2017/04/28 - 2017/05/07
4位(同エリア133件中)
マリアンヌさん
- マリアンヌさんTOP
- 旅行記372冊
- クチコミ25件
- Q&A回答1件
- 348,520アクセス
- フォロワー141人
今回は4トラで知り合った友人宅にお世話になった。はじめに以前から行きたかったアブルッツォ州へ1泊旅行へ。
その後はウンブリアの小さな村などに車で日帰り旅行に連れて行っていただいた。
4/29 ロショーロ、スカンノ、ヴィッララーゴ、アンヴェルサ・デッリ・アブルッツィ、スルモナ、パチェントロ
4/30 サン・トマソ、サン・クレメンテ・ア・カザウリア、サント・ステファノ・ディ・セッサーニオ
5/1 エトルスキのネクロポリ、トルジャーノ、ベットーナ、デルータ
5/2 シュケジーノ、フェレンティッロ、スポレート、クリトゥンノ
5/3 ペルージャ散策
5/4 チッタ・デッラ・ピエ―ヴェ、パニカーレ、パチャーノ
5/5,6 ローマ散策
vol.1ロショーロ http://4travel.jp/travelogue/11241765
vol.2スカンノ http://4travel.jp/travelogue/11241991
vol.3パチェントロ http://4travel.jp/travelogue/11243172
vol.4カザウリア http://4travel.jp/travelogue/11244937
vol.5トルジャーノ http://4travel.jp/travelogue/11245845
vol.7ペルージャ http://4travel.jp/travelogue/11249847
vol.8チッタ・デッラ・ピエ―ヴェ http://4travel.jp/travelogue/11251374
vol.9 ローマ http://4travel.jp/travelogue/11252624
vol.10 ローマ2 http://4travel.jp/travelogue/1125360
- 旅行の満足度
- 5.0
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今日はちょっと遠出。アブルッツォ州境のほうまで行くよ。
Y子さんと彼女の友達のT子さんと3人で出発。 -
途中、バールに寄ろうと立ち寄ったシュケッジーノ(scheggino)。
村の入り口に大きなオリーブの木。 -
バールないかな?とりあえず村に行ってみよう。
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ネラ川を渡って。
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ちょっと変わった建物。
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なんか素敵なテラス。
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坂を上がってみよう。
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さらに…
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何かあるね。
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小さな教会。
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シンプルだけどフレスコ画が。
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なかなか素敵なフレスコ画。
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小さな村で宝物発見した気分。
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キリスト降誕?東方三博士の礼拝?
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聖母子。
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さらに上へ。
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まだ続く。
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ちょっと素敵な街角。
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イチオシ
マリア様の祠。
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アーチをくぐると・・・
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イチオシ
いい感じの一角。
特に「イタリアの最も美しき村」に認定されてるわけじゃないけど、ここ当たりね。 -
アーチって絵になる。
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村の一番高いところ。
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上のプレートの意味は?
