若桜・智頭から津山、美作・佐用、児島・井原線の旅(四日目・完)~瀬戸内海の恵みを受けた児島では瀬戸大橋を望む鷲羽山から北前船の寄港地だった下津江地区へも。その後の井原線沿線は、吉備真備の故郷、西国街道の宿場町、矢掛宿の散策です~
2018/05/01 - 2018/05/01
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初日から三日目までは山間の旅でしたが、今日は岡山市から瀬戸内海の恵みを受けた児島周辺。続いての井原線沿線は、旧西国街道に相当します。
由加山は、厄除けの蓮台寺がある山。上の町駅から強行軍で歩いて訪ねました。車がビュンビュン通る比較的平坦な道でしたが、蓮台寺に近づくと一気に山岳信仰の山といった雰囲気になってくる。周辺にはハイキングコースのような道も各所にあって、スケールもそこそこ大きいと感じました。
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岡山から、まずは、瑜伽山蓮台寺に向かうんですが、最寄の駅はJR瀬戸大橋線の上の町駅。そこから歩きで4キロ以上なんですよね。
のっけからの強行軍なんですが、それくらいしないと地方の旅は成り立ちません。 -
とはいえ、上の町駅からの道は本当に遠い。上り坂でもあるし、想像以上の難路でした。
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さて、瑜伽山蓮台寺ですが、
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ここは1300年の歴史を持つ真言宗御室派の別格本山。
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厄除けと江戸時代中期には岡山藩主池田家の祈願所となり、今でも参詣者が多い寺。確かに、境内はいかにも山岳仏教の寺院といった雰囲気がムンムンですね。
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で、こちらでもう一つ楽しみにしていたのは。。
由加山は、太助茶屋のあんころ餅が名物なんですよね。まだ朝早くて参道のお店は閉まっていましたが、 -
蓮台寺の販売所の方ではあんころ餅を売っていて、無事にゲットできました。
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イチオシ
小さめのお餅が餡子にほどよく埋まっているという、なんとも飾らない形。そして、見た目通り、甘い餡子と柔らかなお餅がなんとも素直な味わいです。
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順路にしたがって、奥に進んで
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最後に拝観する日本一の厄除け大不動も大きな見どころでしょう。うーん。でかいです。
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上の町駅から児島駅へ移動。
ちなみに、岡山から児島駅は30分弱。岡山市は瀬戸内海の街ですが、宇品港なんかすぐの広島市と違ってそれなりに海から離れていることを実感します。 -
児島駅ではレンタサイクルを利用しますが、まだ早朝で開いていない。仕方ないので、周辺をウロウロ。これは児童公園。
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こんなモニュメントがポツンと立っていました。
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さらに進んだところが、風の道の出発点。風の道というのは、児島と下津井地区を結ぶ下津井電鉄の廃線跡。
この後、その風の道を通って、下津井地区まで走るんですが、けっこうアップダウンあり。何とかかんとか行けるというくらいですが、方向が分からなくなる危険がないので、そこは安心感もあるような気がしました。 -
児島駅からジーンズストリートに向かう途中。けっこう大きな構えで遠くからでも目立つお店は、御菓子司 喜久屋。
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栗饅頭をいただきましたが、
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少し長い形なのはちょっと珍しいかも。ただ、それがなかなかよい景色を醸し出していてお茶菓子としての風格もあり。滑らかな白餡も悪くないし、これは銘菓といってもいいかと思います。。
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倉敷市瀬戸大橋架橋記念館も、児島駅から歩いて10分足らずと近場です。建物全体が、日本橋のような太鼓橋を模した面白い形をしていますが、
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もっと素晴らしいのは内部の天井画。
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イチオシ
格天井いっぱいに往来を行き来する人々の活気あふれる姿が浮世絵みたいなタッチで描かれています。
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間違いなく、これは一見の価値ありです。
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観光施設っぽくないネーミングですが、観光客には意外な穴場だと思います。
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児島駅の観光案内所。
ここで電動自転車を借りて、下津井地区まで向かいます。 -
電動だと楽ちんですよね。
これが風の道。ちょっと霧が出ていますが、天気は悪くない。いい気分ですよ~ -
快調、快調。
