2017/07/01 - 2017/07/04
5位(同エリア790件中)
beanbagさん
- beanbagさんTOP
- 旅行記330冊
- クチコミ488件
- Q&A回答27件
- 894,456アクセス
- フォロワー277人
3日目のメインは角館とリゾートしらかみ乗車です。
この日はあいにくの雨。とりわけ角館では激しく降りました。しかし、雨の角館はまた別の風情があります。すれ違った外人観光客も言っていましたが、「スバラシイですねぇ!」。
《経路》
7月1日(土) 東京ー米沢ー山寺ー蔵王温泉
7月2日(日) 蔵王温泉ー山形ー増田ー横手
7月3日(月) 横手ー角館ー秋田ー鯵ヶ沢
7月4日(火) 鯵ヶ沢ー弘前ー青森ー東京
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝目覚めると部屋は線路ビュー。しかし、音はうるさくありませんでした。
ホテルプラザアネックス横手 宿・ホテル
-
朝食はバフェ、郷土料理もあります。
-
朝は軽めに。普通に美味しいです。
-
徒歩で横手駅へ。
横手駅 駅
-
7時54分発、奥羽本線秋田行き。
-
通勤時間帯なので座席はほぼ満席。
-
大曲駅で乗り換えます。
大曲駅 駅
-
こまち12号で角館に向かいます。
-
朝早い時間にもかかわらず、そこそこの混みよう。
-
妻は2度目ですが、私は角館は初めて。
-
雨がかなり降っています。コインロッカーに荷物を預け、増田町の教訓を踏まえて、今度は躊躇なくタクシーで移動します。
角館駅 駅
-
タクシードライバーの解説では、角館は佐竹北家が所預となって治めた地。石高1万5千石の小藩で、当時の感覚では大左遷だそう。
最初に訪れた石黒家は、現在の財務大臣に相当する最上級家臣。下級武士の松本家と対比して見学すると良いそうです。石黒家 名所・史跡
-
武家らしい質素な造りです。
-
庭木も大木、一番古い木は樹齢300年にもなるそうです。
-
甲冑、刀剣、生活用具などが展示されています。
-
内蔵もあります。最上級の武家屋敷です。
-
続いてその南隣の青柳家。現在の防衛大臣に相当する家格だそうです。
青柳家 美術館・博物館
-
なるほど、武具がたくさん陳列されています。
-
雨に濡れた庭園の緑が美しい。写真では大きさが伝わりませんが、傘になるくらい大きなアキタフキが見事です。
-
広い敷地内に武器蔵や郷土館が立ち並び、さながら武家屋敷テーマパーク状態です。
-
雨の武家屋敷通りを歩きます。道幅が広いのは防火対策。道幅だけでなく、敷地の道路側はしだれ桜、裏側には針葉樹を植えて景観に配慮しつつ防火に備えたそうです。
武家屋敷通り 名所・史跡
-
角館では下級の武家屋敷。
松本家は郷校弘道書院の教授を務めた向学の家。建物は茅葺の簡素な造りで、玄関を入って4.5帖の居間と6帖の座敷兼仏間があり、その奥に離れの寝室(10帖)があるだけ。寝室は後に増築されたもののようです。松本家 名所・史跡
-
引き続き武家屋敷通りを散策。
武家屋敷通り 名所・史跡
-
中級武士の河原田家です。座敷にはこの地方の書院造りの典型的な様式を残しているそうです。庭園も含め素晴らしい建物です。
河原田家 名所・史跡
-
こちらも中級武士の小田野家。解体新書の挿図を始め蘭画で名高い小田野直武はここの本家筋の人だそうです。
河原田家、小田野家は庭園で繋がっており、内町の中でも特に見応えのある一帯です。小田野家 名所・史跡
-
電車まで多少時間が残ったのと、運よく角館観光タクシーの営業所にたどり着いたので、タクシーで雲巌寺に回ってみることにしました。
角館とは別の城下町、白岩前郷にある曹洞宗のお寺です。
訪問時、住職は留守にしていましたが、タクシードライバーが代わって案内してくれました。他人の留守宅(お寺ですが)に勝手に上り込むなんて、まだ田舎らしい風習が残っています。 -
日本一巨大な木魚と磬子(けいす)が有名だそうです。写真では大きさがわかりませんが、それぞれ2m近い巨大な仏具です。
また、白岩焼による千体仏も有名だそう。 -
山門と仁王像。仁王像はドンパン節の作詞者高橋市蔵(円満造)の作だそうです。多才な人ですね。
-
角館駅に戻って駅前の旅館やまやの食事処でお昼。
私はラーメン、妻は稲庭うどん。味はノーコメント。 -
角館からこまち7号で秋田に向かいます。
角館駅 駅
-
車内はかなりの混みよう。
-
ところが、私の座席が水に濡れて故障中の表示。当然、車掌に席を替えてもらいましたが、この時の対応が甚だ不遜。お詫びの言葉一つありません。今回の旅で唯一不愉快な思いをしました。
-
秋田は昨年に続き7ヶ月ぶりです。
秋田駅 駅
-
降り立ったのは訳があります。昨年は、久保田城跡、千秋公園、秋田市立千秋美術館を訪れましたが、その後、知人で秋田出身の画家の方から県立美術館の藤田嗣治はぜひ見ておくべきと言われたからです。
巨大壁画「秋田の行事」をはじめ、藤田嗣治の1930年代の作品を数多く収蔵していますが、藤田と交友のあった秋田の資産家・平野政吉のコレクションです。
作品は見応えがありますが、残念ながら展示ホール内撮影禁止ですので、安藤忠雄設計の美術館建物のみ掲載します。秋田県立美術館 美術館・博物館
-
駅に戻る途中、和風甘味処で一休み。白玉ぜんざいなんて何年ぶりだろう?