番地が可愛い焼き物で書かれてる。 -
来た道ではない方角へ降りて行く。
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一番上に来たみたい。
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鐘楼が見える。
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ネラ川、すっごく透明。
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アヒルだ。
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透明だね。
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晴天なので水面に光が溢れてキラキラ☆
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川沿いにあったバールで一休み。
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今日ご一緒したT子さんが雪の頃に訪れた釣り堀と判明。
季節が違うと景色が一変だそう。 -
ここはB&B。素敵そうね。
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ぐるっと村の入り口に戻ってきた。
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そして憧れのフェレンティッロへ。
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ここは隣接するホテル入り口。
豪華なリゾートホテルらしけど山奥でまわりには、隣の教会しかない。 -
修道院の周りは木々や草木に溢れていて、T子さんが野生のアスパラガスを見つけてくれた。細いけど確かにその味がしたよ。
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さあ、サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院聖堂(11C後半)に着いた!ワクワク。
以下教会解説は、「イタリア古寺巡礼」(新潮社)より。 -
6Cシリア人の二人の隠者(ラザロとジョヴァンニ)がここを修業の地とした。
修道院の創建は8C、ランゴバルト人の領主ヒルデリクスの寄進による。
現聖堂のあちこちに8Cの建材が再利用されている。
一歩すすむと柱頭の聖水盤が左右に。
おそらくロンゴバルト時期、3身廊だった跡だろうとのこと。 -
入り口を入ってすぐの扉脇の聖母子。(16C)
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同じく入り口を入ってすぐの扉脇の聖母子とセバスティアヌス。(16C)
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入り口付近には、破片などが飾られている。
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初めに聖堂を建てたのは、スポレート公ファロアルド二世。(720年)とても敬虔な王だったようで退位後、修道士となりここで没したと伝えられているそう。
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その建物は、9C末イスラム教徒の襲撃により破壊され、部材は現聖堂のところどころに再利用されているそう。
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再建が始まったのは10C末。改築を重ね、現聖堂は11C後半の建築。
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ローマ時代の棺でしょうか。
以下フレスコ画等の説明は、修道院内で渡された説明書きを撮影してきたものを稚拙に訳しているので、間違いがあるかもしれずご容赦下さい。 -
入って左側は、旧約聖書の場面が描かれている。
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窓の左側は、世界の創世。
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アダムとエヴァの創造。
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旧約聖書「動物の名づけ」神が創造した最初の人類アダムが、鳥獣たちに名前をつけている場面。足元には楽園を象徴する4本の川。(12C末)
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左側中央。
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カインとアベル。
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ノアの方舟のノア。
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ノアは方舟を作った。
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アブラハム
3人の天使をもてなす場面。彼らは二人に子供が授かると予言した。(アブラハム100歳、サラ90歳)
(バベルの塔の崩壊後、アブラハムは神言葉に従い、神のの示すほうに旅を続ける。痩せたカナンの地では身内の羊飼いが喧嘩となり、ロトは豊かな平野を選ぶ。そこで王に略奪されるがアブラハムに救われた。勇敢な信仰の人アブラハムを神は祝福して「お前に恵みを与えよう」という) -
説明がなかったのだが、イスラム教徒に壊される以前どこかのアプシスにあった磔刑図でしょうか?
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左側一番奥(祭壇側)。
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このあたりは、ノミで削られてて。ペストで救われなかった人々の怒りでしょうか?
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入って右側には、新約聖書の場面が描かれている。(12C末)
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キリストの洗礼?
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幼児虐殺?
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東方三博士の(マギ)礼拝。
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弟子の足を洗うキリスト?
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最後の晩餐。
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エルサレム入城。
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右側中央。
サン・ピエトロ・ヴァッレのカヴァリーニのフレスコ画をジオットは、研究しアッシジの聖フランチェスコ大聖堂のフレスコ画作成に役立てたとのこと。 -
玉座の聖母子、これもアプシスにあったもの?
