2017/11/05 - 2017/11/05
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entetsuさん
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11月初旬の3連休。あまりに天気が良くて、どこかに行こうと横浜市立金沢自然公園に行きましたが、紅葉はまだ殆ど進んでおらずがっくりして帰ってきた日の翌日(連休最終日)、川崎の旧東海道を少しだけ歩きました。
歩くというほど歩いてはおりませんが・・・。
公園でもまだまだの紅葉は、市街地では全くまだまだでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まず出かけたのは、川崎ラゾーナ内のフードコートにある「金子半之助 川崎ラゾーナ店」。
日本橋 天丼 金子半之助 川崎ラゾーナ店 グルメ・レストラン
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普段は2~30分待ちですが、珍しく空いていて待ち時間10分ほどでした。
「金子半之助」は日本橋の人気店で、混んでると待ち時間2~3時間らしいですが、こちらでは手軽にいただけます。
江戸前天丼1050円、味噌汁100円! -
このボリューム!
穴子、海老2本、烏賊かき揚げ、半熟玉子、海苔、しし唐が豪快に盛られています。 -
イチオシ
好みから言えば、半熟玉子の代わりにキスなどの魚がいいのですが・・・。
でも、タレ、ご飯とも相性良く、この値段なら納得の味。
(ただ、カロリーは高いです。これ食べたのが1時前でしたが、結局、夕飯を食べる気にはならなかった・・・) -
旧東海道の川崎宿は、日本橋を出て品川宿の次に位置する宿場。
当時を偲ぶことのできる史跡や神社・寺院が残り、ウォーキングや街歩きの人気も高い。
あの量の天丼を食べたのですから、カロリー消費のためには少しは歩かなくては・・・。 -
最初にやって来たのが「稲毛神社」。
家内が来たことが無いということで、覗いてみました。稲毛神社 寺・神社・教会
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この鳥居の脇のイチョウは少し紅葉してます。
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稲毛神社は、明治以前は「川崎山王社」と称し、現在も氏子の間では「山王さん」の名で親しまれています。
社伝では欽明(きんめい)天皇の時代(6世紀頃)に鎮座したといいます。
江戸時代を通し、東海道川崎宿の総鎮守として人々の崇敬を集めて来ました。
確かに、8月初めの例祭は「川崎山王祭り」と呼んでます。 -
前の写真の石鳥居の脇には、このような台座があります。
ここには、かつて川崎宿の名主で農政家として知られた田中丘隅(休愚)らによって1718年(享保三年)に建てられた大鳥居があり、1855年(安政二年)の地震で倒壊してしまいましたが、台座だけは今もこれが残っています。 -
この石畳みたいなのは・・・。
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現在の川崎市の新川通りには、江戸のはじめに開削された「新川堀」が流れ、東海道と交わる場所には石造りの「小土呂橋」が架かり交通の要所としてにぎわっていました。当初の小土呂橋は木の橋でしたが、1726年(享保11年)に田中休愚が石橋に架け替え、3年後にはベトナムから幕府に献上される象が渡ったとされます。
その後、輸送路の機能の拡充と大恐慌による失業者対策として新川堀の下水暗渠化と道路拡張が決定し、1931年(昭和6年)12月に工事が始まり、新川堀はコンクリート水路として地中化され、小土呂橋も堀とともに埋められてしまいます。
その後、市教育委員会によって調査・復元された「小土呂橋遺構」が、ここ稲毛神社境内に鎮座しているという訳です。 -
江戸時代に建てられた社殿は、第二次大戦中の空襲で焼失し、現存する建物は1963年(昭和三十八年)の再建です。
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本殿の手前には「天地睨みの狛犬」が鎮座。上半身に関するお願いは右側の狛犬を撫で、下半身については左側の狛犬を撫でてから参拝すると良いとの説明書きがあります。
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1991年(平成3年)大典記念として建立された、彫刻家・薮内佐斗司氏(東京芸術大学大学院教授)の作品だそうです。
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イチオシ
稲毛神社の神紋は三つ巴ですね。
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この日、天気も良く、七五三の参拝に来ているご家族が数組いらっしゃいました。
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イチオシ
江戸時代には、「山王様の大銀杏」として知られていた大銀杏。
樹齢1,000年以上と伝わります。 -
自力で体を保つのは苦しいようです。
