アイルランド・スコットランド11日間の旅⑦　B&Bに泊まるインヴァネス

2017/08/07 - 2017/08/08

空路アイルランド島・北アイルランドのベルファストからグレートブリテン島へ渡り、スコットランド・インヴァネス入りです。

20年ほど前、ザルツブルクに行った時に現地の観光ツアー(ベルヒテス・ガーデンと岩塩坑)を申し込んだら、参加者は、わたくしたち夫婦と英国人一家3人の5人のみ。「インヴァネスから来ました。」と誇らしげにおっしゃるご家族は、半日行動を共にしましたが素敵なご家族でした。

今回、インヴァネスに行こう・・となったとき、真っ先に浮かんだのはあのご家族のこと。威厳がありまさに一家の長・・という感じのお父さん、控えめで優しそうなお母さん、お行儀が良い当時中学生くらいの息子さん。あの方たちが暮らしているのはどんな街なのでしょうか。

そして、初めてB&Bに泊まります。利便性優先でいつも宿泊先を選び、駅近のホテルが多くなりがちですが、「フルスコティッシュブレックファスト」がご自慢という宿も目先が変わって楽しみ楽しみ！

☆が、この旅行記
(旅程)
8/3(木)　22:55羽田発　AF293便　

8/4(金)　04:30パリ　シャルルドゴール着、　
　　　　　07:20　シャルルドゴール発　AF1616便　08:20　ダブリン着
　　　　　空港バスで、市内中心部へ
　　　　トリニティカレッジ　泊

8/5(土)　コリンズデイツアー参加
　　　　　08:45　ダブリン市内発　
　　　　　10:00～11:30　グレンダーロッホ
　　　　　13:15～16:15　キルケニー
　　　　　18:00　ダブリン市内着
　　　　　トリニティカレッジ泊

8/6(日)　エクストリーム・アイルランド社ツアー参加にて、ベルファスト移動
　　　　　06:30　ダブリン市内発
　　　　　10:00　ダークヘッジス、キャリック・ア・リード吊り橋、コーズウェイ、ダンルース城(写真のみ）をへて
　　　　　16:00　ベルファスト着（ここで、ツアーから離団）
　　　　　ベルファスト・IBISホテル泊

☆8/7(月）　09:50　ベルファスト・ジョージ・ベスト空港発　Fly Be
　　　　　10:55　インヴァネス空港着
　　　　　タクシーでインヴァネス市内へ
　　　　　ジャコバイトツアー　テンプテーションコース参加
　　　　　14:00　インヴァネス　バスステーション発
　　　　　ネス湖クルーズ、アーカード城見学　
　　　　　17:00　インヴァネスバスステーション帰着

　　　　　B&B Sandwood 泊

☆8/8(火）　09:00　インヴァネス駅発
　　　　　11:25　アバディーン駅着　アバディーン市内観光
　　　　　14:04　アバディーン駅発　14:20　ストンヘブン駅着
　　　　　タクシーにてダンノッタ―城へ
　　　　　17:53　ストンヘブン駅発　18:53　ダンディー駅着
　　　
　　　　　マルメゾン　ダンディー　ホテル泊
8/9(水）　06:55　ダンディー　バスステーション発
　　　　　07:32　セントアンドリュース　バスステーション着
　　　　　セントアンドリュース城、大聖堂　見学
　　　　　11:25　セントアンドリュースバスステーション発
　　　　　12:00　ダンディ―　鉄道駅着
　　　　　13:54　ダンディー　鉄道駅発　14:43　スターリング駅着
　　　　　ウォリスモニュメント
　　　　
　　　　　スターリング　ユースホステル泊
8/10(木）09:30　スターリング城　見学　
　　　　　12:07　スターリングバスターミナル発　12:52　グラスゴー着
　　　　　グラスゴー大聖堂、ジョージスクエア観光
　　　
　　　　　ホテルポイントAグラスゴー　泊

8/11(金)05:50　グラスゴーブキャナンバスターミナル発
　　　　07:00　エジンバラ　バスターミナル着
　　　　エジンバラ城、聖ジャイルズ大聖堂、ホリルード宮殿見学

