2017/04/22 - 2017/04/23
9位(同エリア16件中)
susuさん
GW欧州旅行3年目はバルカン半島へ。アルバニア、コソボ、マケドニア、ブルガリア、ルーマニア、モルドバ、そしてトルコの計7か国を廻る15日間の日程です。いつものように行き先を欲張ったら、ソフィア以外では連泊無しのとんでもなく移動ばかりの旅程が出来上がりました。前年のバルト周辺旅行では連泊の方が疲れたので、移動ばかりの方が逆に楽かもしれないと思ったけどどうだろう。
出発9ヶ月前の7月半ばに予約をしてその日のうちに旅程を組み上げたら、その翌朝にトルコでクーデター(未遂)という衝撃のニュースが飛び込んできてぶったまげました。
また何年も前から、このエリアに行くならソフィア・ブカレスト間の移動は夜行列車でと密かに夢見ていましたが、改めて調べてみるとついここ1~2年のうちに夜行が廃止されていたと分かって大ショック。渋々飛行機を予約して宿を手配し直しました。結果的にブラショフでも連泊できることになったからまあいいか。
ターキッシュエアラインズ ティラナINキシニョウOUT…102,050円
タロム航空 ソフィア→ブカレスト…123.69EUR(15,375円)
4/22(土)成田→イスタンブールへ
4/23(日)イスタンブール→ティラナ→ベラット
4/24(月)ベラット→ティラナ
4/25(火)ティラナ→プリズレン
4/26(水)プリズレン→スコピエ→オフリド
4/27(木)オフリド→スコピエ
4/28(金)スコピエ→ソフィア
4/29(土)ソフィア→リラの僧院→ソフィア
4/30(日)ソフィア→ブカレスト→シナイア
5/01(月)シナイア→ブラショフ
5/02(火)ブラショフ→ブラン城→ブラショフ
5/03(水)ブラショフ→ブカレスト→キシニョウへ
5/04(木)キシニョウ
5/05(金)キシニョウ→イスタンブール
5/06(土)イスタンブール→成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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22:35発のターキッシュエアラインズは成田発最終便。夜の京成本線は本当に空港に行くのか心配になるくらい、スーツケースを持った乗客がいませんでした。
20時過ぎに空港に着くと殆どの店が閉まっていて薄暗いのに、TKのチェックインカウンターだけ長蛇の列。45分もかかってチケットをゲット、満席だそう。
成田空港のセキュリティチェックがいつの間にやらハイテクになっており、壁の前で両手を上げて一周するとモニターの人体図にチェックすべき位置が表示されるらしい。感心しましたが、バッグにうっかり入れたままにしていたお茶のペットボトル(ほぼ空)はスルーされていました。えええええ!!
TKは航空券に表記されているABCDのグループごとに分かれての搭乗でした。私はBで、2-4-2の機内の右通路側。イヤホンや毛布を開封せずに窓側の乗客が来るのを待っていたら西洋人女性がやって来て、何やら申し訳なさそうにしているので一旦席を立って通すなんて何てことないですよと思っていたら、ボーイフレンドと席が離れてしまったので代わって貰えないかと頼まれました。ええー、真ん中の席とかだったら嫌だなあと思いつつもとりあえず彼氏の席を見てみてというので着いて行くと、なんとバルクヘッドの通路側!そりゃ彼氏の隣の席の人には交換を頼めないよなあ。喜んで上の棚にしまっていたキャリーを持って移動。こんないい席に座れる上に2人に感謝されて良い事づくめ。既に周辺の棚は空きがなく少し後ろに収納することになったけど全然OKです。
TK名物のウェルカムロクムはいつの間に廃止になったのかありませんでしたが、1人1人にアメニティのポーチが配られました。靴下、アイマスク、耳栓、歯ブラシ、スリッパと十分な内容。早速スリッパを装着。機内食のメニューも配られます。
1回目の機内食は焼き鳥との2択でトルコスタイルハンバーグを選択。後から温かいパンも来ました。ドリンクはチェリージュース。 -
マスク・耳栓・アイマスクを装着してぐっすり。朝食のカートが横に来て初めて目が覚めました。
和食と洋食で洋食を選択。メイン右側はなんとチーズトースト!何だろうこれと口に入れて味わってみて初めて分かってびっくり。
定刻の5:20より30分程早くアタチュルク国際空港に到着。真っ先に降りられる席ですが荷物が後ろにあるので一番最後に降機。私が眠っている間にミネラルウォーターが配られたらしく、降りていく人々がペットボトルを持っている。床に落ちているこれが私の分かな?
