2019/11/09 - 2019/11/11
71位(同エリア251件中)
のまどさん
コントゥムからダラットまではバスで7時間ほど掛かるので途中のブォンマートゥォットで1泊することにしました。ブォンマートゥォットはベトナムコーヒーの最大産地と言われています。
2泊しても良かったと思える街で、ホテルは清潔でレストランも近場で勝負に出ている店を見つけたので満足。そしてコーヒーはどこで飲んでも質の高さを感じました。
逆にダラットは観光地なので予め期待できていましたが、2泊の予定を1泊に切り上げました。モデルニスモ風クレイジーハウスとコロニアル・アールデコのダラットの駅舎を見れば十分だというのが私見です。
いずれも現地手配のバスも三者三様で面白かったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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着信は予約していたバス会社からのものでしたが、掛け直しても不通、その後着信に出ても全く英語が通じず。荷物をまとめてホテルからタクシーでバスターミナルに到着してブォンマートゥォット行きのバスを尋ねたところ、
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色んな人が出てきてこのリムジンバスに乗ると言うことが分かりました。20回ほど電話を掛けてきたのは運転手で「やっとミー(ガイジン)を拾えた」と仲間に話していました。ピックアップの場所がきけずにむちゃくちゃ焦っていたようです。
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出発前に食事をしたいと言ってすぐ近くの食堂へ。昨日のツアーでの食事とほぼ一緒。
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VIPリムジンバスの中、私の座席にガムが付いているというハプニングがあって運転手がまた青くなっていましたが、座席自体はゆったりしていて、VIPと謳っているだけあって乗客はみんな小金持ちそうな品行方正な人たちでした。
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休憩には毎度タイガービール。
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リムジンバスはきちんと本日宿泊のタンマイホテルで降ろしてくれました。我々を降ろした時の運転手の顔が記憶に残りました。ミーから解放された安堵でいっぱい。ごめんよ、終始面倒を掛けて。
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このホテルも2号店で何もかも新しかったです。でもコントゥムのホテルとは雲泥の差で部屋は広くてバスルームも快適でした。
https://hotelthanhmai.com -
まずはコーヒー。ブォンマートゥォットは高地にあるのでテラスでアイスコーヒーはちと寒かった。お店自体はこじゃれていてよかったのですが。
https://www.foody.vn/dak-lak/shinin-coffee -
レストランの選択には困りました。庶民の集う店はだいたいバーベキューで、どこでも煙草ふかしながら下世話な一気飲み大会が行われているので遠慮する。
ホテル近くのAnh Em。お客が全く入っていないけど清潔そうだから飛び込んでみる。 -
生け簀があるような店は富裕層か一大イベントでないと一般の人は足を運ばないのでしょう。
我々には終始スマイルで低姿勢のオーナーが粗相ないように従業員一同に厳しく目を光らせる豹変ぶりがすごかった。 -
大きな魚は値が張るだろうから生け簀からは小魚を選ぶ。マメ鰺はパリっと揚がったフライ、エビは殻ごと食べられる串焼き。ナスは特注です。
ナスの写真を見せながら出せるかときいたところオーナーが自信満々に「ある」と答えたが、実際は誰かが買い出しに行かされたようです。それでも恐らく炭火で焼かれて出てきた時間を考えると恐ろしいほどの手際の良さ。
チップ含めて500,000ドン払いました。前夜の葉っぱ料理を上回る額だが、食材、調理技術、サービスどれも卓越していて、何よりもオーナーの商魂に天晴。 -
翌朝。前日ダラット行きのバスを予約した際に「7時ごろ迎えが来るので6時開始の朝食を取る時間は十分あります」とレセプショニストに言われて安心して眠りに就いた。6時10分に起きて朝食ホールに向かおうとドアを開けると外側に張り紙が。
「ピックアップの時間が6時半に変更になりました。お休みなさい。」と。ふざけんじゃないよ! -
ちらっと見たけどおいしそうな朝食ビュッフェだった。お粥やフォーもあった。
落胆のあまりバス会社の待合室で食べたバインミーの味を覚えていない。しかも、30分以上も待たされた。 -
バス会社フクハイ。食べ物の恨みはない。
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VIPではないので前日のミニバンより格が落ちますが、天井はネオンの怪しい光、モニターからはベトナム演歌が映し出されます。
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この車体は山道を走行するのに適しているでしょう。乗り心地まあまあでした。
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休憩時にベトナムコーヒーをホットで。プラスチックの容器に注がれた漆黒のコーヒーは丹念に漉された深い味わい。ホットを頼む人はあまりいないのでしょう。
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バスターミナルで拾ったタクシーの運転手は行き先が分からないのに生返事で我々を乗せ、滞在先に電話を掛けさせて住所をきく始末。これがダラットなのね。
ライトニングハウスは推定30代の夫婦が経営するホステルで完全にのまどの選択ミス。ダラットの物価は想定外に高かったです。洗濯を依頼して昼食。 -
かぼちゃスープにサラダと揚げ春巻き。おいしかったけど洗練されすぎていて料金が不釣り合い。やっぱりダラット。
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コーヒーもツーリストプライスでしたが、おいしいことは確か。
雨が激しいし朝早かったので昼寝します。 -
快眠とはならず、起きて雨の中夕食に出かける。コイバーべキュー。炭火焼でこれも〇流(後述)なのかな。ウワバミは気に入ったようです。
なるほどフエより後に訪れた小都市と比べて垢ぬけた感じの一般市民。子連れが多く、子どもが本気で遊べる大きな遊具があることは素晴らしい。子どもは社会の宝です(←何が言いたいんだ?) -
静寂を求めてレトロ感たっぷりのカフェに入って頼んだのはコーヒー。こういう所でも椅子は低め。中腰のような姿勢はそろそろ辛くなってきた。
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場所を変えてWood Stock。ここでもアルコールを頼む気になれず。世に言う「インスタ映え」するカフェでレトロな家具とともに自撮りしまくっている若者たちを入れずに撮影するのが難しかった。