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右側一番奥(祭壇側)。
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祭壇右側アプシス(後陣)。
石棺がいくつかあり、ラザロとジョヴァンニが葬られているようなのだが、どれかがよくわかならい。 -
玉座の聖母子と依頼主、大修道院長。上には大天使ミカエルのフレスコ画。(14C)
-
祭壇左側アプシス(後陣)。
玉座の聖母子と二人の聖人のフレスコ画(1452)隠者ラザロとファロアルド二世が出会ったことを表している。
この場面は、後塵の左側ファロアルド二世が、サン・ピエトロから修道院を作るように夢のお告げをうけたことを表している。(修道院の名前の由来) -
後陣の中央の壁画(15C半ば)。
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おそらくオリジナルは12C、それを15Cに修復した模様とのこと。
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右側を拡大して。
残念ながらだいぶ薄れている。 -
左側を拡大して。
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右側の柱。
修道士と聖人でしょうか? -
左側の柱。
一方の下半分がノミで削られてる。 -
全能の神キリストと天使(マルツィアーレ、エレウテリオ、ラッツァーロ、プラチド、マウロ、ジョヴァン二)(15C)
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祭壇後方。
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床にはモザイクの跡。
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そして中央祭壇。
あ~これが見たかった、祭壇の浮彫! -
風車のような3本の十字架(椰子の木?)の下に、のみを持った作者のウルススと、聖堂の寄進者スポレート公ヒルデリスク。(739年頃)
(光の関係で見にくいので本から) -
左ののみを持った作者ウルススのアップ。(ウルルスはラテン語で熊の意)
二人のバンザイ姿は、伝統的な祈りの仕草「オランス」。 -
右のスポレート公ヒルデリクス。
水を飲む弐話の小鳥は、「生命の泉」に集う信徒の象徴で古代末期からの図像。 -
祭壇左側。全部違う模様。
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祭壇右側。植物を思わせる模様。
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このほっこり感がたまらないランゴバルト芸術♪
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プシュケ(愛の神エロスに愛される娘)の絵の石棺。(3C)
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石棺(3C)。
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入り口右隅に不思議な石柱が…
これは何?と尋ねたところ…記憶が曖昧なのだが
ローマの柱を再利用したもので上部の網のようなところに人型の黒い紙?みたいなものを置いて体の治癒したい部分に願をかける的に使ったそう。 -
観光客も少なく満喫した。
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素晴らしかった☆
余韻をかみしめながら…
ランチにしようか。 -
何だか声が聞こえると思ったらお馬。
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お店を探し、フェレンティッロの町へ。
でも開いてなくて、ランチ難民。 -
車窓から。
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こちらも。
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結構、山深い。
お店あるかなぁと思っていたら、小さなホテルの看板、食事もできそうだからと立ち寄った。 -
正直、期待してなかったんだけど、すごく美味しかった。
まずはアンティパスト。 -
T子さんがたのんだニョッキ。
ペルージャ市内のリストランテと比べて安くて美味しいと。 -
私は黒トリュフのパスタ、美味しかった♪
家族経営で素敵な家族だった。 -
そしてスポレート旧市街から少し離れた丘へ。
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サン・ピエトロ教会に着いた。
サン ピエトロ教会 寺院・教会
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見どころは、ファザードに施されたとても細かい浮彫。
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12世紀、13世紀後期のロマネスク文化の重要な作品としての価値を持っている。
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正面扉の両脇には4つのアーチと擬人化された動物像の装飾が施されており、さらにその外側には、新約聖書の場面や、動物、寓話をテーマにした10の浮彫が施されている。
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このファサード、見たかったの。
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一つ一つが精密でとても美しい。
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扉の右側。
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扉の左側。
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この部分は牛が2頭、あと犬でしょうか?
繊細な模様。 -
人の姿も微妙に違う。
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扉の上部分。
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中はシンプル。
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聖母子。
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フレスコ画も。
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教会の右側へ入ってみる。
