17年春節☆シチリア島とマルタ・ゴゾの旅～08 聖アガタ祭でにぎわうカターニアの街

2017/02/04 - 2017/02/05

ご訪問ありがとうございます。
ギリシャ時代からの街シラクーサの次は、シチリア島この旅最後の目的地、カターニアへ。

日程を合わせていたわけではないのですが、1泊だけの滞在がちょうど一年に一度の聖アガタ祭りの日に当たってラッキー。聖アガタはカターニアの守護聖人で、多くの人の信仰を集めているとのこと。その聖アガタのお祭りはキリスト教のお祭りとして有数の規模というだけあって、街中はかなりのにぎわい。
お祭りの雰囲気を楽しむことができたほか、イタリア一と言われる魚市場などのマーケットやローマ競技場跡なども見ることができ、1泊だけの短い滞在でしたが、十分に楽しむことができました。

翌日はカターニアの空港から再度のライアンエアでいよいよのマルタへ向かいます。

全体のスケジュールは次のとおりです。
　1日め　伊丹（JAL）→成田（カタール航空）→（機中泊）
　2日め　→ドーハ（カタール航空）→ミュンヘン（ミュンヘン泊）
　3日め　ミュンヘン→ギーンゲン→ニュルンベルク（ニュルンベルク泊）
　4日め　（ライアンエアー）→ローマ（夜行列車）→（車中泊）
　5日め　→パレルモ（パレルモ泊）
　6日め　パレルモ滞在（パレルモ泊）
　7日め　→タオルミーナ（タオルミーナ泊）
　8日め　タオルミーナ滞在（タオルミーナ泊）
　9日め　→シラクーサ（シラクーサ泊）
　10日め　シラクーサ滞在（シラクーサ泊）
●11日め　→カターニャ（カターニャ泊）
●12日め　（ライアンエアー）→マルタ（セントジュリアンズ泊）
　13日め　セントジュリアンズ滞在（セントジュリアンズ泊）
　14日め　→ゴゾ（ゴゾ泊）
　15日め　ゴゾ滞在（ゴゾ泊）
　16日め　→バレッタ・ビルグ（ビルグ泊）
　17日め　ビルグ滞在（ビルグ泊）
　18日め　ビルグ滞在（ビルグ泊）
　19日め　（ライアンエアー）→ローマ（ローマ泊）
　20日め　ローマ滞在（ローマ泊）
　21日め　（カタール航空）→（機中泊）
　22日め　→ドーハ（カタール航空）→羽田（羽田泊）
　23日め　羽田（JAL）→伊丹

エリア カターニア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

シラクーサ駅を出て1時間ちょっとで、車窓にカターニアの市街地が見えてきました。

海と街との間に挟まれた中央駅に間もなく到着です。
パレルモからタオルミーナへ向かうときと、タオルミーナからシラクーサへ向かうとき、すでに2回カターニア・チェントラーレ駅を通っていますが、駅の外に出るのは今日が初めて。

カターニア中央駅 駅

きょうは毎年2月に開かれる「聖アガタ祭」の当日。
駅到着の少し前、すでに通りに人々が集まっている様子が見えました。

駅前には年季の入った移動販売車。テントの文字は消えかかっていて読めませんが、下に貼ってある紙を見るとジェラーティ・グラニーテと書いてあります(^ ^)
右後方に見えているのが中央駅の建物。

予約したホステルは中央部にあるドゥオーモ広場の近くなので、そちらへ向かって歩いて行きます。その途中で金色ぴかぴかのお神輿に遭遇。

ロウソクやその他いろいろなおもちゃなどのミニ屋台がたくさんありました。

こんな飲み物の屋台も…　かなりの即席版ですね(^ ^)

その先の角では聖アガタの山車も見えました。

たいへんな賑わいの中を楽しく歩いているうちにドゥオーモ広場に到着。
広場のすぐそばにあるホステルに荷物を置かせてもらい、さっそく見学開始。
まずはカターニアのシンボル象さんが支えるこちらのオベリスク。象さんは溶岩でできているので、自然にこの色だそうです。下は噴水になっています。

ドゥオーモ広場 (カターニア) 広場・公園

その象さんが見ている方向にあるのが、ドゥオーモ、サンタ・アガタ大聖堂Cattedrale di S.Agataです。

大聖堂 (カターニア) 寺院・教会

大聖堂の中へ入ってみます。
天井画もありますが、わりとシンプルな感じ。

祭壇はちょっとコテコテ。

こちらは大聖堂とともにドゥオーモ広場に面して建つエレファンティ宮＝現在の市庁舎。建物にはいくつも象の飾りが見えますが、お祭り中とあってか、象の紋章がついたキレイな布が掛けられていました。