他人に見せるべく真剣な面持ちで無意味な撮影をする動機はどのようにして起こるのだろうかと考えていると、ウワバミが「こいつら〇ホだ」と。世代の差なのだろう。
キムチやら辛いだけのラーメンやら売っている自称高級スーパーでサッポロビールを買ってかび臭いホステルの部屋で飲むと言う結末。あゝ悲し。 -
朝食はカフェでガイジンウケする内容だったけど、やはり値段が。
「見るべき所は見てこの街を去ろう」と決断する。 -
クレイジーハウスまでは一路歩いた。ダラットの名所クレイジーハウスもしくはお伽噺の館はベトナム人の女性建築家が1990年に建てたゲストハウス。
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草木や
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野生動物がモチーフになっているので見当はついていたのですが、
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イチオシ
ガウディの影響を受けていてダリやディズニーの世界を実現したかったようです。
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人がいなかったら手の込んだディテールを落ち着いて観察できたと思いますが、ここはダラット(←しつこい)。色んな人が行きかうテーマパークになっています。
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地元政府の反対を押し切って着工したものの借金がかさんだためゲストハウスの部屋を観光客目当てに宿泊施設にしたというのは何とも筋が通っています。
一泊3000円ほどならば手が出やすくそれぞれテーマが設けられた部屋の中も凝っていますが、テーマパークの運営のために夕方遅くにチェックイン、チャックアウトは早朝になると思うので魅力ないです。 -
もう一か所見逃せないのがダラット駅。フランス人建築が手がけた1938年竣工のアールデコの駅舎。
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イチオシ
中央の3つの屋根は山岳民族のロンハウスを模しているともダラットの山を表しているとも言われる。写真を撮っていると徴収係のおじさんがやって来て、10,000ドンを請求。やはり無料という訳には行かないようです。
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鉄道自体の建設は1908年にダラットとタプチャムを結ぶために始まったのですが、距離84キロ、高低差1400メートルという難関で作業が大幅に遅れて開通までに24年も費やしたそうです。
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精根込めて造った鉄道もベトコンが破壊しまくってこの駅は戦後荒廃していました。1990年代に観光鉄道として再開し、チャイマットまで往復してお寺巡りをするというのが目玉のようですが、乗ろうとは思いませんでした。
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イチオシ
今も蒸気機関車が走っているのなら少しは考えたかもしれませんが。
展示されているのは国鉄C12形、って日本製です!! -
お願いです、神聖な車体を穢れた手で触れないで下さい。私にはしかとカマの悲鳴が聞こえます。
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イチオシ
駅舎に戻ってステンドグラス。ガラス自体は厚く、色は単色。シンプルな美しさを輝かせるのがアールデコ。これを見るために来たんだと自分に言い聞かせる。
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観光用ではなく普通の乗客線で次の目的地タプチャムまで行けたらどれほどよかっただろうか。
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ホステルに戻り、「今夜の宿泊はキャンセルします」と言うと「料金は1泊分だけで結構です」と。この計らいは嬉しかった。ウワバミ曰く、我々の到着時オーナー夫婦は驚いている様子だったと。主な宿泊客は若者のバックパッカーなので。
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タクシーを呼んでもらってバスターミナルまで行く。ファンラン行きの切符売り場を探したけど人がいない。ロンプラには一切情報なし。グーグルマップでそれらしきバス会社がを見つけたのでまたタクシーを拾う。
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ホステルからわずか徒歩10分だった。オーナーにきくのがためわれたので無駄足になってしまったが、出発時間まで50分もあったのが幸い。
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荷物を置いて時間通りに戻ると伝えたので早くお昼を食べなくては。店じまいを始めたブンボーの店に飛び込む。時刻は午後2時15分。
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店主の母娘が「こんな時間によりによってミーが来た」とやや面喰っていた。鍋の火もだいぶ前に止めたのでしょう。こういう庶民の店は時間が命なので人肌程度に温まった状態ででてきた。でも、このブンボーは内臓と血の塊が入っていて、麺のコシもスープのコクもおいしかった。ダラットの食事で一番そして唯一本物。
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おかげで余裕で間に合いました。バス会社には本当に感謝していますが、客層がいただけなかった。
東南アジアのバス旅でおなじみの酔っぱらい男子(いい年ですが)を見ていると、「ハンが睨んでいるぞ」と一人がつぶやく。ハノイに着いて以来「アンニョンハセヨ」だの「オセオセヨ」と言われる度に何とも解せなかったが、若い世代にとっては親や祖父母の時代に某国が派兵されたベトナム戦争など過去のもの、家電や〇ポップでポジティブなイメージしかないのかもしれない。
ベトナムでも一世風靡したドラムは私にはあらすじが理解不能ですが、それに夢を抱いて貧困を脱出すべく某国に嫁いで一生を棒に振ったというベトナム女性の話をよく聞く。現地ではお見合いツアーに来る某国男性向けの店を多く見かけた。一概に無垢かつ無知な若い女性の自己責任と言えるのか。
いずれにせよ、アジアや東欧のいわゆる「親日」とされる発展途上国で日本人のプレゼンスが低下していることを痛感せざるを得ない。
もう少ししたらバスを降りられるのでビールと海風で頭を冷やそう。
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