第47回海外放浪/東南アジア4ヵ国.乗りまくり&癒し旅・その10.困難連発！マレーシアの人々に助けられながらランカウイ島へ‥

2018/01/20 - 2018/01/20

第81部-363冊目　10/18

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

今頃になってしまいましたが、旅行記の上でようやく新年を迎えました。
2018年初旅はドカーン！と、東南アジア8泊9日の旅です。

タイからマレーシアに入国しました。
ランカウイ島に向かう船乗り場に向かう為、アロースターと言う街のインターチェンジで降ろしてもらいました。
当初は、インターでタクシーを捕まえればいいや‥
と、安易な考えでいましたが、そうはいかないのがアジア旅。
地元の方々に助けてもらいながら、ランカウイを目指します。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙写真‥クアラケダー～ランカウイ航路に就航する、ランカウイフェリー.STAR CITY EXPRESS号。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2018年(H30年)1月15日～23日 8泊9日

1月21日(日) 第7日目-1 晴れ
①お助けバイク
アロースター市内.13:12→13:15
↓
※徒歩.
アロースター市内.13:15‥14:03
↓
②アロースタータクシー
アロースター市内.14:23→クアラケダー.14:38
↓
③ランカウイフェリー.STARCITY EXPRESS号.ランカウイ行
クアラケダー.15:00～ランカウイ.16:30

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
寸志‥5RM(142円)
アロースタータクシー‥20RM(566円)
ランカウイフェリー‥23RM(651円)

※1RM=28.3円で計算しております。

エリア アロースター(マレーシア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

13:08(マレーシア時間)
タイから国境を越えてマレーシアに入国。
アロースターと言う町に着きました。

タイ.ハートヤイからアロースターに行く公共交通機関がなかったので、ペナン行のロットゥー(乗合ワゴン)に乗り、途中のインターチェンジで降ろしてもらいました。

さて、どうしようか‥

マレーシアでは高速道路のインターチェンジで降ろしてもらう事は珍しくありません。

私の父がマレーシアに住んでいた頃、日本に一時帰国した時、父の実家のある岩手県一戸町へ行くのに八戸行の高速バスで、途中の一戸インターで降ろしてもらえるか？‥
私に聞いてきた事があります。
日本ならダメですよね。
マレーシアだったら降ろしてもらえるのに‥ と、父が呟いていたのを思い出しました。

さて、客待ちしているタクシーに乗れれば、14:00発のランカウイ島行のフェリーに乗れると期待したのですが、いませんね‥

インターにいても仕方ないので、歩いて人気のある所に移動しましょう。
車道は自動車専用道なので、脇から裏道に出ます。

周囲にはご覧の通り、何もありません。

1月なのに大地が青々としています。
歩いていると、汗ばんできました。

トボトボと歩いていると‥
後ろから来たバイクのお兄さんが｢ついでだから途中まで乗せてあげるよ｣と、声をかけてくれました。
ひとり目の救世主様です。
お言葉に甘えて乗せて頂きました。

お助けバイク.1
アロースター市内.13:12～13:15
寸志‥2RM(57円)

13:17
バイクに乗せてもらって3分ほどで街に着きました。
本当に助かりました。
お兄さん、テリマカシ。
※マレー語でありがとう。

大きなショッピングモールがありました。
客待ちしているタクシーがいるかと思いきや‥
いませんね。

街中を歩いてタクシーを探しています。
しかし、見つかりません。

大通りで流しのタクシーを捕まえる戦術にでます。
今まで行った事のあるマレーシアの街ではそれなりにタクシーが走っているので、楽に捕まえる事ができると思ったのですが、アロースターの街はタクシーを走っている姿が見られません。

ありゃりゃ‥
こりゃ、困ったぞ。

ここにいても埒があかないので、4km先のアロースターの中心街に向かいます。
暑くて干物になりそう‥

13:45
おっ！
バス停がありますね。
中心街に行くバスに乗れるかも‥
～と、少しの時間、バスを待ってみましたが、そう簡単に来るはずもなく‥

再び、歩きます。

すると、目の前をバスが通過！
あぁ、やっちまったよ。
トボトボと歩いていると‥

後ろから来た自転車のお兄さんに声をかけられました。
ふたり目の救世主様です。
拙い英語でタクシーか捕まらない事を言うと、｢50SENあれば何とかなる｣と言われました。
50SEN=0.5RMなので、藁にもすがる思いで1RM渡し、お兄さんに付いていきます。

