17年春節☆シチリア島とマルタ・ゴゾの旅～07 ギリシャ時代からの古都シラクーサ

2017/02/02 - 2017/02/04

ご訪問ありがとうございます。
山の斜面に広がるタオルミーナから、今度はギリシャ時代にかなり繁栄していたというシラクーサの街へやって来ました。

シラクーサのメインは一時期荒廃していたけど少しずつ整備されてきて観光客も多くなってきたというオルティージャ島の路地歩き。島の中は車が通れないような狭い路地も多く、また雰囲気のある古い建物もあちこちにあって、路地歩き派のわたしにはとても魅力的な街でした。本土側にある考古学公園のギリシャ劇場やディオニュシオスの耳なども見てきました～

全体のスケジュールは次のとおりです。
　1日め　伊丹（JAL）→成田（カタール航空）→（機中泊）
　2日め　→ドーハ（カタール航空）→ミュンヘン（ミュンヘン泊）
　3日め　ミュンヘン→ギーンゲン→ニュルンベルク（ニュルンベルク泊）
　4日め　（ライアンエアー）→ローマ（夜行列車）→（車中泊）
　5日め　→パレルモ（パレルモ泊）
　6日め　パレルモ滞在（パレルモ泊）
　7日め　→タオルミーナ（タオルミーナ泊）
　8日め　タオルミーナ滞在（タオルミーナ泊）
●9日め　→シラクーサ（シラクーサ泊）
●10日め　シラクーサ滞在（シラクーサ泊）
　11日め　→カターニャ（カターニャ泊）
　12日め　（ライアンエアー）→マルタ（セントジュリアンズ泊）
　13日め　セントジュリアンズ滞在（セントジュリアンズ泊）
　14日め　→ゴゾ（ゴゾ泊）
　15日め　ゴゾ滞在（ゴゾ泊）
　16日め　→バレッタ・ビルグ（ビルグ泊）
　17日め　ビルグ滞在（ビルグ泊）
　18日め　ビルグ滞在（ビルグ泊）
　19日め　（ライアンエアー）→ローマ（ローマ泊）
　20日め　ローマ滞在（ローマ泊）
　21日め　（カタール航空）→（機中泊）
　22日め　→ドーハ（カタール航空）→羽田（羽田泊）
　23日め　羽田（JAL）→伊丹

エリア シラクーサ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

タオルミーナの隣町、ジャルディーニ・ナクソスで海岸沿いをお散歩してから、駅に戻り電車でシラクーサへ向かいます。
駅に向かう道の途中のパン屋さんで買ってきたパニーニが、見た目は地味だけど、食べてみたらおいしくて驚く(^ ^)

タオルミーナへ行くときにも通ったカターニャ・チェントラーレ駅で、今度はシラクーサ行きに乗り換え。線路の反対側は直接海。

カターニア中央駅 駅

駅を出て少しするとカターニャ空港の脇を通りました。
3日後にここからマルタへ向かう予定。

カターニア フォンタナロッサ空港 (CTA) 空港

海の入江か湖かわかりませんが、白鳥がたくさんいました。

野原には牛さんも。
さっきの白鳥もそうですが、住宅地に囲まれた場所に大きな自然がありますね。

車窓を楽しんでいるうちに気がついたらもうシラクーサ駅に到着。

シラクーサ駅 駅

ホームの脇に駅の建物が見えたけど、線路の端の方に向かって歩いて行く人もいて、そちらからの方がこれから向かうオルティージャ島に近そうだったので、付いて行ってみました。どちらにしても改札口はないですし。
少し歩いてロータリーに出るとその脇に円柱形の建物が。教会のようです。

食堂、カフェから看板屋さん、建材屋さんなどいろいろなお店が並ぶ通りを進んで行くと、10分ほどでこちらの広い橋に出ます。
こちらはウンベルティーノ橋、並行してすぐ右側にサンタ・ルチア橋があります。
橋を渡るとオルティージャ島です。

ウンベルティーノ橋 建造物

水面には小さな船がたくさん。向こうの丘の上には住宅地が広がっています。

オルティージャ島に入ったところが広場になっていて、その奥にはアポロ神殿の遺跡も見えますが、まずは予約した宿を探して路地を抜け島の中心部の方へ。

地図のとおりに歩いて行くと、古い家がたくさん並ぶ小さな路地に宿がありました。
無事にチェックインをすませたらさっそくお散歩～
宿の場所はかなり中心部だったみたいで、この道の突き当りがドォーモがある広場なんですが、ここまで宿から1分ほどでした。

