2016/06/26 - 2016/06/28
84位(同エリア790件中)
TKさん
角館は桜の時期が一番。確かにそう思う。
でも、人がいっぱいで混んでいてね〜〜。
どうせ、行くならすいていてゆっくり廻れる時期がいいなあ。
さらに、近くの100%源泉かけ流し温泉にもユッタリ浸かり、美味しい料理を堪能したいなあ〜〜。
でも、そんな、いい温泉あるかな? さっそく調査しました。
ありました!
角館から車で10分のところに、「侘桜」という隠れ家温泉がありました。しかも、角館を代表する武家屋敷の『青柳家』から送迎サービスしてくれるそうです。
さらに、なんと、侘桜の料理はミシュラン2星の南麻布『分とく山』の総料理長の企画演出だそうです。
歴史ある武家屋敷・100%源泉かけ流し温泉・ミシュラン2つ星料理を一度に楽しめる角館へ2泊3日で行ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今日は、上野駅から、こまち一号で角館へ向かいます。
それにしても美しいフォルムですねえ〜〜。
私見ですが日本の新幹線は世界一美しいと思います。 -
揺れも少なく、快適にあっという間に、角館へ着きました。(早い!)
ところで、知っている方教えてください。
「こまち」は盛岡から秋田までは在来路線を走るのですが、その間のレール間隔は広軌ですか?狭軌ですか?
角館駅でレールを見たけど、広軌のように見えましたが、そうすると、在来線各駅停車の電車も広軌車両なのでしょうか?
考えると夜眠れなくなっちゃいます。 -
はい、これは角館駅のウエルカムポスターです。
期待が高まります。 -
駅から歩いて10分くらいで、武家屋敷につきます。
桜のころの混雑が嘘のように、すいていて、心が落ち着きますね。
なぜかガラガラ。貸し切り状態でした。ラッキー。 -
初夏の若葉の眩しい角館の武家屋敷です。
沿道には、黒板塀が連なり、まるで江戸時代の武家屋敷にタイムスリップした印象を受けます。 -
藤沢周平原作山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」や「隠し剣 鬼の爪」も、ここで撮影されたそうです。
-
いかにも、昔の凛とした品性の高い日本武士が住んでいたような感じの街並みです。
-
なんと、気の早いモミジが早くも色づいています。
驚き。 -
新緑のバックに鮮やかな紅のコントラスト。
期待していなかっただけに、この紅葉はうれしい。
夏と秋を両方いっぺんに楽しめました。 -
角館を探索する前に、まず、荷物を置きに青柳家へ。
侘び桜の宿泊者は、ここで荷物を預かってもらえます。
しかも、見学入場料も無料になりますよ! -
青柳家の実禄は104石。高い格式を誇っていました。
3,000坪の広い庭には、600種類もの花や木が四季折々の表情を見せています。
入ったすぐの家には日本刀の実物が展示されています。
おや? なんか書いてあるぞ! 次の写真へ。 -
刀に触れるんですね。
どれどれ、と持ってみました。
これが結構重たかった。昔の侍はすごいねえ。 -
二階の展示室には、長持ちがありました。
昔嫁入りの時には、この中に、新婦の親の気持ちと嫁入り衣装を入れて嫁いでいったんですねえ〜。
<秋田長持唱↓:曲を聞くと、本当、愛情いっぱいに育てた娘への気持ちがにじみ出ています!泣けますね>
蝶よナーヨー花よとヨーハーヤレヤレ
育てた娘 今日はナーヨー 他人のヨー
オヤ手に渡すナーエー -
このような、着物の帯も入れて行ったんでしょう。
-
ガラス食器も展示されていました。
木漏れ日に反射していて、いいですね。 -
お腹がすいてきました。
おひるは何を食べようかな?
おや、由緒ありそうなお店が看えますね。近寄ってみましょう。 -
お蕎麦屋の古泉洞です。秋田名物稲庭うどんが美味しいとのこと。
なんと、ここは、昔寺小屋だったそうです。 -
それとも、隣のお店にある、比内地鶏にしようか?
