
2018/05/11 - 2018/05/14
14位(同エリア556件中)
ハナコさん
これまでのあらすじ。
山登りに来たのに、10月、2月と連続で雨に降られた。
「それでもまた来るかい?」 そう台湾の神様に試された気がした。
めげないよ。次は絶対登るもん。
タイガーエアのセールでゲットした5月の台北。
今回はいい天気だ。登山日和だ。
ただ「基隆」か「瑞芳」、どっちを先に行くか決められない。
よし、台湾の神様に決めてもらおう。
次の列車が向かう方、それに乗る!
4分後の列車は「基隆」行き。
だけど乗る直前、珍しく長男から電話がかかってきた。
「どうした?」そんなやりとりの間に列車は行ってしまったよ。
ならば10分後の自強号。
なるほど、「瑞芳」から行けってことね。
無座(指定席なし)だけど、ひとりくらい座れるでしょ。
ほぼ席は埋まっていたけど、何度か移動して窓側の席に落ち着いた。
だけど瑞芳を目前に、私は信じがたいものを目にする。
それは・・・
第1話 山登りに出かけたら ~恐るべし自強号の巻~
https://4travel.jp/travelogue/11359320
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ヘッ?!
-
「下一站:花蓮」
えっ?!もしかして・・・
( ゚д゚)
もしかして・・・もしかすると?!
(,,゚Д゚)
もしかして・・・ももしかもしもしするかと?!
(,,,゚Д゚;) -
この状況を例えるなら
「東京から小田原まで行こうと新幹線に乗ったら、この列車は新大阪までノンストップの便でした、さあ、こんな時あなたならどうする?!という問題を突きつけられた、ひとりのアラフィフ女の物語が今始まろうとしている。」
といったところでしょうか。 -
ちなみに三者の位置関係はこんな感じ。
花蓮まで、あと2時間カンヅメです。
※黄色い星の数は、私の興味のバロメーターを示しています。瑞芳駅 駅
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現実を受け入れられず、放心状態。
あの時、長男とLINEをしていなければ
北門のお兄さんに、出会っていなければ
バイクの滝に行くのを忘れていなければ
そもそもあんなに早起きしなければ
反対列車とすれ違うたびに思う。
「乗せてくれぇ・・・」 -
駅を通過するたびに思う。
「降ろしてくれぇ・・・」
ちなみに私、乗り鉄さんではありません。
鉄道の旅の楽しみ方がわからない。
2時間どうしていいのかもわからない。福隆駅 駅
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イチオシ
ダメだ。こんな時は何か食べよう。
ドラマ「カルテット」 松たか子のセリフ
「泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます。」
いま涙目で「茶葉蛋」を食べてる私は、生きて帰れますか? -
食べたら少し元気が出た。
そうだ、問題はこれからどうするかだ。
選択肢は3つ。
*反対列車で速攻帰る「しっぽを丸めて退散コース」
*名物料理でも食べて「しれっと帰るおざなりコース」
*いっそ太魯閣にぶっこみ「ガッツリ観光コース」
三択の女王、竹下景子さぁ~ん! (ノД`) -
これだな
「しっぽを丸めて退散コース」
これが一番負担が少ない。今からお店やバスを調べる必要もない。時間はムダになるけど、きっとみんな「大変だったねぇ」って同情してくれるはず。そうよ、なんたって私、ビビリ食わず嫌いのヘタレハナコだもん。
と思ってたら・・・
「ハァ?!そんなん許されるワケないじゃん! ( ̄皿 ̄) 」って声が、秩父の方角から・・・(姐さん?)
※写真は検札に来た車掌さん。みんな切符なのに私だけ悠遊カード。「どこまで?」「花蓮(ファーリェン)」でOK、ポータブルな端末で検札してくれます。ちなみに台北-花蓮は悠遊カードで373元(1,380円)でした。 -
予定では台湾好行のバスで
T99 基隆-瑞芳 龍宮お宝探し東岸ライン
856 瑞芳-福隆 黄金福隆ライン
このどっちかで2号線を満喫しようと思ったのに。
日本から印刷して持ってきたのに。 -
台北駅で「一応もらっとくか」と手にした冊子。
これが急に「オレ!オレ!!」「いつ使うの?今でしょ!!」って主張してくる。
うん、「太魯閣ライン」ってあるね。
花蓮駅から出てるんだね。
わかったよ。太魯閣峡谷へ行くよ。
こうなったら行くしかないでしょ。
だけどさぁ、いつか行きたいと思ってはいたけど・・・こんな急にやって来るものなの?!