セキュリティチェックの長ーい列に1時間近く並びました。この空港いつも混んでるな。 -
この時のイスタンブールは曇っていてとても寒く、バスを降りてから機体に乗り込むまでだいぶ時間がかかったので、空港のトイレでインナーを着足しておいて正解でした。
7:45発のティラナ便はなんと中国人ツアー客でいっぱい。アルバニアがそんなに人気の旅先だとは…とこの時は驚きましたが、そういえば中国とアルバニアは昔から繋がりが強いんだった。文化大革命時代の中国人にとって、ヨーロッパ留学の行き先といえば鎖国真っ只中のアルバニアだったと、小説ワイルド・スワンで読んだ記憶があります。 -
離陸前から何度か甘~いパンを焼くようないい匂いが漂ってきたのでワクワクしていたら、機内食は全く甘くないサンドイッチでした。スライストマト、バジルソース、モチモチしたチーズがたっぷりのホットサンドイッチ。あの甘い匂いはこれの一体どこから?パンの表面は揚げパンみたいだけど甘くはないし。
ドリンクはアイランを。これを飲むのは10年ぶりくらいですが、砂糖なしのヨーグルトドリンクは最近よく飲んでいるので同じ感覚で飲んだら、記憶以上にしょっぱくてびっくり。いやー塩、いるか?ヨーグルトに…。 -
3-3の機内の窓際最後尾で快適なフライト。分厚い雲はすぐに途切れ、アルバニア上空はよく晴れていました。
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空から見下ろすアルバニアの国土は、見渡す限りが山でした。ベラットもこんな感じの所なんだろうな。
-
8:25にティラナ・リナ(マザー・テレサ)国際空港に到着。
この空港にはどういう訳か他の機体が全くおらず、カトマンズ行きの乗り継ぎで立ち寄ったラサの空港を思い出しました。
建物に入るとすぐに入国審査でスタンプは無し。バゲージクレームにあった両替所で30EUR両替しました。 -
今日はこれからベラットへ向かいます。ティラナ→ベラットのバスについて最新の情報を掴んではいましたが、ティラナの長距離バス発着所はよく変更になるそうなので、ベラット行きのバスがどのバスターミナルから出るのかを空港のツーリストインフォメーションで改めて確認するつもりでした。しかし到着ロビーをパッと見渡して見つからなかったのと、エアポートバスが出発する正時が迫っていたのとで速攻諦めて空港の外へ。タクシーの客引きに何度か声を掛けられましたが、しつこくはされませんでした。
空港を出て正面に見える位置に乗り場を発見!
運賃は250Lek(約233円)、運転手に直接支払います。 -
エアポートバスは現在のベラット行きが出ているバスターミナルの前を通ってスカンデルベグ広場まで行くはず。
ドアの横にいた運転手にMAPS.MEの画面を見せながら、「スカンデルベグ広場まで行かずに、その手前のこのバスターミナルで降ろしてほしい」と伝える。英語が話せる乗客の若者が間に入ってくれて何とか伝わったと思いましたが… -
約20分後、特徴的なモニュメントがあるバスターミナル前のラウンドアバウトを通り過ぎられてしまいました。ええ~…MAPS.MEのポインタもどんどん目的地から遠ざかってるんだけど、運転手も若者もノーリアクション。ええ~…「あのバスターミナルね」と理解を示していたのは何だったんだ。
間違いを指摘するのも気が引けるので初めは遠慮がちに声を掛けましたが、のんびりしてるとバスはどんどん目的地から遠ざかるだけなのではっきり声を上げ、通り沿いのバス停で降ろして貰いました。いや私は一刻も早く路肩で降りたかったんだけど、決まりがあるのかバス停まで停まってくれなかったのだった。おい若者よなぜキョトンとしている?後ろに座ってた別の男性(あんたも英語喋れたんかい!ちなみに乗客はこれで全員)に「スカンデルベグ広場からバスで戻ったら?」と言われましたが、嫌だよ今なら徒歩圏内じゃん。
車内で復習して準備していた「ファレミンデリト(ありがとう)」を言う機会なく下車。結局1kmくらい歩いて戻りました。真っ直ぐな道の向こうにモニュメントがあるの、見えないでしょう。
道幅の広い幹線道路で、市バスが頻繁に行き交っていました。明日べラットから戻ってきたら、どれでもいいからバスに乗りさえすればスカンデルベグ広場に辿り着けそうだな。 -
天気が良くて快適な気候。寒くないけどダウンを着たままでも暑くない。
道路沿いには大きな団地のような集合住宅や店舗、ガソリンスタンド、ホテル等が並んでいました。ヨーロッパよりは中東か南アジアっぽい雰囲気の街並み。
照明専門店、ドーハを思い出す。 -
10分ちょっと歩いてバスターミナルがあるラウンドアバウトに着きました。