　　　　21:00　ミリタリータトゥー鑑賞

　　　　　エジンバラセントラルユースホステル　泊

8/12(土）07:25　エジンバラバスターミナル発
　　　　　08:20　ダンファームリンバスターミナル着
　　　　　ピッテンクリフ公園、ダンファームリンアビー見学
　　　　　10:25　ダンファームリンバスターミナル発
　　　　　11:30　エジンバラバスターミナル着
　　　　　エジンバラ市内散策、昼食
　　　　　13:41　ヨークプレイス発　トラム
　　　　　14:20　エジンバラ空港着
　　　　
　　　　　16:40　エジンバラ空港発　AF1487便
　　　　　19:30　パリ・シャルルドゴール空港着
　
　　　　　23:25　パリ・シャルルドゴール空港発　AF274便
8/13(日）　
　　　　　18:20　羽田空港着

エリア インバネス(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船 タクシー 徒歩
• 航空会社: エールフランス フライビー (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月7日10:55

ほぼ予定通り、インヴァネス空港着。

お隣に停まっている飛行機もかわいらしい事。

Inverness Airport。

スコットランドのハイランドを代表する街　
インヴァネスの空の玄関です。

飛行機着陸から、荷物受け取り、空港外に出るまで、デジカメのデータでは20分くらいでした。「小さい空港なのに、飛行機を降りてから空港外に出るまで時間がかかる。」そんな口コミを見ていたので、スピーディに進みうれしくなります。

さて、B&Bまではスーツケースもありますし、午後の予定も詰まっているので、ここはタクシーで。

写真、前に停まっているトヨタ車のタクシーに乗りました。

途中渋滞のようなもの(日本に比べれば、工事でちょっと詰まっていたかなという程度ですが）にかかりましたが、30分弱でB&B Sand Woodに到着。
タクシー料金は20￡。

あら、素敵。このB&Bは客室が2室のみ。

隅々までお掃除が行き届いています。

室内には、地図やお茶道具など整然と置かれています。

紅茶も、いろいろな種類があってちょっとうれしい。

迷子になってもタクシーの運転手さんにこれを見せれば大丈夫。

部屋にあったB&B Sand Woodのカードです。

シャワーのみですが、水回りは新しく、気持ちよいです。

テラスには自由に出入りでき、くつろげるスペースがありました。

さて、荷物を置いて一息ついたら、街に出かけましょう。

B&Bの前の道、わあ大好きなイギリス映画によく出てくる1シーンのようだわあ。
本当に美しい街並です。

赤いポスト、車の左側通行、電車は改札をしてから乗車・・・。

この国を歩いていて落ち着くのは、日本と同じ(日本が英国流をとりいれたからなのだけれど）、そんな理由からでしょうか。

古そうな建物・・と思ったら小学校でした。

今は夏休みかな。

教会。
Crown Church.

さあ、この坂道を下れば中心部に出ます。

駅やバスターミナルに隣接したショッピングセンター。
Eastgate Shopping Centre

ここまでB&Bから10分くらいでした。

さて、明日は、鉄道でアバディーンまで移動しますので、駅の下見もしておきましょう。

ここに自転車を停めたら撤去しますよ・・というのは、ここスコットランドでも同じ。

駅に着いたら、まずは今日の重要なミッション。

①日本出発前に、スコットレイルのサイトで予約してあった　8月8日のインヴァネス⇒アバディーン、8月9日のダンディー⇒スターリングを、乗車券に交換。

②8月8日のアバディーン⇒ダンディーのanytimeの乗車券を購入。

スコットランド鉄道は、早期予約の料金と当日買いでは値段がずいぶん違います。長距離になればよりその傾向が強いです。そこで、一部の区間は、日本から予約しておきました。

