2017/12/26 - 2017/12/26
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Tagucyanさん
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正月休み前、1日有給休暇を取って、4月1日に浪江駅まで、10月21日に富岡駅まで部分復旧した常磐線に乗り行きに出かけています。
震災以来、このあたりを訪れるのは3回目になります。
仙台から南下して、浪江から4月1日に復旧した区間を含む浪江-原ノ町間を往復しました。
ここから、現在も不通となっている浪江-富岡間を行きます。
ここも通るのが3回目ですが、いつもあまりいい気分になれないですね。
途中、ギリギリ避難区域となっておらず、復旧工事の様子が眺められるところに寄り道。
富岡からは、10月21日に復旧したばかりの区間に乗車。
ここでは、ウワサのあの電車にも乗ることができました。
最後にその帰り道の途中でご当地グルメをいただいたのでした♪
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【その2】からのつづき
4月に復旧した常磐線の浪江-原ノ町間を往復してきました。
町役場から、再びレンタカーを運転して出発します。 -
国道6号線を南下。
この先は、国道6号線と常磐自動車道でのみ、通過することができる。 -
浪江町から、双葉町へ。
双葉町は、依然町内全域が帰還困難区域となっている。 -
「ここは、帰還困難区域」
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道路部分以外は立入禁止。
ここを通るのは3回目。 -
すべての交差点にバリケードがしてある。
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右折すれば双葉駅。もちろん、直進しかできない。
このあたりから空がどんよりしてきて、雨が降ってきた。
運転していて、気分が重たくなってくる。 -
大熊町。
ここも町内全域が帰還困難区域。 -
ここを左折すると、あの「福島第一原発」。
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大野駅付近。
2.461マイクロシーベルト。 -
道の両側にバリケードがしてあり、無人の集落。
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この先、富岡町に入る。
国道から常磐自動車道に向かう道のみ通行できる。
その途中から見える、夜ノ森駅。夜ノ森駅 駅
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夜ノ森駅のホーム。
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実は、常磐線を挟んでこちら側は、帰還困難区域から外れている。
ということで、この地点では車を降りることができる。
駅舎のある向こう側は、相変わらず帰還困難区域。 -
この駅は、線路の両側にあるツツジが有名。
でも、除染作業のために一旦伐採して、再度植え直すとのこと。 -
常磐線の復旧作業が進んでいた。
これから架線を引き直すようだ。 -
帰還困難区域から抜けて、富岡の町内まできた。
とともに、再び晴れてきた。
なぜ帰還困難区域走行中のみ雨だったのか? -
国道から、富岡駅まで向かう道。
以前はこの道がメインルートだった。
今は再開発で新しい道ができたので、車通りが少ない(あとで知った)。 -
富岡駅の周辺は再開発の工事中。
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富岡駅に到着。
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富岡駅前ロータリー。
ロータリーの横に無料臨時駐車場があったので、そこに車を停めた。 -
運転再開にあたり、新しく造った駅舎。
富岡駅 駅
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現在の駅舎のいわき側。
かつてはあのあたりに駅舎があった。 -
駅舎に併設された「さくらステーションKINONE(きのね)」。
飲食コーナーとコンビニが入っている。 -
その入口に「富岡は負けん!」
2年前通ったとき、この横断幕が国道の歩道橋に掛けてあるのが印象に残っていて、これを見た瞬間「あっ」と思った。 -
駅前のバス乗り場。
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常磐線不通区間の代行バスがここから発着する。
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各駅にある津波避難経路。
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駅舎内。
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今度の電車は水戸行き。ここまで来るとすっかり関東圏である。
ちなみにこの駅、ラッチらしきものがない。 -
自動券売機。
みどりの窓口がなくなった代わりに指定席の券売機がある。 -
このあたりの各駅にある運行状況と時刻表のモニター。
次の電車は広野駅付近をこちらに向かって走行中。 -
こちら、時刻表。
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駅のホームに入ったところ。
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入ったところが1番線。
現在は向こう側の3番線しか使われておらず、電車に乗るためには必ず跨線橋を渡っていく。 -
ホームの一番先端(浪江寄り)に来た。
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不通となっている浪江方向を見る。
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現在のところ唯一電車が発着する3番線。