アルバニアの国旗と国章に描かれている双頭の鷲のモニュメント。 -
バスターミナルはラウンドアバウトのすぐ西にありました。正式名称はSouth bound Bus Station(Terminali i autobuzave te jugut)というらしい。スカンデルベグ広場から北西約2.5kmに位置しています。
手前にあったキオスクで水を購入、50Lek(約47円)。
入口で男性に「ベラティ?」と声を掛けられたので着いて行く。 -
あっさりバスを発見!
バスの客引きの声は勇ましく、闘牛士みたい。バスの周辺に立ち、いい声で「ベラーティ!」「デュラス!」と声を上げています。アジア的というか、分かりやすくてとっても良いなあ。意外にアルバニアは旅行しやすい国なのかもしれない。 -
ティラナ→ベラットの運賃は400Lek(約373円)。発車してから車掌が車内を廻って回収します。
出発前や大き目のバス停(?)で停車した時に、パック入りのイチゴやポップコーン(市販の商品ではなく、ビニール袋に詰めて口を輪ゴムで縛ったもの)、市販のスナック菓子、ミネラルウォーター等を抱えた売り子が乗り込んできて車内を回りました。今旅でこういう車内販売があったのはアルバニアのバスだけ。面白いなあ。車内にエキゾチックなアルバニアンミュージックが流れているのも面白い。音楽も中東~南アジア風。 -
バスターミナルを出発したバスはベラットがある南ではなくなぜか北西へ。デュラスを経由してから南へ向かうようです。
出発から暫くは空港→市内のバスと同じ道を逆走します。二度目ですがこの幹線道路沿いの建物はなぜか変わったものばかりで、目が釘付けでした。 -
宮殿?
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ピラミッド??
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デュラス以降は殆どずっと農村地帯でした。広ーい畑でポツンと、1人2人の少人数で農作業をしている姿が時折見られます。心安らぐ風景。
三々五々ガードレールに座り、道行く車を眺めている人達も時々見かけました。何だろう。暇なのか、井戸端会議なのか、バスでも待っているのか。
農村地帯ではブンカー(トーチカ)をちらほら見ました。ティラナ~ベラットの道中ではあちこちにあるというよりは、特定の数kmの範囲にポツンポツンと密集していた(というのもおかしな表現ですが)印象。
これらのブンカーは、対ソ連の戦争を想定して1976年以降に50万以上も作られたそうですが、結局実用の機会はありませんでした。勿論無くて良かったんですが、頑丈過ぎて壊すのも大変らしく放置されているそう。 -
遠回りしたので時間がかかるかと思いましたが、事前情報通りの2時間半でベラットのバスターミナルに到着。
ここから市内までバスが出てるらしいけど、見当たらないから歩こう。 -
しかし天気が良くて暑い!ベラットは意外にも、限られたエリア以外は普通の街並みでやっぱりどこか南アジア風でした。コンクリート製で、外から見ても壁や床の薄さが分かる辺りが。
30分程歩いた所で、バス停に停車している市バスに駆けていく女性の姿が目に入ったので、私も走って乗り込みました。はー助かった。バスターミナルから中心地までは3kmくらいあり、歩いてみると結構遠かったです。
運賃は30Lek(約28円)。運転手に直接支払い、切符を受け取ります。 -
バスの向こうにちょっと見えている、聖ビトリ大聖堂がある広場で下車。
地球の歩き方にはオレンジ色のバスと書いてありますが、全て新型らしい緑色のバスでした。 -
私が予約している宿は、バスが走ってきた道をほんの少し戻り路地に入ってすぐでした。
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ホテルベラティ、Hotels.comで予約して朝食バストイレ付きで20EUR(約2,420円)。現地払いで現金のみでした。ユーロ可。
わりと人気のある宿だと思いますが意外なことに英語が通じず、朝食の時間も分からないし、部屋に案内された時につけられたエアコン(暖房!確かに日陰は涼しいけど)の消し方も分かりませんでした。リモコン無い…。仕方がないのでつけたまま出掛けてしまいましたが、その後は学習してコンセントを引っこ抜くことにしました。挿せばまたつく。
2階でベランダもあり眺めが良く、明るくて素敵な部屋。ベランダ、洗濯に最高!と思いましたが、立地が良すぎてかなり外から丸見えだしハンガーを吊るせる所がない。結局ベランダにあった椅子の背もたれや肘掛けに引っ掛けたりしました。 -
