ベトナム北部の旅02 ハノイ : ストリートフードツアー

2017/12/30 - 2017/12/30

カレンダーどおりのまとまったお休みで行く海外旅。
今回はベトナム北部。

ベトナムの食はたくさんのハーブを使うのもあり、私の中では安くてもセンスがあり現地の方たちはグルメなイメージを持っています。とはいっても私が食べたことがあるのはフォーと春巻きぐらいなので、他の美味しい食べ物を知りたく、なかなか評価も高いフードツアーに参加しました。

夜にハノイを発つ予定なので、お昼の少し前から食べ歩くツアーにしました。他にバイクでまわるのもあります。
Hanoi Street Food Tour
http://www.hanoistreetfoodtour.com/

少食の私らは、最後の方では苦しくて食べられなくなるんじゃなかろうかと心配してたのですが、1軒で出される量は少なく、最後の7軒目までしっかり食べられました。

　12/29金　ハノイ着
●12/30土　ハノイ観光
　12/31日　ハザン省ハザン
　01/01月　ハザン省ドンバン
　01/02火　ハザン省ハザンからハノイへ
　01/03水　ハノイからニンビンへ
　01/04木　ニンビン観光、出国
　01/05金　成田朝着

1k VND ≒ 5円

エリア ハノイ(ベトナム)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルからタクシーに乗り、ホアンキエム湖の近くで降ろしてもらい、ストリートフードツアーの待ち合わせ場所まで歩いてきました。

11時ちょっと前に到着。

受付で一人20ドルを支払い。
人気のツアーなので観光客が続々とやってくる。

ある程度人数が集まると出発するシステムのようで、少し待ちました。

私たちが参加するグループができたようなので呼ばれて行ってみると、ほとんどが欧米の参加者。
一人づつ、どこから来たのかと名前を言う簡単な自己紹介。

カナダ人カップル、アメリカ人カップル、一人参加のアメリカ人とカナダ人(どちらも男性)の北アメリカ大陸の皆さんの中に、私らジャパニーズはぶち込まれました。

準備はOK?イェーイ! みたいな掛け声を言って出発。はず…( ˘ω˘ )

バイクは歩道に駐車してるし、露店はでてるしで道は狭い。
ガイドさんを先頭に、9人が一列になって歩いて行きます。

東南アジアではおなじみのやつ。

まず最初のお店。
食べるものが看板に書かれてますね。

最初に謝っておきますが…
肝心の写真が、ボケてたり撮れてなかったりしてます…すみません…

まずはブンチャー(Bun cha)。
テーブルにつくと、山盛りのハーブと、ブンと呼ばれる細い米麺がでてきました。
これらとお肉を、椀に入った酸っぱ甘いタレにつけて食べます。お好みで唐辛子やニンニクをトッピング。
っって写真、これだけ。…汗

食べる前に、箸の使い方をガイドさんから説明。
私らジャパニーズは必要ないですが、カナダカップルの男性、まったく使えてませんでした。なんか箸って意外に頭の体操になってるよなぁと見てて思った。

もう一人のカナダからの一人旅の男性が、出てきたものにほとんど手をつけません。
しょっぱなからセーブしてるのか聞いたら…


…( ˘ω˘ :) 。


こちらの質問に対して30倍くらいの文章量で返ってきました。
シャベルノハヤクッテワッカンネー

ハーブはパクチー、バジル、シソのようなもの、ミントとかいろいろ。
いい匂いがしていました。
シソのような味のハーブをガイドさんにベトナム語でなんていうのか聞いたけど、
すっかり忘れてます。

次のお店。初ベトナムにして初めての風呂椅子。
ここもこれから食べるであろうものが看板に書かれてる。

ベトナムはフォーだけ出すお店みたいに、専門店が多いのかな。

これは壁に貼られてたメニュー。
Bird salad　って言葉だけみると、生きた鳥のサラダを想像しちゃう。

でてきたのはこちら。ノム ボー コー(Nom bo kho)。
青パパイヤの皮の千切りの上に、ビーフジャーキーとハーブ、ナッツがかかってます。
こちらも酸っぱ甘いタレ。
なんかナマスにナッツかけたのを食べてるみたいだった。
数口で食べられる量なので、まだお腹は余裕。

