第47回海外放浪/東南アジア4ヵ国.乗りまくり&癒し旅・その2.乗車時間33時間！ベトナム統一鉄道.SE8乗車記(サイゴン→ハノイ)前編

2018/01/16 - 2018/01/16

第81部-355冊目　2/18

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

今頃になってしまいましたが、旅行記の上でようやく新年を迎えました。
2018年初旅はドカーン！と、東南アジア8泊9日の旅です。

メーター偽造タクシーにぼったくられて、やって来たのはサイゴン駅です。
本編は、ベトナム統一鉄道(サイゴン→ハノイ)1726km！33時間30分の鉄旅に挑みます。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙写真‥サイゴン→ハノイ.1726kmをを33時間30分で結ぶ、ベトナム統一急行 SE8号列車。

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2018年(H30年)1月15日～23日 8泊9日

①ベトナム統一急行 SE8号列車.ハノイ行
サイゴン.6:00→(車中泊)→

★宿泊‥ベトナム統一鉄道：SE8号列車 1等寝台。

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12go旅行社‥7411円
サイゴン駅売店‥38000ﾄﾞﾝ(179円)
SE8号列車車内販売‥157000ﾄﾞﾝ(738円)

※10000ﾄﾞﾝ=47円で計算しております。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

2:45(ベトナム時間)

ベトナム.ホーチミンシティのサイゴン駅に着きました。
メーター偽造ボッタクリタクシーに、持っていたベトナムドン.80万ドン(4000円)を巻き上げられてしまいました。
まぁ、命が助かったから良かったものの、所持するベトナムドンは、10万ドン(500円)あまり‥
只今の時刻は深夜2:45です。
こんな時間に両替できる場所があるわけなく、6時発車の列車で33時間30分の移動となるので、飲まず食わずのひもじい鉄旅になる事まちがいなしです。
トホホ‥

サイゴン駅 駅

駅に入ると‥
サークルKがありました。
レジのお姉さまに土下座して両替をお願いするか‥
それは、最終手段だな。

おっ！
無料WIFIがあるのか‥

接続成功！
まずは、サイゴン駅周辺の両替所を検索。
しかし、こんな時間にあるわけない。

次に検索したのは、海外でのATMの使い方‥
実はワタクシ、海外でのATMの使い方を知りません。
以前、マレーシアで現地通貨がなくなってきて、ATMにカードをぶちこんでみたけど、エラーの連発で断念しています。

駅前にあるATMへ駆けこみ‥
メモした現金引出方法を試してみます。

機械にクレジットカードを入れ操作します。
カタカタカタカタ‥と音をたて始めました。
エラーでるなよ。
頼む～

すると‥
50万ドン.出てきました！
海外でのATM引出し成功です。

バンザーイ！
これで、ひもじい思いをしなくてすみます。

帰国してからカード請求を見ると‥
レートは、50万ドン=2447円(10000ドン=47円)。
空港で両替するより良いレートでした。

ホッとした所で、駅構内を見てみましょう。
改札が自動になりました。
きっぷの四次元バーコードを読み取らせます。

案内板。
私が乗る列車は、SE8号列車です。

この列車ですね。
まだ、改札前なので誰もいません。

こちらには別の列車が‥
車両の塗装が違いますね。

おっ！
これは、2階建車両ですよ。

時刻表です。
たくさん走っているようにみえますが、この1枚にサイゴン～ハノイ全駅が記載されておりまして‥
サイゴン発着の列車は上下各9本ずつしかありません。

では、寝ましょう。

今夜は宿無し‥
駅のベンチで野宿します。
とても、ビジネスクラスでやって来たとは、思えません。

5:20
駅構内のお店が開きはじめました。
これから、長時間列車に乗るので、何か買っていきましょう。

飲み物を買いました。
ベトナムドンがなければ、これも買えない所でした。

ベトナムビール333‥13000ﾄﾞﾝ(61円)
スプライト‥10000ﾄﾞﾝ(47円)
氷‥2000ﾄﾞﾝ(10円)

5:25
乗車開始の放送が流れました。

私が乗るのは、SE8号列車.ハノイ行です。
サイゴン～ハノイ.1726kmの距離を33時間30分(1泊2日)かけて走ります。

①ベトナム統一急行 SE8号列車.ハノイ行
サイゴン.6:00→(車中泊)→ハノイ.15:33 (1726km/乗33:33)
ソフトスリーパー(1等)‥7470円。
※12goで手配しました。