宿に荷物を置いたらさっそく出掛けました。
とても天気が良くて暑い。こりゃいかんと日傘を差しました。他にそんな人はどこにもいないから悪目立ちするんだけど、アジア人という時点で既にこれでもかというくらい目立っているんだからもういいだろうと開き直る。ここからオフリドまでは東アジア人を一切見掛けませんでした。
しかし完全に開き直れることもなく、ベラット以降は日傘を我慢して直射日光を浴びていました。勿論日焼け止めは塗りたくってますが。ベラットは田舎でわりと人が少ないからあまり抵抗なく日傘を差せたんだと思う。それに今旅で廻ったエリアでは最南端なだけあって一番暑かったです。
時刻は既に14時近く。昼食を摂ろうと、歩き方にも載っているホテルマンガレミ(旗が沢山立っている建物)のレストランに行ってみましたが、入り口のドアに予約が必要らしき旨の張り紙があったので諦めました。 -
ホテルマンガレミの前の坂をずっと上ると城壁に着きますが、上に行く前に食事を済ませたい。お店を探してうろうろして、さっき市バスで到着した広場まで戻って来ました。右の建物が聖ビトリ大聖堂。
周辺にはオープンテラスのカフェやレストランが結構ありますが、なぜか入る気になれず。 -
アルバニアもかつてオスマントルコ領だったので、このようにチキンがグルグル回っているお店が結構あります。
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結局レストランではなく、いつ通っても地元の人らしきお客さんが買いに来ている様子に惹かれてテイクアウトのお店に入りました。写真中央、宿がある路地の入口にあるお店です。っていうか看板の上に最上階が見えている建物がホテルベラティです。
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お店の人が「何にする?これ?これ?」とパンを指差して…ではなく手でバンバン叩いて(笑)注文をとってくれます。奥の左側がピザ、右側がピテでメニュー表によると同じ値段らしい。
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ピテって何だ?と思ったのでそれを注文、60Lek(約56円)。大きなパンに切れ込みを入れて、間にフライドポテト、チーズ、ハムなどを挟んでくれます。マヨネーズ、ケチャップ、マスタードを入れるか聞かれたので全部入れて貰いました。値段は一緒。
座る所はないので、食べながら城壁に向かいました。サクッモチッとしたちょっとパイっぽいパンで、齧るとかなり大量に入れてくれたマヨネーズやケチャップが飛び出してきました。いつも旅に持参しているウェットティッシュを今回うっかり忘れてきたことを早くも後悔。出発の数日前にわざわざ買ってきたのになあ。 -
再びホテルマンガレミの前の坂を上り、城壁へ。
凄い急坂です。車やバイクが私を追い越していきましたが、キュルキュルキュル…と甲高い苦しそうな音を立てていました。坂の上に住んでる人は毎日大変だなあ。車の事はよく分からないけどダメになるのが早そう。 -
イチオシ
まだ少し上っただけですが、振り返ると新市街が見えました。
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途中の木陰で小休憩。写真中央の段差に座って、城壁から下りてきたりこれから上っていく観光客を眺めながらピテを食べました。
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再び上り始め、カウベルのような音がするので見上げると斜面で羊が草を食べていました。崖っぷちで草を食べるといえば山羊のイメージですが、羊も同じようなものらしい。
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坂道は車がすれ違うのがやっとの狭さなので、車を避けて段差の大きい石段のような塀の上を歩いたりもしました。
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イチオシ
だいぶ新市街が遠くなった。
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塀のある道が終わり、あのカーブを廻り込んだら城壁入口です。
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同じくらいの高さの隣の山にある建物から、野太い男声の賛美歌?が聴こえてきました。真ん中一番上、十字架は見当たらないけど教会なのかな?