どちらも美味しそうで、迷ってしまう。 -
結局「桜の里」の比内地鶏の親子ドンブリをいただきました。
ジューシーで大変美味しかったです。 -
食べた後は、また武家屋敷探索へ。
これは、石黒家のお座敷からお庭を眺めた様子。 -
武家のお庭らしく、質素ですが品がありますね。
-
石黒家の見所の一つ、欄間にある「亀の透かし彫り」。
何が凄いっかていうと、=>つぎの写真へ -
ほら、見えますか?
光が当たると、亀の姿が別の壁に浮き出るんですよ!
なんと「遊び心」のあることか! 壁がスクリーンになっているんです。
匠の世界ですね。 -
2時30分発で「侘桜」への送迎車を予約していたので、隣の青柳家へ戻ります。
オンタイムで出発。車のなかには、おしぼりのサービス。
さすが、日本のおもてなし! -
緑いっぱいの、気持ちの良い秋田の里山を走り、10分で到着。
入口には仲居さんがお出迎え。しかも着くだいぶ前からお辞儀しています。
さすが、日本のおもてなし!(しつこい?) -
茅葺の門をくぐると、すぐロビー棟の母屋が。
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さっそくロビーへ。
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冷たいおしぼりのサービス。
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同時に、ウエルカム抹茶が差し出されました。
ここのスタッフのサービスは超一流です。
すべての動作、対応が適切で、気遣いが素晴らしいです。
ほっとしますね。 -
抹茶をいただく前に記念写真。はいチーズ。
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お部屋に案内されました。
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部屋は結構広い。約70?あります。
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半露天風呂付のお部屋です。
なんとまあ大きい。泳げるかもしれない。冗談。 -
ご参考までに、これは夜のお風呂の景色。
なんかしっとりしていて、幽玄の世界です。 -
洗い場もゆったりしているし。
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洗面台もおしゃれ。
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これ、トイレの部屋。十分大きい。
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そとには、露天風呂があります。(予約制)。
私見ですが、部屋付きの露天風呂が十分大きいので、わざわざ行かなくてもいいかも。 -
これは、露天風呂にある雨天用の雨傘。
雨の時は、これを被って入浴とは、風情がありますね。 -
夜になって、夕食へ
-
これは、個室の夕食テーブルから庭を眺めた様子。
石庭が見えます。懐石料理にぴったり、優雅。 -
お酒を注文すると、この写真。
そう、猪口を選べるんです〜う。銘柄を変えるたびに、お猪口を変えます。
私は、手前にある地元の楢岡焼(ならおかやき)のお猪口を選択。
この深い碧さが、引き込まれます。(4つ前の旅行記のサマルカンドブルーに近い感じ) -
待望の2つ星懐石コースが始まりました
座附(前菜の前)は、鼈甲餡の豆腐生ワサビ付き。 -
前菜は、昆布〆甘海老、生姜、きゅうりのエシャレット、鰹味噌、インゲンの肉巻き、お魚煮物、イチジク、ゴマみそ。
-
お造りは、マグロ、ヒラメ、湯葉、ワサビと土佐醤油。
美味しい! -
焼物: 秋田鹿角牛の網焼き、焼きアスパラ、万願寺唐辛子、ニンジン、レンコン、シイタケ
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アワビのしゃぶしゃぶ、新鮮でした。歯ごたえも良く美味しい。
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ご飯は、しらす・新茶・枝豆の茶飯でした。丁度良い塩かげんでした。
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デザートは季節のフルーツと黒ゴマプリン。
も〜〜満足・満足 -
食後は、ロビーで寄り道。
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ロビーに展示してあった、藍の美しい楢岡焼のコーヒーカップとお猪口を眺めながら、お部屋へ戻りました。
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はい、朝です。
朝食も、豪華ですよ。
まず、冷えた新鮮な麹から造った甘酒に黒酢を混ぜたもの、と新鮮なフルーツジュース。目が覚めますね。 -
夕食とは違ったお庭の部屋に案内されました。
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茶粥に鮭、たらこ、酢のもの、おしんこ、サラダ、茶碗蒸し、その他。
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もちろん、デザートも出てきます。
あさから、もうお腹いっぱい。 -
さて、侘桜の部屋には、日本の伝統的な木工芸品である、高級な桜の樺細工(かばざいく)がたくさん使われており、贅沢な気分にさせてくれる。
例えば、これ。部屋からレストランへ行くとき使う部屋下駄。きれいですね。 -
桜の樺細工は、入口の扉にもこんなに贅沢に使われている。
高級感あふれています。
桜の樺細工は、秋田の角館の佐竹北家によって広まり、藩政時代は下級武士の副収入源となっていました。 -
ベッド脇のランプカバーも桜の樺細工が。
しかも、点燈前と点燈後の色合いが違うんですよね。いい味出しています。 -
レターボックスカバーにも。
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壁のインテリアにも。
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茶器ケースにも。
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なんと、柱にも。
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さらには、スタンドライトカバーにも使われていました。
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サイドテーブルにも、秋田の感じが!
