2017/04/26 - 2017/04/26
30位(同エリア99件中)
susuさん
GW欧州旅行3年目はバルカン半島へ。アルバニア、コソボ、マケドニア、ブルガリア、ルーマニア、モルドバ、そしてトルコの計7か国を廻る15日間の日程です。いつものように行き先を欲張ったら、ソフィア以外では連泊無しのとんでもなく移動ばかりの旅程が出来上がりました。前年のバルト周辺旅行では連泊の方が疲れたので、移動ばかりの方が逆に楽かもしれないと思ったけどどうだろう。
出発9ヶ月前の7月半ばに予約をしてその日のうちに旅程を組み上げたら、その翌朝にトルコでクーデター(未遂)という衝撃のニュースが飛び込んできてぶったまげました。
また何年も前から、このエリアに行くならソフィア・ブカレスト間の移動は夜行列車でと密かに夢見ていましたが、改めて調べてみるとついここ1~2年のうちに夜行が廃止されていたと分かって大ショック。渋々飛行機を予約して宿を手配し直しました。結果的にブラショフでも連泊できることになったからまあいいか。
ターキッシュエアラインズ ティラナINキシニョウOUT…102,050円
タロム航空 ソフィア→ブカレスト…123.69EUR(15,375円)
4/22(土)成田→イスタンブールへ
4/23(日)イスタンブール→ティラナ→ベラット
4/24(月)ベラット→ティラナ
4/25(火)ティラナ→プリズレン
4/26(水)プリズレン→スコピエ→オフリド
4/27(木)オフリド→スコピエ
4/28(金)スコピエ→ソフィア
4/29(土)ソフィア→リラの僧院→ソフィア
4/30(日)ソフィア→ブカレスト→シナイア
5/01(月)シナイア→ブラショフ
5/02(火)ブラショフ→ブラン城→ブラショフ
5/03(水)ブラショフ→ブカレスト→キシニョウへ
5/04(木)キシニョウ
5/05(金)キシニョウ→イスタンブール
5/06(土)イスタンブール→成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は怒涛の移動日。まず5:30発のバスで3時間半かけてスコピエへ行き、そのままさらに4時間かけてオフリドへ向かいます。
4時起きのプレッシャーは凄まじく、なかなか寝付けない上に1時間ごとに目が覚めてしまいました。まあ前日に5時間も昼寝してるせいもあるけど。
幸いなことに寝癖が付かなかったので、シャワーはパス。枕にしなくても布団の中でいつの間にか温まっていたペットボトルはそのままバックパックへ。
4:40には部屋を出る。まだ真っ暗だし、流石に車も走っていない。間もなくアザーンが町に響き渡りました。 -
プリズレンの市役所の前を通りました。ああ、来るときにもちらっと見た気がするけど改めて見に来るのを忘れてた。壁一面に、コソボを承認している国の言葉でありがとうと書かれています。
日本を含め全てラテン文字かキリル文字で書いてありますが、なぜか韓国だけはハングル文字で書かれていました。 -
車がおらずいつでもどこでも道を渡れるお陰もあって、ゆーっくり歩いても20分でバスターミナル(長いので以下BT)に着きました。当然ながらまだバスは居なかったので、誰もいない待合室(チケット売り場がある部屋)で暫く過ごす。昨日の夕食の残りのハンバーガーを少し食べました。レストランで食べた時より美味しく感じる。
待合室の地下には有料(0.30EUR)のトイレがありますが、早朝なので階段の降り口の鉄格子が閉まっていました。しかしよく見ると南京錠が開いているので試しに下りてみると、電気は消えていて女子トイレは鍵が掛かってる。スタッフが自分が使うために男子トイレだけ開けたんだな。という訳で勝手に電気を点けて男子トイレに突入。当然ながら料金係はまだ出勤していないのでまんまと無料で使い、何食わぬ顔でまた電気を消して南京錠まで元に戻しておきました。