予約したものは、この機械で予約番号(航空券の予約番号みたいな8ケタの英数字）を入力し、決済に使ったクレジットカードを入れれば乗車券が発券されます。

昨年のDB(ドイツ鉄道）は、予約完了時に送られてくる添付ファイルが即乗車券となったのだけれど、スコットレイルはその点ちょっと不便。

鉄道の乗車券が無事そろったら、次は、バスターミナル内のジャコバイトツアーのカウンターへ行きます。

インヴァネスの時間が限られているので、14時発のテンプテーションコースにぜひとも乗りたいところ。ジャコバイトツアーには、いくつかのコースがあります。テンプテーションコースは、このインヴァネスのバスターミナルが発着点なので、何かと好都合。ただし、ピーク時には当日売り切れで買えないこともあると聞き、いろいろ悩んだのですが、7月末出発前に、ネットで予約しておきました1人32￡です。

ここでは、バウチャーを見せて、チケットを交換します。
バウチャーがプリントできない時は、6ケタの数字予約IDを言えば、OKだそうです。

乗り場も確認しておきます。

ここを14時出発。13:50集合のこと。

懸案事項が片付いたので、ジャコバイトツアー出発まで少し街歩き。
駅はこっち・・・。

高い建物がないので、町全体が落ち着いた感じがします。

この入口は何だろう？

入ってみると、古い建物の中は、ショッピングモールになっていました。

小さなお店がいろいろ並んでいます。

おばあちゃんと夏休み中のお孫さんらしき女の子が店番している
入口のすぐ横のお店の奥にあったのはこれ。

お友達にちょこっと差し上げるのによさそうだわ。
軽くてかさばらないし・・・。

エコバッグでした。(広げるとこんな感じ）

お値段も手ごろなので10個お買い上げ・・。

でもね・・・
ラベルにはスコットランドの会社名が書いてあったから、「おおこれは、スコットランド土産にはいいわ」と、迷わず買ったのです。

ところが、
ラベルの隅には老眼の私には読めない小さい小さい字で
Made in PRCですって。

はい、中国製でした。

ハイランドの中心なのでバスの行先もあちこち。
明日行くAberdeenのようなおなじみの地名も、知らない地名も。

タイルやさんの車、おしゃれなデザイン。

集合時間までまだ少しあるので、川べりに出てきました。

バンクストリートから対岸を眺めます。

たしか、ホテルの予約サイトのインヴァネスの紹介にもこのアングルの写真があり、美しい光景にとても楽しみにしていたのですが期待通り。

川と、建物の調和がそれは見事です。

美しい光景を目に焼き付けたあと、バスターミナルに戻り、ジャコバイトツアーにて、ネス湖観光をしてきます。
ネス湖観光の旅行記はこちら↓
https://4travel.jp/travelogue/11287615?lid=notice_vote_travelog

よって、旅行記は少し時間が飛びますね。

＊＊＊：＊＊＊：＊＊＊
ただいま、午後５時！！
ネス湖クルーズと、アーカード城見学を無事終えインヴァネスの街にもどってきました。

ネス橋をわたって、川の対岸に行きます。

対岸から見るインヴァネス城。

今は、裁判所です。

川をわたってきたのは、このHighland House Of Fraserに来てみたかったから。

キルト屋さん。キルトの博物館も併設されています。

タータンチェックが好きなわたくしとしては、お店の商品をみているだけでも楽しいです。

娘たちにマフラーを買いました。

インヴァネスで悩みのお土産が解決！

さて、ぶらぶら中心部にやってきました。

坂の街なので時折こんな段々を見つけます。

鉄道駅の近くにきました。

横にホテルがあります。The Royal Highland Hotel.。
ホテル内にあるレストランAsh　で夕食にしようかと思います。

というのも、先ほど、駅の下見に行った時にLunch＆Early Dinner Menuが11:30から18:30まで設定されているのをチェック済み。

メイン+デザートで10￡弱とリーズナブル。


まずはスコットランドに無事移動したので、乾杯！
ギネスとノンアルコールビールでね。

野菜不足を感じているわたくしは
フレッシュフレークドサーモンサラダ

夫は、チキンとマッシュルームのパイ。

人気メニューのようで、お隣のテーブルのお兄さんも、
お向かいのお姉さんも、これを注文していました。

デザートは夫がアイスクリーム。

たっぷり・・だったそうです。

わたくしは、クリームブリュレ。

ホテルのレストランでお値段も高いのかなと思ったら、Lunch＆Early Dinner Menuの時間内なので、メインとデザートで1人9.95ポンドくらい食事ができました。