私の乗る車両は10号車です。
どこかな？

あっ、この車両ですね。
乗りましょう。

この列車は客車12両+業務車2両の編成です。
10～12号車。
ソフトスリーパー(1等)となっています。
車内にはコンパーメントが並びます。
24系のB寝台みたいですね。

ソフトスリーパー(1等)。
この列車の最上級車両です。
各コンパーメントは2段式ベッド4名定員となっています。

ソフトスリーパー(サイゴン→ハノイ)‥1.462.000ﾄﾞﾝ(6872円)。

こちらは下段。

上段。
私の城はコチラになります。

上段からの眺め。
日本の寝台車のようにカーテンはありません。
又、男女問わず相部屋となります。

各個室の照明スイッチ。
電源コンセントもあります。

荷物置場です。
高さがないので、大きいスーツケースなどは収納できません。

列車にシャワーはありません。
これで凌ぎましょう。

まだ、誰も来ないので下段で寛ぐ筆者。

6:00
定刻にサイゴンを出発しました。
ハノイまで、33時間30分の鉄旅です。

ホーチミンよ。
さらばじゃ。

車内を見てみましょう。

洗面室です。
お湯は出ません。

給湯器があります。

トイレは、各車両.ベトナム式と‥

洋式の2か所あります。
なんでも、今後、ベトナム国鉄の車両トイレは日本企業の協力によるバイオ式トイレになるそうです。

おっ！
窓が開くのか‥

ヨシッ！
これなら撮影できますな。

サイゴン川を渡ります。

車内販売が来ましたよ。
飲み物とスナック類の販売のようです。

ベトナムコーヒーを購入。
濃厚のコーヒーに練乳やミルクを入れた激甘な奴‥
うん、アジアの味だな。

アイスコーヒー‥15000ﾄﾞﾝ(71円)。

タマゴも車内販売で売りに来ます。
ホビロン(孵化寸前の卵)かと思いきや、ノーマルなゆでたまごでした。
前に乗った時は、ホビロンも売っていたのですが、今回は終点ハノイまで、ゆでたまごのみの販売でした。
食べたかったのになぁ～
残念！

ゆでたまご1個‥6000ﾄﾞﾝ(29円)。

ホーチミン市街を抜けると、車窓の風景がかわりました。

のどかな風景だな。

1月だと言うのに、景色が青々としています。
南の国に来た事を実感しますね。

たくさんの果実‥
南国ですね。

8:34
Suoi Kietに停車。
3分ほど遅れていますが、アジアの鉄道として考えると、優秀です。

下段のお客様がいらっしゃいました。
上段の私は、こんな格好をして景色を眺めます。

景色が茶色になりました。
草原地帯を走り‥

コトン.コトン‥
今度は畑の中を走ります。

野宿だったので、さすがに眠くなってきました。
ひと眠りしましょう。

食事は、車掌様が注文を取りに来ます。
料理は一律で、配食形式です。
1食=35000ﾄﾞﾝ(165円)で、注文すると、このような引換券をくれます。
なくさないようにしましょう。

食事は注文の他に、総菜の車内販売もあります。
ベトナムと言ったら揚げ春巻‥
車内販売からツマミを買ってビールを飲みましょう。

333ビール‥13000ﾄﾞﾝ(62円)
春巻4本/焼鳥/茎菜炒め‥30000ﾄﾞﾝ(141円)

11:26
これが、注文配食です。

配食(昼食)‥35000ﾄﾞﾝ(165円)
鶏のカリカリ揚げ
茎菜炒め
米飯
トクダミスープ

食後、ぼんやりとする筆者。
高速鉄道では味わえない、寝台列車ならではの醍醐味。

コトン.コトン‥
水田地帯を走ります。

田植えはこれからのようですね。
ベトナムは稲作も盛んで、ここ南部では温暖な気候から、3毛作を行うそうです。

果しなく続く大地‥
大陸を走っている事を実感しますね。

ZZZ‥
爆睡。

次の駅で先頭機関車の撮影したくて、前の車両へ移動します。
ついでに、各車両を見てみましょう。

6～9号車。
ハードスリーパー(2等寝台)です。。
3段式の寝台です。
中段は跳ね上がります。

※ハノイ到着前に撮影。

ハードスリーパー(サイゴン→ハノイ)‥1.319.000ﾄﾞﾝ(6200円)。

ハードスリーパーの上部。
上段は天井が低くて頭をぶつけそう‥

2～3号車。
ソフトシート車(2等座席)です。

リクライニングシートです。
車輌中央に向かってのお見合い形固定席で回転しません。

ソフトシート(サイゴン→ハノイ)‥892.000ﾄﾞﾝ(4193円)