隣のアメリカ人カップルにどこから来たか聞くと、
ワシントンDCと言うのでハノイまでどのくらいかかるのか聞いたら、
なんと24時間、1日がかりだそう! ﾋｴー
私なら、そんな長い時間移動する旅行はちょっと耐えられない…

そういえばこのツアーに参加してみて、アメリカ人が意外に多かったのでちょっと驚いた。
前年にオバマさんが訪越してからアメリカ人観光客が増えてるのかも。

店を出て、ホアンキエム湖のほとりを歩く。

ホアンキエム湖 滝・河川・湖

ぞろぞろと、旧市街から南の方へ。

私らが英語が得意じゃないのを慮ってなのか、カナダ人カップルの男性が楽しんでるか？と店を出るたび気を使って聞いてくれた。

暖かいお心遣い。

偽シンカフェトラベル。
いや今本物はシンツーリストと名前を変えたから偽ってこともないか。

同じような名前の看板をたーくさん見ました。

3軒目のお店。

こんな窓のない暗い奥の部屋に通される。

バンクオン ティット(Banh cuon thit)。
これ、今回の旅で一番のお気に入りになりました。

バンクオンは米粉で作ったクレープみたいなもので、食感がチュルチュル、歯ごたえはモチモチとしてホテルの朝食にもでていました。主に朝に食べるようでした。

で、こちらも酸っぱ甘いタレをかけて食べるという…
柑橘系の実は果汁を搾って、お好みで酸っぱさをプラスする。

ホアンキエム湖から西に移動。
あら向こうに見えるのは…

ハノイ教会。おおーーこれが見られるとは。。
自発的に見に行こうとしなかったから、なんか得した気分。
この暖簾のようなものが垂れ下がってる木から見ると、雰囲気あるなぁ。

ハノイ大教会 (セントジョセフ教会) 寺院・教会

こちらもフランス統治下時代の遺産。
フランスがハノイに侵略する際、1884年に建設され、3年後のクリスマスに落成。
1887年に落成だから、130年か…　数字にするとそれほど経ってないように感じられる。

この黒ずみはカビや汚れということですが・・・
日本橋の橋のように、ケルヒャーが綺麗にしたらいい宣伝になると思うのだが。
まぁこのカビも含めてハノイ大教会の姿ということなんだろうけど。

ちょっとひくとこんな感じで賑わってます。

ちょっとした観光気分を味わった後、また歩く。

4軒目のお店到着。

やっとビールがでてきました。
んー　ちょっとお腹が膨らまないか心配。

ビアハノイ。
ここで、「チアーズ」とあんたたち言うつもりか?　とガイドさん。
ベトナム式の乾杯をすれと言われる。これは1軒目で教えてもらった。長いのである。

ハイ!　バー!　ヨー!
ハイ!　バー!　ゾー!
ハイ!　バー!　ウォン!

意味は・・
酒つぐよ !
乾杯するよ !
飲むよー !　みたいな感じらしい。

最初にレタス。これは付け合わせ。

揚げ物系がでてきました。

カットされた揚げ春巻きは、ネム クア ベ(Nem cua be)。中味は春雨みたいな細い麺、カニ、野菜。食べるとカニの風味がほのかに口の中に広がり、皮はサクサク。美味しーーー

左奥の白い粉を吹いてるのはネム チュア ザン(Nem chua rán)。発酵したソーセージを揚げたもの。

ごまがかかってるのはバイン ドー(Banh do)。普通にドーナツ。
その下に隠れてるのは、揚げ餃子そのままの味・形のバイン ゴイ(Banh goi)。

ドーナツはデザートの類ですが、
他はビールにほんとよくあう。

ほろ酔いで次の店へ移動。

揚げパンを売るお姉さん。
これ食べてみたかったな。

歩く。

この赤い看板のお店もブンチャーで有名みたいです。

バイクセール中。
ハノイやホーチミンで買って、南下または北上して現地で売って帰国するっていうバックパッカーもいるらしい。

金物屋さん。

通りの右側。鳥屋さん?