ドォーモはあとにして、先に海沿いの方へ行ってみます。
さっき荷物を持って通り過ぎたアルキメデ広場とアルテミスの噴水。

アルテミスの泉 建造物

激しく水が出ていました(^ ^)

もう少し進むと、島の西側の海に出ました。

かなり広い突堤。
真ん中の城壁の端っこに側面だけ見えているのがマリナ門です。

マリーナ門 建造物

突堤の出ている場所から南に向かい、城壁に沿ってプロムナードが続いています。

そのプロムナードが終わったところにアレトゥーサの泉がありました。
プロムナードあたりはほとんど人がいなかったけど、ここは少しにぎわっていました(^ ^)

アレトゥーザの泉 散歩・街歩き

現地ではガイドブックなどを持っていなくて知らなかったのですが（笑）、真ん中に生えているのはパピルスだそうです。

さらに海沿いの道を進み、島の南端のマニアーチェ城塞は有料のため（笑）手前で曲がって路地を抜け、今度は東側の海に。

海辺の道に面した教会がありました。
とても薄いファサード部分と建物本体の部分の構造が全然違ってて、ちょっと不自然な感じ…

…ですよね？

狭い路地を通ってまた北の方へ移動。とても古そうな建物がたくさん。

大きな建物ではないですが、曲線が優雅です。

発掘現場でしょうか。

路地歩き楽しい～ちょうどいい広さとちょうどいいカーブ（笑）

ぱっと見るとボロいお家に見えるけど、よく見るとすごい彫刻とかあって、ギリシャ時代からの街らしい風格を感じた。

オルティージャ島と本島を結ぶサンタ・ルチア橋のところまで戻って来ました。
落ち着いた赤がキレイな建物発見。

夕やけの時間になってきました。

橋を渡って街の方へ買い物に行ってきます(^ ^)
橋の方を振り返って。

ニワトリと黒板持ってるおじさん、どこかで見たことあるような感じ(^ ^)

最初に行った西側のマリーナあたりを通って宿の方へ戻ります。

晩ごはんはまたパン(^ ^)　でもおいしいんですよ。

つぎの日の朝～
早起きして朝日を見に海辺へ向かいます。
コンパクトに駐車できて便利～

細い路地を抜けて東の方へ進んで行きます。

誰もいない路地を5分ほど歩くと海に出ました。
残念ながら雲が多くてお日さまは見えませんが、海はダイナミックです。

夜明けの海岸沿いの道

広大な海

誰もいない展望台でしばらく海を眺めてから、海沿いのニッツァ通りに沿って歩いてみます。
古そうな建物ですが、少しずつ手を入れて大事に使われているようです。

道路脇の一段高くなったところを利用したバー、レストランのテラス席。眺め良さそう。

小さな船が見えました。

そのまま歩いて行くと、海沿いに城壁のようなものがあり、道路には門のような橋がかかっていました。地図には特に記載なし。

オートバイ禁止。

橋を過ぎるとプロムナードがありますが、下が駐車場になった人工地盤で、雰囲気は今ひとつ。海の向こう側の景色はキレイです。

ある程度の階数があるビルも土色や赤色であまり目立ちません。
円錐形のような形をしたマドンナ・デッレ・ラクリメ記念堂教会がよく見えます。

工事現場に置いてあった屋根がないロンドンバス。

そのまま島の北端部、本土と海をはさんで向かい合うところまで出ました。

鮮やかな色の小船と建物が水面に映ります。

その先、アポロ神殿の北側にあたるエリア一帯はマーケットになっていました。

野菜や果物。

そして魚屋さんもあります。

果物屋さんの倉庫。いろいろな箱がおもしろいです。パレルモの市場でもそうでしたが、木の箱が多いですね。

メルカトと書いてある建物もありましたが、門は閉まっていました。

アポロ神殿です。
写真では見えませんが写真の中央の少し先が本土との間の2本の橋があるところです。

神殿はあんまり見方がわからないので、また建物を探しに路地へ進みます。

カラフルな魚。

きのうも見ましたが、アルテミスの泉です。噴水に朝日が当たってキレイでした。

ドゥオーモ広場。
市役所の入り口上の紋章。とても年季が入って風格が出ていました。

そしてドゥオーモ。

ドゥオーモ (ノート) 寺院・教会

もともとは神殿だったとかで、ファサード部分がとても立体的になっているのはそのせいでしょうか。
ドゥオーモはシラクーサでも重要な観光名所ですが、わたしはこのくらいで満足(^ ^)