1号車。
ハードシート(3等)。

これぞ、アジアの鉄道車両！
木の椅子です。
大抵、このクラスだと非冷房なんですが、この車両は冷房が効いていました。
写真に写っていませんが、床にゴザを敷いて寝ている乗客や、ハンモックをぶら下げ寝ている乗客もいます。
ベトナムの庶民的な鉄旅を味わうならこの車両が一番なんだけど、この椅子に34時間はキツイなぁ～

ハードシート(サイゴン→ハノイ)‥668.000ﾄﾞﾝ(3140円)。

先頭車は、かつての食堂車‥
今は、車販準備室兼乗務員休憩室となっています。

13:25
Nha Trangに到着。
この駅には、8分停車します。

急げ！
機関車の写真を撮ろうと、1号車のデッキから走っていったら、機関士様に｢ダメだ！」と、突き返されてしまいました。
あぁ、残念！

山が近づいてきました。
そして、反対側の車窓には‥

14:52
おぉ！
海ですよ。

しばらく、海岸線に沿って走ります。

南シナ海。
少しエメラルドグリーンの色をしていて綺麗です。

トイレの窓から撮影中。
すばらしい眺めだ。

某テレビ局の長寿番組。
トイレの車窓から‥
いやいや、違うでしょ。

ここは、パラダイスだ。
イエーイ！

海沿いを走り、トンネルを抜けると再び、内陸部を走ります。

おぉ！
いい感じでカーブしていますね。
トイレの窓からカシャ！

広大だな。
さすが、大陸だ。

世界の車窓から。
4トラベルの協力で配信しております。

カシャカシャ！
トイレの窓からなんでも撮りまくる。

踏切。
必ず守衛様がいて、安全確認をしています。
日本では無人化されたものが、ベトナムでは今も人の手によって行われています。

16:15
GA LA HAIに運転停車。
GAは、ベトナム語で｢駅｣を意味します。

待避線がありますね。
これはもしかして‥
トイレの窓からカメラを構えます。

16:21
来ました！
昨日14:35にハノイを出発した、SE9号列車.サイゴン行です。
この列車がサイゴンに着くのは、明日の未明2:50の予定です。
お互い、まだまだ長いですな。

カタンカタン‥
寝台列車同士のすれ違い。
日本では見られない。

日が暮れてきました。

惣菜の車内販売がまわって来ました。
惣菜と米飯で弁当を作ってくれます。

17:10
Dieu Triに停車。
この駅には、23分停車します。
先頭を撮影する2回目のチャンスです。

恐る恐る先頭へ向かいます。
明るいうちに機関車の撮影ができるチャンスは、この駅しかありません。
又、機関士様に突き返されたら、土下座してでも写真を撮らせてもらわなくては‥

おっ！
誰もいません。
ヨシッ、チャンスだ。
カシャカシャカシャ！

表紙画像は、これに決定だな。

17:30
無事に先頭機関車の写真が撮影できました。
では、夕食｢宴｣にしましょう。
ビールと、駅で買った弁当です。

弁当‥30000ﾄﾞﾝ(141円)
魚の擂り身揚げ
フライドチキン
餅米飯
333ビール‥13000ﾄﾞﾝ(62円)