バイク屋さん?
この小汚い感じ、絵になる。

左側はずっと金物屋さん。

同じような店がまとまってるんですね。

やっと5軒目。ここまでかなり歩いた。

4軒目まではローカルの方達も利用する店のようだったけど
ここは来てるのはほとんど観光客のようでした。

ミエン チョン(Mien tron)。
春雨の上にこれもハーブやナッツ、揚げた油揚げみたいなのもトッピングされてます。ってこれ、完全に日本の春雨サラダ。タレも酢醤油のようだった。

私らが日本人だからなんだけど、大分歩いてきてこれかい!!っていうメニューだった。居酒屋のお通しじゃぁないんだからという気持ちだが、ここはベトナム。どうもグラスヌードルがグルテンフリーだとか、ヘルシーだとか、健康的な食べ物というのをアピールしたいっぽい。

ずっこけたところで、そろそろフィニッシュでしょうか? とガイドさんに聞くと
あと2軒行きますよと。

また歩く。歩道じゃなくて道路を。
結構歩くので何気にエクササイズになってる。

常に道路はこんな感じで渡るのも一苦労。

軒下でおしゃべるするローカルの方達。カフェに限らず、街中のどこに行ってもこの光景。
なんかフランス人っぽいなぁと思った。
ベトナム式 風呂椅子のテラス席。

6軒目。コーヒーをいただけるようでした。
その前に、ライスワインを飲ませてくれるという。
これは中国産のアプリコットで風味をつけたもの。
これをショットグラスでみんなでグイっと飲んだ。度数はかなり高め。
喉を通るとき焼けるようだった。でも、焼酎と似ていて美味しかったー

そしてコーヒー。Cafe trung(カーフェー チュン)。
コーヒーの上に卵黄と練乳を撹拌させたものをのせた、エッグコーヒーと呼ばれるもの。このコーヒーはハノイ発祥なのだそう。

上に載ったクリーミーな液体はカスタードクリームのようで、下のコーヒーとまぜるとティラミスのような、はたまたプリンのような味わい。締めにふさわしいデザートといった感じ。牛乳が不足した時代に、代わりに卵を使ったのがはじまりなんだとか。オシャレ!

いよいよ最後の店に移動。

7軒目。ケム ソイ(kem xoi)。
グラスの下の緑色のが餅米、上にアイスクリーム、そしてココナッツの果肉スライスをトッピング。
餅米とアイスの組み合わせは意外に美味しくてペロリ。

これで全てのお食事終了。最後に一人づつ感想を。
私の番が来て、ライスワインもっと飲みたかったと言ったら大爆笑でした。

総じてうーん。。でてきたメニューの半分が同じような味付けだったのと、シーフードが少なめだったのが不満。ということで75点。
ベトナムのサンドイッチ、バインミーとか期待したけど、こちらは欧米の方達は普段食べてるものだし結局でてこなかったのを考えると、欧米の方達にウケるツアーという印象。

ハノイではこの時にでてきた料理以外にも、美味しい料理があるみたいなので、
また来る口実にはなりました。

ちなみにこの日に歩いた歩数は2万歩!
食べる量はそれほどでもないし、歩いてカロリー消費もできるしで、健康的なツアーでした。

つづく～( ˘ω˘ )

この旅行記へのコメント （9）

• ラムロールちゃんさん 2018/02/26 12:49:25

  シンプルな麺…

  picotabiさん、ご無沙汰してます☆
  
  ベトナムへ行ってらしたんですね～。
  ベトナムは好きで、私も2回行きましたが、2回ともホーチミン。
  ハノイは行ってないので、興味津々！
  
  ブン・チャーは…
  異常にシンプルな写真が笑わせてくれますね。
  いじめみたい(笑)
  カナダ人男性は、誰かと語り合いたかったのかな、この異常な麺について！
  …でも、山盛りのハーブ、瑞々しそうで良いな～♪
  
  ラムロール

  picotabiさん からの返信 2018/02/26 22:40:48

  RE: シンプルな麺…

  ラムロールちゃんさん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  いやーー心配してたよ。気配がまったくないから。またインドに行ってるのかなーとか思ったり。
  ラムロールちゃんは中部に行ってたイメージがあったんだけど、違う人かなぁ?ハノイとホーチミンじゃ人が違うと聞くので私もホーチミンの方次ぎ行ってみたい。ハノイというか、北部の人たちは親切な人たちばかりだったよ。誰だいベトナム人を世界一ずるい人たちって言ってるヤツは?!
  
  このツアーはね、　ナマスを皿に3杯くらい食べてる感じだったんですわ…

  ラムロールちゃんさん からの返信 2018/02/26 22:49:54

  RE: RE: シンプルな麺…

  ごめんなさい〜〜！
  急に引っ越しすることになって、バタバタしたものだから…。
  
  > ラムロールちゃんは中部に行ってたイメージがあったんだけど、違う人かなぁ?
  