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これは、桜の樺細工ではありませんが、角館名物「イタヤ細工」の馬人形。
部屋のシューズボックス上に何気なく飾られていました。
インテリアにもいろいろな心配りがされているのですね! -
次の日は、ゆっくり起きて食事してお風呂に入って、11時頃出発。
角館の、商人地区の、安藤醸造本店まで送ってもらいました。
丁寧に対応してくれます。ここのスタッフは本当に素晴らしい! -
安藤醸造本店の入り口。
いかにも、秋田を代表する歴史あるお味噌・醤油の大商店という感じの造りです。 -
黒塀の前には、赤い長椅子が。おしゃれです。
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入口には、縄に紙垂で飾った、ありがたそうな湧水が!
これは、なんと安藤家の先祖代々の仕込み水です。 -
美味しい醤油・お味噌を創るためには、美味しい仕込み水が必要だったんですね。
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中に入ると、ぷ〜〜んと甘い香りが。
蔵の前に、家伝のつぶ味噌、家伝の醤油、美味しい味噌汁、が試飲できます
秋田ってこんなに美味しかったのか!びっくり。 -
裏側には、蔵座敷が。
-
ここでは、昔結婚式もご披露されていたんですね。
情緒があって、いいですなあ〜〜。 -
お終いの一枚はこれ。
外に出て、街の探索を進めていると。
なんと赤い郵便ポストです。(今は少なくなっていますね)
角館の黒塀にぴったり。こんなに街並みにマッチするとは。感動しました。
ゆったり3日間、美味しい懐石料理と、黒塀の武家屋敷へのタイムスリップをたっぷり楽しめました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- いつのんさん 2016/08/30 19:40:57
- お宿もお食事もいい感じで!
TKさん、こんばんわ、お久しぶりです。
角館、いいですね。 こんな素敵がお宿があるとは知りませんでした。
源泉かけ流しでお料理も分とく山さんの企画なんですか?・・凄い!
何年か前の早春に4トラの皆さんと大騒ぎ乳頭温泉の帰りにこちらに
寄りましたが魅力的な街並みでした。
こまちのフォルムもカッコいいですよね、
名前失念しましたが確かフェラーリの日本人デザイナーさんですよね。
比内地鶏や短角牛は最高ですよね。是非機会あればこちらのお宿に
行ってみたくなりました。
素敵な旅行記有難うございました。
ところでサンクトペテルブルグ
仰せのとおり歩きすぎて足が棒のようになってしまいました(苦笑)
ペテロパブロフスク聖堂はTKさんと同じく超感動しました。
またちょくちょく寄らせていただきます。
いつのん
- TKさん からの返信 2016/08/31 23:47:50
- RE: お宿もお食事もいい感じで!