帰る時もまだ聴こえていました。 -
誰かを呼ぶような声が聞こえたので目を向けると、羊飼いのおじさん達が少し離れた所にいる羊2頭を呼んでいました。羊って呼ぶと来るんだ?!賢いな。そして羊と違って集合済みの山羊、羊よりも山羊の方が統率が取れているんだろうか。
2頭の羊は食事に夢中で全く動かなかったので、おじさん1人が直接迎えに行っていました。写真は呼んでも羊が来ない、しょうがないなあという笑いの瞬間。優しい光景。 -
アーチを潜ると奥の隅の方にチケットオフィスがあります。入場料は100Lek(約94円)。
道は長く感じましたが、休憩しながらゆーっくり歩いても麓から30分程で来られました。休憩なしなら私のペースでも15分くらいかなあ。聖ビトリ大聖堂のある広場から歩くとしたら20分少々見ておけば。
さらに城壁内部へ向かうアーチがチケットオフィスよりも手前にあるので、ブースに気付かずスルーする所でしたが、人が来るとスタッフが出てきて声を掛けてくれます。 -
城壁内部に繋がるアーチの中には土産物が並んでいました。
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この写真の範囲内はそうでもありませんが、かっこいいと評判のアルバニア国旗をあしらった土産物が多かったです。
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城壁内部には、至る所に布が干してありました。
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洗濯物のように自然に干されているけど売り物だよなあ。
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入口を振り返ったところ。
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城壁内部は驚いたことに、普通に住宅街でした。どこかに別の入口があるのか、車も沢山停まっています。
ホテルもいくつかあるようですが、宿泊先に行くのに入場料がかかるというのも不思議な感じ。外と行き来できるように通行券でも貰えるのかな…いずれにせよ新市街と行き来する度にあの坂を上るのは大変すぎるけど。 -
イチオシ
天気が良く、遠くの雪山が綺麗に見えました。
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適当に奥へ進んでいきます。
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1階より2階、2階より3階が広い家。地震とか無いんだろうなあ。
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車が侵入できない路地も多い。
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雨水が流れるようにか、道の中央に向かって少し傾斜があります。
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人気のない住宅街が続き、普通に迷子になっていたら…
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開けた通りに出て一安心。
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ベラットのお洒落なゴミ箱。同じものを色々な所で見かけました。
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一応目的地はあって、城壁南端にある展望台を目指しています。
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野花が満開で景色が良く、爽快でした。
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遠目に大きくて立派な建物があると思ったら、屋根が抜けている廃墟。
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城壁にアーチがあったので進んでみたら、Cのような形で突き当たりは行き止まりになっていました。天井は側溝の蓋のような頑丈な金網で明るい。
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上から見るとこんな感じ。上は見張り台としても、下の行き止まりは何の為のものなんだろう?
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突き当たりの坂を下り、まっすぐ進むと…
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南端の展望台がありました。
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イチオシ
そこからはこの絶景!オスム川の向こうのゴリツァ地区が一望できます。
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イチオシ
上から見ると、思ったよりは建物が密集していない印象。建物の間にも緑が多く、山の斜面に建物を乗せて並べていったような見た目です。
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展望台から見て右手、西はバスターミナルがある方向。
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イチオシ
左手の東側は新市街。ホテルベラティもこちらにあります。ベラットは思った以上に大きな町のようだ。
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マンガレミ地区を上から見たところ。城壁がある山肌にへばりつく様にして建物が密集しています。
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聖ビトリ大聖堂と、左手は鉛のモスク。
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あの立派な建物は何だろう。後で行ってみよう。
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円形の展望台には、効果があるのかよく分からない柵が一応ありました。いや、転落防止じゃなくて寄り掛かって景色を眺めるための肘置きか?
