ベトナム北部の旅05 ハザン : クアンバのかわいいおっぱい山に行く

2017/12/31 - 2017/12/31

カレンダーどおりのまとまったお休みで行く海外旅。
今回はベトナム北部。

ハザンは、以前は外国人が立ち入ることができなかった地域。だから日本のガイドブックに載ってないのかもしれません。
とはいえハザン省の自然遺産は8年前にユネスコに登録されてるのだから、日本の出版社も扱ってくれてもいいと思うのだけど。

で、そんなハザンに立ち入られるようになったのはいいのですが、省都ハザンより北に行く際は、入域許可証の作成が必要とのこと。
これが西側のカオバンからハザンに入った人の情報だと、特に提示を求められなかったというのもあり、いまいち許可証がほんとに必要なのか明確じゃないけど、一応作ることにする。

許可証を作ってもらったら、あとはバイク借りていろいろ廻りたいけど、
早朝だからなのか店に人がいない…。どうしましょうかね‥( ˘ω˘ )

　12/29金　ハノイ着
　12/30土　ハノイ観光
●12/31日　ハザン省ハザン
　01/01月　ハザン省ドンバン
　01/02火　ハザン省ハザンからハノイへ
　01/03水　ハノイからニンビンへ
　01/04木　ニンビン観光、出国
　01/05金　成田朝着

1Kドン ≒ 5円

エリア その他の都市(ベトナム)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

市場を一通り見ても、時間はまだ朝の7時前。

ハザンでまずはやらねばと思っていた入域許可証の作成。
作ってくれるイミグレーション・オフィスはここから歩いて行ける距離。

とりあえず向かってみる。

着いたけど…門が閉まってるー　早すぎだっつの。
営業案内らしきものが見えるけど、門から遠くて読めない。

隣のおうちの人が見えたので、オフィスが何時から空いてるか聞くと、7時からと教えてくれた。
で、ちょっとそれまでこちらにいれば ? と手招きされる。

お茶でもどうぞ。というのである。

(´；ω；`)ｳｯ…。このようなご親切。だから旅はやめられない。

英語は通じないので翻訳アプリで会話。うちは鉱山会社です。とのこと。

あとから調べると、ハザンは鉛、銅、水銀などの天然鉱産物が豊富らしい。

市場の運転手さんたちもそうだったけど、このあたりの方たちは、ベトナムコーヒーじゃなくてお茶飲むんですよね。

茶器にお湯を何回か入れてからお茶を注ぐ。

中国茶の風味。

飲み干すとまた淹れてくれ、また飲み干すと淹れてくれ、わんこそばのように注がれるので3杯目で飲むのをやめる。

しばらくして、隣、人きたよ！のジェスチャー。

お茶、ごちそうさまでした !

イミグレオフィスの門を開けて中に入ると、男性職員がまだ来たばっかりといった感じで、オフィスを開ける準備をしてたのでしばし待つ。

改めて営業案内。朝7:30からなのね。
昼休みがあるみたい。で、日曜は午前中のみ営業してるようです。

受付の扉が開いたので中に入ろうとすると、私ら以外にもぞくぞくと人がやってきた。

週末に旅行に来てる現地の方達のようでした。
現地の方も入域許可証が必要なようで、みなさん見本をみながら書類を書く。

さて私らは受付にパスポートを提示。
するとハザン省に何日滞在するのか聞かれる。この日とあわせて3日間の予定。

日数によるのかわからないけど、入域許可証作るのに一人210Kドンも取られた。紙切れ1枚に1000円ほど。
事前に金額はわかっていたけど、実際ただの紙切れを見るとやはり高い。

前述したとおり、いまいち必要かどうかわからない紙切れに時間とお金をかけるのは正直面倒くさかったのですが、これが後ほどドンバンのホテルで提示を求められたので、やはり必要なものだったのです。(もってないって言っても泊まることができたかもしれないけど)