14:03
バス停に着きました。
ここの公衆電話から、お兄さんがタクシーを手配してくれました。
50SENとは電話代の事だったのですね。
｢ここで待てばタクシー来るからね｣と言って、お兄さんは自転車で去っていきました。

お兄さん、テリマカシ。
あっ！
こんな事なら2RMくらい渡してあげるべきだった。

14:22
バス停で待つこと20分‥
タクシーは来ません。
バス待ちしている人が、どこに行くのか声をかけてくれたので、｢ランカウイに行くんですよ｣と言うと、なんと！ここから港に行くバスに乗れるとの事‥

いずれにしても、ランカウイに行く手立てが整ったようです。
ホッとひと安心していると‥

14:23
タクシーが来ました。
行灯がないからタクシーとわからなかったのですが、運転手さんが｢ランカウイに行く日本人か？」と聞かれたので、自転車のお兄さんが手配してくれたタクシーである事がわかりました。
では、乗りましょう。

※港に到着した時に撮影。

アロースタータクシー‥9.2km/20RM(566円)
アロースター市内.14:23→クアラケダー.14:38

運賃を聞いてから乗ります。
交渉制で20RM(566円)‥適正運賃でした。
ベトナムで、メーター偽造ボッタクリタクシーに出くわしましたが、マレーシアになると安心ですね。
一瞬、白タクかと思いましたが、車内に営業番号が標されているので、ちゃんとした営業タクシーのようです。

車内は冷房が効いて快適快適‥
今からなら、15:00出航のフェリーに間に合いそうです。

14:40
アロースターから15分‥
ランカウイ島行の定期船が出航するクアラケダー港に着きました。

ここで、乗船券を買おうとすると‥
一難去ってまた一難！
フェリー代は23RM(651円)なのですが、手持ちのマレーシア通貨が足りません。
窓口で｢両替屋がないか？｣聞いてみると‥
｢港に両替屋はない｣との事だそうです。

さて、困ったぞ。
どうしよう‥

近くのコンビニに入り、ATMを探してみます。
しかし、ないそうです。
はあぁ‥
今日は試練の連発です。
途方に暮れていると‥

なんと！
3人目の救世主様の登場です。
船会社の係員様がバイクを出して、私の事を探してくれていて、私を見つけると「バイクに乗って」と言われました。
藁にもすがる思いで乗って、連れていかれたのは‥

お助けバイク.2
クアラケダー市内.14:47～14:53
寸志‥2RM(57円)

港から650mほど離れた場所にあるBNS銀行のATMでした。

前回、マレーシアのコタバルでATMにクレジットカードを突っ込んで操作しましたが、エラーばかり出て挫折した苦い思い出があります。
ベトナムで習得した海外ATMの使用法を、再びマレーシアで実践する事になりました。

クレジットカードを突っ込んで操作すると、ATMがカタカタカタ‥と音をたてはじめましたよ。
頼む！
エラー出ないで、現金出てくれ！

すると‥
200RM.出てきました！
マレーシアでのATM引出し成功です。

バンザーイ！
これで、ランカウイに行けますね。
船会社の方にお礼を渡して、再びバイクで港に戻り、乗船券を買いました。
今日はマレーシアの方々に助けられまくりの1日でした。
心の底からテリマカシの気持ちでいっぱいです。