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しかし、山越えのショートカットをするはずが、道を間違えて、岬の方へ回ることになったみたいです。
えー、それって距離的にはけっこうなロスですよね。 -
しかし、こうなったら仕方ない。流れに従いましょう。
途中、鷲羽山の第二展望台があって、そこにも寄ってみることにしました。 -
何だか妙に立派な石段を上がってみると。。
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あーれー。この見事な絶景はなんですかあ。
霧がたちこめる瀬戸内海をまたいで、はるかに長く延びる純白の瀬戸大橋。本四架橋なんか、ここも含めてあちこちでもう見慣れていたはずなんですが、こんなに美しかったかなあ。改めて、その美しさに脱帽です。 -
イチオシ
向こうの端っこは霧の中にぼんやりと鉄塔が並んで、とっても幻想的。自然と人工物のコラボが生み出す景観は、本当に素晴らしいですね。道を間違えても、こんないいことがありました。
ありがたや、ありがたや。旅の神様に感謝しかありません。 -
その先が鷲羽山レストハウス。
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こんな展望所もありますが、そこに限らず、どこから見ても絶景ですけどね。
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ということで、少し位置を変えながら、
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じっくりと絶景を確認します。
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イチオシ
うーん。いい、いい。いいですよ~
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背後の鷲羽山は、日本初の国立公園、瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地の一つ。鷲羽山レストハウスから緩やかな登山道があって、そこを上って行くのがお勧めですが、山頂まで行かなくても、こうしてレストハウス付近でも景色は十分迫力ありですよね。
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気分のいいところで、改めて、下津井地区に向かいます。
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道は下り坂になって来まして、
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瀬戸大橋の橋脚付近まで降りてきました。
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そして、瀬戸大橋のたもとにあるのが、田土浦公園です。
海に面した瀬戸大橋の真下のような場所。 -
瀬戸大橋を真下から見上げる眺めと
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イチオシ
瀬戸内海に向かって伸びていく大橋の両方の眺めを堪能できる立地。
これもいいじゃないですか。 -
沖の方を小さな船が行き交ったりも楽しめるし、釣りを楽しむ人の姿も見えました。瀬戸内海と瀬戸大橋。珠玉の絶景です。
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そろそろ下津井の町並みが見えてきました。結局、30分ちょっとくらいだったかと思います。
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かつては、ここに北前船が寄港していたということで、これから行く予定のむかし下津井回船問屋が一番の見どころなんですが、それだけではなく、栄えた街だけに本瓦葺きの屋根、土蔵など古い町並みが各所に意外に多く残っていて、予想以上に風格のある街並みですよ~
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これは、四柱神社。下津井の街並みを見下ろす山の上で、市街から石段を上って行くのですが、
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ものすごく急な石段で、まるでハシゴみたい。下から見あげて、上るのをちょっと躊躇しましたが、
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そこはなんとか勢いで。
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中門をくぐって、
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本殿へはもう少し。
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本殿に到着です。
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そこから瀬戸大橋も望みましたが、ちょっと逆光ぎみになっていて。がんばった割には美しさはイマイチでした。残念。
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市街に戻って、これは田中花正堂。創業は、明治43年。磯乃羊羹と染め抜いた渋い暖簾がいい感じ。
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外観と違って、店内は意外にごちゃごちゃしていましたが、それはそれとして。
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磯乃羊羹をお土産に一本。
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イチオシ
帰って封を解くとこんな感じ。鮮やかなグリーン色の羊羹が現れて、これまで見たこともない美しさです。いや、日本は広い。まだまだこんな不思議な羊羹があったんですね。