注文した夕食も、配食されました。

配食(夕食)‥35000ﾄﾞﾝ(165円)
豚足&筍煮
ベトナム茎菜の炒め物
ドクダミスープ
米飯
魚醤

17:50
サイゴンから約12時間‥
まだ、半分も来ていません。
のんびり優雅な鉄旅です。

19:30
眠くなってきた‥
このまま、朝まで爆睡したいですが、22:45にイベントがあります。
目覚ましをセットして寝ましょう。

22:47
サイゴンから935km/16時間47分。
列車は定刻にベトナム中部の都市、ダナンに到着しました。

ダナン駅は函館駅のようにスイッチバック状になっており、列車の進行方向が変わるので‥

機関車付け替えと言うイベントがあります。

右の列車は、SE7号列車.サイゴン行です。
我々の乗っているSE8号はサイゴンを朝6時、対してSE7号はハノイを朝6時と同時刻に始発駅を発車し、中間のダナンで列車交換をします。
「お互い、やっと半分だな」と言っているみたいです。

ズームしてみましょう。
機関車が待機中です。

今まで最後部だった12号車寄り、荷物業務車の前に機関車が連結されます。

連結を見届けたいのですが、乗降客がいなくなると、発車時刻前でも車掌様がドアを閉めて鍵をかけてしまうので、乗れなくなる可能性があります。
トラブルになる前に乗る事にしましょう。

サイゴン→ハノイの鉄旅は、やっと半分まで来ました。
後半は次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、ありがとうございました。

つづく。

この旅行記へのコメント （8）

• Tagucyanさん 2018/05/03 21:53:50

  今や日本では不可能な、２段式Ｂ寝台の旅

  オーヤシクタン様
  こんばんは。
  
  ベトナムの寝台列車旅、堪能させていただいております。
  早朝から寝台列車に乗る。大昔なら日本にもありましたが、何でも「効率化」が幅をきかせる、世知辛い現在ではあり得ないですね。
  そもそも、客車列車の寝台車自体が、今や日本を脱出しないと味わえないですから（←お高いリゾート列車などは眼中にありません）
  
  そしてこの寝台、おっしゃるとおりコンパートメントタイプの２段式Ｂ寝台とそっくり。
  上段は景色を見るのがちょっとつらいですけど、逆にじゃま者がいないですから、堂々と「昼寝」できるところがいいですね。日本の場合、昼間は寝具がセットされていなくて、上段の人も下段を座席として使っていましたが、このあたりがちょっと違うところだなあと思いました。
  
  景色も、日本の田舎とそんなに変わらない感じ。「世界の車窓から」に出てきそうな眺めがいっぱい出てきますね。前回のインドネシアに引き続き「世界のトイレ窓から」（笑）
  
  夜中のスイッチバックに睡眠時間を合わせるところ、抜け目がないです。
  続編も楽しみにしております。
  
  ---
  Tagucyan

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/03 23:32:16

  RE: 今や日本では不可能な、２段式Ｂ寝台の旅

  Tagucyan様、こんばんわ。
  オーヤシクタンでございます。
  
  ベトナム統一鉄道‥2回目になります。
  サイゴン→ハノイ.33時間30分乗車。
  ひと列車でこれだけ乗れるなんて、今のJRではかなわぬ夢です。
  私もリゾート列車に眼中がないというか、まぁ、お金がない人間のたわごとにも聞こえてしまうと思うのですが、これは船にもあてはまります。
  移動の手段として使う定期列車か臨時列車がいいのです。
  
  乗る時間が時間なので、最上級のソフトスリーパーにしました。
  今回は上段でしたが、おっしゃる通り、プライバシーは下段よりいいです。
  どうどうと昼寝ができます。
  昼寝と言えば、さすがにサイゴン→ハノイを通して乗る人は少なく、私の個室は乗客が3回転しました。
  昼間の区間利用の方もいて、昼寝をしています。
  九州ブルトレにも、ヒルネの利用がありましたよね。
  
  のどかに風景が、ず〜と続くのですが、それが又、いいんです。
  トイレの窓から撮影をしまくっていました。
  次はハイヴァン峠を越えて北ベトナムへ‥
  南ベトナムと北ベトナムの景色の違いをご覧頂けます。
  次回も宜しくお願い申しあげます。
  
  オーヤシクタン。
  

• とのっちさん 2018/05/03 18:19:15

  おぉ海外遠征！

  オーヤシクタンさま
  
  こんにちは。実家に向かう８１５系の車内で書いてます。
  
  ビジネスからの野宿、さすがです。細工タクシー乗ってでもサイゴン駅に向かったのはこのためだったんですね！海外での現金調達は勉強になります。今年の年末年始は東南アジア行っちゃおうかな…
  