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展望台の真ん中には高いポールが立っていて、てっぺんにはアルバニア国旗が翻っています。
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城壁の北側は延々と山地。
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花畑と新市街。なんて長閑!
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メルヘン~!
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来た道と違う、城壁の東に沿って延びる通りを歩いて戻りました。そういえば『城壁』だけど、城跡らしきものを見かけなかったな。位置的には住宅街の路地から抜け出てすぐの、上の方の写真で高い塔が建っている辺りのような気がする。他の方の旅行記でよく見る、巨大な頭像がある広場も通り掛からなかった。
通り沿いにあった土産物屋でポストカードを購入しました。50Lek(約47円)。
教会の写真のポストカードで、お店の人に尋ねるとこの城壁上にある教会(位置的にはここから西の方)らしい。城壁内には教会が5つ、モスクが2つあるらしいけど1つも見かけなかったなあ。入口の近くで、教会はこちらという張り紙があるのは見たけど。 -
石垣とレトロなベンツ、いいねえ~。
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砲身だけがゴロッといくつか置かれていました。こういうのって絶対町を向いてるよな。
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最後に入り口脇にある城壁に登ってみます。
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城壁内部の住宅街が見下ろせました。
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イチオシ
素晴らしい眺め。城壁内も『千の窓の町』の一部なんだなあ。
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見学は1時間少々で済み、坂を下りました。急坂を息を切らせながら上ってくる人と目が合うと、お互い自然と労うような微笑みを浮かべるのだった。登山とかハイキングのマナーで「すれ違う人と挨拶する」というのがありますが、元々は礼儀というよりは自然発生的に始まったものなんだろうなあと思います。
急すぎて下るのも結構大変な坂道、ブレーキを握りしめながら自転車で下りるのが一番楽そうだと下りながら考えていました。
場合によってはベラット城は滞在中何度か行くかもしれないと思っていましたが、坂がきつすぎるからもういい。太陽の位置も丁度良く、最高の天気で絶景を見られたからもう思い残すこともないですしね。 -
途中で個人商店に入ってミネラルウォーターを購入、50Lek(約47円)。うっかり苦手なガス入りを購入してしまいましたが、レモンフレーバーだった(これもうっかり)のでなんとか飲めました。
しかし旅先でガス入りの水に騙され続けて10年、遂に今旅で確実な見分け方を発見しました!未開封の状態でボトルを押して凹むのがガス無し、びくともしないのがガス入り!そんなの当たり前じゃんと言われそうですが個人的には大発見なんです。ガス無しでも未開封ならパンパンだと思い込んでたからな。これで今後は大丈夫。
マンガレム地区と城壁。 -
服屋さんの建物凄いと思っていたら、これが独身者のモスクでした。この時は露知らず、翌日観光しに来て初めて知った。
内部のフレスコ画が美しいらしいので見てみたかったんですが、裏手にある入口は鍵が閉まっていました。今思うと服屋さん内部から教会に入れるのかも? -
橋を渡ってゴリツァ地区へ。
ゴリツァ地区の東西2か所に橋があります。これは新市街寄りの、東の橋。 -
オスム川。ポールのような長ーい竿で釣りをしている人がいました。
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あっ、河原に石を並べて何か書いてある。上から見た時は光の加減か全く気が付かなかった。ここから見ても何て書いてあるか分かりませんでした。
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橋とマンガレム地区。
この橋はこう見えて、人が歩くとふわんふわんと揺れるのだった。 -
ゴリツァ地区の東の外れにある聖トマス教会。
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イチオシ
少し坂を上った所からの眺め。もう最高!城壁とマンガレム地区。