帰国してからカード請求を見ると‥
レートは、200RM=5651円(1RM=28.25円)でした。

出航まで時間がありません。
乗船券は購入後、このパソコンでチェックインする必要があります。
先ほどの船会社の方が案内してくれました。

14:58
これから乗船するのは‥
ランカウイフェリー.STAR CITY EXPRESS号です。
フェリーと言ってきましたが、実際は単なる旅客船ですね。

出航まで、あと2分です。
早く乗りましょう。

③ランカウイフェリー.STARCITY EXPRESS号.ランカウイ行‥23RM(651円)。
クアラケダー.15:00～ランカウイ.16:30

乗船しました。
では、恒例の船内視察を始めましょう。

船室は座席のみです。
波照間島に行く船を思い出しました。

船旅の友‥
G〇RO袋は船内にぶら下がっています。

船内に売店や自販機等はありません。
あるのは、この荷物置場と‥

船尾に２ヶ所のトイレがあるだけです。
これで、船内視察を終了します。
早っ！

救命胴衣着用方法。
マレー語ですが写真解説があり、異国人の私でも理解できます。

これは重要です。
よく見ておきましょう。

PRINCIPAL PARTICULARS‥
船の名前かと思いきや、訳すと｢主要な細目｣でした。
船好きとしては、こういうの見逃しませんよ。

15:05
ゴゴゴゴォー
出航の儀(単に眺めるだけ)。
残念ながら甲板は立入禁止なので、船内から窓越しに参列しましょう。

アロースター&クアラケダーよ。
さらばじゃ。

クアラケダー港は漁港でもあります。
たくさんの漁船が停泊していました。

ブロロォー
外海にでました。
ランカウイ島まで1時間30分の船旅です。

暑い中、歩きまくって、喉がカラカラです。
ドリンクを買う余裕もありませんでた。
昨日、バンコクで買っておいた炭酸レモン飲料を飲まずにとっておいたのと、氷を水筒に入れておいたのは正解でした。

超、うまい！です。

アンダマン海‥
海がもっと青いと期待したのですが、今日はそうでもありませんね。

海の色はイマイチですが、海上は穏やかで快適な船旅です。

船内で寛ぐ筆者。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
なんという船舶かわかりませんが、ランカウイ～クアラケダーかペナンを結ぶ定期船みたいです。

さいならぁ～

陸地が見えてきました。

Pulau Tubaです。

Pulauはマレーシア語で、島を意味します。
なので、トゥバ島ですね。
ランカウイ島周辺の島では3番目の大きさを誇る島だそうです。

あっ！あれは‥
ランカウイフェリーの新鋭高速船 LADA1号ですね。
どこに行くのかな？

ランカウエイ諸島の島々が窓から見えてきました。
ランカウイ島周辺には大小104のたくさんの島があるそうです。

なんか、ひょっこりひょうたん島のような島が見えますね。
たぶん、Tanggok Besar島です。
後ろはランカウイ島になります。

ズームしてみましょう。
岩礁の無人島ですね。
南の海にやって来た事を実感します。

続いて、Pulau Dayang Bunting(ダヤン ブンティン島)です。
トゥバ島に隣接していて、ランカウイ周辺で2番目に大きさを誇る島だそうです。

ランカウイ島が近づいてきましたよ。

16:28
クアラケダーから1時間28分。
ランカウイ島のクア港に入港しました。

接岸体制にはいりました。
接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

ロープがつながれて‥

余韻に浸る間もなく接岸完了です。
パチパチパチ‥

16:32
名残惜しいですが、下船しましょう。

STAR CITY EXPRESS号よ。
お疲れさま。

ランカウイ島の玄関口‥
クア桟橋です。

色々ありましたが、なんとか無事にランカウイ島にたどり着きました。
さて、島の移動手段といったら‥
例の乗り物が登場します。
続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、ありがとうございました。

つづく。

この旅行記へのコメント （7）

• とのっちさん 2018/05/26 15:28:28

  海外旅行とは思えない！

  オーヤシクタンさま
  
  こんにちは。書き込み遅れてすみません。
  
  「足がねぇ」「金がねぇ」は国内外問わずごくまれに遭遇する重大インシデントですが、こうして振り返って旅行記として書かれると結果オーライの大成功に思えます。鉄道沿線だけめぐってお茶を濁す私とは大違いで、アロースターのインターで降ろされて港まで、さらには現金調達までうまくいくものなんですね…さすがアジア。ＡＴＭから現地通貨を確保する手段を身に着ければ怖いものなしです。
  
  ランカウイゆきは高速船なのですね。フェリーを期待したのですが、高速船で１時間半ってのはなかなかの距離なのかなと思います。出航の儀から船内視察まで、日本とやってることが一緒です。島についてからも例の乗り物、このへんも一緒です。
  
  日々進化する旅行記、次のランカウイも…すみません、フライングで読んじゃいました。
  
  とのっち
  
  
  
  
  