  サイゴン〜ハノイ直通は未経験です。２晩夜行もありましたよね？価格の差が小さいので、硬臥３段寝台上段でした。快適でしたよ。町中に比べると高いなぁと思いながらも車内の弁当を食べました。スープがついているのがベトナムらしい！
  
  長時間停車は撮影タイムです。係員のみなさんと戦いましたね。次も楽しみにしています。

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/03 23:13:49

  RE: おぉ海外遠征！

  とのっち様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  アジア深夜着だと、宿代が勿体なくて空港や駅に野宿が基本となりつつあります。
  ビジネスクラスそして野宿‥
  このギャップがなんとも言えません。
  ビジネスクラスなのに荷物が出て来たのが最後から2番目！
  お陰で深夜2:00発の最終バスに乗り損ねました。
  6:00の列車に乗る為にはタクシーしか選択肢がなくなってしまい、見事にヤラレましたね。
  ATMでお金をおろせたからよかったものの、あのままだったら、車内で飲まず食わずになるところでした。
  
  ベトナム統一鉄道は2回目です。
  前回は31時間.2泊3日行程の列車に乗りましたが、今回は33時間1泊2日行程の列車に乗りました。
  2泊行程より、1泊行程の方が乗車時間が長い！
  前は42時間.2泊3日行程のTNと言う列車があったのですが、今はSEと言うわずかに速い列車のみになりました。
  JRでこれだけ長く乗っていられる列車はありません。
  寝台列車は楽しいですね。
  あれだけ乗って、一番ハイクラスのソフトスリーパーで7000円ほどなので、次はハノイ→サイゴンで乗りに行きたいです。
  
  ご多忙の中、コメントを頂きましてありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。
  

• BTSさん 2018/05/03 07:57:50

  1700kmの乗り鉄旅

  オーヤシクタンさまへ
  
  ATMでお金を引き出すことができて良かったですね。もし引き出すことができなかったら大変な苦痛な乗り鉄旅になったことでしょう。ボッタくりタクシーに遭遇しなければ苦労しなかったに…でも、これも旅の思い出になりますね。
  
  サイゴンからハノイまでは1726km、ピンとこないので調べて見たところ、福島駅から鹿児島中央駅までの距離に相当しますね。
  
  オーヤシクタンさんが選ばれた席はソフトスリーパーなんですね。
  見た限りでは清潔そうな寝台車ですね。既にベッドメイキングされているので下段に乗客がいると自分の寝床で２日間を過ごさなければならないんですね。景色を眺めてり食事が不便ではないでしょうか。
  
  ベトナム国鉄は、まだまだ発展途上でしょうか、日本で言えば昭和40年代の鉄道技術のように見えました。駅構内は路面電車風になっていて乗客が線路を横断するときは便利そうですね。車も入ることができそうですね。
  
  乗り鉄旅後半を楽しみにしています。
  
  BTS

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/03 22:59:43

  RE: 1700kmの乗り鉄旅

  BTS様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  ボッタクリタクシーにベトナムの通貨の大半を持っていかれました(泣)。
  しかし、そのお陰でATMの使い方を覚えました。
  ただでは転びませんよ。
  ここで、お金が引き出せなかったら、残金10万ドンしかなく、車内食2食とビール2本で打ち止めでした。
  6:00〜翌15:30の乗車では、朝・昼・夕・朝・昼と5食頂く事になります。
  これにビール‥330ml缶が15000ドンです。
  1乗車の食事は50万ドン(2500円)あれば足りるので、タクシーで80万ドンがいかにぼられたがわかります。
  なにはともあれ、ATMに救われました。
  サイゴン→ハノイは、日本で言ったら福島→鹿児島の距離に匹敵するんですね。
  今の日本で、これだけ長く乗っていられる列車はありません。
  
  ベトナム国鉄は、公式HPでも予約がとれ、ネットで座席も指定できるのです。
  しかし、ベトナムの銀行に口座を持っている事が条件なので、私は12goと言うバンコクの旅行会社のホームページから予約をしています。
  全ての項目ではないのですが、日本語にも対応していて、ベトナム国鉄の場合、乗車券はメールで来るので、それを印刷すればOKと便利なんですが、寝台を上段・下段の選択ができないのです。
  今回は上段でした。
  上段の良い所はプライバシーが下段よりもわずかながら良い点でしょうか。
  景色はあのようにうつぶせになって鑑賞し、食事はあぐらをかいて食べていました。
  意外にも快適でした。
  ちなみに、あの車両は中国の列車と仕様と全く同じです。
  