神様、シナリオ書きすぎですよぉ~ -
なんだろう、この感じ。
通い始めたばかりのキャバクラにすごくタイプの女の子がいて、もっと常客になったら同伴に誘おう!と思ってたら・・・
女の子の方から「同伴お願いできませんか?」
えっ?!いきなり今日ですか?!
どこ行くとか、おいしいお店とか、もっと準備してから誘おうと思ってたのに、今日ですか?次回じゃダメですか?そんな呑気なこと言ってたらチャンス逃しますか?男ならここで勝負ですか?
・・・みたいな気分。
(言いたいことはわかるけど、その例え、女子としてどうかと) -
花蓮に着くまでにいろいろ調べたかったけど、スマホの電池消耗がハンパない。自強号にはコンセントがない。バッテリーは極力温存だ。
こうなったら旅遊服務中心(ビジターセンター)とリーフレットで乗り切ってやる。 -
イチオシ
自強号
恐ろしいヤツだと思ったけど、決意が固まった今となっては「神の使者」に見える。
だけどまた基隆山に登りそびれたよ。
それなのに神様は、容赦なく新たな課題を出してきた。 -
自強号の乗り方で参考にしてたサイト
https://www.nakutemo-hawaii.com/taiwan/kyuuhun-ikikata-train1-2/
「私の失敗からみんな学んでね」的な記事だったのに。
「それを読んでいながら、私もやりました」的な旅行記になってしまった。
指定席を取っていればこうはならない。
だけど、行き当たりばったり派の私としては「アプリで停車駅を確認すればよかったんだよな」って感じ。
一瞬反省したけど、もう開き直っている。
※アプリは「NAVITIME Transit」とか「Bus Tracker Taipei」「台湾鉄道時刻表(台鐵列車動態)」を使ってます。花蓮駅 駅
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12:04 花蓮到着
太魯閣行きのバスは12時に出たばかり。
次のバスは13:20発
時間があるので花蓮名物のワンタンでも食べようかと思ったけど、駅から市街地までは3kmくらい離れてる。
移動してるとバッテリーも時間もなくなりそうなので、ビジターセンターで作戦をたてることにした。 -
ところで上高地って「上高地」ってところに行けば河童橋とか大正池、上高地帝国ホテルがあると思ってた。(いやいや、めちゃめちゃ広くて離れてるから!)
「太魯閣」もそうだと思ってたけど、どうやら違うらしい。 -
ビジターセンターのおばちゃんに「一番奥の天祥までバスで行って、歩いて下まで降りてくればいいのよね?」(英語)って聞いたら・・・
「あのねぇ、天祥から入口までは22km。いいからまずはパンフレット読みなさい。」(日本語)って言われた。ww -
とりあえず、弁当買っとこ。
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帰りの指定席も買っとこ。
筆談でちゃんと基隆まで買えた。
スゴいぞ、野良犬ハナコちゃん。
ん?!バスの到着時間が18:10
18:18発の太魯閣号って・・・なんか限りなくヤバくないか?気のせいか? -
バスのりばの前で、タクシーのおっちゃんが声をかけてきた。
Google翻訳を駆使して、一生懸命話しかけてくる。
うん、ありがとう。
だけど今日私ね、すごく恐ろしい乗り物(自強号)でここまで来たの。
もうこれ以上、勇気のいる乗り物(タクシー)には乗りたくないの。
だからお願い、バスで行かせて。 -
13:20 1133A 台湾好行 太魯閣線
1日券250元(930円)もあるけど、3時間じゃ元が取れない。
その都度、悠遊カードで乗ろうとしたら・・・
「このバス、カード使えないってよ!」(欧米人)
みんなゾロゾロと窓口に移動し、1日券を買う。
※現金も可だけど、乗車時に行き先を伝えて金額を聞いて・・・結構ハードル高いです。 -
さて、ここからは
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知識ゼロ、準備ゼロから始まった
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太魯閣チャレンジ、3時間一本勝負っていう
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イチオシ
ひとりのアラフィフ女の物語です。
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14:10 最初のバス停「太魯閣」
ビジターセンターのおばちゃん 「あんなの門しかないよ」
ってことで、スルー。太魯閣国家公園 国立公園
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14:15 「砂卡礑」 主要観光スポット。ここマスト。
※帰りに寄ろうと思ったら、往路専用のバス停で行けなかった。砂卡礑歩道 滝・河川・湖
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14:40 「燕子口」 これぞ太魯閣!みたいな場所。もちろん下車。
燕子口 洞穴・鍾乳洞
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そうだ、3COINSで見つけたサブリュックがあるんだった。
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えいっ!!