中はあまり見るべきものはなかった。 -
獅子もいるね。
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街から離れてるので、前回スポレートに来たときは、断念した。
見れて良かった! -
スポレート旧市街、アルボルノツイアーノ要塞、塔の橋が見える。フィリッポ・リッピの祭壇画のあるドゥーモ、綺麗だった。
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可愛いロバくんがいた。
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次は、サン・サルヴァトーレ聖堂へ。
墓地を抜けて行く。 -
立派なお墓、アパート1間よりは広いよね。
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お墓の薔薇。
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こちらは白薔薇。
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「サン・サルヴァトーレ聖堂Basilica di S.Salvatore」
スポレートは古代ローマ以前から栄え、街には当時の繁栄を示す石の城壁が残っている。アウグストス時代にはローマの支配を受け、当時の建造物であるサンクイナリオ橋、ドゥルーゾの凱旋門などがある。
サン・サルヴァトーレ聖堂は初期キリスト教のバジリカで4世紀から5世紀にかけて建設され、スポレートの中心ヴィットリア広場から1.2キロ離れたルチアーノ丘の上に立っている。サン サルヴァトーレ聖堂 城・宮殿
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その後の中世の時代、570年スポレートはロンゴバルド族の支配下に入った。ロンゴバルド人はスポレート公国(Ducato di Spoleto)を建国し、当初は現在のアブルッツォ州、ラツィオ州、マルケ州、ウンブリア州の各州の一部を含む広大な領土であった。ロンゴバルド族のファロアルド1世(570-592)によって建設され、スポレートを公国の主都にした。そしてスポレートはベネヴェントと並んで、ロンゴバルド人の南部支配の中心地になった。
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ところが、残念。入ることが出来なかった(ショボン)
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せめて扉の上の彫刻を撮って行こう。
また来いってことよね。 -
では、お墓でも散策しながら・・・
ピラミッド? -
素敵な彫刻だこと。
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薔薇がきれい。
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そして次は、クリトゥンノのテンピエットへ。
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車を止めて道沿いを歩くと・・・
これっぽい、まさか修復中で見れないの?クリトゥンノの小神殿 史跡・遺跡
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せめて隙間から・・・
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絵だけ?悲しいと思ったら、下に降りる道があり、入れた。(入場料あり)
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あ~良かった、はるばる遠くから来たんだからね。
正面にまわる。 -
これ、見たかったの。
ロンゴバルドの「クリトゥンノのテンピエット(小神殿)Tempietto del Clitunno」。
別名サン・サルヴァトーレ教会とも言う。(4C~5C、または8C~9Cに建設されたという説もある。) -
フラミニア街道沿いにある初期キリスト教時代を代表する美しい建物で、4本円柱が立つ古典的なプロナオス(神殿の入り口)が小さな部屋の前にあり、小さな後陣内部には8世紀のフレスコ画の一部が残っている。
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1786年10月26日この小神殿を訪れたゲーテはこの建物について「サン・クローチェ・フィッソーは、路傍にある不思議な礼拝堂である。僕はそれを昔この場所にあった神殿の遺跡だとは思わない。円柱や支柱や梁木などを拾い集めてつぎあわせたものだ。馬鹿げてはいないが、気違いじみている。」と述べ、この小神殿の不思議な美しさを書いている。
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破風あたりも美しく装飾されている。
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この模様も独特な感じ。
以前、チヴィダーレでロンゴバルトの小神殿を見て以来、ロンゴバルトに興味を覚えるようになった。 -
柱頭彫刻。
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軒部分にも細かい彫刻が。
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ラテン語でしょうか?
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反対側にまわるとこんな感じ。
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入り口から1階部分は、壁画の跡はあるものの薄れてしまっている。
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階段を上がって。
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見学できたとはいえ、修復中。2階部分で女性修復士が作業中だった。
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建物や内部に描かれた絵画、彫刻、装飾などにロンゴバルドの様式が随所に見られるそう。
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判別しにくいが、アプスに壁画が残っている。
工事の板が邪魔だけど。 -
キリストですよね。
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ファサードに似てギリシャ風な祠。
どんなものが祀られていたのかな? -
聖人の壁画。
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右側も。左右対称?