泊まっていた宿はアパートのような感じ、路地に面した木のドアから中に入り、中庭を通って上の階へ上るような構造。
宿に戻って朝ごはんをいただいたら、本土側にあるネアポリス考古学公園へ行ってみます。

朝から歩き続けていたので、宿の近くからミニバスで駅まで来ました。

シラクーサ駅 駅

でも駅から公園までのバスがよくわからなかったので、結局駅から歩いてきました（笑）レモンがいっぱい。さすがシチリア。

なんとか着きましたよ(^ ^)
行かれた方がよく書かれているように、この写真の左の手前にギリシャ劇場の入口、右の奥にローマ時代の円形闘技場があり、チケット売り場はその間にありました。

ネアポリス考古学公園 広場・公園

チケット10ユーロ。
まずはギリシャ劇場から。大きいです！

ギリシャ劇場 劇場・ホール・ショー

大きいです！

客席の下に入り口がありますが、中に楽屋みたいなのがあったんでしょうか。

ステージ側から客席を見てみます。
遥か彼方昔の様子など思い浮かべたりして、楽しめました。

そして次はディオニュシオスの耳です。大きい。

ディオニュシオスの耳 史跡・遺跡

ディオニュシオスの耳の中から外を見る。

天国の石切り場へ行ってみます。

天国の石切り場 史跡・遺跡

かなりの高さ。大昔にこんな大きな石を扱う技術があったのがすごいですね。

今度は別の区画にある円形闘技場を見に行きます。
ここでチケットの半券の提示を求められましたが、どこに入れたかわからずあたふた（汗）
そしたら係の人が「お前がチケット買うの見てたし、もういいから入れ」って（笑）

古代ローマの円形闘技場 史跡・遺跡

観客席の間の低い位置に通路が通っていたり、ロッカールームから直接グラウンド内につながる地下通路があったり、今のスタジアムもこの時代の設計から基本的には変わっていないんだなーって妙に感心した。

考古学公園の地図。端っこの方までは見ていません。

ネアポリス考古学公園 広場・公園

帰りはオルティージャ島までずっと歩いて帰りました。
途中のデリみたいなお店で日本のアニメ大好きお姉さんおすすめのパスタを調達(^ ^)
何ていうパスタか忘れてしまった…ひとつひとつのパスタの中に肉などが入っていて、餃子的な感じ。

一旦宿に引き上げましたが、また本土側まで出かけてきました。
にぎやかなジリッポ広場あたりのようす。

教会のシンプルなカラーガラスがキレイでした。

ブラブラしている間にもう夕方。宿に戻って休みます(^ ^)

生ハムとチーズ～(^ ^)

ロシアンサラダとイカのマリネ(^ ^)

イタリアでよく見かけたカップラーメンとカップライス。
スーパーで売ってたので買ってみた。

3日目の朝～
またまた朝日を見に来ています(^ ^)

きょうは前日より雲が少なくて期待できそう！

見えました！　キレイ！

海沿いの建物のガラスもこの通り。

朝日を見てからまた路地歩きの続き、そして朝ごはんを食べて、ミニバスで駅へ。
シラクーサのミニバスはバスの中の自動販売機できっぷを買うシステムなんだけど、コインしか使えないので、1ユーロ硬貨を多めに持っていたほうがいいかもです。
前の日5ユーロ札しかないって言ったら、次のバス停で降ろされたから（泣）

またまた列車ですでに2回通過しているカターニアの街へ向かいます。
今回シチリアではずっと鉄道で移動していました。ガイドブックなどでバスのほうが便利という話も見ましたが、電車も十分便利でしたよ。

シラクーサ駅 駅

豪華なのか普通なのかよくわからない待合室。

カターニアが近づくに連れて、エトナ山が見えてきます。ほんとに富士山そっくりです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
このあとはカターニア編に続きます！