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5両編成の電車がやってきた。
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折返し、水戸行きとなる。
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交直両用電車のE531系。
常磐線の取手からここまでの区間の主力となっている車両。
交直切替区間となった東北本線の黒磯ー新白河間にも遠征している。
上野東京ラインで品川まで乗り入れてくるので、個人的にも時々目にする。 -
車内は安定のJR東の首都圏標準仕様。
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電車の先頭をパシャリ。
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10月に復旧したばかりの竜田駅までの区間を行きます。
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富岡駅を出発。
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富岡-竜田間。
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路盤や電柱も真新しい。
正面には並行している国道6号線が見える。 -
竜田駅の構内へ。
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竜田駅に到着。
ここまでが復旧区間。 -
電車をお見送り。
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ホームから見た竜田駅の駅舎。
かつては今いるホームのみが使用され、駅舎からこのホームに直行する仮設通路があった。 -
現在は跨線橋が復旧。
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駅舎内。
意外と狭い。 -
夕方5時以降は無人駅となる。
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竜田駅。
現在は常磐線のイチ途中駅に過ぎないが、暫定終着駅時代が長かったので、縁あって3回も来ることになった。竜田駅 駅
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この駅は楢葉町役場の最寄り駅。
駅前には町内の案内看板がある。
放射線量のモニタリングもある。 -
せっかくなので、駅周辺を散歩してみた。
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駅周辺は古い集落になっている。
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常磐線の踏切に出た。
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向こうの方が竜田駅の構内。
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ちょうど踏切のところにあった神社。
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竜田地区にある「龍田神社」。
ちなみにここの総本社は、この前行ったばかりの奈良県三郷町にあるそうで。 -
では、せっかくなので参拝しましょう。
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駅に戻ってきた。
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駅構内。
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日の短いこの時期、だいぶ暗くなってきた。
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むむ、この駅名標のえんじ色は…
昔、常磐線の中距離電車といえば「えんじ色」だったなあ。 -
駅舎内にあった運行情報。
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次の電車は4両編成。
あれ、それってもしかして… -
ジャーン。やってきました。
元「スーパーひたち」の車両。 -
普通、富岡行き。
こんな方向幕があったんだなあ。 -
車内。うわ、特急時代そのまんま。
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と言っても実際は、向かい合わせの4人掛け固定である。
でも、リクライニングはきく。 -
この車両を走らせる意図はなんだろう。
そんなことは置いといて、優雅にふんぞり返る。 -
そんな優雅な時間は長くなく、たった8分で終点富岡駅着。
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折返しの「普通、いわき行き」。
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到着ホームから駅舎方向を見る。
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浪江方面からの代行バスに接続しているので、そこそこ乗客がいた。
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すっかり日が暮れた富岡駅。
富岡駅 駅
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駅前広場。
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浪江行きの代行バスが停まっていた。