エレファンティ宮 建造物

エレファンティ宮の中にも入ることができました。盾の形の紋章にもやっぱり象さん。

入り口の床石にまで象さんが彫られています。
この上に立っておしゃべりしている方がいたので、そばで待っていたら、その中のひとりが「あなたここの写真撮りたんでしょう？」って気付いてくれて場所を開けてくださいました。その優しさに感動…(^ ^)

こちらはドゥオーモ広場に面したカフェの入口。やはり象さん。

ドゥオーモ広場の脇の方にあるアメナノの噴水です。かなり激しく水が出ていました。この噴水の奥に魚市場があります。

さっきの噴水のすぐ裏の屋根のない広場にはテーブル2つくらいからの小さな魚屋さんがたくさん。歩道より一段低い場所にあるのでよく見えます(^ ^)

こちらのお店は業務用の商品台もあってちょっと規模が大きいですね。

こんな感じでかなりのにぎわい。

マーケットはそのまま線路脇の方まで続いていて、屋内やテントの下にもたくさん魚屋さんが並んでいました。

市場の建物の窓にもやはり。

テントの下の魚屋さん。かなり大きい魚も見えます。

貝の専門店も。

もっと先に進むと野菜や果物のお店もありました。

大量のチーズ。

お肉屋さんのイラスト。どこの国にも似たようなものがありますね。

こちらのシックなイラストは「カターニアの特産品」。やっぱり海産物。

所狭しと並べられたフルーツ。やっぱりオレンジが目立ちます。

公園があったので、ちょっと休憩。
シチリアのB級グルメ、ゴハンに具を詰めた揚げ物「アランチーニ」を食べてみます。
これは朝シラクーサで買ってきたもの。片方の先が尖っていて、いちじくのような形状です。

中身の写真を撮るためにふたつに割ってみました。
色目からは日本のチキンライスのような感じがするかもしれませんが、お米に粘り気がないこともあって、日本のおにぎりとは全く違う食感。

路地歩き再開。
地道に描きこまれた感がうかがえるトラットリアのタイル。

通り名の看板はこんなの。
クロチフェリ通りは別名バロック通りと呼ばれ、バロック建築の教会が並んでいます。

クロチーフェリ通り 散歩・街歩き

クロチフェリ通りを入っていったところ、サンベネデット教会の脇にある、サンベネデットのアーチ Arco di San Benedetto

サン ベネデット教会 寺院・教会

アーチの下からクロチフェリ通りを見る。

そのままずっと北に向かって進み、ステシーコロ広場に出ます。
ここにも教会がありますが…

ステシコロ広場 広場・公園

広場の一段低い場所にはローマ時代の円形闘技場の跡が見えています。

☆カターニアの街は17世紀に噴火と地震で破壊されていて、その復旧のためでしょうか、ローマ時代の遺跡の上から建物などを建てている場所が多く見られます。

円形闘技場 史跡・遺跡

開門時間が決まっていますが、開いていれば無料で見学できます。

円形の通路。

レリーフの跡も。

周りを建物に囲まれた広場の吹き抜けの地下のような感じになっています。

ステシーコロ広場の地上にはこのような屋台がたくさん並んでいました。

ピンクのトラックはスイーツのお店でしょうか。

ドナルドもおすすめのアーモンドの飴。

ショーウインドウには象さんの焼き物。

さて一旦ホステルに戻ってきました。カターニアの宿はやはり象の名前が入った、
Ostello degli Elefanti というドゥオーモ広場のすぐ近くのホステル。
部屋の窓からもドゥオーモ広場が見えます。

このホステル、場所も便利なのですが、すごいのが天井画。

ほとんどの部屋（もちろんドミトリーにも）にこんな天井画が描かれています。

でも入り口は地味(^ ^)