  あ、2回目は、ホーチミンからダナンに飛んで、ホイアン行きました♪
  覚えててくれたんだ〜☆
  ホーチミンの人も、中には悪い人もいたようだけど、大抵は良い人だったと思うな、私も。

• 空飛ぶライオンさん 2018/01/15 11:21:55

  ベトナム語の音

  初めまして。
  大きなお世話ですが、北部ベトナム語で"tr"は「チャ行」です。
  Mien Tron：ミエン　チョン
  Cafe Trung：カーフェー　チュン
  ローカルフードの味は合いましたか？
  お気に召されたのであれば私も嬉しいです！

  picotabiさん からの返信 2018/01/15 17:41:37

  Re: ベトナム語の音

  空飛ぶライオンさん はじめまして。
  大きなお世話ありがとうございます。
  
  わたしもgoogle翻訳でチュンにしか聞こえないしどうしようかと思いましたが、聞こえそのままで修正させていただきました。
  
  アエロフロートの記事、春に初めて利用するので参考にさせていただきました。スリは大変でしたね…

• palさん 2018/01/14 08:37:35

  フードツアーって、楽しそうですね

  picotabi さん、こんにちは。
  
  フードツアー、楽しそうですね。
  
  いろいろな国の人と一緒に、いろいろと食べられて、街も散策できて、とても楽しそうです。
  
  
  banh cuon thit
  cuon 巻く
  thit 肉
  
  banh 北部ことばでは、バン。
  南部ことばは、バインです。
  banh mi バインミーですね。
  
  乾杯のかけ言葉。
  モッ 1
  ハイ 2
  バー 3
  
  酒=ruou
  北部ことばは、ジョウ。
  南部では、ヨーと読みます。
  南部人は、濁音を汚いと思っています。
  ウォンは、わかりません。。。
  
  ベトナム語のtrの読み方は、独特です。チです。
  
  mien tron ミエンチョン
  cafe trung カフェチュン
  trungは、卵です。
  
  kem アイスクリームです。
  
  ベトナム料理には、日本の手巻き寿司のように、自分でライスペーパーに具を載せて包んで、タレで食べる料理がたくさんあります。
  
  そんな料理も出てくるとよかったですね
  
  pal
  
  
  
  

  picotabiさん からの返信 2018/01/14 15:12:00

  Re: フードツアーって、楽しそうですね

  palさん　コメントありがとうございます。
  
  >banh cuon thit
  
  なるほど…　実は翻訳ソフトを使いながら書いてたのですが、
  banhは「バイン」と発音してました。南部の方の言い方なのですね。
  そうするとbánh mìは　北部だと　バンミー、
  banh cuon　は南部だとバインクオン　と言うのでしょうか。
  
  エッグコーヒーのtrungは、実はカタカナにするのにどうようかなと思っていました。おっしゃるとおりで「チュン」と発音してたので。
  
  ranも、ザン　と言うのですね。正確にはザの前に小さくクがあるような。
  
  田舎の方では翻訳アプリ大活躍でした。

  palさん からの返信 2018/01/14 15:40:20

  Re: フードツアーって、楽しそうですね

  picotabi さん、こんにちは。
  
  Banh
  バインが北部
  バンが南部です。
  
  ガイドさんが、banh cuonをバンクオンと発音していたのなら、その人は南部人ですね。
  
  anh 年上の男性に使う、あなた
  北部では、アイン
  南部では、アン
  です。
  
  ベトナム語で、r は、日本語のザ行です。なので、ranは、ザンです。
  
  横棒の入っていない d も日本語のザ行です。
  
  ao dai
  北部では、アオザイです。
  南部では、濁音を嫌うので、アオヤイといいます。
  ao 服　dai 長い
  
  横棒の入っている d は、日本語のダ行です。
  dong ベトナムドン　
  dongは、南部でもドンですねぇ。。。
  
  
  
  

  palさん からの返信 2018/01/14 15:43:18

  Re: フードツアーって、楽しそうですね

  最初のコメントが間違っていました。
  
  混乱させて、すみません。
  
  banh
  北部は、バイン
  南部は、バン
  です。
  
  pal