外に出ると、いつの間にか6番乗り場にスコピエ行きの大型バスが停車していました。まだ発車までだいぶ時間があるので、暫く外の椅子で待つ。明け方はダウンを着てても寒い。 -
5:30発のバスはプリズレン市内を通って北東へ。ビストリカ川沿いを走り、角を曲がって郵便局の前を通り、遊園地の前を通りました。昨日城壁の上から見たのとはまた別の遊園地。
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ビル・クリントンと名付けられた体育館がありました。
コソボ独立を支援してくれたアメリカは、もっと言えばセルビアを爆撃してくれたアメリカはコソボにとって英雄なのです。 -
モスクとセルビア正教会が隣り合ってると、何だかハラハラする。
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7時頃、Ferizajという町のBTで休憩。トイレが無料なのは良いけど、鍵も紙もない洋式でした(今旅で廻ったエリアは和式似のイスラム式も多かった)。扉にノブすら無いので押さえて入る。内開きならまだしも外開きなので大変、ノブ無いから掴む所無いし。
外に出ると息が白い。日が昇ってもすぐには気温が上がらないようです。 -
プリズレンを出た直後から、殆どずっと雪山が見えていました。
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マケドニアとの国境付近は山岳地帯で、道が曲がりくねっています。
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8時頃にコソボ側の国境に到着。暫く停車したまま何も起こらないと思ったら、前の車が手続き中だった様子。その後ゲートが開いてバスが前進し、係官が乗り込んできてパスポートを回収。アルバニア・コソボの国境もそうでしたが、パスポートではなくIDカードを提出している人も結構います。
ちなみに今旅では10回以上バス移動しましたが、自分以外の旅行者が少ないながらも乗っていたのはリラの僧院とブラン城行きのバスくらい。3回乗った国境越えのバスで、出発地か目的地どちらかの国民じゃないのは私だけでした。
それからパスポートが返されないまま発車、マケドニアの国境へ。バスの荷物入れを開けて一瞬調べ、またちょっと進んで停まる。今度の停車は結構長く、乗客も分かっているのかバスを降りて一服する人も。ああ~お腹空いた、昨日あんなにプレスカビッツァはもういいとか思ってた癖に、夕食の残りのハンバーガーが恋しい。バックパックに入れて荷物入れに預けちゃったんだよなあ。
暫くしてバスは発車し、車掌が名前を読み上げながらパスポートを配ってくれました。興味深く見守っていると、私の名前をフルネームできちんと呼んでくれました。ほお~、凄い。ローマ字読みって世界共通なんだなあ。
返ってきたパスポートにコソボの出国印はなく、マケドニアの入国印はジブラルタルのスタンプに半分被せて押されていました。だから余白が多いっつーのになんでや。 -
スコピエは国境から近いので、マケドニアに入ると間もなく山の上にミレニアム十字が見えました。
城壁の脇からスコピエ中心部へ。予約してある明日のホテルの前も通り、BTはもうすぐそこだーと期待が高まりましたが、市内に入ってから色々な所で乗客を降ろしたり渋滞に嵌ったりして時間が掛かりました。スコピエも交通量が多い。 -
立派な建物。マケドニアの国会議事堂?