ミッション終了。あとはバイクを借りるつもりでまた市場に来てみたけど、それらしき店は見当たらず。

この日はクアンバというおっぱいのような山に行く予定。

何気にこの省都ハザン、メータータクシーが走ってる。
もう、このままタクシー捕まえておっぱい山に行っちゃおうかなと、手をあげて車を停め、地図を見せてここに行きたいと言うと、ちょっとそこで待ってなさい! みたいなことを言われ、タクシーは行ってしまった。

直感的にまた適当なこと言われたと思い、宿にアレンジしてもらったほうが話が早そうなので、今夜の宿に行くことに。

新たに違うタクシーを捕まえたところ。
ベトナムきてからは、このメータータクシーが一番立派だった。

ハザン、タクシーなんて走ってないと思ってたのに。意外に都会で驚いた。(そこが基準?)

宿は少数民族の家をうたってるところ。一応ホームステイってやつ。
街からは西側に離れていて、車で30分ほど。

奥地に行くと、高床式のお家ばかり。

で、タクシーに乗りながらもGPSで場所を確認してたのだけど、目的地をとっくに通り過ぎてもそれらしきところが見えて来ない。

このままほんとに通り過ぎてもしょうがないので、降りて自力で探すことに。

戻ったり、先に行ったりしても見えてこないので、その辺のおうちの人に聞いて、やっと到着。
宿は、googleMapのピンよりもっと奥地にありました。
Dong Que Homestay
http://www.dongquehomestay.com/en-us

↑ちょっと改めて覗いてみたら、サイトが綺麗になっててビックリしたーー

サイトの写真では女性たちがキレイな衣装着てますが
中に入ると、普通に洋服着てる女の子が迎えてくれました。

テーブルでは欧米人カップルが朝のコーヒーブレイク中。
挨拶するとイスラエル人で、ベトナム旅行に来るまえは日本に行ったとのこと。
「マジデーー」を言っていた。

時間は9時。すぐにでもおっぱい山に出掛けたい。

女若主人(たぶん20台)に、バイク借りられますか?　と聞いてみた。クラッチ付きじゃなくてフルオートマがいいと言うと、女若主人は電話で問い合わせをし始めてくれたが、どうも私らが乗るのに絶対条件のフルオートマチックのバイクは、用意するのが難しいとのこと。

というか、バイク自体、最後に乗ったのはもう何十年も前だというのに
無謀にも今、この運転のハードル高すぎのベトナムで乗ろうとしている私ら。かなり迷惑な客だ。

別案で、タクシーで今日おっぱい山に行くとしたら、料金どのくらいかかるのか聞いたら、650Kドンと言う。3000円ほど。

じゃータクシーにするわ!　

はい。これすでにタクシーに乗ってます。
道ばたでは現地のの方が牛を散歩させていました。のどか～

今思えば成田を経ってからあまり寝ておらず、ヘロヘロ状態。
バイクなんて絶対無理。タクシーにしてもらってよかった・・

そしたら !!　なんとやってたんです少数民族らしき人たちが集まってるサンデーマーケットが !!　バイクもいーーっぱい !!

ドライバーさんもスマホの翻訳アプリで説明してくれます。
「これが田舎です」

その田舎が見たい！止まってください !

この市場では、写真の変わった帽子をかぶってる方たちが目立っていました。帽子以外は普通の服。

他に少数民族らしい衣装を着てる方は見当たらない。

ほんと不思議なデザイン。
で、どうも眉毛は剃ってるんだよね。

写真OK?　と言うとこの笑顔をしてくれた。

このあとも他の少数民族の方に手を振ったら、振り返してくれたりして。
みなさんフレンドリー。

この市場は情報交換の場でもあるらしいのでにぎやか。
一応モノは売ってるけど、ほとんどの方はおしゃべりしてる。

ここでも女性ばかりが働いてます。

おいしそうだったので1本買いました。ほぼ焼き鳥。

お目当てだった少数民族の市場はこんなもんで終了…( ˘ω˘ )