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窓から緑が透ける。
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イチオシ
路傍の美しい神殿に別れを告げる。
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車窓から。
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トレヴィ。この村もいつか来てみたいな。
今日も私の我儘リクエストに応えてくれたY子さんに感謝♪
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この旅行記へのコメント (8)
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- wiz さん 2017/06/08 19:25:34
- やはり浮彫に目が
- マリアンヌさん こんばんは~。
今回も素敵な旅行記ありがとうございます。
美しい村、美しい風景、魅力ある町並み…ももちろん素晴らしいですが、やはり浮彫に目がいきます。
前回の旅行記の骨壷の浮彫も興味深かったです。
ところで、「イタリア ロマネスクへの旅」 は手元にあるので、ロショーロ、サン・クレメンテ・ア・カザウリア、そして今回のサン・ピエトロ・イン・ヴァッレは、マリアンヌさんのお写真と本を並べて拝見しています。
彫刻家オルソ(ウルスス)の石棺のプリミティブな浮彫いいですね~。 「ロマネスクへの旅」では石棺のアップ写真がないので、マリアンヌさんのお写真で、オランスや、生命の水に集う信徒の象徴が見られてとっても良かったです。
「生命の水」を表すのが、水瓶だったり、壺だったり、杯だったり、両側の動物も色々な動物パターンがあったりしますけど、こういう象徴は、いろいろな国のいろいろなところで見られるので見比べるのも楽しいですね。 生命の水が生命の樹の場合は、オリーブの木だったり、棕櫚の木だったり、樫の木だったり、菩提樹だったり… 樹は地域による違いもあったりするみたいですが。 日本でも樹下動物文(文様)とかありますけど。 そんな感じで東西問わず広がる文様にハマっています。
十字文、車輪文、巴文、螺旋文、*文、華文、卍文… などなどは、本来古来から、太陽の象徴(太陽信仰)からはじまったようですが、「プリミティブな文様」を見ていると、古来の聖なる印がキリスト教に取り込まれた跡(かもしれない・・)を見るようで、とてもおもしろいです~。
wiz
- マリアンヌさん からの返信 2017/06/10 15:32:00
- RE: やはり浮彫に目が
- wizさん こんにちわ。
さすがwizさん、フランスのロマネスクに精通しているにとどまらず「イタリア ロマネスクへの旅」もお持ちなんですね♪
フェレンティッロは、「イタリアの古寺巡礼」(新潮社)にも載っています。
掲載した祭壇の写真はそちらのものです。(実際の写真だと白くて反射して浮彫が見えにくかったので)
彫刻家オルソ(ウルスス)の石棺のプリミティブな浮彫、これが可愛くて…
同じ8C頃でもチヴィダーレのロンゴバルトの小神殿とは、ずい分違っていて興味深いです。
「生命の水」を表すのが、水瓶だったり、壺だったり、杯だったり、両側の動物も色々な動物パターンがあったりしますけど、こういう象徴は、いろいろな国のいろいろなところで見られるので見比べるのも楽しいですね。 生命の水が生命の樹の場合は、オリーブの木だったり、棕櫚の木だったり、樫の木だったり、菩提樹だったり… 樹は地域による違いもあったりするみたいですが。 日本でも樹下動物文(文様)とかありますけど。 そんな感じで東西問わず広がる文様にハマっています。
→そうなんですね〜☆ wizさんのフランスのロマネスク芸術の説明は、いつも感心するばかりで頭に入ってなくて恥ずかしいのですが…
「生命の水」だったり「生命の樹」であったり人間が森羅万象を崇め、祈る気持ちからきているんでしょうね。
十字文、車輪文、巴文、螺旋文、*文、華文、卍文… などなどは、本来古来から、太陽の象徴(太陽信仰)からはじまったようですが、「プリミティブな文様」を見ていると、古来の聖なる印がキリスト教に取り込まれた跡(かもしれない・・)を見るようで、とてもおもしろいです~。
→知識はないんですが、模様には心惹かれます。ネットの唐草図像は、たまにのぞいたりしています。古い時代ほど模様のそれぞれにメッセージが込められているのでしょうね。多種な浮彫はとても美しくて斬新だなぁと…楽しいですね♪
英語も仏語も喋れないし、旅慣れてないのでフランスのロマネスクは、もう少し先のお楽しみにとってあります♪
その時はwizさんの旅行記をバイブルに出かけたいです。
マリアンヌ
-
- ももんがあまんさん 2017/06/07 22:26:25
- イタリアンロマネスク
- 今晩は、マリアンヌさん。
イタリアのロマネスク教会、興味深く拝見しました。
イタリアでは、大方はバロック時代の教会が多く、ロマネスクは少数派だと聞いてましたけど、まだまだ、捜せは、残っているようですね・・・
ウンブリアのロマネスク、ピサほど派手でもないし、お金もかかって無さそうですけど、ローマの時代から、そのまま引き継がれたような、相当に、古めかしい建築が多い感じですね・・・フランスのロマネスク建築に比べると、何となく「ビザンチン風」にも見えます・・?
