新緑の天園

2018/04/08 - 2018/04/08

　先週の月曜日（4/2）には満開を過ぎつつあった天園ハイキングコースの桜もすっかり葉桜で、新緑が眩しい。
　天園ハイキングコースには公衆トイレが設置してあるが、これは鎌倉市が設置しているものだ。鎌倉カントリーゴルフクラブも鎌倉市に登録されており、今泉不動前からの道路下には水道管も埋設されているのだろう、鎌倉カントリーゴルフクラブには水道があるはずだ。その水道水をこの公衆トイレにも使用しているのだろうと思っていたが、トイレの手を洗う蛇口には「飲めません」の表示がある。しかし、鎌倉市内には三菱電機を除くと大して工場はなく、工業用水のマンホ－ル蓋も見付けてはいない。もしも鎌倉市内に工業用水が配水されていたとしても、まさか、こんな山の中まで配水管が埋設してあることはないだろう。
　不法占拠していた峠の茶屋ではこの水を調理に使っていたという。火を通しているとはいえ、もしも工業用水だとしたら、食べたことがある人は少し気分が悪くなるかも知れない。ちなみに、天園休憩所も鎌倉市側にあり、調理用水は地下水（井戸水）だという。近くには横浜市のゴミ焼却処理場があるが、そこから水道を引くとしたら、水道管施設の費用負担が高くなるはずだ。100年前から水利があったこの場所に茶屋が建てられたのだろう。その後、昭和初期には貸別荘・日源荘も営まれた。
　峠の茶屋跡に立つ「横浜市内最高地点」プレート辺りはこの丘を斜めに横切るように「ハマ」の横浜市境杭が数本打たれている。もしかすると通称大平山（海抜159.4m）の最高地点は鎌倉市側にあって、市境はこの最高地点を避けて通っているのかも知れない。いずれにしてもこの辺りは関東タンポポが群生していたのでほっとした。
（表紙写真は天園休憩所）

エリア 鎌倉(神奈川)

鎌倉天園公衆便所。外の手洗い用の蛇口が見える。

グリーンを造っているようだ。鎌倉カントリーゴルフクラブの奥の駐車場からは山道が伸びているはずなのだが。

鎌倉カントリーゴルフクラブの奥の駐車場。

峠の茶屋跡の富士山ビュースポットには八重桜。

峠の茶屋跡の関東タンポポ。

すっかり葉が茂った大島桜の鼎木和合桜。

すっかり葉が茂った大島桜の鼎木和合桜。

天園休憩所。