さておっぱい山に向うのですが、運転手さんからは、写真撮る時は好きなところで声かけてとのこと。

この運転手さんに限らないことなんだけど、バイクや車を追い越すときはクラクション鳴らしまくってうるさい。もーやめとけってぐらい。。

北の方に向うと、景色がだんだん雄大になってきたので車を止めてもらいました。

え？ただの山だって？

このキレイな段々畑がいいのだよ～

しかしこんなのまだ序の口だった。

ここは眺めが良いので欧米の方も立ち止まってました。大体欧米の方はバイク乗ってます。どこから借りてるんだろ。

ドライバーさんは相方の電子タバコに興味深々。

このぐらいの交通量だから、ハノイで運転するよりは大分マシにみえますが
バイクを追い越す車は、私らの車のドライバーさん含めほんとに怖い。

ベトナムでは乗り物が大きい方が優先されると聞いたけど、ほんとそんな感じでウザいほどのクラクションをみんな鳴らしてくし、すごいスピードで走るのである。

しかもベトナムでは国際免許は通用しないので、バイクを借りる際は全て自己責任となる。

ただバイクの利点は好きなところで写真撮れるところ。

私は次の日のドンバンまでの道中、すごい景色が見えたとしても、バスの窓が汚くて霞んでる写真しか撮れなかったので‥

ここも素敵な景色だった。

癒されるーー

キレイな段々畑。

カルスト台地ジオパークのサイン。

ハザン省のカルスト台地はユネスコからジオパークとして登録されたのが2010年。

このクアンバのあたりから北東に素晴らしい景色が広がってます。

川の水がすごくキレイ。

水車があります。発電してるのかな。

屏風のようにそびえ立つ山と、段々畑に這うように続く道。

細かく段々にした畑。

土地の所有権とか登記できてるのかなーとか思っちゃう。

こんな急斜面にも段々畑が作られていて驚く。
この地に住む人たちのなんとたくましいことか。

こちらでストップと言わなくても、観光名所的なところでドライバーさんが車を止めてくれた。

ここは観光客用に整備されたお花畑。入場料10Kドン。

お花も咲いてないし…
ここは入らずに、先に進んでもらいました。

しばらく行ったところで、土産屋さんのあるビュースポットに到着。
ここはドンバンのカルスト台地ジオパークへの入り口的な場所。

場所について説明された看板を見ると、「Quan Ba haven gate」と書かれてる。

1939年に鉄門がここに作られたそうなので、異国に翻弄されてきた歴史がからんだ場所らしい。入域制限が過去にあったのはそういうことからなのでしょう。

ここからのこの眺め！　山を取り巻く道の曲線美！

くねくねの道がカルスト台地へ向ってるーー

そしてまたこのたくましさを感じる段々畑。

海抜1000メートル、平均気温は大体16-17℃なのだそう。
恐らくこの平均的な気温が豊富な作物を作るに適してるとみた。

階段があったので登ってみた鉄塔のとこで。
これ、よく彫ったよなぁ…　わりと昔。

あ。この左足のスニーカーね。例のトイレの…(なんのことかわからない方は前の記事参照。)

次の場所へGO。

12時ちょっと前。やっとクアンバのおっぱい山が見れそうです。
展望台があるらしい。登ってねとのことでした。

階段を上る。(注:これはくだりの絵)

ところどころに白い石。石灰っぽく見えます。

そしてこんなお供え。これギョッとしたーー　

考えてみると、ベトナムのお金は札しかないのですよね。
日本だったらこの場合小銭が盛られるのでしょうが。
お札がこんなにたんまりあると太っ腹と思ってしまうわ。

展望台到着。ちゃんと整備されてる。

2人旅をしてる女の子たちがいました。
2人ともミニスカート+足下はおしゃれシューズ。
ハノイからこの格好でバイクで来たというから驚く。

すごい眺め!