- いつのんさん
書き込みありがとうございます。
このお宿素晴らしいですよ。スタッフの対応は洗練されていて、何気ないしぐさにもホスピタリティが感じられます。部屋へ案内するときも、角を曲がる度に、後ろを振り向き進行方向を案内します。
食事もおいしいし、ガソリンもたっぷりあるし、
世界中の質の高いホスピタリティを堪能してきた、レベルの高い、いつのんさんの感性にも十分ご満足するのではないかと思います。
角館から10分で行けるのも魅力ですね。
いつのんさん、今回はサンクトペテルブルグですか!
懐かしいです。
Mさんと、強行軍。棒が足になったとか、おっと、足が棒になったとか。
ここは、ペテロパブロフスク聖堂を初め、見所満載ですよね。
いつも通りの軽快な旅行記楽しませていただきました。
夜の、ハリストス復活大聖堂 の写真美しい!(お上手ですね)
ギロチン刑の写真びっくりしました。良く脱走できましたね。
どうやって外したんでしょう?
次のワルシャワ・キエフ・ウイーン・ブタペストの旅行記楽しみにしています!
これからもよろしくお願いします。
TK
-
- 旅猫さん 2016/08/13 06:43:09
- 夏の角館
- TKさん、こんにちは。
夏の角館へ行かれたのですね。
角館と言えば桜。
今年訪れましたが、やはり素晴らしかったですよ。
混んでいるのは、武家屋敷通りと、一部の有名店がある界隈だけです。
http://4travel.jp/travelogue/11126484
武家屋敷街は、そのまま時代劇に使えそうですよね。
あの紅葉したモミジは、春から紅葉する種類のモミジですよ。
初夏に、北海道でも出会いました。
http://4travel.jp/travelogue/11143928
『侘桜』、茅葺屋根で素敵な感じですね。
おもてなしの飲み物が抹茶と言うのがいいなぁ
抹茶、大好きです。
それにしても、下駄にまで樺細工とは豪華ですね!
角館の伝統工芸ですすよね。
美しいので何か欲しかったのですが、お高くて諦めました。
角館。
冬景色も綺麗そうですよね。
旅猫
- TKさん からの返信 2016/08/14 10:43:03
- RE: 夏の角館
- 猫旅さん
おはようございます。
旅のプロの猫旅さんの情報は大変重要です。
> 角館と言えば桜。
> 今年訪れましたが、やはり素晴らしかったですよ。
> 混んでいるのは、武家屋敷通りと、一部の有名店がある界隈だけです。
> http://4travel.jp/travelogue/11126484
=>やはり、角館といえば、桜ですよね。
猫旅さんのこの旅行記は、私が角館へ行く前に、読みました。
参考になりました。ありがとうございます。
混んでいるのは、一部の地域だけですか!これは、貴重な情報です。
次回は、桜の時期に是非行ってみます。
> 武家屋敷街は、そのまま時代劇に使えそうですよね。
> あの紅葉したモミジは、春から紅葉する種類のモミジですよ。
> 初夏に、北海道でも出会いました。
> http://4travel.jp/travelogue/11143928
=>モミジの情報ありがとうございます。そうなんですか。
気が早いけど充分美しいモミジですね。
また、銀婚湯、素晴らしい秘湯ですね。
こんな露天風呂を楽しめるなんて、素晴らしい。
さすが、日本!日本人に産まれて、良かったとしみじみ思う瞬間です。
> 『侘桜』、茅葺屋根で素敵な感じですね。
> おもてなしの飲み物が抹茶と言うのがいいなぁ
> 抹茶、大好きです。
=>くつろげました!お勧めですよ。角館にも、近いし。
> それにしても、下駄にまで樺細工とは豪華ですね!
> 角館の伝統工芸ですすよね。
> 美しいので何か欲しかったのですが、お高くて諦めました。
=>樺細工の美しさには感動します。あの気品のある、ツヤや奥行きのある色、秋田美人そのものですね。
>
> 角館。
> 冬景色も綺麗そうですよね。
=>冬も行ってみますか!
いろいろ情報ありがとうございます。
今後もどうぞ、よろしくお願いします。
>by TK
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