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何だあれは、凄く変わった建物が。
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バスはスコピエ市内を縦横に走り回りました。明日いくらでも見られると思いつつ、ついつい車窓の写真を撮る。まあ明日もこんなに天気が良いとは限らないからね、青空のスコピエを見る機会は今だけかも。
それが思わぬ形で現実になるとは夢にも思っていませんでした。 -
定刻の9時ぴったりにスコピエBTに到着。荷物入れに預けていたバックパックを受け取る時に、さっきパスポートを配ってくれた車掌が私のフルネームを呼んで挨拶してくれました。あはは、覚えてくれてる!あの時上手く呼べたのが嬉しかった様子。
BTの建物に入ろうとすると、タクシーの運転手に何度か声を掛けられました。どこに行くの?タクシー?と聞いてきますが、オフリドにバスで行くというとあっさり納得してくれます。
チケット売り場で「オフリド!」だけ連呼して10時発のチケットをゲット。520デナリ(以下DEN=1,041円)、カード払い可。 -
オフリド行きのバスは毎正時に出ているようです。もうちょっと早く着いてれば9時発のバスに乗れたんだな。
しかしここのBTは結構厳格なようで、係員にチケットを確認して貰わないとバス乗り場に出られないし、10時発のバスがBTの敷地内を出た所で駆け寄ってきた客は乗車を断られていました。 -
でも立て続けにバスに乗らずに済んだのはむしろ良かった。ベンチに座り、念願の昨日のパンをパクつきました。うまっ!非常食万歳。
スコピエの人は親切で、うろうろしている時に声を掛けてくれて少し話したBT内の旅行会社の人がトイレの場所を、タクシーの客引きが両替所を教えてくれました。駅併設のBTだというのに、周囲に両替所が無いからおかしいなあと思っていたら、なんと何食わぬ顔でチケット売り場に紛れていました。2枚上の写真左から2番目の窓口。 -
綺麗な無料トイレが、BTと直結している駅の中にありました。駅はBTと違って閑散としています。列車の本数少なそう。
東欧やアジアを旅していると鉄道よりバスが主流という国が多く、首都の中央駅が閉鎖されているような所もあります。バスと違って鉄道は維持するのが大変なんだろうな。
写真右端の扉の向こうがBT。 -
時間があるので周囲をブラブラしていたら、BTを出た所にアイスのショーケースが。ほー、1スクープ20DEN…って40円?!安っ!!是非とも買いたかったですが、なぜかお店の人がどこにも居なかったので渋々諦めました。
スコピエのタクシードライバーには、世間話の相手も含め色々親切にして貰ったので、明日のホテルまでの移動にはタクシーを使おうと思いました。マケドニアのタクシーについて、歩き方にはメーターを倒さないとか回り道されるとか悪いことばかり書かれていますが、私がスコピエとオフリドで2回ずつ乗った限りでは全く大丈夫でした。 -
10:00発のバスでオフリドへ。
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あんまり駅っぽくない外観のスコピエ駅。
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再びスコピエ市内を通ってまずは西へ。左端が城壁、真ん中の建物が明日泊まるホテル。
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マケドニアに入ったというのに、あちこちでアルバニアの国旗が掲揚されていました。どうやらアルバニア系の住民が多数派の地域のようです。そういえばマザー・テレサもアルバニア系マケドニア人でしたね。
マケドニア出身のアルバニア人とか、フィンランド出身のスウェーデン人(トーベ・ヤンソン)とか、以前はどういうことなのか意味が分からなかったけど、ここ数年東欧を旅行するうちに、国境以上に重要なアイデンティティがあるという事がだんだん分かってきました。
スコピエ~オフリドのバスの経路の前半は、アルバニア系住民多数派の地域(Wikipedia参照)を見事になぞっていたので道中にモスクが多く、てっきりマケドニアでもムスリムが多数派なのかと思いましたが、実際に国の7割を占めている多数派はマケドニア正教(東方正教会)だそうです。
ちなみにマケドニア国内のイスラム教徒の全てがアルバニア人という訳ではなく、トルコ人もいるそう。オスマントルコの時代に移住してきた人達の子孫ですが、オスマン帝国では宗教によって民族を分類しイスラム教徒=トルコ人としていた時代があったので、現在でもトルコ語が話せずトルコ人の血を引いていないトルコ人が普通にいるらしい。そういう人達は『トルコ人』と名乗るも『イスラム教徒のマケドニア人』と名乗るも自由なんだそう。
マケドニアには「地方自治体単位において2割を超える話者がいる言語は、その自治体の公用語とする」という法律があるそうで、その少数言語(アルバニア語トルコ語その他結構沢山)+マケドニア語で学校授業が受けられるそうです。 -
経路の真ん中辺りで休憩を挟み、スコピエから3時間ちょっとでオフリド湖が見えてきました。オフリドの中心部を経由してからBTへ向かうルートだったのでそこで降りるか迷いましたが、明日のバスを確保する為にBTに行かなければと思い直す。
オフリドのBTは湖から2km程離れた辺鄙な所にあります。しかも現在建設中らしく、敷地の端っこで仮設の状態で営業していました。右のプレハブがチケット売り場、左が待合室。
チケット売り場で尋ねてみると、なんとオフリド→スコピエのバスは5:00発、7:15発、16:30発、18:00発、20:30発の1日5本しかないそう。えええええええ!!本数はともかく何そのクソみたいな時間帯!!早朝発か日没後着の2択しかないって!通勤用なの???
