がある関係で、客室が広くなく、逆に落ち着ける。
なるほど~
確かに中間車だと先頭車に比べ約2倍の乗客が居るので騒がしいですよね。
やはり、旅する人には車内空間はとても大事なことですよね。参考になります。
新青森駅から弘前駅へ移動中、強風により一時運転抑止が発生したようですが、大きな乱れがなくて良かったですね。乗り鉄する者にとって最大の恐怖が遅れと運休です。
私は、ある程度の遅れを想定しながら旅程を作成します。
>弘前駅の手前が赤信号になっていて、停車。
>その停まる位置について、指導運転士が細かく指示していた。
>「なんでここだと思う?」
Tagucyanさまの撮影した画像を見て思うことは、踏切の先にセクション(電力の供給区分)があるため、停止信号近く手前で停止すると、パンタグラフのある車両ががセクション区間に跨いで停り、パンタや架線を溶断させてしまう可能性があるからです。以前に根岸線・桜木町~横浜駅で事故が発生しています。
8分遅れで弘前駅に到着、次は弘南鉄道ですね。
私は乗ったことがありません。
続きを楽しみにしています。
BTS
- Tagucyanさん からの返信 2018/06/16 15:21:33
- いい時期でした
BTSさま
こんにちは。
どうも東北地方というと、雪の時期か夏の時期かばかり行っていたような感じでしたので、このような新緑がまぶしい時期にいくのもいいなあと思いました。
東日本系の新幹線に乗るときは、なぜか一番端の車両に乗ることが多いですね。最近の新幹線車両は運転席の先の鼻の部分が長いので、これらの車両の客室はこじんまりして落ち着くんです。
でも東海道・山陽新幹線では、そのメリットがあまりないのと、団体とかち合いそうな気がしまして、そのこだわりはないです。
この日の東北地方の天気予報は全般に良かったのですが、特に青森県地方は風が強いのが想定外でした。結果的に言うとこのあとあまり影響はなかったですが、ひとつ予定が狂うとそのリカバリーとか面倒な作業が増えますからね。
弘前駅手前の停止位置の話ですが、たしかに電力のセクションの話もありますが、このときはATSの動作の観点から説明をしていました。
要約すると、その位置から先に出てしまうと、地上子の上を通過してしまうので、ATSが作動してしまう。一方、その手前で停まってしまうと、編成の後ろが踏切にかかってしまって開かずの踏切になる。そんな説明でした。
電力のセクションの位置、ATSの地上子の位置、電車の編成の長さと踏切の位置関係、他にもいろんな要素を頭に入れて電車の運転をしているんですね。
予定では弘前での乗り継ぎ時間は20分、8分遅れで到着したので弘南鉄道に乗り継げました。やっと次回からが「本題」です(笑)
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Tagucyan
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