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さて、今回はここから車を返すべく、郡山まで走る。
車を借りた原ノ町も、返却する郡山もいずれも福島県内なので、乗捨料金がかからない。 -
富岡駅から郡山市内までは、約75kmの道のり。
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途中、帰宅困難区域の大熊町や双葉町を通る。
そのさきも、ほとんど山道。 -
富岡駅から約1時間15分、磐越東線の船引駅に立ち寄る。
少し休憩。 -
船引駅。
コミュニティーセンターと一緒になった駅舎。 -
この時間はすでに窓口営業時間が終わり、無人となっている。
そういえば、磐越東線もずいぶん長いこと乗っていないなあ。船引駅 駅
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船引駅周辺。
現在の田村市、旧船引町の中心地。
写真には写っていないが、中通り地方に入った途端に雪が降ってきた。
ちなみに本日、同じ県内の会津地方は大雪。 -
町内にある洋食屋さん。
ここで夕食をとる。 -
「たむら八彩(やさい)カレー」。
この店は、これを出すお店のひとつ。 -
「田村市ご当地グルメプロジェクト」。
「ふくしま地産地消大賞」にも選出されたとのこと。 -
地元で取れた食材がたっぷり入った(8種類以上という規定があるらしい)、辛口のカレー。
食べ応えありました。 -
さらに走って、郡山市内に到着。
レンタカーを返し、歩いてやってきた郡山駅。
雪がちらついていて、むちゃくちゃ寒かった。郡山駅 駅
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郡山からは新幹線に乗って帰宅。
仙台以北が悪天候となったため、東北新幹線のダイヤはやや乱れていた。
-おわり-
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この旅行記へのコメント (2)
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- Akrさん 2018/02/17 11:11:58
- 常磐線の復旧具合が手に取るようにわかりますね。
- Tagucyanさま
こんにちは。Akrでございます。
帰宅困難区域は、実際に行くと本当に考えされますね。震災前まで普通に生活されていた場所がバリケードされて無人になっている異様な光景。一日も早く、普通の生活が出来るようになることを祈るばかりです。
常磐線の復旧も手に取るようにわかりますね。
実際、もう常磐線の全線再開は私が生きているうちに見られないのでは?というのが震災直後に思いました。でも少しづつ北から、南から復旧して行ってついには全線開通の運びですね。その日が待ち遠しい。
夜の森駅のツツジ。有名ですよね。これもまた見られる日が来るんですね。
夜の森といえば、桜並木も有名ですね。全線復旧したらゆっくり各駅降りてみたい。
651系の特急は本当に設定の意図が見えません。
地元へのサービスってわけでもないし、間合いでもないし。車両不足?
でも、乗車券だけで往年のスーパーひたち車両に乗れるのは乗り得ですね。
昭和時代の急行列車の間合い運用でグリーンにただ乗りしたことを思い出しました。
ただ、普通列車格下げと言ったからってボックス固定にしなくてもいいのでは?とも思います。
最後に、レンタカーって同一県内の営業所で返却すれば乗り捨て料金かからないのですか?それとも福島県だけの特例でしょうか?乗り捨て料金ってけっこう馬鹿にならないですので基本料金だけで借りられればレンタカーの使い道も広がりますね。
東京ゆきの新幹線は無事動いていて良かったですね。
この翌日、仙台では大雪でした。思い出した!
それではまた!
失礼しました。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2018/02/17 17:51:05
- 常磐線の復旧作業はじわじわと進んでいるようですが…
Akrさま
こんにちは。
常磐線の復旧工事は、じわじわと進んでいるようです。
ただ、復旧には駅の周辺の復旧も必要でしょうから、年単位で時間がかかるようですね。
夜ノ森駅は、駅舎と集落のある東側は相変わらず帰宅困難区域ですが、線路を境にして西側はその区域から外れています。畑が広がっていますが、人も住んでいます。目の前に駅があるのに、近づけないのは歯がゆいですね。
651系の普通車は、いわき−富岡間を1日2往復しています。
常磐線が完全復旧したら快速運転するのでは、とかいろいろ憶測が飛んでいますが、結局のところ意図がよくわからないですね。
でも、乗車券だけであの型の電車に乗れるのはお得です。ムダにいい気分になれます(笑)
そういえば、昔間合い運用とかでグリーン車付きの優等列車が鈍行に使われたりしていましたね。グリーン車も普通車扱いだったので、その車両だけ妙に混雑していたりして。
レンタカーの乗り捨てですが、大概の会社では、基本的に同県内ならは料金タダのようです。さすがに北海道だけは例外ですが。
福島県内だって、例えば浜通りと会津ではかなり距離がありますが、今回利用したレンタカー会社ではそれでもタダでした。
前回は、そのまま国道6号線を南下していわきで返却しましたが、今回はそれとかぶるのもなんだし、どうせタダなら、と中通りの郡山に向かいました。そのまま会津若松まで行ってもタダしたけど、さすがにそれは…
郡山から乗ったのは各駅停車のやまびこ号でした。
那須塩原で抜かされるはずのはやぶさ号がかなり遅れていて、小山での追い抜きと変更されたためにこちらにも遅れが出て、遅れは6分程度でしたけどそのあとの接続がガタガタになって、自宅に着いたのは予定より30分遅れとなりました。
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Tagucyan
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旅行記グループ 2017.12 常磐線の不通区間を再訪する
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