さて、見た目と違って味の方は意外に正統派の羊羹そのもの。潮の香りのする青海苔を微かに感じるくらいで、その加減が絶妙です。目と舌で楽しめる、なんともおしゃれな羊羹です。 -
むかし下津井回船問屋ももうすぐです。
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むかし下津井回船問屋に到着です。しかし、今日は休館日だとか。えー、連休の次の日だから休みというんですが、明日からはまた休み。この日を休んで旅行する人は多いと思いますけど。。もうちょっと何とかならなかったのかなあ。恨めしく思いつつも、この外観だけでもかなりな特徴。
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つまり、北前船というと北海道とか日本海側の回船問屋は荷の上げ下ろしの機能を重視した重厚な構えが印象的なのですが、こちらは白黒の華やかななまこ壁。瀬戸内の温暖で穏やかな気候に守れられた地域はさすがに余裕があるということでしょうか。長い航海の後に瀬戸内海に入ってこうした景色を眺めると、楽園のような別天地に来た気分になったのではないかと想像しました。
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まあ、そうしたことを想像して楽しめただけでもよしとしましょう。
いずれにしても、またリベンジが必要かなと思います。 -
下津井祇園神社は、下津井の氏神「祇園さん」。
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市街の西の端にあって海に突き出た浄山の上にあります。
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城のようなしっかりした石垣とがっちりした石段を上って行くと頂上には意外に広い平地があって境内は悠々。瀬戸内海を眺める眺望もまずまずです。
なお、ウバメガシを主とする社叢も特徴です。 -
さて、これで下津井地区は終了。
今度は間違えず、山越えの風の道で児島駅まで帰ります。 -
児島駅前に戻ってきて。
児島ジーンズストリートは、野崎家の方に向かって児島駅から10分足らず。児島では一番の見どころでしょう。 -
気持ちの良い散策には程よい幅の路地。洗濯物のようにジーンズがぶら下がったりして、どこかヨーロッパの街並みのような匂いもして、開放感がいっぱい。お店もたくさんあるし、飲食店もそこそこあって、観光客を飽きさせない楽しさがあると思います。
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ジーンズストリートを抜けた先にあるのが旧野崎家住宅。
屋敷は、少し高くなった場所にあって、外観からしても尋常な構えではない。しかし、ここもさっきのむかし下津井回船問屋と同じで休みじゃないですか。あー、これはいけません。
それにしても。。江戸時代後期に大規模な塩田を開いて財を成した野?・武左衛門が建てた豪邸なんですがねえ。塩田は瀬戸内海の恵まれた気候を背景としたもの。ひな祭りの時期には自慢のひな人形が公開される。これも一度行ってみたいなと思っているので、リベンジはその頃にしますかね。 -
では、児島はこの辺にして、ここからは井原線沿線を巡るコースへ。
岡山駅から倉敷駅経由の伯備線に乗って。 -
清音駅で井原線に乗り換えです。
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ところで、昼飯は、浜吉のタコ飯。ポスターでは、めちゃめちゃ立派な煮ダコが写っていましたが、ふたを開けるとしょぼいのしか入ってないですよ。
まあ、それでも、おかず全体としてはそれなりにちゃんとしている。駅弁としては普通かなとは思います。 -
井原線で、まずは吉備真備駅から。
周辺の地図を確認して、出発です。 -
吉備真備産湯の井戸は、あの辺りですね。
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市街地を抜けて行った先で、道路標識がないことはないのですが、これといった目印がないので不安になりながら訪ねました。
しかし、井戸だけでなく傍らには中国風の建物が建っていて、一見してそれとわかる。一角はとてもよく整備されていて、地元では今も吉備真備が大事にされていることが伝わってきます。 -
この碑もすぐそば。
ちなみに、吉備公館跡は、吉備真備が生まれた屋敷跡とされているもの。明治33年建立された「吉備公館址」という自然石の碑です。吉備真備産湯の井戸の向かい側の道端なのですが、前に木があってかなり見つけにくい。諦めかけた時にこの石を発見しました。 -
少し移動して、今度はまきび公園。昭和61年、中国西安市に吉備真備の記念碑が建立されたのを記念して整備された中国風の公園です。
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まきび公園の一角に建つこの資料館は、まきび記念館。史料的には遣唐使の関係もあるのですが、むしろ、この中国風の建物自体がまきび公園の景観のアクセントになっていて、そうした目で見る方がいいかもしれません。
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改めて。
公園は、中国風の建物に緑や池に流水などといった潤いもあって、想像以上に美しい眺め。 -
遣唐使として唐に渡り、
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イチオシ
典籍を多く持ち帰ったことで日本の文化的な発展に大きく尽くした人物。
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この美しい眺めがその功績をたたえているように感じました。
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隣りには吉備寺もありますので、こちらもどうぞ。
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実は、ここまでけっこう時間がかかってしまって、予定していた列車に間に合わなくなってしまいました。仕方がないので、こうした時はグルメに限る。