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/27 07:12:25

  Re: 海外旅行とは思えない！

  とのっち様、おはようございます。
  オーヤシクタンでございます。
  
  ベトナムでぼったくりに会い、タイでは列車が延着して予定していた列車に乗れず、急遽乗合ワゴンで国境を越え、旅は最大の山場を迎えました。
  とは言え、ここはアロースターインターで降ろされても、客待ちしているタクシーがいるだろう…ぐらいにしか考えていなかったので、想定外でした。
  しかし、マレーシアの方々に助けてもらいました。
  3人の方に助けて頂きましたが、私がヘルプと言った訳ではなく、向こうから声をかけてくれたのです。
  端から見たら、あの時の私、相当オロオロしていたのでしょうね。
  今、こうして執筆しながらだから言えるのですが、旅行記としては、何かあった方がネタになります。
  ベトナムでぼったくりにあったからATMが使えるようになりました。
  何かの法則にのっかったような旅になりました。
  さて、飴と鞭ではありませんが、過酷な乗り物旅はこれで終わりです。
  この後は、南の島でバカンス‥
  ～なんですが、やっている事は小笠原と変わりません。
  ランカウイ行の船は、波照間島航路に就航している船を一回り大きくしたぐらいの船です。
  甲板に入れないのが、つまらないですね。
  満席で海が荒れたら、あの船室は地獄になる事でしょう。
  
  さて、てんやわんやでランカウイに着きました。
  島の足は例の奴です。
  ご期待ください。
  
  オーヤシクタン。
  

• Tagucyanさん 2018/05/24 20:44:42

  手に汗握る展開

  オーヤシクタン様
  こんばんは。
  
  今回はまさに出たとこ勝負、地元の人たちの好意で成り立った行程ですね。
  こういうのがいい思い出になっていくのでしょうが、それは「あとで振り返れば」の話であって、その時はそれどころではなかったですかね。
  
  でも、そういう状況でもあとで記録に残るように写真を撮っているところが、さすが慣れているといいますか、あるいは起きていることをどこか楽しんでいたりして…
  
  とまあ、見ている方は勝手なこと言いますけどね（笑）
  
  ---
  Tagucyan

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/24 21:17:46

  RE: 手に汗握る展開

  Tagucyan様、こんばんわ。
  オーヤシクタンでございます。
  
  こんなシナリオではなかったのですが‥
  これが、東南アジア旅の醍醐味と言いたいですが、大変でした。
  アロースターのインターで客待ちしているタクシーがいれば、もっとすんなりと行ったのですが、アロースターの街ってタクシーが少ないんです。
  地元の方の助けをかりて、なんとか切り抜けました。
  旅行記としては、すんなり行くより、なにか困難な方がネタになりますね。
  もちろん、撮影もしていますが゛、後で振り返ると、もっと撮っておけば‥
  と思うのですが、その時は正直それどころではないんですね。
  
  ここまで、ハードな旅でしたが、この後はリゾートでバカンスをするまったり旅となります。
  
  まだまだ続きますので、今後も宜しくお願い申し上げます。
  
  オーヤシクタン。
  
  
  

• BTSさん 2018/05/24 12:52:09

  ３人の救世主

  オーヤシクタンさまへ
  
  途中で送信してしまい申し訳ありません。
  今回はマレーシアの方に助けられ無事にランカウイ島へ上陸することができましたね。マレーシア人の優しさには感動しました。もし、救世主が現れなかったらどうなったのでしょうか？
  
  今夜はランカウイ島でお泊りでしょうか？
  島内ではタクシン丸号の登場ですね。
  続きを楽しみにしています。
  
  BTS
  
  

  オーヤシクタンさん からの返信 2018/05/24 21:02:14

  RE: ３人の救世主

  BTS様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  いやぁ、アロースターに着いたのはいいのですが、その先が大変でした。
  マレーシアでは、途中のインターで下車するという事が特別な事ではないので、インターにタクシーが停まっていればラッキーと思っていたのですが、アロースターの街ってタクシーが少なくて困りました。
  そんな中、色々な人に助けられました。
  あそこでタクシーに乗れなかったら、ランカウィに着くのが遅くなってしまいましたし、船会社の方にATMに連れて行ってもらえなかったら、船に乗る事もできなかったでしょう。
  
  この後は、ランカウイ島でリゾートを満喫します。
  そうです、あの乗り物です。
  ご期待下さい。
  ありがとうございました。オーヤシクタン。

• BTSさん 2018/05/24 12:42:51

  ３人

  オーヤシクタンさまへ
  
  こんにちは～
  マレーシア人の優しに感動しました。
  もし、救世主がいなければどのような旅になっていたのでしょうかの