  実は、ベトナムにも高速鉄道を日本と中国が売り込んだのです。
  ベトナムが出した答えは、「高速鉄道は今のベトナムには背が高すぎるので、今の路線を改良して対応する」でした。
  正直言って、ハノイとホーチミンの距離では飛行機の方が優勢です。
  また、ベトナム国鉄の運行本数の少ないこと‥
  サイゴンを発着する列車は1日に上下9本ずつです。
  そして、各車両には1人ずつ車掌が乗務しています。
  女性も多く、妊婦さんが乗務している事もあります。
  ギスギスした日本の鉄道からみると、おおらかですよね。
  走っている列車の9割が寝台列車というのも、JRでは考えられません。
  
  さて、次回は後半です。
  ダナン→ハノイへ舞台は北ベトナムに入ります。
  次回も宜しくお願いします。
  
  オーヤシクタン。
  

• ねもさん 2018/05/02 11:02:18

  ぼったくりタクシー＋ATM

  オーヤシクタンさん　ご投票ありがとうございます。
  ベトナムの鉄道旅満喫のご様子、画像からもウキウキ感が伝わってきます。以下、本題じゃない話題でゴメンなさい。
  
  日本だと最後はタクシーに乗れば何とかなるが旅行の鉄則かと思いますが、やはり海外はいろいろあるのですね。たしかに深夜に所持金500円は困ります(笑)
  書くと悔しいので旅行記ではスルーしましたが、私も昨夏オーストリアで経験しました。
  オーストリアのリンツからチェコのチェスキークルムロフまで約50km、日本だと15,000円くらいでしょうか。ホテルで尋ねたら160ユーロ(２万円強)くらいじゃないかなとの返事。ちょっと高いと思いましたが、まあしょうがないかと翌朝タクシーを呼んでもらいました。
  何でも確かめなきゃダメですね。降りるときにどういう計算か200ユーロ強を請求されました。オーストリアに戻る分も払ってくれという趣旨なのでしょうか。やり合うことも考えましたが、もう家族はチェスキークルムロフの街並みに舞い上がっていたので(苦笑)、おとなしく払いました。
  
  オーヤシクタンさんが海外ATM初体験とは超意外です。2002年に事実上初の海外旅行で北欧に行きました。所持金ウン百円で周りに両替が見当たらないので、恐る恐るやってみたら簡単なうえにレートも良い！
  当時の旅行ガイドには、昔懐かしいトラベラーズチェック(覚えています？)だの空港や銀行での両替は記載されているのに、クレジットカードでATMから引き出すはなかったように思います。
  つまらぬ長話失礼しました。続編も楽しみにお待ちしています。

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/02 19:02:59

  Re: ぼったくりタクシー＋ATM

  ねも様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  やられちゃいました。
  ホーチミン名物のボッタクリタクシー。
  空港の正規の乗り場から乗るメータータクシーでも、メーターを偽造した奴がいるんですね。
  タクシーなんて、滅多に使わないのですが、時間が時間だけにやむ無く使ったのですが、まぁ、4000円で命は救われたので、今となっちゃ、笑い話です。
  
  これが、幸となして、ATMの使い方を覚えました。
  まだ治安の悪かった東南アジアにATMなんて考えられなかった時代から旅をしているので、現地通貨の調達は基本的に両替屋です。
  前回、マレーシアで現地通貨が少なくなり、両替屋を探したのですがなく、ショッピングモールのATMにカードを入れてみたのですが、エラーばかり出てしまい、その時、ATMでの出金は断念！
  タクシーの運転手様に両替をしてもらいました。
  両替屋‥
  昔に比べて減ったような気がします。
  そんでもって、今回は、ネットでATMの操作方法を調べてメモし、藁にもすがる思いでカードを入れたら出てきました。
  よく考えたらアレ、英語ができれば問題なく操作できるんですね。
  ATMの英語すらわからないのに、旅をしています。
  そして、このあともATMに助けられる場面が出てきます。
  長い作品ですが、今後も宜しくお願い申しあげます。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。