その時刻表には1日13本あるはずのスコピエ→オフリドのバスも5本分しか書いてなかったので他にもバス会社があるはずですが、この仮設BTにはdelfinatursという会社しかありませんでした。他の所から発着してるのかなあ。だってスコピエから13本も出てるのにオフリドからのが5本しか無かったら全員は戻って来られないじゃん単純に考えて。
しかしそれもこれも、新BTが完成したら解決する問題なのかもしれません。
仕方ないので16:30発のチケットを購入しました。こんなもん一択じゃん。450DEN(約893円)、往きより安いのがせめてもの救い。ああ~スコピエに明るいうちに着けない。青空のスコピエが本当に見納めだったとは…。 -
BTから旧市街の聖ソフィア大聖堂までタクシーで移動。乗り込む前にメーターを指差し「ミーター(使う)?」と尋ねると、勿論と頷いてくれました。
運賃は100DEN(約122円)。マケドニアのタクシー運賃はざっくりと四捨五入されて1桁の数字は切り上げられたり切り捨てられたりしましたが、小数点2桁まで正式な金額が記されたレシートをくれます。今回は99.77DENでした。 -
オフリドの宿泊先はヴィラ・セントソフィア。名前の通り、聖ソフィア大聖堂のすぐ近く。Hotels.comで予約して、朝食バストイレ付きで32EUR(=1,970DEN=3,967円)。
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僅差ながら今旅最高額の宿泊代なだけあって、部屋の設備がこれまでにない充実ぶりでした。バスルームはピカピカで部屋も居心地がいいし、オリジナルのバスアメニティ(石鹸、綿棒、シャワーキャップ、シャンプー、シャワージェル)まである。
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ウェルカムドリンクがサービスされたのでコーヒーをお願いしました。時刻はもう14時ですがついでにランチも頂きます。
お薦めされた入口前の席からは、聖ソフィア大聖堂が見えました。 -
ポークロイン(150DEN)をオーダー。「付け合わせはどうされますか?」と調理法を選ばせてくれたポテトが別料金だと会計時に発覚してモヤモヤ。マケドニアはこんな風に飲食店の会計でモヤモヤする展開が異常に多かった。この日はもう無いけど翌日3回モヤモヤします(予告)。
計250DEN(500円)、メニューで確認できなかったけどポテト高いな!?
そんな展開になるとは知らずに食べたポークとポテトは柔らかく、付け合わせのバターライス(!)は塩加減が丁度良くてとても美味しかったです。フワフワのパンは食べきれずお持ち帰り。 -
シャワーを浴びたいのを我慢して、早速観光に出掛けます。オフリドに来たからには聖ヨハネ・カネヨ教会を見に行かないと!
聖ソフィア大聖堂の脇を通って西の方へ。 -
多分こっちだろうと見当を付けて、坂や階段を上る。
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振り返ったらオフリド湖が見えました!