彫刻は、初期ロマネスクを感じさせる素朴なレリーフに、精一杯豪華な「柱頭彫刻」の「植物文様」など・・・フランスとは、微妙に違うようでもあり、似ているようでも有り?・・・実際に、現場で見れば、もっとはっきり解るのでしょうけれど・・?
ロマネスクと呼ばれる建築や芸術は、一般には、フランク王国のカロリング朝の11世紀初頭に始まり、中心はフランスだというイメージは強いのですけれど、フランク王国は、イタリアにもドイツにも広がった帝国であったわけですし、フランス以外にも、たくさん残っているのですよね・・・確か、ドイツのアーヘンに、最古の部類のロマネスク建築が有ったような記憶が・・?
イタリアのロマネスク・・・旅行記を見ながら、少し調べてみたくなりました。
BY ももんがあまん
- マリアンヌさん からの返信 2017/06/10 03:01:10
- RE: イタリアンロマネスク
- ももんがあまんさん、こんばんわ。
イタリアのロマネスク教会、興味をもっていただき嬉しいです。
おっしゃるとおり、フランスと違ってバロック時代の教会が多いと感じますが、田舎や都市の教会の奥にロマネスクが残っているようです。
田舎に残る教会は時代に忘れれた感があって派手さはないけど教会本来の祈りみたいなものを感じます。
きっとフランスのロマネスク建築に比べて地勢的に「ビザンチン風」なのは間違いないと思います。
彫刻は、初期ロマネスクを感じさせる素朴なレリーフに、精一杯豪華な「柱頭彫刻」の「植物文様」など・・・フランスとは、微妙に違うようでもあり、似ているようでも有り?・・・ですか???
是非、実際見に行っていただき、教えて下さいね♪
ロマネスクと呼ばれる建築や芸術は、一般には、フランク王国のカロリング朝の11世紀初頭に始まり、中心はフランスだというイメージは強いのですけれど、フランク王国は、イタリアにもドイツにも広がった帝国であったわけですし、フランス以外にも、たくさん残っているのですよね・・・確か、ドイツのアーヘンに、最古の部類のロマネスク建築が有ったような記憶が・・?
→なるほど…イタリアは中部フランク王国のロタールから子のルイ2世、神聖ローマ帝国などの統治下におかれたり、その後は法王派と皇帝派の抗争などずっと分裂状態でしたよね。
でも文化的にはモンテカッシーノ修道院やモンテサンタンジェロ、ビザンチン、ノルマンなど複雑に絡み合っているのでしょうね。
イタリアのロマネスク・・・旅行記を見ながら、少し調べてみたくなりました。
→また教えて下さいね☆
マリアンヌ
-
- るなさん 2017/06/07 12:26:48
- イタリアの歴史
- Ciao♪マリアンヌさん。
シュケッジーノ、いい村ですね。知らなかったけど('◇')ゞ
建物と建物を繋ぐ渡り廊下が素敵よねぇ〜
私の大好きな石に囲まれた坂道路地、また路地...表紙の一枚なんてノックアウトだわ!!
ホントにアーチの風情って萌え萌えしちゃうね(笑)
あのタイルの文字は古代ラテン語かな?