でも、18時半をすぎてしまうと、ディナーメニューになるので、その頃来店した若いカップルは、メニューを眺めてから予算オーバーなのか注文せず帰ってしまいました。

おなかがいっぱいになったところで、散歩しながらB&Bに戻ります。

ベビー用品店のショーウィンドウのディスプレイ、かわいらしい事。

インヴァネス城のあたりまで来ました。

対岸の教会を臨みます。

8時過ぎだったと思いますが、日が長いので、みなここで眺望を楽しんでいます。

お城の前に建つのはフローラ・マクドナルドの像。

ボニー・プリンス・チャーリー(チャールズ・エドワード・スチュアート）の逃亡を助け、一時はロンドン塔に囚われたこともある女性。。

それにしても、きれいな街です。

お城のすぐ近くにあったB&Bのマダムのおすすめのレストラン。
繁盛しています。眺望がいいのでしょうね。

住宅街を通り抜けて、アーガイル通りのB&Bに戻りますか。

突如目の前に現れた壁！

住宅街なのに何？

近くにいたお兄さんに、ここは何ですかと聞いたら
何とPrison!

B&Bのすぐそばでしたのでちょっとびっくり。

prisonの近くの家の庭にはかわいらしい林檎！

静かな住宅街の中にあるB&Bに戻ってきました。

きょうも、飛行機での移動あり、ネス湖のクルーズありと盛りだくさんの一日、さあゆっくり休むことにいたしましょう。

おはようございます。
日付が変わりました。

朝食前にちょっと散歩に出ました。
インヴァネス城のあたり見晴らしの良いところに来ますと、
昨日マフラーを買った,キルト屋さん(白い建物）が見えます。

あちらは、大聖堂。

うさぎさん発見！

朝の散歩を終え、B&Bに戻ってきました。

待ちに待った朝ごはん。

昨日チェックインした時に、色々朝食のリクエストを用紙に記入しておきました。
「フルスコティッシュブレックファストが希望なのですが・・」と、マダムに行ったら、
「では、全部にチェックをいれておいてね。」ですって。

その結果・・・・
名物ハギスは初挑戦。
ソーセージ類はちょっと塩分多く感じたかな？

パンもいろいろ。

このパン皿かわいいな。

フルーツもベリー類を中心に。

おいしくいただきました。

さて、食事の後、出発の準備を済ませたら、
9時の列車に乗るべくチェックアウトします。

駅までは、下り坂なので、スーツケースを引きながらゆっくり参りましょう。
昨日、街歩きで歩いていた道なので様子はわかっています。

素敵な建物・・！！

素敵な建物・・と思っていると、こんな札がたっていました。

人が多くなってきました。
さすが、ネス湖観光の入り口の街、
一年で一番にぎわう頃ですものね。

駅までもうすぐだわ。

9:00発アバディーン行に乗ります。

6月15日に日本でスコットレイルのサイトで事前に購入した
Inverness　⇒Aberdeenは、1人8.7￡。

正規の料金(anytime）だと、1人28.7￡!!

特定の電車のみに適用される料金なので、制約はありますが、それでも旅程がある程度固まっている場合は、事前購入が必須ですね。

ホームはどこだろう？

Aberdeen行は１番線のようです。

あらあらわたくしが駅員さんに聞いている間に、夫が違うホームに入ってしまいました。
日本と同じ方式で、改札してからですから、大変大変。

でも、駅員さんに事情を話して、無事解決。

上が英語表記。Inverness。
下がスコットランド・ゲール語表記。Inbhir Nis。

うーん、英語が上か。

この列車でAberdeenまで。
2時間25分の旅。

「この席は予約されていますよ！」のカード。

座席の背に挟まっています。
指定券を持っていない時は、このカードのない席に座ればよいのです。

荷物置き場が、この車両にはちゃんとありました。
よかったわ。

そうでないと、デッキに置いたり一苦労ですものね。

いざ、銀色の街アバディーンに向かってGO!