ちなみにヘッドライトは、台北の象山へ夜景を見に登ろうかな?と持ってきたもの。 -
イチオシ
まさかの大活躍。
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うひぃ(゚∀゚ノ)ノ
太魯閣だよ、太魯閣!! -
しかも、ほぼサプライズだから
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イチオシ
感動ひとしお。
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あぁ、崖っぷちマニアは
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鼻血ブーです ( ° ¡¡ °)
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この道路は「中部横貫公路」
西へ4時間、延々と走ると台中方面に出る。
すっごい山岳ドライブウェイ。 -
イチオシ
この谷の深さ。
太魯閣峡谷 山・渓谷
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なんだろう。
割れたスイカの亀裂の中にいるみたいだ。
(スイカの中、入ったことあるんかい?) -
来てよかった。
しっぽを丸めて帰らなくてよかった。
なんだか息子からの着信も、北門で会ったお兄さんも、全て意味があったような気がした。なにかひとつでも違ってたら、今日私はここに来ることはなかった。
私に関わったすべての人に、秩父の方から聞こえた天の声に、手を合わせたくなった。 -
目安時間10分~30分の「燕子口」。
もうぐはぐはで、1時間20分どっぷり散策。
16:10 終点「天祥」方面にはは行かず、「燕子口」から下ります。 -
16:20 「長春祠」 ここは復路専用。
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なんだかんだ、一番わかりやすかったバスマップがこれ。
茶色が往路で、赤色が復路。
「片側停車」の意味が、行ってからわかった。 -
なんかスゴいところに、スゴいものがある。
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長春祠は、この道路の建設工事で亡くなられた方々を祀ってある場所。
そこへ行くまでのアプローチもスゴい。 -
今年2月の台湾。
九份の宿で寝ていたら、深夜に大音量のアラートが鳴った。
その2日後に、あの花蓮地震が起きました。
「がんばって 花蓮。いつか行きますね。」
そう旅行記に書いていた。
https://4travel.jp/travelogue/11328133
「書くと実現する」とは言うけど、書いた本人が一番びっくりした。
まさか次回、花蓮に来るなんて。 -
傾いたあの建物は花蓮駅から1kmほどの場所。Googleマップに登録してあった。
待ち時間に行くことも考えたけど、oBikeが見つからなかったのと、行ってもなにもできないなぁと思ってやめておいた。 -
かわりにここで、手を合わせて冥福を祈る。
この道を作るために命を落とした方々とか、太魯閣に関わったたくさんの人のこととか。長春祠 建造物
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地震のニュースは物々しい現場の映像ばかりだったけど、花蓮の街は平常通りに動いてました。住んでる人も、みんな明るかったですよ!
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あれは雲かなぁ?と思ったら、山でした。
標高3,000m級の山に囲まれてる長野県民でも、この標高差には驚きです。 -
3時間一本勝負の太魯閣、これにて終了です。
2ヶ所しかまわれなかったけど、「これぞ太魯閣」が見れて大満足。
17:25 最終のバスで「長春祠」を出発。 -
車内、激混み。
私は後方の段差のところに座ってます。
だけどまだ・・・もうひと仕事あるんだな。
間に合わないだろうなぁ。絶対ムリだよなぁ。始発から1時間以上かかるところに向かうんだもんなぁ。バスだし絶対に遅れるよなぁ。
と思ったら -
マジ?!(゚ω゚ノ)ノ イケるかもしれない!!
切符片手に「アイム インナ ハリー!」「マイ電車カミング!」
10人くらいの人に通してもらって・・・
18:15 ドアが開くと同時に、駅へダッシュ!!
※イメージは西宮神社の福男選び花蓮駅 駅
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やった、間に合いそうだ!!と思ったら・・・
改札手前に団体客のまきびし。
電光掲示板はメンテナンス中。
何番ホームかわからない。あわわ、あわわ。
その時、駅員さんが私の切符を奪い取り、自動改札機に通して
「走れ!!!」(中国語)
「えっ?どっち?」(日本語)
「あっち!!」(中国語)
階段降りて、走って登って。列車に飛び乗ったらドアが閉まって、汗だくで。 -
18:18 なんかよくわからんけど、間に合った。
またいろんな人の襷(たすき)リレーで、自分がここにいる気がした。
なむなむ。 -
今日はもう、いろんなことがありすぎて
七堵駅 駅
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太魯閣号がどんなんだったか、あまり覚えてない。
太魯閣号 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ただ、買ったばかりの靴が、靴ずれで痛かったのは覚えてる。
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最後はバッテリーを4%残して基隆到着。
すべてが奇跡のような(ギリギリとも言う)1日だった。
はぁ。(≡∀≡)
つづきは
第3話 基隆廟口夜市と九份山登り ~4度目の正直なるか?の巻~ で!
https://4travel.jp/travelogue/11369051基隆駅 駅
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