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この日も快晴。どんだけ日頃の行いが良いんだよというくらい毎日毎日よく張れます。嬉しいんだけど、日差しがエグい。
それでもオフリドの坂道は歩いていて気持ちが良い。人通りが少なく、建物が綺麗で、私の大好物レトロカーの宝庫。 -
聖ヨハネ・カネヨ教会はこの先だ。
なぜかこの観光案内板は、珍しいフォントで文字がやたら細くて読みづらい…と思ったけど、元は普通のフォントだったのが経年劣化で端から丸まってこうなったのかも? -
真っ青なオフリド湖を見ながら、今度は坂を下ります。
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透き通って湖底が見えてる。綺麗だ~。
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イチオシ
湖沿いに歩いていくと、道の先に聖ヨハネ・カネヨ教会が見えました。この景色が見たかったんだ!
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13世紀に建てられた教会。敷地内入場無料、教会内有料。
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イチオシ
後ろの高台から、オフリド湖をバックにした教会が眺められます。綺麗だ~、オフリド湖のこの青さ!
午後は逆光なんだな。明日も来よう!(即決) -
MAPS.MEの地図によると、教会裏手の坂はサミュエル要塞まで繋がっているようだ。
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道なりに歩くと林に出ました。
『サミュエル要塞→』って書いてある方向に道が無いんですけど!(笑)木と木の間隔の広い林があるだけなんですけど。適当に木の間を進めということですね。 -
林を抜けて暫く上り、サミュエル要塞に到着。聖ヨハネ・カネヨ教会から10分くらい。
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入場料は60DEN(約120円)。ベラット城と同じく、チケットブースより手前に分岐点があるのでうっかりスルーしてしまう所でしたが、ここもスタッフの人が外に出てきて声を掛けてくれました。
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マケドニアで最も保存状態の良い要塞とのことですが、なんと造られたのは1000年以上前。当時のオフリドはブルガリア帝国の首都で、サミュエル(サムエル)というのはこの要塞を造らせた皇帝の名前だそう。
現在は小国の地方都市にすぎないオフリドが大帝国の首都?!と驚きましたが、古代湖を擁するオフリドはヨーロッパ最古の人類定住地の1つなんだそうです。それもそうだよなあ、淡水は重要ですよね。 -
イチオシ
要塞の上からはオフリド湖とオフリドの町全体が見渡せます。
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聖クリメント教会とイコン博物館。
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サミュエル要塞は敷地内を高い城壁が囲んでおり、あちこちに階段があって色々な所に登れる構造。一旦階段を上ったらそのまま城壁を1周できるようには出来ていないので、上って下りてを繰り返しました。
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要塞の内側には建物の基礎だけが残っています。草が生えて長閑な雰囲気。
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オフリド湖はマケドニアとアルバニアの国境に位置しています。オフリド湖の南半分はアルバニアだし、西のあの山脈の向こう側もそう。
ベラットのあるアルバニア南部からオフリドへ抜ける国境越えルートもあるんですが、私はコソボにも行きたかったので採用しませんでした。いつもは一筆書きのルートで旅することが多いけど、今旅は首都(ティラナ、スコピエ、ソフィア、ブカレスト)を起点に行ったり来たりしています。 -
要塞には何か所か展望台がありました。
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イチオシ
林の切れ目にちょうど見えるあの教会は何だろう。地図と建物の形を頼りに調べてみたら、聖パンテレイモン修道院でした。
893年に聖クリメント(オフリドの聖人)によって建造された修道院 兼 学校で、ヨーロッパ最古の大学という説もあるらしい。 -
市街地方向に飛び出ている櫓もありました。
城壁の上はすれ違うのがやっとの狭さ。観光客は私の他に2~3組でしたが、道を譲ったり譲られたりしながら見学。 -
櫓からの要塞の眺め。
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湖の北に広がるオフリド市の全景が見えました。オフリドは山に囲まれた盆地のようです。
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要塞の北半分には考古遺跡が広がっていました。
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サミュエル要塞はのんびり見て廻って所要30分くらい。
要塞前の土産物屋。 -
要塞を出て左の、スタンダードな道を通って帰る。近くにレストランもありました。