ということで、向かったのは手打ちうどん さるや。 -
イチオシ
倉吉はぶっかけうどん発祥の地なんですが、このお店はどうなんでしょうね。
少し期待しつつ、ぶっかけうどんを注文。レモンをかけていただきますが、それ以前に出汁にも少し酸味が加えてありますね。うーん。個性的な味わいですが、なるほどこれもあり。というか、とってもおいしい。うどんももっちり感が半端ないし、うどんのレベルとしては相当高い。ちょっとびっくりのうどん屋さんでした。
時間はまったく無駄にならなかったようですね。 -
吉備真備駅から、今度は矢掛駅へ。
実は、ここでも休日の問題が発生。予定していた施設は軒並み休みのようで、これは困りましたよ~
しかし、それであればと大通寺に行ってみることにしました。 -
大通寺は、矢掛駅から北にしばらく行った先。歩いて行くのはちょっと遠いので、駅でレンタサイクルを借りて訪ねました。なかなか立派な構えですね。
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玄関で拝観を申し込んで、奥に進みます。
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途中の襖絵も面白いですね。
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で、これが寺自慢の日本庭園。本堂の周囲に整備されたお庭です。
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一景、二景、三景と狙いを持った眺めがあって、それぞれ特徴的。これは一景ですが、かなりの労力をかけて作ったことが感じられます。しかし、作ったのは檀家の素人。庭の脇に通した遊歩道が景観のダイナミックさを消していて、これではせっかくの力作が台無しですけどね。
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これが二景。
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窓越しに松の枝ぶりを味わいます。
これは悪くないでしょう。 -
これが三景。奥へ奥へと続く感じがあって、そこのところは狙い通り。ただ、無難な仕上がりというだけで、アピールするものは少ないような。。
やっぱり、全体としてどうなんでしょう。正直言えば、これだけ頑張っている割に今一つメジャーになれないのも仕方ないかなと思います。 -
矢掛宿の街並みの方もチェックしましょう。矢掛駅からは少し離れます。本陣の前のメインストリートはまっすぐ。両側の家々も当時の建物ではないと思いますが、漆喰を意識した白い壁が多用してあって、雰囲気を壊さない配慮があるような気がします。
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そして、旧矢掛本陣石井家は、旧矢掛宿の中心部。門から母屋など白い漆喰の壁が美しい堂々たる構えです。
保存状態も良くて、国の重要文化財に指定されているのも当然と言った感じ。参勤交代で利用された頃の雰囲気がそのまま残っているように感じました。
薩摩から徳川将軍家定に嫁ぐ篤姫が宿泊した記録も残されているとか。今日はお休みですが、想像するだけでワクワクするような気持ちになりました。 -
で、もう一つの今日の救いは佐藤玉雲堂。天保元年創業という老舗中の老舗です。
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柚子を丸ごと使った柚餅子が看板商品。これって輪島にあるのと同じですね。これは私の経験ではこれ以上のものはないという大変なお菓子。庶民がおいそれと食べるものではないくらい格調のあるお菓子なんですが、それを比較的リーズナブルな値段で出しています。
ただ、いきなりそれを買う勇気はなくて、 -
イチオシ
お勧めというこの小さな柚子に羊羹を詰めた方をいただきました。
羊羹にゆずの香りが丸ごと浸みこんでこれも格調高い味わい。ちょっぴりの味わいですが、それでもそれなりに凄さの片鱗は感じられる。悪くない選択だったと思います。 -
井原線の旅はこの辺りで限界。今日はここから広島に抜ける予定なんです。
神辺駅で福塩線に乗り換えて、福山駅へ。 -
もう日が暮れてきていましたが、最後もう少し頑張ります。
水野勝成墓は、福山駅から歩いて15分くらい。高架下に整備された公園の中にありました。堂々とした大名の墓らしい威風を感じる墓。周囲がもう少しなにかあってもいいのかなという気がしなくもないですが、墓自体は申し分なし。
ちなみに、水野家は家康の母、於大の実家。松平家よりも早くから織田信長に味方していたのですが、武田との関係を疑われたりして、なぜかそう重くは遇されていない。たぶん、信長の思いは水野家を臣下としるもの。味方という関係ではすれ違いが大きくなったのかもしれません。
不遇な水野家に対し、天下人への歩みを始めた家康の思いは並々ならぬものがあったと思いますが、水野勝成も遍歴を重ねた人物。そこを拾い上げたのは当然かもしれません。そして、それに応えた勝成も、西国大名の抑えとして、福山藩10万石を与えられるや、福山の基礎を築いた名君と仰がれる。やっと水野家の名誉を回復した人物です。 -
さて、晩飯は大衆食堂 稲田屋へ。電話をかけて開いているのを確かめて訪ねました。というのも、閉まるのが早くて、ラストオーダーは19時40分なんです。
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イチオシ
肉玉うどんをいただきましたが、なんでしょうねえ。うどんも具材もすべてトロトロに柔らかくて、噛まなくても、飲み物みたいにそのまま腹に収まりそう。そして、程よいコクのあるすき焼きみたいな甘がらさ。店内も悠々とした広さがあるし、レトロ感もなかなか。福山の文化にさえなっているような食堂とお見受けしました。
お腹も一杯になって、これで四日間の旅は終了。お疲れ様でした。児島から井原線沿線はまたリベンジを誓います。
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