さっき行った魚市場の近くで人だかりがしていたお店に来てみました。
シーフードフライと白ワインで軽めのランチ。

なんとなく社会主義風のタバッキ。

夕方パレードがあるということで、またステシーコロ広場の方へ行ってみます。
エトネア通りの向こうにはエトナ山が見えています。だからエトネア通りなのかな。

エトネア通り 散歩・街歩き

ステシーコロ広場。人が集まっている方へ行きます。

円形闘技場の門はもう閉まっていました。

山車が見えました！　すごい人です。

花が飾られてはいますが、どちらかと言うと重々しい感じでした。

山車が通り過ぎたあとのカルロ・アルベルト広場。

山車が去っても人はたくさん残っています。

上の写真に写っている真ん中の細い通りへ入ってみました。

古めかしいお店。喫煙具屋さんでしょうか。

こちらも古そう。皮革製品やボタンなどのお店のようです。

少し開けた場所に出ると、エトナ山の山頂が近くに見えました。

大混雑の中パレードを見て、ホステルのあるドゥオーモ広場の方へ戻って来ると、通りがライトアップされていました(^ ^)

屋台のお店も明かりが灯り、とてもキレイ。

ホステルに戻ってビールと夕食(^ ^)
ホステルの食堂はまるでB&Bの食堂のような立派なもの。大きなキッチンもあって、みんないろんな料理を作っていました。

その食堂に貼ってあった1950年の新聞。
一面はパリでブタが逃げたというニュース（笑）

ホステルの前のエトネア通りは夜遅くまでにぎわっていました。

ホステルにあった聖アガタのイラスト。イラストはこんなふうにかわいく描かれたものもよく見かけました。

一晩だけの滞在ということで、もう一度外出。街の夜景を楽しみます。
人がかなり多いので独り歩きも問題なさそう。

飴の屋台。飴の屋台にはDズニーがつきもの？

昼間見たドゥオーモ広場のカフェも夜はこんなにきれいに。

本屋さんも聖アガタでいっぱい。

重厚な造りのワインショップ。

ホステルに戻ってきました。ガラスにプリントされているのはホステルのマークです。

キーホルダーやキーカードにもプリントされていました(^ ^)

次の日の朝。明るくなり始めていますが、ネオンはそのまま。

さすがに早朝は人が少ないです。

ホステルの朝ごはん。
イタリアっぽく甘いペストリーやビスケットなどもありました。

朝ごはんのあとまたドゥオーモ広場に来てみると、お神輿がたくさん置かれていました。近くで見られて嬉しい。

ドゥオーモ広場 (カターニア) 広場・公園

象さんおはよう～

日本のお神輿と違うといえば違いますが、似ているといえば似ているのかも？

広場は華やいだ雰囲気。

こんな象さんも発見。

きのうの後片付け中のようです。

午後のフライトに合わせて空港バスのバス停を探しますが、なかなか見つからない。
見つかったら今度はなかなかバスが来ない。
でもなんとか空港へ。空港は街からそんなに離れていないので、時間のことだけ言えば歩いたほうが早かったです。

カターニア フォンタナロッサ空港 (CTA) 空港

バスに乗る前に調達してきたピザでランチ。
空港のお店はとても高いので、買ってきてよかった(^ ^)

コーヒーは自販機で。エスプレッソ。

ライアンエアも2回めとなれば怖いものなし(^ ^)
順調に手続きを済ませて機内へ。また後ろから。

タラップの上からもエトナ山がよく見えました(^ ^)

このあとマルタ～ゴゾ編へと続きます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• ラムロールちゃんさん 2018/11/29 21:01:20

  お久しぶりです

  ahirutさん、こんばんは♪
  
  私のロシア旅行記を全部読んでくださって、ありがとうございました☆
  長かったのに…(^_^;)
  
  聖アガタ祭の旅行記にお邪魔しています。
  どこの国のも、お祭って良いですね。
  写真の中へ入っていきたくなります♪
  
  それにしても、結構、象さん推しなのが意外！
  アジアやアフリカならわかるんですが。
  象さん大好きなので、見てて楽しいですけどね(≧▽≦)
  
  ラムロール

  ahirutさん からの返信 2019/08/15 08:56:45

  RE: お久しぶりです

  ラムロールさん、おはようございます！
  いつもありがとうございます！
  タイムカプセル並みに遅いお返事申し訳ありませんm(_ _)m
  
  旅行記の方も17年春のシチリア島とマルタ・ゴゾ編が未だに完結することができず、すでに2年半のラグが生じてしまいました…
  モハヤトリカエセルキガシナイ…
  
  最近4トラでフォローさせていただいている方でロシアに行かれる方が多くなり、自分も去年秋にウラジオストクだけは行くことができたのですが、やはりロシアといえばのモスクワやサンクトペテルブルクには行ってみたいですね〜
  
  自分で旅行記を読み返しても、象さん推しのカターニアは懐かしく感じます。
  ではでは〜
  
  ahirut