おっぱい!

タムソン村というところを見下ろす。

ちょっとお天気があまりよくないけど…
畑のパッチワークがカラフル～

屋根の色も青と赤で統一されてるように見えます。

右方向。

この道!!　よく作ったよなぁ。。

村というか、わりとここも都会っぽい。

いろんな形の畑。

一瞬田んぼアートにも見えたけど…何かを焼いたあとかな。

ズームするといろいろな作物を植えてるのがわかる。

おや…

おっぱいの谷間に文字書いてますね。

NUI DOI QUAN BA

おっぱいというか、私にはブラジャーに見えた。

おっぱい山の形も綺麗なのですが、となりの三角の山もいい形。
おにぎりみたい。

おっぱい山は英名では「Fairy Bosom」と紹介されてました。
かわいい胸ってことかな。

中味はリムストーンです。

展望台から車に戻り、タムソン村に行きます。

Fairy Bosom、なかなかの美乳ぶりでした。

つづく～( ˘ω˘ )

この旅行記へのコメント （6）

• fuzzさん 2018/02/28 21:59:58

  かわいいおっぱい

  やはりタイトルに惹かれちゃいますよね(笑)
  ほんと、かわいいおっぱい♪
  景色もすごいですね！
  でも、やっぱりおっぱいに目が行っちゃいます。
  女の私でも( *´艸｀)
  
  fuzz

  picotabiさん からの返信 2018/03/04 10:49:35

  RE: かわいいおっぱい

  fuzzさん　ご覧頂きありがとうございます。
  
  このおっぱい山は行く前からなるほどなネーミングだわと思ってたのですが、
  実際行って説明みたら、「かわいいおっぱい山」って書いてて。「かわいい」なんてちゃっかりサイズのことまで書いとるんかいww　と面白がってしまいました。まぁ確かに爆乳じゃないけどさ。ベトナム人　面白い。

• 琉球熱さん 2018/02/05 22:50:05

  助平

  picotabiさん、こんちは
  
  タイトルに魅かれて読んじゃいましたよ(笑)
  ふむふむ、ナルホド
  おっぱいが３つかと思ったら、ブラジャーとおにぎりだったか
  
  のどかな田園風景に、不思議と調和してるなぁ
  
  ところで、スニーカー、汚れてないね（そこかい！）
  
  ----------琉球熱---------
  

  picotabiさん からの返信 2018/02/09 14:12:52

  RE: 助平

  琉球熱さん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  やはり〜　つられちゃいましたか。ﾆﾔﾘ
  でもでも、この山、みんなそう呼んでるみたいなので、おっぱい山としかいいようがありません。
  形もすごく綺麗ですよね。
  
  スニーカーは色があれだけに(なんのこっちゃ)　汚れはめだちません笑
  これまでのアジア旅では必ずこのスニーカーでした。
  汚いところに行くときはコレなので、今回も役目をよく果たしてくれたかと。ww
  帰国してからもちろん洗いましたよ! まだまだ履く予定です!

• palさん 2018/02/04 16:02:22

  おっぱい山、綺麗ですね。

  picotabi さん、こんにちは。
  
  おっぱい山、ブラ山、絶景ですね。
  
  なんでそんな地形になったのでしょう。
  神秘ですね。
  
  nui は、山ですね。
  
  とてもいい景色ですね。
  
  是非、バイクで訪れて見てみたい(懲りてない(*_*)/のか)風景です。
  
  pal
  
  
  

  picotabiさん からの返信 2018/02/05 20:52:12

  RE: おっぱい山、綺麗ですね。

  palさん コメントありがとうございます。
  
  不思議ですよねこの形。日本だったら大体こういうキレイな形の山は古墳だけど、
  自然にできたものなのかは不明です。しかもツイン！
  
  バイクは私も田んぼとかをトロトロ走りたかったです。
  ここはバイカーが好きそうなカーブが多かったですよ〜