ネラ川のなんとまぁ透明度の高いことよ!綺麗ね〜
お天気がいいから余計に清らかさが増す感じ。
こんなところにもしっかりBBがあるのね?静かでしょうね。
サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院聖堂、剥がれかけているフレスコ画がその歴史を物語っているみたいね。
こんな場所はイタリアならでは!って感じだけど、私が行ってもマリアンヌさんみたいなうんちくはわからないわ(汗)
あちこちイタリアの歴史を感じられる街巡りだね。
ランチもなんて美味しそうなんでしょう〜
イタリアってどこで食べても外さないよね!デンマークでも結局最終食事は市場でブラータとプロシュートなんて食べてた私(笑)ここデンマークよね?なんてね。
スポレートもまだ行ったことないの。
イタリアを始め、やっぱり地方都市や田舎街へ行くには車があると便利よね。駐車場に困るかな?とは思うけど、公共交通機関だけで移動するにはかなり時間がかかりそう。
来年のイタリアもレンタカーするか悩みどこよ。
るな
- マリアンヌさん からの返信 2017/06/09 03:25:43
- RE: イタリアの歴史
- Ciao☆るなさん。
いつもありがとう♪
シュケッジーノ、いいでしょう?私も知らなかったけど(笑)
建物と建物を繋ぐ渡り廊下や坂道路地、キーポイントだよね〜
表紙、共感いただき嬉しいわぁ。
るなさんだったらもっと素敵に撮ってくれると思うけど。
あのタイルの文字は古代ラテン語かな?
→たぶんね。全然読めん!ぐーぐる翻訳してないや。
ネラ川透明度の高くて「ここは上高地?」気分だった。
まあ天気だけは持ってるからさ。
あそこのBB、素敵なたたずまいだけど車がないと村だけだとちょっと飽きるかも…
サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院聖堂、素敵でしょう?
私、今風に言うと歴女だから。昔から歴史好き、でも専門知識は薄いから本の受け売りよ。
山奥の地産の料理は、当たれば最高!
今回、街でもなく路傍のホテル、看板なんてモーテルみたいで全く期待してなかっただけに美味しくて嬉しかったわ。
着いてからトイレに行ったら、山奥なのに設備も整っててとても綺麗だったから、これはもしかして?と思ったら当たりでした。
デンマーク、ガストロノミーは豪華だったじゃん。
昔の北欧の記憶ではトナカイ食べたのが印象的だったくらいしか覚えてないよ。
スポレートも旧市街もいいよ。
田舎街へ行くには車があると便利。
はい、いつも公共交通機関だけで苦労してます。
え〜 来年イタリアなのね!レンタカー?私は運転できないから勝負にならないけど一考あれって感じ。
ではまた〜☆
マリアンヌ
-
- Keiさん 2017/06/06 11:24:21
- 久しぶりに
- マリアンヌさん、こんにちは
シュケッジーノ、イイですね!「イタリアの最も美しき村」に選ばれていないのにレベルが高い。それにしてもイタリアのゴミが落ちてないですね。小さな教会のフレスコ画も良かったです。
サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ、懐かしかったです。入口に教会守みたいな人いませんでしたか?
オヤジは夕方行ったので、ゆっくり鑑賞している時間がなく・・・
写真も良く撮れてますね、祭壇の風車のような浮彫、オヤジは焦るあまり大ピンボケでなんだかわからない写真になってました。やはりもう一度行きたいなぁ。
スポレートのサン・ピエトロ聖堂のファサードもイイですよね。
サン・サルヴァトーレは残念でしたが、オヤジ同様マリアンヌさんもまたリベンジですね(笑)
Kei
- マリアンヌさん からの返信 2017/06/09 03:05:45
- RE: 久しぶりに
- Keiさん、こんばんわ。
シュケッジーノ、いいでしょう?道沿いにバールを探してたんですけど偶然立ち寄った割には、当たりでした。「イタリアの最も美しき村」の基準っていろいろあるんでしょうね。
小さな教会のフレスコ画も見つけちゃった感があって良かったです。
サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ、入口に教会守みたいな人いました。お兄さんでしたけど。確か国有?文化財保護関係の方でしょうか?
メインのロンゴバルドの祭壇、目でみるとよくわかるんですけどカメラで撮ると判別しずらくて、何しろバカチョンなので。(死語でしょうか)
でも素晴らしい教会、是非チャレンジあれ。
スポレートのサン・ピエトロ聖堂のファサードは○年越しでやっと見れたのですが、サン・サルヴァトーレはリベンジです(笑)
マリアンヌ
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旅行記グループ アブルッツォ・ウンブリアのロマネスク教会と美しき村
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