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急な坂ですが、ベラットやプリズレン程ではなかったと思います。
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坂の途中にあった土産物屋さんでポストカードを購入、40DEN(約80円)。
その駐車場で子猫がムカデと闘っていたので、結構じっくり観戦。
オフリドは港町だからか猫が結構いましたが、それでも野良犬の方が多かったかな。 -
坂の突き当たりに見えたのは聖クリメント教会。
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そこからさらに右に折れて坂を下る。味のある廃墟が良いねえ。
オフリドの野良犬は大人しくて人懐っこく、並んで歩いたり先導してくれたりします。全く吠えないしとても可愛い。そしてもしかしたら野良じゃなくて放し飼いなのか、どの犬も毛並みが良くて綺麗でした。 -
この街灯はどこかで見覚えがあるなあ。今旅じゃなくてそれより前に。
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民家よりも小さな教会が。
オスマン帝国領になる前のオフリドには、300以上の教会があったそうです。 -
土産物の民族衣装が可愛い。
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坂を下りきり宿まで戻って来ました。
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ちょっと宿に寄って今度は新市街方向へ。
それにしても今日は本当に雲一つ無いな。 -
湖畔に下りて水を触ってみました。横から見ると透明度が高いのがよく分かる。
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ボートが無造作に転がっているのを見て、コトルを思い出しました。
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3枚上の写真の建物、1階が貫通されて通路になっています。
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奥にもトンネル。上階にいくほど床面積が広くなる建物の構造といい、この辺りも地震とは無縁なんでしょう。
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画廊。国立博物館があるこの通り沿いは落ち着いた雰囲気の街並みで、お店がお洒落でした。
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オフリドパールのお店。
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町の中心部らしい港に出ました。
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湖を覗き込むと小魚がびっしり。網で簡単に掬えそう。
しかしオフリド湖の生き物は殆どが固有種だそうなので、このワカサギのように見える小魚も実は珍しい魚なのかも。 -
釣り人の奥はスヴェティ・ナウム行きボート乗り場。
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港の前には公園…えっ、桜?!
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まさかマケドニアで満開の桜が見られるとは。
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八重桜ですね。
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よく整備された綺麗な公園でした。奥の建物群がちょっとベラットみたい。
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聖クリメント像か、頭の形で分かったよ。(Wikipedia:オフリドのクリメント参照)
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港から北に向かって、歩行者天国のスヴェティ・クリメント・オフリドスキ(「オフリドの聖クリメント」って意味ですね多分)通りと平行に、車が通れる大通りが延びています。
その大通り沿いにある郵便局で切手を買いました。40DEN(約80円)。 -
スヴェティ・クリメント・オフリドスキ通りは、キラキラした石畳が綺麗な賑やかな通りでした。オフリドの目抜き通り。
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綺麗で観光客向けでもあるけど、地元の人のための商店街的な雰囲気もあります。
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ここにも20DEN(約40円)のアイスがあったので速攻購入。バニラだっかたな?
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通りの途中にカジノがありました。今旅で廻ったエリアではあちこちでカジノを見ましたね。
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びっくりするくらい可愛くないマネキン!
