2018/05/30 - 2018/06/06
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tono202さん
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岩手・青森の湯治宿をめぐることにした。
何日も湯につかりのんびりするというのもあるが、なにせ移り気なので何日もは同じ宿でいられないのではないかという気もするので、
大沢 → 酸ヶ湯 → 御所掛け温泉を2泊づつで湯治場を渡り歩くという魂胆。それでは湯治にならんのでは?という声も聞こえてきそうだが、
ま、ええか。風呂につかって湯治宿なるものを初体験しに行く旅です。
まずは、大沢温泉湯治部へ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
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まず雨の中、やって来たのは大沢温泉湯治屋
国道から川沿いに立つ本館に向かって急坂を下りていく。 -
本館前には数台しか駐車場はないので荷物を下ろした後は国道沿いの駐車場へ駐車することになります。
宮沢賢治が父に連れられ法華経講習会に参加するために滞在したという温泉です。
思い描いていた雰囲気を持っていました。 -
本館から川沿いに幾つもの棟が建ち並び、長い廊下を歩いて案内されたのは・・
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上棟1号室。
「湯治屋」という先入観があったせいか普通の部屋に見えます。
もちろんお手洗いや洗面所はありません。
これも私には問題になりません。
5月末ですがコタツは、まだ備えてあります。 -
あえて「特別」なことを探すとすれば、ガスコンロがあることでしょうか。
10円で8分、火が使えるそうです。
結局使うことはありませんでした。 -
しかし、上棟1号室というのは特別な部屋でした。
この旅館の一番西側の2階の部屋なのです。
つまり、川向こうの菊水館に渡る曲がり橋の上にある部屋なのです。
ということは・・・
その西側の窓からは・・・ -
真下に川沿いの露天風呂が望めます。
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案内してこられた従業員の方から「露天風呂が女性客専用時間帯は、この窓を開けないように」と、きつく注意されました。
もちろん宿泊中は、私は遵守しました。 -
位置関係を確認するために橋に下りていきます。
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橋からみると、こんな感じです。
左の二階が私たちの部屋です。
そして右手が露天風呂。 -
向こう岸まで渡って振り返ると、こんな感じです。
新緑が雨に濡れてしっとりと落ち着いて感じられます。 -
橋の上からは露天風呂をのぞむと・・・
清流に響く河鹿の声・・・
しかし、温泉も丸見え・・・
それでは、入りに行きましょう。 -
長い木の階段を下って・・
引き戸を開けると・・ -
清流のすぐそばに露天風呂
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湯につかって目と鼻だけ出して鰐さんになって背中を伸ばします。
鰐さんじじの生息場所には最も適した場所です。 -
そして、食堂でいただく夕食。
この地域で取れたものを時間と手間を使って料理されたものです。
ローマ人化し、グルメ・飽食を追う年頃でもないので、私たちにはこれで充分。
ビールさえ飲めれば、それでよし。 -
お腹も起きましたので、館内散策。
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自炊施設です。
鍋から食器まで無料貸し出し。 -
部屋にもあった8分10円のガスコンロが並びます。
この時期は、ここでは自炊している人はほとんど見かけませんでした。 -
玄関入り口には郵便ポストと売店。
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そして、談話室?
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日が落ちていきます。
部屋に明かりが灯ると温泉宿の風情が増します。
木造宿の良いところです。 -
ここでは5つの温泉に入れるそうです。
2つめの温泉 薬師の湯を探します。 -
いくつかの棟が入り組んで立っていて、それを結ぶ廻廊も複雑で迷路のようです。
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なんとかたどり着いた薬師の湯。
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内風呂なのですが、脱衣所から湯場へは階段で下りていきます。
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昭和の雰囲気を感じさせる天井の高い内風呂です。
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レトロな感じがします。
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風呂から出たら河鹿の鳴き声をバックミュージックに、川面を眺めながら、再度ビールを飲みます。市悦のひとときです。
9時前には床について眠りについていました。 -
翌朝4時前には目が覚めました。
朝風呂に出かけることにします。
24時間入れるのは旅館部のお風呂のみ。
行ってみることにします。 -
長い長い廻廊を抜けて旅館部のテリトリーに入ると、雰囲気が一新します。
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脱衣場も近代的!
ここのいいところは3つの旅館の温泉が「相互乗り入れ」可能なことです。
旅館部の温泉に、湯治屋の客も入れます。
「裸になれば人間皆平等」を現実化していると、一人納得。 -
入って行くと・・・
最初はメガネが曇って、お風呂場の向こうに大きな壁画が描かれているのかと思いました。 -
しかし、ガラス扉が開け放たれ見えるのは清流に新緑の木々。
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だあれもいない湯船でのんびり・・ここでも鰐さんになります。
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すると「ヒュルヒュルルン ヒュルヒュルルン」ともの悲しい鳴き声
赤い鳥アカショウビンです。
南の国から海を渡ってやって来て巣作りシーズンを迎えているのでしょう。 -
この清流ならカヌーでも下りそうと、コース取りを考えたりしながら湯につかっています。
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山水閣の温泉(平成の旅館部のテリトリー)から昭和の湯治屋へ帰ります。
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高台に卓球場があるというので、長い階段を登って行って見ました。
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がらーんとした体育館のような中に卓球台が2つ。
そして、正面には舞台。
かつては、ここでも旅回りの役者さん達が湯治客を沸かせた時代があったのかもしれません。
そんな歓声を聞こうとしますが、私には聞こえてきませんでした。 -
部屋に帰ってくつろいでいると・・・・
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窓から橋を渡って向かいの温泉に向かう人が見えました。
尻軽な私も行ってみることにします。 -
曲がり橋を渡り・・
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坂を登ると菊水館です。
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ここの温泉は露天風呂ではありませんが、川に面して眺めの良いお風呂です。
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この温泉を拠点に宮沢賢治の足跡を訪ねて、花巻を歩いたり、遠野までの遠出を行いました。
また来たいと思った湯治宿でした。
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