盆踊りの櫓のようになってる。 -
1945年(昭和20年)、空襲によって大きく損傷しましたが、枯れずに年とともに蘇り現在も見事な姿を見せてくれています。
ただ、紅葉はほぼゼロ・・・。 -
1986年(昭和61年)に境内整備事業の一環として「十二支めぐり」として整備されました。
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御神木の1,000年銀杏の周囲に十二支のブロンズ像があります。
1万円寄進すると、ご祈祷をしてくれ、自分の干支の像の下に名前を入れてくれます。 -
戌年は私の干支でございます。
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三峰神社・御嶽神社・八坂神社・大神宮・松尾神社・金比羅宮・福田稲荷神社の合祀殿があり、その隣に大鷲神社があります。
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更にその奥には、堀田稲荷神社、第六天神社。
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堀田稲荷神社、第六天神社の説明書きです。
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また、別の場所には浅間神社・佐佐木神社・川崎天満社・白山神社が並んでいます。
以上、川崎稲毛神社を参拝でした。
家内は初参拝で、1000年銀杏には驚いていました。 -
旧東海道を歩きながら、自宅に戻ることに。
これが、小土呂橋の親柱(擬宝珠)。
稲毛神社に遺構がありましたが、JR川崎駅近くの新川通りにひっそりとあります。小土呂橋跡 名所・史跡
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説明板に寄ると、石柱に刻まれた銘文(設置年代・設置者・石工の名前など)から、寛保3年築造の石橋であることが明らかとなったそうです。
小土呂橋は、市内に残る少ない近世石造橋の中で最も年代が古く、幹線街道に幕府御普請所によって架橋されたことから当時の事情や構造等を解くことができる諸々の資料も残されており、史料的価値の高いものであるという。なお、この花崗岩制の親柱(擬宝珠)は大正時代に高欄などとともに新たに取り付けられたものとみられている。 -
更に旧東海道を横浜方面に進むと、京浜急行八丁畷駅近くに「松尾芭蕉の句碑」があります。
松尾芭蕉の句碑 名所・史跡
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松尾芭蕉は、「おくの細道」を上梓した後、1694年(元禄7年)5月、子の治郎兵衛と共に長崎へ旅立ちます。
芭蕉との別れを惜しむ江戸の門人の利牛、野坡、袋水は多摩川を渡り、川崎宿まで見送りにきて八丁畷の榎だんごという店で最後の別れをかわしましたとされます。この時、芭蕉が詠んだ句が「麦の穂を たよりにつかむ 別れかな」です。
その後芭蕉は、旅の途中の大阪で発病し、同年10月12日、51歳の人生を閉じ、粟津の義仲寺に葬られました。 -
句碑は、このような感じです。
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京急線の八丁畷駅。
拙宅の最寄り駅であります。
京急川崎から一駅。今日歩いたように、川崎へも徒歩圏で、最近ではマンション建設も進み、乗降客も増えた感じがします。八丁畷駅 駅
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「八丁畷」=はっちょうなわての由来が書かれています。
以下、川崎市の教育委員会HPより抜粋させていただきますと・・・、
「畷(なわて)」は、田のあぜ道・田んぼ道・田の間の道などの意味があります。
明治・大正頃の地図で現在の「八丁畷」駅付近を見ますと、田んぼの中を直線の並木道(東海道)が走っており、これが地名の由来になったと思われます。
この直線道路の区間は、旧東海道の「川崎警察署東側入口交差点」(市電通)から、鶴見区との境にあたる「市場上町交差点」までであったと推測されます。この区間を地図上で測ってみますと、およそ八町(約800m)程度になります。
江戸時代には「八町縄手並木」の名称もあり、川崎中学校付近の「下並木」地名や、日進町の「上並木公園」は、この「八丁畷」の並木にちなんでつけられたようです。 -
無縁塚。
この付近では、江戸時代以降多くの人骨が発見されており、戦後の道路工事などでも度々掘り出され10数体にも及んだといいます。
東京大学による鑑定の結果から、江戸時代頃の特徴を備えた人骨であることが判明し、当時の震災、大火、洪水、飢饉や疫病などの災害で亡くなった身元不明の人々を宿場のはずれの八丁畷の並木の下に埋葬したのではないかといわれています。
このような無縁仏のために1934年(昭和9年)に地元と川崎市によって供養塔が建てられました。
以上、川崎の旧東海道を歩いたには歩きましたが、「金子半之助」で食べた天丼のカロリーを消費するには至らず、結局、夜になってもお腹が空きませんでした。
紅葉を見たいのですが・・・。
もうちょっとの辛抱ですね。無縁塚 (八丁畷) 名所・史跡
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