むげん茶房 グルメ・レストラン
-
半年の間に駅コンコースの様相がすっかり変貌。待合室が拡張され便利になりました。
秋田駅 駅
-
いよいよリゾートしらかみ5号に乗車します。
リゾートしらかみ 乗り物
-
くまげら編成です。
-
全席指定。シートピッチが長く、フルフラットのビジネスクラス並み。ボックス席や展望室・イベントスペースなどもある人気の観光列車です。
-
八郎潟が見えます。昔、社会科で習ったけど、今はどうなっているのでしょうか?
八郎潟干拓地 名所・史跡
-
東能代駅でスイッチバック。進行方向が変わるので、乗客が自力でシートの向きを変えます。
東能代駅 駅
-
あきた白神駅の女性駅長。運よく写真に収めることができました。
あきた白神駅 駅
-
岩館駅を過ぎると美しい海岸線が続きます。
八森岩館海岸 自然・景勝地
-
線路と道路、海岸線がすぐ近く。
-
あいにくの天気ですが、海岸線の奇岩はよく見えます。
-
岩館ー大間越駅間は列車も徐行して、景色を堪能できます。
-
山側は霧が濃くなり、白神山地を望むことはできません。
-
深浦駅でリゾートしらかみ4号と対向。橅編成です。
深浦駅 駅
-
深浦~広戸駅間も徐行運転。美しい景色が続きます。
-
五能線の代表的景観。
-
行合崎に続く荒々しい岩場。
行合崎 自然・景勝地
-
日本海の絶景です。
-
強風と荒波の造形でしょうか。
-
小さな半島の付け根にはキャンプ場もあるそうです。
-
空と海の境目がわからない。
-
行合崎海岸もこの辺で見納めです。
-
17時25分、鰺ケ沢駅到着。
鰺ケ沢駅 駅
-
ホテルのバスが出迎えに来ています。
-
娘のプレゼントは、なんと1日1組限定、最上階「特別室」スイートルームでした。
鯵ヶ沢温泉 ホテルグランメール 山海荘 宿・ホテル
-
ホワイエ、ウォークインクロゼット、バスルーム付きの広い客室にロココ調の家具。1泊だけではもったいないくらいです。
-
温泉は塩化物強塩泉、ホテルでは「化石海水」と呼んでいます。日本海を望む露天風呂と大浴場にゆったり浸かった後、待望の夕食です。
食事は別棟・鰊番屋の広い個室でゆっくりといただけます。
厳選された食材。ぶな酒、長芋寒天、郷の味すしこ、じゅん菜、つぶ貝わさび和え、えご天、丸十蜜煮、帆立稚貝の潮汁、水晶蒸し、地元川尻の味噌仕立て、白神源流米、牛肉煮込み、きすの梅の香り揚げなどなど。
お酒は安東水軍。 -
メインは旬の海の幸と幻の魚イトウの造り、活白神あわびの陶板焼き、倉石牛鉄板焼き。
肉厚のあわび、倉石牛、水ダコの刺身が絶品でした。サービスも完璧で大満足。 -
食後、ロビーラウンジで津軽三味線のライブ。楽しめます。
https://youtu.be/pxGAFr6Zjsg -
部屋に戻って熟睡しました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2度目の大人の休日パスで行く東北
0
64