明日の午前中もベラット観光に充てる予定ですが、こんな最高の天気でこんな絶景を見てしまったらあとは何をしたらいいんだろう。景色を眺めながら暫し途方にくれました。 -
これぞ千の窓の町という景色。長閑そうに見えるかもしれませんが、川沿いの通りは交通量が多くてなかなか横断できないくらいです。城壁の上から見た通りベラットはかなり大きな町でしたし、町を貫く幹線道路は城壁と川に挟まれてここで1本に集約されているので無理もないのでしょう。
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城壁がある岩山の中腹に教会が見えました。聖ミハイル教会。
地図によると下からしか行けないようです。 -
イチオシ
あまり奥まで行かず、マンガレム地区の遠景だけ見てゴリツァ地区を後にしました。また明日もありますし。
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イチオシ
橋の上から。
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交通量の多い道の目の前、新市街入口の芝生に馬が放牧されていました。えええええええ!!!!(爆笑)この馬が賢いのか食べ物が豊富だからなのか、繋がれてもいないし飼い主も見当たらないのにこの範囲からは出ないようで、昼間ならいつ行ってもここにいました。
今旅ではあらゆる所で放牧を見かけましたが、アルバニアが一番フリーダムでぶっ飛んでいた気が。サッカーグラウンドに羊が放牧されていたり、城壁の上の藪にも鶏が放牧されていたし。鶏の放牧はどこでもよく見たけど、鶏って草を食べるのかな。 -
オスム川と平行に延びる歩行者天国の大通り。通りの川側にはベンチが並んだ緑地帯が、反対側にはオープンテラスのレストランやカフェが並んでいます。観光客が集まるスポットでもあると思いますが、ベラットの一見観光客向けのレストランやカフェの客層はほぼ地元の人達のようでした。
この時は閑散としていましたが、日曜だからなのかな?翌日の午前中はもっと賑わっていました。 -
カフェの可愛い装飾。
スーパーで水とお菓子を買って宿に戻りました。洗濯したい欲が限界だ。
今旅は迷った挙句に外出着を1セット(着てる分)しか持ってこなかった(洗濯してる間は部屋着を着てると思って)んですが、早くも後悔。洗濯物を干してる間に観光に行けないじゃん!しかし重ね着派で長袖を2枚持っていたことが幸いして、重ね着をバラして着ることで問題解決。ずっと暖かかったし、寒くてもアウターは別に持ってますからね。
そんな訳でシャワーを浴びて洗濯し、ベランダに干して仮眠を取りました。
ホテルベラティは水回りの清潔感があまりなく、タオルが超ゴワゴワで、テレビはチャンネルが1~2つしか映りませんでした。部屋の鍵は掛ける時は簡単だけど、なかなか開けられずに廊下で5分以上格闘することも。
しかし立地が最高で客室は綺麗で明るく、1階のレストランにはいつも同じおじさん客2人(親族?)がいて、レストランもホテルも他の客は全く見かけなかったけど雰囲気が良かったです。 -
20時頃起きて夜景を見に行くつもりが、二度寝して気が付いたら22時。1階のレストランの団体客が解散する風の賑やかな声で目が覚めました。お客さん来てたんだな。
服はエアコンの前に干していた物だけ乾いていました。
時間が遅いのでちょっと迷いましたが部屋着のTシャツの上にダウンを着て、スマホとカメラだけ持って夜景を撮りに出掛けました。レストランにスタッフといつものおじさん2人はいたけど、ドアに鍵が刺してあったので遅くなったら閉められてしまうかも。
小走りでゴリツァ地区へ。途中の道には人気がありませんでしたが、あちこちのお店に2~3人ずつ客がいて、皆サッカー中継を見ていました。
橋のライトアップ、意外にド派手!! -
橋を渡り、サクッと夜景を撮影。
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わざわざ出てきて良かったと思える夜景でしたが、それでもベラットは昼間の景色の方が好きだな。
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夕方と同じく歩行者天国を歩いて戻ると、聖ビトリ大聖堂がある広場すぐ手前のお店に大勢の客がいるのが見えました。パブリックビューイングが出来ていて、近付いていくと丁度ゴールが決まったらしく大きな歓声が。大画面に目を凝らすと、なんとバルセロナvsレアルマドリードの試合でした。今のゴールをどちらが決めたのかは分からないけど、終了間際で2-2の同点に追いついた場面。
あんまりあちこちで観てるからてっきり国際試合かと思った!遠く離れたスペインの国内リーグに、アルバニアの老若男女がこんなに熱狂しているとは。驚きと共に感心というか感動しつつ、速やかに宿に戻りました。
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