この通りには他にも謎のマネキンを展示している服屋さんが何か所かあって、3体の全裸の少年のマネキン…の腰にコピー用紙を貼り付けている所がありました。見た目海パンを履いてるような状態。全裸のまま置いてたらどこかから苦情があったのかな?服が無いならマネキンを仕舞うという選択肢は無いのだろうか。
あとワンピースを着て立膝で座っている女性のマネキンは、角度によってはスカートの中が丸見えでした。 -
スヴェティ・クリメント・オフリドスキ通りの突き当たりには広場があり、「樹齢1000年の木」が立っています。幹は洞が広がった結果なのか半分に分かれており、セメントで補強されていました。木の高さはそれ程でもないというか、切られた(折れた?)ことがある様子。広場の北に、この木について詳しく書かれた案内板がありました。聖クリメントが生きていた時代からこの木があると思うと物凄い。
そこから西に延びる通りにブラブラ迷い込む。そこも歩行者天国で、トルコ料理のレストランが並んでいました。 -
オフリド旧市街では見なかったモスクもあります。トルコ人居住区なのかな。
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奥まで行って戻りかけてから、湖寄りの辺りでカフェに入るつもりだったけどここでもいいんじゃない?と気が付く。
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まだ17時前なのでどこも空いています。店員さんがニコッとしてくれた、NEIMというトルコ料理レストランに入りました。
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出してくれた英語のメニューを見る前に「セルスコ・メソ(マケドニアの名物料理)ある?」と店員さんに尋ねると、無いそう。正直まだお腹は空いてないんだけどセルスコ・メソがあるなら食べてみたかった、残念。
今思えばトルコ料理屋さんなんだから無くて当たり前なんだけど、店員さんは厨房に確認してくれたようで「250DENで作れるよ」と言いに来てくれました。しかしその前に気になる料理を見つけていたので、申し訳ないけどそっちを注文。
ハーフチキンfor Take(150DEN)とターキッシュチャイ(20DEN)を。
計170DEN(341円)、カード払い可。 -
チキンはあの店頭でグルグル回ってるやつ。食べたことないから試してみたかったんだ。店で食べるより安いし、後で食べたいので持ち帰りで。
チャイを飲みながら日記を書いていると、紙で包んでビニール袋に入れたチキンを持ってきてくれました。 -
イチオシ
スヴェティ・クリメント・オフリドスキ通りを戻ると、こんな可愛い路地を発見。マケドニアの国旗も良いねえ。
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歩いていると、ティラナ行きの機内以来の東アジア人を見かけました。おそらく中国人の年配のご夫婦。
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オフリド湖で採れたものなのか、貝の土産物が色々ありました。こんな南国の海にいそうな大きな貝が採れるの?!オフリド湖の巻貝は9割が固有種らしいけど…え、ヒトデって淡水にもいるの??
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郵便局にポストカードを出しに行く。さっき切手を売ってくれたお姉さんが窓口にいたので話が早く、その場で消印を押してくれました。ポストカードは帰国した翌日に無事届きました。
その斜向かいのスーパーに寄り、水やお菓子をがっつり購入。カードが使えたし、レジのお姉さんが英語で応対してくれました。
マケドニアに入ってからカードが使えるようになったのは良いんだけど、レートが急に上がったせいで現金ユーロを両替して使う方がちょっと得。いざという時の為に現金を残しておきたいから、使える所ではカードを使うけど。 -
チキン以外の全部で113DEN(226円)。
ペンギン味のジュースって何だよ!と思ったらアップル味。中身のノーヒントっぷりが面白い。その右のチョコレートかと思った物はスポンジケーキ、ピンク色の飲むヨーグルトは子供向けのようなパッケージなのに、砂糖なしのプレーンでした。
チキンは最初は脂っこく癖がありしょっぱく感じたけど、はまる味。昼残したパンが進む味でした。 -
荷物が増えたし疲れたし、宿に帰ろう。今日も日に焼けた。
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ああこの道、来た時にタクシーで通った所だ。帰路は団体ツアーを何組か見かけました。
部屋に戻ると早速洗濯をしまくって干しまくりました。やっと浴びられたシャワーはお湯がたっぷり出るのは良いけど、温くする方法が分からず熱湯を浴びて悶絶。
ネットをしながらテレビを見て寛ぎ、耳栓をしてぐっすり眠りました。
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